作品一覧

  • 蓮の数式 (1)
    完結

    蓮の数式

    少女・女性マンガ

    -
    全3巻770円 (税込)
    モラハラ夫と不妊を責め続ける鬼姑に不満を感じながらも、同居を続けていた35歳のそろばん塾講師・千穂。 ある事故がきっかけで知り合った算数障害を持った不思議な若者・透と知り合い、次第に惹かれていく。 そして何もかもから逃げ出すために、ふたりは北陸の田舎町へと身を寄せるが、そこで透の本当の正体に気がつき…!? 愛に飢えた男女の逃避行が過去の恐ろしい事件を明らかにしていく、本格サスペンス!
  • 人でなしの櫻

    人でなしの櫻

    小説・文芸

    4.0
    1巻902円 (税込)
    『銀花の蔵』『雪の鉄樹』『オブリヴィオン』の著者が放つ、人間の業の極限に挑んだ、衝撃の問題作。 しがない日本画家の竹井清秀は、 妻子を同時に喪ってから生きた人間を描けず、「死体画家」と揶揄されていた。 ある晩、急な電話に駆けつけると、長らく絶縁したままの天才料理人の父、康則の遺体があり、 全裸で震える少女、蓮子がいた。 十一年にわたり父が密かに匿っていたのだ。 激しい嫌悪を覚える一方で、どうしようもなく蓮子に惹かれていく。
  • あの日のあなた

    あの日のあなた

    小説・文芸

    3.6
    1巻770円 (税込)
    交通事故で唯一の肉親である父を亡くした、大学生の片瀬在。尊敬する父の「弔いごと一切不要」という遺言に戸惑いつつも、その通りにすませた。しかし、生前は立入禁止だった父の書斎で遺品整理をはじめた矢先、全く知らない女性と自分の名が書かれた母子手帳を見つけてしまい、激しく混乱する。父は一体何を隠していたのか――在は主を亡くした書斎で、まるで葬儀を営むかのように、父親の本当の姿と向き合っていく。単行本『お葬式』を改題。ラストは希望溢れる感動長篇、待望の文庫化。(解説・瀧井朝世)
  • 雨の中の涙のように

    雨の中の涙のように

    小説・文芸

    4.1
    1巻770円 (税込)
    雨に溶けていく、罪も穢れも――。彼が現れたのは、雨の日だった。美しく出会う人すべてを魅了してしまう、アイドルの堀尾葉介。葉介と意外な形で関わる人々は知らぬうちに、皆その人生を変えられていく。そして葉介自身の苦悩もやがて――。雨の降るいくつもの情景の中で、悶え苦しみながら生きる人々とカリスマを持つ男が邂逅する。哀切と意外性に満ちた連作短編集。
  • アンチェルの蝶

    アンチェルの蝶

    小説・文芸

    4.0
    1巻858円 (税込)
    大阪の港町で居酒屋を経営する藤太(とうた)の元へ、中学の同級生・秋雄(あきお)が少女ほづみを連れてきた。奇妙な共同生活の中で次第に心を通わせる二人だったが、藤太には、ほづみの母親・いづみに関する二十五年前の陰惨(いんさん)な記憶があった。少女の来訪をきっかけに、過去と現在の哀しい「真実」が明らかにされていく――。絶望と希望の間で懸命に生きる人間を描く、感動の群像劇。
  • イオカステの揺籃

    イオカステの揺籃

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,078円 (税込)
    バラが咲き乱れる家で、新進気鋭の建築家・青川英樹は育った。 上品で美しい母。仕事人間の父。自由に生きる妹。 ごく普通の家族だと思っていた。 だが、妻が妊娠して生まれてくる子が「男の子」だとわかった途端、母が豹変した。 記憶の彼方にしまい込んでいたあの日、一体何が起きたのか――。 身も心も震える、圧巻の家族小説。〈解説〉藤田香織
  • オブリヴィオン

    オブリヴィオン

    小説・文芸

    4.0
    1巻858円 (税込)
    妻・唯を殺害した罪で服役後、37歳の吉川森二は他人との交流を拒み孤独に生きることを決めた。何より大切だった唯とその兄の圭介との絆は失われ、一人娘の冬香からも激しく糾弾される森二を、新たな試練が次々と見舞う。オブリヴィオン=忘却と赦し。赦されざる罪を犯した男に、救済は訪れるのか。闇の中でもがき生きる人間の痛みと希望を描く、傑作長編。
  • カラヴィンカ

    カラヴィンカ

    小説・文芸

    3.8
    1巻836円 (税込)
    売れないギタリストの多聞は、音楽誌に穴埋めコラムを書いて生計を立てている。最近、離婚して、妻のつくった借金を抱えて困窮していた。ある日、彼のもとに仕事の依頼が入る。カリスマ的な人気歌手、実菓子のロングインタビューだった。義理と借金のためやむなく引き受けたものの、二人は幼い頃同じ家で育ち、しかも、多聞の亡父と亡兄はともに実菓子の夫であった。二人はかつて共に住んでいた田舎の家で再会し、インタビューを開始する。実菓子への憎悪と愛情という相反する二つの感情を抱えていた多聞だったが、実菓子は多聞の知らなかった過去を語りはじめた。かつて多聞の家とともに村の二大勢力と言われた実菓子の実家の忌まわしい過去。二人の母が突然姿を消した謎。実菓子が10歳の時に起こした冤罪事件と、二度の結婚の秘密。数々の出来事の裏に隠されていた凄惨な真実が解き明かされたとき、あらたな事件が起こる――。
  • 銀花の蔵(新潮文庫)

    銀花の蔵(新潮文庫)

    小説・文芸

    4.2
    1巻880円 (税込)
    私は、この醤油蔵の当主になる! 大阪万博前夜。父の実家である奈良の由緒ある醤油蔵で暮らすことになった少女、銀花。蔵を切り盛りする祖母の多鶴子ら一家に馴染もうとするが、母の盗癖、祖母と父の不仲、自らの出生に関する真実に悩む。やがて成長し蔵を継ぐため奮闘する銀花は、一族の秘められた過去を知ることに――。家業に身を捧げ、新たな家族を築く女性の半生を力強く描く長編小説。(解説・大矢博子)
  • 紅蓮の雪

    紅蓮の雪

    小説・文芸

    3.8
    1巻891円 (税込)
    伊吹の最愛の双子の姉・朱里は20歳の誕生日を迎えた日、なんの前触れもなく自殺した。朱里の遺品の中から大衆演劇「鉢木座」の半券が見つかり、それが死ぬ前の最後の足取りであることを知った伊吹は、少しでも真相に迫るべく一座の公演に行った。公演後、座長に詰め寄る伊吹の姿を見た若座長の慈丹は、その容姿を見初め、入団を強く進めた。伊吹は何か手がかりが掴めるのではないかと入団を決意し、以降、訓練と舞台に追われる。そんなある日、ひょんなことから両親と鉢木座との繋がりが露見。それは鉢木座の過去に秘められた禁断の事実だった……。血脈に刻まれた因縁、人間の最果てと再生を描いた問題作。
  • 月桃夜(新潮文庫)

    月桃夜(新潮文庫)

    小説・文芸

    3.7
    1巻737円 (税込)
    薩摩の支配下にあった奄美。孤児のフィエクサは、父を失った少女サネンと兄妹の契りを交わす。砂糖作りに従事する奴隷のような身分の二人だが、フィエクサは碁を習い才覚を発揮、サネンは美しい娘に成長する。しかしサネンが薩摩の役人から妾に所望され、過酷な運命が動き出す――。濃厚な花の匂いの中、無慈悲な神に裁かれる禁断の絆。魔術的な魅力に満ちたファンタジーノベル大賞受賞作。(解説・吉田伸子)
  • 天上の火焔

    天上の火焔

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,980円 (税込)
    大らかな性格で孫に優しい偉大な人間国宝の祖父。氷のように冷たく息子に無関心な轆轤の名手の父。物心つく前に母親を亡くした少年・城は、陽と陰のような二者の間で育ち、悩み、苦しんでいた。父に認められたいがゆえに歪んでいく心。それは宿痾のように精神を蝕んでいき・・・・・・。備前市伊部を舞台に、備前焼窯元父子三世代の心の闇に斬り込み、愛と憎しみの狭間でもがく人間たちを描いた家族史。 【著者略歴】 遠田潤子(とおだ・じゅんこ) 1966年大阪府生まれ。大阪府在住。関西大学文学部卒。2009年、第21回日本ファンタジーノベル大賞を受賞した『月桃夜』でデビュー。『雪の鉄樹』が「本の雑誌が選ぶ2016年度文庫ベスト10」で第1位、『オブリヴィオン』が「本の雑誌が選ぶ2017年度ベスト10」で第1位、『冬雷』が第1回未来屋小説大賞を受賞、『銀花の蔵』が第一六三回直木賞候補に。他の著書に『アンチェルの蝶』『ドライブインまほろば』『廃墟の白墨』『紅蓮の雪』『人でなしの櫻』『邂逅の滝』『ミナミの春』ほか。
  • 冬雷

    冬雷

    小説・文芸

    3.9
    1巻799円 (税込)
    大阪で鷹匠として働く夏目代助の元に訃報が届く。12年前に行方不明になった幼い義弟・翔一郎が、遺体で発見されたと。孤児だった代助は、日本海沿いの魚ノ宮町の名家・千田家の跡継ぎとして引き取られた。初めての家族や、千田家と共に町を守る鷹櫛神社の巫女・真琴という恋人ができ、幸せに暮らしていた。しかし義弟の失踪が原因で、家族に拒絶され、真琴と引き裂かれ、町を出て行くことになったのだ。葬儀に出ようと町に戻った代助は、人々の冷たい仕打ちに耐えながら事件の真相を探るが。第1回未来屋小説大賞を受賞した、長編ミステリ。/解説=千街晶之
  • ドライブインまほろば

    ドライブインまほろば

    小説・文芸

    4.1
    1巻825円 (税込)
    山深い秘境を走る旧道沿いにぽつんと佇む「ドライブインまほろば」。店主の比奈子が一人で切り盛りする寂れた食堂に、突然男の子が幼い妹を連れて現われた。憂と名乗る少年は「夏休みが終わるまでここに置いてください」と必死に懇願する。困惑する比奈子だが、事故で亡くした愛娘の記憶が甦り、逡巡しながらも二人を受け入れてしまう。その夜更け、比奈子は月明かりの下で激しく震え嗚咽する憂に気付いた。憂は、義父を殺し逃げてきたことを告白し――。「生きる意味」を問い、過酷な人生に光を灯す感動長編。
  • 二周目の恋

    二周目の恋

    小説・文芸

    3.9
    1巻850円 (税込)
    現代人気作家7人の豪華恋愛アンソロジー 恋という言葉では到底つつみきれない、たくさんの感情と人生のシーン。 第一線の現代人気作家たちの手で紡がれる、繊細で豪華なアンソロジー! 島本理生『最悪よりは平凡』 特別な名を持つ平凡な容姿の私。唯一無二の存在になるにはどうすれば。 綿谷りさ『深夜のスパチュラ』 バレンタインに手作りチョコを!壮絶な一夜の奮闘の結果は?  波木銅 『フェイクファー』 大学の手芸サークルで知った着ぐるみの魅力。数年後…… 一穂ミチ『カーマンライン』 日米で分かれて育った双子のケントとアサミが19歳で再会した。 遠田潤子『道具屋筋の旅立ち』 容姿に関して隠したい過去を持つ優美は、初めての彼氏の言いなり。 桜木志乃『無事に、行きなさい』 アイヌの人気デザイナー・ミワと、シェフの男。レストラン改装を境に二人は。 窪美澄 『海鳴り遠くに』 夫を亡くし海辺の別荘地ですごす私は、彼女に出会ってしまった。
  • 廃墟の白墨(はくぼく)

    廃墟の白墨(はくぼく)

    小説・文芸

    3.6
    1巻792円 (税込)
    和久井ミモザは、死の床にある父親に届いた薔薇の絵の写真と不可解な手紙に導かれ、大阪に赴く。指定された廃墟のようなビルにいたのは正体不明の三人の男。ここを「王国」と呼ぶ男たちは、父の過去を話し始める。かつて「王国」で起きた忌まわしい事件が語られるうち、ミモザ自身の真実もまた明らかになり――。愛と罪、贖罪が重なり合う、哀切と衝撃の傑作長編。
  • 蓮の数式

    蓮の数式

    小説・文芸

    3.9
    1巻792円 (税込)
    35歳の千穂は不妊治療を始めて10年、夫と義母からの嫌味に耐え続けてきた。ある日、夫が酒に酔った男・透を轢いてしまう。謝罪のため透を探す千穂は彼が算数障害だと気付き手を差し伸べる。だが、二人の関係を怪しみ千穂を追い詰める夫。一方的に疑われ、これまで抑えてきた感情を爆発させた千穂は、家を飛び出し透の元へ逃げるのだった――。
  • 蓮の数式

    蓮の数式

    小説・文芸

    4.1
    1巻1,870円 (税込)
    35歳のそろばん塾講師・千穂は不妊治療を始めて10年。夫と義母からの度重なる嫌味に耐え続けてきた。ある日、夫の運転する車がひとりの男と接触してしまう。「金で解決しろ」と事故の処理を押し付けられた千穂は、男の不可解な行動を見て算数障害なのではないかと気づく。男の苦悩を理解し手をさしのべようとする千穂だったが、その行動を訝しみ嫉妬する夫は、異常な行動に出て千穂を追い詰める。これまで抑えてきた感情を一気に爆発させた千穂は、ある事件を引き起こしてしまうのだった――。愛を知らない男と愛を忘れてしまった女の逃避行がはじまる! 文芸評論家たちから絶賛の気鋭が放つ最新長篇。
  • 蓮の数式(分冊版) 【第1話】
    完結

    蓮の数式(分冊版)

    少女・女性マンガ

    3.0
    全15巻220円 (税込)
    子供ができないことをいつも姑と夫になじられていた35歳のそろばん塾講師・千穂は、ある日算数障害を持つ青年・透と出会う。 家庭内に自分の居場所がなかった千穂は衝動的に透と蓮を見る旅に出ることに。 世間から隠れるようにふたりで旅するうちに、透の恐るべき身の上を知ることになる千穂。 逃避行の果てにふたりを待ち受けるのは、破滅かそれとも救済か…!? 愛を知るために罪を犯して逃げる男女のはかなくも美しい傑作ミステリー!
  • ミナミの春

    ミナミの春

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,900円 (税込)
    愛する娘を傷つけたくない。著者渾身の人情譚 痛みも後悔も乗り越えて、いつかみんなできっと笑える。 『銀花の蔵』で直木賞候補、 いま注目の作家が放つ“傑作家族小説”! 売れない芸人を続ける娘、夫の隠し子疑惑が発覚した妻、父と血のつながらない高校生…… 大阪・ミナミを舞台に、人の「あたたかさ」を照らす群像劇。 ◎松虫通のファミリア 「ピアニストになってほしい」亡妻の願いをかなえるために英才教育を施した娘のハルミは、漫才師になると言って出ていった。1995年、阪神淡路大震災で娘を亡くした吾郎は、5歳になる孫の存在を「元相方」から知らされる。 ◎ミナミの春、万国の春 元相方のハルミが憧れた漫才師はただ一組、「カサブランカ」。ハルミ亡き後も追い続けたが、後ろ姿は遠く、ヒデヨシは漫才師を辞めた。2025年、万博の春に結婚を決めたハルミの娘のため、ヒデヨシは「カサブランカ」に会いに行く。 (他、計6篇)
  • 雪の鉄樹

    雪の鉄樹

    小説・文芸

    4.0
    1巻902円 (税込)
    祖父と父が日々女を連れ込む、通称・たらしの家で育った庭師の雅雪は、20歳の頃から13年間、両親のいない少年・遼平の面倒を見続けている。遼平の祖母から屈辱的な扱いを受けつつも、その傍に居るのは、ある事件の贖罪のためだった。雅雪の隠してきた過去に気づいた遼平は、雅雪を怨むようになるが……。愛と憎しみの連鎖の果てに、人間の再生を描く衝撃作。本の雑誌『おすすめ文庫王国2017』第1位!
  • 緑陰深きところ

    緑陰深きところ

    小説・文芸

    4.0
    1巻902円 (税込)
    業を背負う男たち、奇蹟のロードノベル。 兄さん、今からあんたを殺しに行くよ――。 大阪ミナミでカレー屋を営む三宅紘二郎のもとに、ある日一通の絵葉書が届いた。葉書に書かれた漢詩に、紘二郎の記憶の蓋が開く。50年前、紘二郎の住む廃病院で起きた心中事件。愛した女、その娘、彼女たちを斬殺した兄……人生の終盤を迎えた紘二郎は、決意を固めた。兄を殺す、と。 思い出の旧車を手に入れ、兄の住む大分日田へ向かおうとする紘二郎の前に現れたのは、中古車店の元店長を名乗る金髪の若者・リュウだった。紘二郎の買ったコンテッサはニコイチの不良車で危険だと言う。必死に止めようとする様子にほだされ、紘二郎は大分への交代運転手としてリュウを雇うことに。孫ほど年の離れた男との不思議な旅が始まった。 かつて女と暮らした町、リュウと因縁のある男との邂逅、コンテッサの故障……道中のさまざま出来事から、明らかになってゆく二人の昏い過去。あまりにも陰惨な心中事件の真相とは。リュウの身体に隠された秘密とは――? 旅の果て、辿りついた先で二人の前に広がる光景に、心揺さぶられる感動作。2020年直木賞候補となり、いま最も注目を集める作家が贈る、渾身の一冊。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『緑陰深きところ』 の文庫版となります。
  • 邂逅(わくらば)の滝

    邂逅(わくらば)の滝

    小説・文芸

    4.0
    1巻902円 (税込)
    深い山中に「紅姫」の伝説が残る美しい滝「紅滝」がある。その滝の周囲に、時を超えて何度も現れる男の名は「望月」。女への愛に胸を抉られ、恨み、焦がれ、絶望的な恋の果てにまた「望月」は死んでいく。現代から、大正、江戸、安土桃山、そして南北朝の彼方へと時を遡り、「望月」はなぜこの滝に現れるのか? 名手・遠田潤子の紡ぐ、神話的で壮大、圧倒的な恋愛小説。

ユーザーレビュー

  • ミナミの春

    Posted by ブクログ

    さすが関大文学部!というストーリーテラーぶり。兵庫の端に住んでるけど、活動範囲は大阪のおじいにとってリアルタイムな物語でした。難波でバイトしてる芸人さん何人くらい居るのやろか。夢には終わりがなく才能には限りがある。笑いの世界は残酷です。

    0
    2026年10月06日
  • ドライブインまほろば

    Posted by ブクログ

    面白かった。未成年だから、なんとかなった。結果なるようになったという感じ。

    奈良県南部の山間の土地にドライブインまほろばはある。祖父母の代から一度閉めて、去年再開したが客は来ない。そして娘は死んだ。

    6年生の憂は5歳の来海を連れて逃げている。義父の流星を殴り殺したからだ。ヤクザ関係の仕事をやっていて、その名簿の入ったPCを持って逃げている。たまたまドライブインまほろばにたどり着く。
    兄の憂の箸の持ち方は完璧なのに、妹の来海はスプーンさえまともに持てていない。そこで比奈子はおかしいなと気づく。夏休みの間匿うことを約束する。憂は人を殺したと告白する。

    憂が殺した流星には双子の兄銀河がいて、憂の持っているパソコンを探すと同時に、憂を殺そうと思っている。探索に出かけて、憂の祖父を殺してしまった。

    0
    2026年09月24日
  • ミナミの春

    Posted by ブクログ

    時代は1995年から2025年
    舞台は大阪ミナミ、賑やかでちょっと猥褻で・・・私の印象
    そんな中で、いろんな家族やカップルが織りなす物語
    その物語はなぜか漫才コンビ「カサブランカ」につながっていく
    チョーコとハナコ姉妹による漫才コンビ、そのコンビに憧れ同じ舞台に立つことを目標に頑張る「はんだごて」のヒデヨシとハルミ。
    その二組を軸にして、本音を隠して自分を殺して付き合っているカップル、苦労の末作曲家になったのに最後までNOと言えず、大事な人も失いかける男、
    実の母が亡くなり、血の繋がらない父と暮らす女子高生、男にひどい目にあわされた三人が偶然出会い、朝まで一緒に過ごす話など、一つの別の話のようで、みんななんかカサブランカと繋がっていて・・・
    テーマがみんなミナミらしいなぁ、ミナミでならこんなことあるやろうなぁ、とクスッとしたり、じーんとしたり。
    遠田潤子の今までのイメージが覆るそんな作品でした。

    0
    2026年09月09日
  • 二周目の恋

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【あらすじ】

    恋という言葉では到底つつみきれない、たくさんの感情と人生のシーン。
    第一線の現代人気作家たちの手で紡がれる、繊細で豪華なアンソロジー!


    島本理生 『最悪よりは平凡』特別な名を持つ平凡な容姿の私。唯一無二の存在になるにはどうすれば。

    綿矢りさ 『深夜のスパチュラ』バレンタインに手作りチョコを!壮絶な一夜の奮闘の結果は?

    波木銅 『フェイクファー』大学の手芸サークルで知った着ぐるみの魅力。数年後……

    一穂ミチ 『カーマンライン』日米で分かれて育った双子のケントとアサミが19歳で再会した。

    遠田潤子 『道具屋筋の旅立ち』容姿に関して隠したい過去を持つ優美は、初めての彼氏の言いなり。

    桜木志乃 『無事に、行きなさい』アイヌの人気デザイナー・ミワと、シェフの男。レストラン改装を境に二人は。

    窪美澄 『海鳴り遠くに』夫を亡くし海辺の別荘地ですごす私は、彼女に出会ってしまった。


    【個人的な感想】
    島本理生 『最悪よりは平凡』
    綿矢りさ 『深夜のスパチュラ』
    窪美澄 『海鳴り遠くに』
    の3作が好きだった。

    それ以外の話はよく分からなかった。

    0
    2026年08月01日
  • ミナミの春

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    遠田潤子が、人情家族小説を描くだと?
    某番組でこの小説が紹介された時、遠田さん自身が「今までの私の小説は重くてしんどい内容が多かったが、本作はもっと温かい小説に…」的な説明をしていて、少し抵抗を感じつつとても気になったので読んでみた。

    確かに家族の関りを描いた人情家族系小説である…その言葉に嘘はないけど、字面どおりのイメージとはちょっと違う。東京バンドワゴンとか青山美智子諸作品とか、そういうのともはちょっと違う。

    遠田潤子の作品には、いつも弱者の叫びとか、底辺のしたたかさなどの「ブルーズ」を感じるのだけど、そういうブルーズ感はしっかりもっていて、なおかつ家族や友人の人情哀情も盛り込まれている。舞台はミナミを中心とした大阪各所。姉妹の漫才師が重要なキャラクター…今回のブルーズは演歌のブルースでもあるんやと、そういう風に感じた。

    「親は愛情で子供を壊せる。自分を助けられるのは自分だけや。」

    0
    2026年06月25日

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