千利休の検索結果
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小説 千利休
「この“にじり口”から茶室に入れば、あなたは一人の人間になります」――この利休の言葉に、秀吉は激しく反発する。「俺は、茶室に入っても、おまえとは同等ではない」――と。一触即発の関係の中で日を重ね、心の溝を深めてゆく二人。そしてついに決定的な出来事が起こった――。 本書で、「なぜ利休は、それほどまでに天下人・秀吉と対立したのか」を、利休の内面を照射しながら、徹底的に探ってゆく。そして、その心のありかを、「利休のその強靭な精神は、あくまでも、“自分をまちびと(市民)である”と考えた自己保持にある」という結論を導き出してゆく。 さまざまな形で、多くの作家が書き尽くした感のある「利休切腹」の真相を、利休自身の「まちびと」としての生き方に求め、天下人を気取る成り上がり物への反抗心として描き上げた著者の視線は、痛快であると同時に新しい。男の人生には美学が必要だと語りかけてくれる好著である。 -
千利休
信長・秀吉との交流、草庵茶湯の大成、そして悲劇的な賜死――。本書は、劇的にして謎に満ちたその生涯に対峙し、史料の精緻な読解にもとづく論証によって、茶聖の人物と思想、さらに日本文化史における位相を究明する。人間・千利休を鮮明に描き出し、研究者のみならず茶道界にも衝撃を与え、その後の利休像を決定づけた不朽の名著。(講談社学術文庫) -
千利休と戦国武将
利休が辞世で示したもの 茶道の大成者として知られる千利休。しかし利休は、美の価値を創造した当代随一の文化人であるだけでなく、豊臣秀吉政権において豊臣秀長と共に重きをなす存在でもあった。具体的には、秀吉と戦国武将たちの間を調整する申次(第九・十章参照)を行った。本書では、利休と茶の湯を通して、天下人および戦国武将の内面に迫り、戦国時代を俯瞰する。また、これまで茶人や学者が解釈を試みてきた利休の辞世――後世日本人の価値観に影響を与えた――に対して、著者ならではの視点で解説する。はたして、利休は何を伝えたかったのか。利休以後の世界に生きる私たちが、それ以前の価値観に触れることができる1冊。 ※本書は、月刊「なごみ」(淡交社)に連載された「利休の時代」(2013年1月号~12月号。現在は終了)を再構成して加筆修正し、新章・新原稿を加えたものです。 (以下、目次) 第一章 千利休の前半生は謎だらけ 第二章 利休以前の茶 第三章 勇将の遺言状 第四章 滝川一益の嘆き 第五章 立花〓千代と宗茂 第六章 織田信長という圧倒的な個性 第七章 利休と権力者たち 第八章 公儀と内々 第九章 「申し次ぐ」ということ 第十章 伊達政宗の絶交状 第十一章 政宗と秀吉 第十二章 豊臣秀次切腹事件と利休 第十三章 上方の武士、田舎の武士 第十四章 利休に学んだ大名たち 第十五章 前田家と祖心尼 -
「千利休・豊臣秀次」事件の真相
全国統一を成し遂げた豊臣政権に、2つの事件が起こる。政権の裏を知る千利休、そして関白・豊臣秀次が、理由なき理由によって、切腹させられたのだ。側近政治から官僚統治への権力構造の移行のなかで、いったい何が起こったのか。事件の真相にせまる。 -
千利休の謀略(小学館文庫)
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 「歴史的使命のあった」信長の建国に夢を託していた傀儡の血脈を引く利休が、信長が死の時に発した・奇怪なる言葉・「是非に及ばず」の謎を解き、「人間として傑作であるが、国家構想もない権力亡者」の秀吉に仕えながら、秀吉に仕掛けたたくらみは、徳川家康が豊臣を亡ぼすまでの大きな仕掛けの中にあり。権力者・秀吉と茶人・利休の対立の深さは、利休を一介の茶人から苛烈ないくさ人に変え、利休の死後も続いている。解説・笹川吉晴。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。 -
三浦綾子 電子全集 千利休とその妻たち
精神の自由と情熱をつらぬいた茶聖・千利休の半生記を描いた歴史長編。 三好長慶を異母兄に持つお稲は、武力の強さにあこがれ、茶の湯の天才である夫・利休を軽んじていた。利休はそれでも家族を大切にしていたが、能の天才・宮王三郎の妻女・おりきに出会い、激しく心を奪われてしまう・・・。 利休の、反権力的な堺町人文化の一頂点でもある茶の湯の道を極めていく縦軸と、おりきへの激しい思いを横軸に、戦国時代を描いた歴史長編。精神の自由と情熱をつらぬく強さを持った男の半生記でもある。 「三浦綾子電子全集」付録として、著者が裏千家茶道の機関誌である月刊茶道誌『月刊淡交』に寄稿したエッセイ、著者の手によるぐい呑み写真を収録!