ファウスト 悲劇第一部

ファウスト 悲劇第一部

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1,540円 (税込)

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あらゆる知的探究も内心の欲求を満たさないことに絶望したファウストは、悪魔メフィストフェレスと魂をかけた契約を結ぶ。巨匠ゲーテが言葉の深長な象徴力を駆使しつつ自然と人生の深奥に迫った大作の第一部を、翻訳史上画期的な名訳で贈る。読売文学賞受賞作。訳者による解説「一つの読み方」を付す。
〈巻末エッセイ〉河盛好蔵・福田宏年

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  • ファウスト 悲劇第一部
    1,540円 (税込)
    あらゆる知的探究も内心の欲求を満たさないことに絶望したファウストは、悪魔メフィストフェレスと魂をかけた契約を結ぶ。巨匠ゲーテが言葉の深長な象徴力を駆使しつつ自然と人生の深奥に迫った大作の第一部を、翻訳史上画期的な名訳で贈る。読売文学賞受賞作。訳者による解説「一つの読み方」を付す。 〈巻末エッセイ〉河盛好蔵・福田宏年
  • ファウスト 悲劇第二部
    1,760円 (税込)
    無垢な少女グレートヒェンを悲運のどん底に落とし心身ともに疲れきったファウストは、しかし「最高の生き方をめざして絶えず努力をつづけよう」と決意する。第一部の執筆後、二十年以上の休止を挟み、死の前年に完成に至った壮大な戯曲の第二部。(全二巻) 〈巻末エッセイ〉中村光夫

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ファウスト 悲劇第一部 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    欲望を謳歌する者の背後にある悲しみに注目しながら読み進めた。錬金術師の夢をもとに,当時の知識を濃縮した文学作品である。

    0
    2025年09月23日

    Posted by ブクログ

    悲劇的な人物、心情、情景描写などを哲学、神学、神話、劇、詩、社会、宗教、天使、悪魔などなどありとあらゆる視点から描かれた悲劇の最高傑作。これ以上の悲劇を描ける人は今後生まれてくるのだろうか。

    0
    2024年09月02日

    Posted by ブクログ

    戯曲なので読み進めることはできたし、情景はイメージしやすいが、全ての意味を理解できたかというと別である。
    今響く言葉も幾つかあるが、年を取ればまた違った感想を持つのだろう。

    0
    2024年07月16日

    Posted by ブクログ

    老学者ファウストは悪魔メフィストフェレスと「とまれ、おまえはじつに美しいから」と言った時、自分の魂を渡す契約を結ぶ。その代償として若返り、
    「さっぱりと知識欲を投げすててしまったこの胸は、
    これからどんな苦痛もこばみはせぬ。
    そして全人類が受けるべきものを、
    おれは内なる自我によって味わいつくしたい。
    おれの精神で、人類の達した最高最深のものをつかみ、
    人間の幸福と嘆きのすべてをこの胸に受けとめ、
    こうしておれの自我を人類の自我にまで拡大し、
    そして人類そのものと運命をともにして、ついにはおれも砕けよう。」(第一部PP142~143)
    と人生をやり直すことを決意する。しかし、一幕一幕場面が変わり、主人公のファウストは相変わらず、女性の後を追いかけ回し続ける。最後は寄せて返る波の非生産性に腹を立て、海の埋め立てを実行する。そして、立ち退かない老夫婦を焼死させることになりながらも、自身は
    『自由な土地に自由な民とともに生きたい。
    そのとき、おれは瞬間にむかってこう言っていい、
    「とまれ、おまえはじつに美しいから」と』(第二部P568)
    と思いを馳せ、亡くなる。しかし最後は、メフィストフェレスとの契約履行のとき、天使たちが突然降り立って、約束を反故にしてしまう。
    天使たちは
    「どんな人にせよ、絶えず努力して励むものを、
    わたしたちは救うことができます。」(第二部P598)
    といって、主の救いを歌う。
    傍から見て身勝手な物語だと思う。しかし、これは憂いを克服する物語なのだ。老学者の頃のファウストに自殺を考えさしたこの憂いを、悪魔の力を借りながら最後は退ける。ゲーテにとって、この、憂いがどれだけ生命に反するものだったかを察しなければならない。解説文で中村光夫が『ファウスト』のセリフは「作者の体得した人生の真実」と書いていた。それを汲み取る努力が、この読書には必要だ。

    0
    2020年04月26日

    Posted by ブクログ

    生涯を通して人智の宝庫を掴み取っても結局は何も知らないということが分かっただけ
    肉体の翼は閉じていることが多く精神の翼だけは羽ばたこうとバタつく

    無邪気さと無垢なるものは時の渦に飲み込まれてひとつひとつ挫折に変わり
    太陽に背を向けて冷たい霜を胸であたためたくなると復讐の女神メゲラが囁く声に耳を傾けてしまう

    人間は努力する限り迷うもの

    人を欺く仮面の群に繋がれ怯える心
    恐怖と希望は最大の敵
    寂寥という虚無のなかで一切を見つける
    救いや慰めはいらない 困難な危険を恐れないファウストの勇気がその鎖を断つ

    詩のこころは美の調和をもたらす
    子供のころに聞き慣れた歌が地獄の淵から引き戻す
    胸から溢れ出て全世界を再び心の中に入れる

    非精神的である無感動の意識は浅く留まり
    揺すぶられる感動を必要としている戦慄する魂だけが前進していく

    0
    2024年08月29日

    Posted by ブクログ

    古典で戯曲というと近頃シェイクスピアを数編読んだという程度のニワカだが、古典で名作といわれる作品らに感じることがないわけではない。必ずしも面白いものではないこと、週刊少年ジャンプ掲載作品のようだということ。前者については戯曲に限らぬこと。後者については、作者が第一に気にすべきは人気であっただろうということである。客が席を立たぬようにすることが第一で、叶うならばリピーターを生産したかっただろうということである。それを由来として、いろいろと雑なところがあるように見える。

    『ファウスト』も古典で戯曲だが、第一部を読んだ限りでは前述のようなことはない。雑だと感じないし、面白い。
    なぜか第一部の巻末に掲載されている、第二部まで含めた解説によればゲーテは半生をかけてこの物語を綴ったそうで、死の間際にも改稿を施している。重ねた推敲が悪く働かず、作品を昇華させたということか。
    巻末エッセイによれば、ファウストの翻訳は森鴎外をはじめ幾つも存在するが、必ずしも読みやすいものではなかったらしい。本書はそのあたりを強く意識して翻訳がなされたということで、そのためだろうか、読みやすいと感じるのは。

    さて、本作品にはノストラダムスの名が登場する。ただ一度だが、出生地たるフランスはおろか全世界的にはそうでなくとも、一時期日本人なら誰でも知ってるくらいの著名人たりえたのは、古典名作の権威があったからなのかなとか。
    石川賢が「虚無との戦いは空間の奪い合いだ」としたネタ元だったのかなとか。
    ワルプルギスの夜の描写は『ベルセルク』の蝕に着想を与えたのかなとか。
    ハロルドシェイの呪文はこの辺由来なのかなとか。
    思ったり思わなかったり。

    0
    2023年10月13日

    Posted by ブクログ

    戯曲形式でファウスト博士と悪魔のメフィストの掛け合いがメインです。メフィストが意外と親しみやすいキャラ設定なので、メフィストが絡む場面は面白みがグッと深まります。

    難解な作品だと覚悟はしていましたが、意外と分かりやすい場面も多かったです。ただ、一筋縄でいかないのが巨匠ゲーテ先生というところでしょうか。難解な部分も多々あり、一読でサッと理解することが難しい印象は受けました。

    内容としては、あらゆる知識が備わっているが人生に満足できないファウスト博士に対して、悪魔のメフィストが博士を満足させることが出来たら死後に魂を貰う契約を行うことからこの物語は始まります。

    なので、メフィストがファウスト博士にあの手この手で仕掛けるのかと思いきや、マルガレーテに恋しちゃった博士が欲望を叶えるためにあれせぇ、これせぇと煩悩丸出しで振り回しちゃったり、ユニークなシーンもあります。

    個人的にはそのユニーク路線で2人の掛け合いをもっと見たかったのですが、そこは悪魔と関わっている定めなのでしょうか。重苦しい雰囲気が漂うことの方がはるかに多く、物語は完全に悲劇の方向へ向かっていきます。そのため、作品全体の8〜9割は堅苦しい雰囲気が続くと思ってください笑

    覚悟していたよりは読みやすかったですが、それでも難解さは残る作品でした。何回も読み直すことで少しずつ理解を深めていく、そんな作品だと思います。

    0
    2026年08月14日

    Posted by ブクログ

    知的好奇の執着から悪魔メフィストフェレスと命をかけて契約し霊力を持って突き止めようとする。訳者の解説が嬉しい。2022.3.5

    0
    2022年03月05日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    高潔にして世界の真理を追い求めた末、自分のちっぽけさに絶望した主人公ファウストが、悪魔メフィストフェレスに魂を売って人間的快楽を知るといった内容だった。設定としては結構面白かったが、内容が面白いかと言われれば個人的にはそうでもなかった。
    所々に出てくるポエムはちょっとよくわからなかった。また、登場人物たちの何気ない発言は含蓄に富んでいるが、少々唐突で無理やりであり、著者がこの作品を通じて自分の人生哲学、思想を詰め込もうとしているように感じた。
    ただ、この手の古典的名作の良さというのは、そのつまらなさの故に、読後に現代の流行りの小説を読むといつもの数倍面白く感じることができるといったところにあると思っている笑

    0
    2024年04月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    こんなに好き勝手やって、最終的に救済されるのは納得いかない
    信仰心があればもっと理解できるのかもしれない

    グレートヒェンに関しては悲劇っていうかもはやファウストの罪でしょ
    親殺させて兄殺して行方をくらませてる場合か?捕まってから助けに行くのはあまりにも遅いのでは?

    一部と二部だとまだ一部の方がおもしろい
    二部はキリスト教知識に加えてギリシャ神話とか歴史に詳しくなくて読むのが大変だった

    0
    2023年10月15日

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