浅井晶子の作品一覧
「浅井晶子」の「失踪者」「トニオ・クレーガー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
たまには海外ミステリーを。主人公は60代に差し掛かった女性弁護士。正義感が強く、物事をとことん追求し、理不尽さや曖昧さを許さないタイプでこれまで多くの案件の真実を明らかにしてきた。また、弱者に寄り添うというポリシーを持っていて、これらの性格のせいで、時には正義を踏み外したり、裏目に出ることも。どのストーリーも一筋縄ではいかないトリックがあり、犯人の思惑を解明し、解決したと思ったら大どんでん返しが待っている。必ずしも正義が勝つわけでもないし、弱者が救われるわけでもない。作者は人間の心(愛、嫉妬、名誉欲、生への執着、残虐さなど)の動きを巧みにストーリーに活かしていて、短編なんだけど密度が濃い感じ。それほど多く読んだわけではないが、ドイツの作家の本は、アメリカ、イギリス、南米の作家と比べてもなんだか読みやすい気がする。
Posted by ブクログ
過去が壮絶すぎてもう言葉も出ない。打ちのめされながら読んでいたら、えーっ!まさかの叙述トリック...?!ずっと語り手はキムだと思ってたクメール・ルージュ時代の物語がキムじゃなくてリャンセイの話だったとは!しかもリャンセイが兄でキムが弟だったんだ(@_@;ぎゃー!もう一回最初から読まないと...
重すぎる過去と、閉ざされた口、そこから生まれる誤解や軋轢のために傷つけあってしまう家族。【愛がゆえ】なんだけど、過去の記憶を掘り返すことで損なわれてしまう人生。最後は希望が持てるので少し安心した。生き残った人たちには、もう何も失ってほしくない。そして平和な日本に生きている自分の境遇に心から感謝したい。
Posted by ブクログ
『裏切り』『誘拐犯』『罪なくして』…に続く4作目は『孤独な夜』
わたくしの大好きなドイツミステリの女帝シャルロッテ・リンクの人気シリーズ〜!
主人公のケイト・リンヴィルは優秀な刑事なのに自己評価が低く、特に恋愛については臆病
そんなケイトが慕う元上司のケイレブはアルコール依存症で警察を辞めており、代わりに着任したのはパメラ・グレイボーン警部補だった
そんなある夜、停車中の車の中から女性の刺殺体が発見される
そしてその現場で発見された指紋が、9年前にケイレブが担当した凄惨な未解決事件の現場に残されていた指紋と一致する…
ふたつの事件はどう結びついていくのか?
シャルロッテ・リンクの作品の特徴でもある「特定の人物による回想は要注意!」と気をつけて読んでいるのに、今回もやはり犯人は分からなかった…
そして、今回はこのパターンできたか!だよ…(笑)
でも無関係と思われるような事件が繋がっていき、伏線回収されていく疾走感はたまらない
そしてなんといっても登場人物たちの人間ドラマがこの作品の魅力!
ついつい登場人物たちに感情移入してしまう…
恋愛について一歩が踏み出せないケイトや肝心な時に役に立たないケイレブにはイライラするし…もう友だちくらいの感覚…
でもきっと
それぞれの問題をふたりで乗り越えた先には
「孤独な夜」はないはずよ…(笑)頑張れ!
先日読んだM.W.クレイヴンのワシントン・ポーシリーズはカンブリア州…
ケイト・リンヴィルシリーズはその隣のノース・ヨークシャー州
パメラ・グレイボーン警部補がクリスマスに恋人の待つカンブリアに向かうシーンでは、ポーやブラッドショーにすれ違っていないかな?
もしかしたらその恋人はポーが知っている人物だったりして…
なんて勝手に妄想しちゃってニヤニヤ…
自分が怖い…(笑)