小説 千利休 秀吉との命を賭けた闘い

小説 千利休 秀吉との命を賭けた闘い

579円 (税込)

2pt

3.0

「この“にじり口”から茶室に入れば、あなたは一人の人間になります」――この利休の言葉に、秀吉は激しく反発する。「俺は、茶室に入っても、おまえとは同等ではない」――と。一触即発の関係の中で日を重ね、心の溝を深めてゆく二人。そしてついに決定的な出来事が起こった――。 本書で、「なぜ利休は、それほどまでに天下人・秀吉と対立したのか」を、利休の内面を照射しながら、徹底的に探ってゆく。そして、その心のありかを、「利休のその強靭な精神は、あくまでも、“自分をまちびと(市民)である”と考えた自己保持にある」という結論を導き出してゆく。 さまざまな形で、多くの作家が書き尽くした感のある「利休切腹」の真相を、利休自身の「まちびと」としての生き方に求め、天下人を気取る成り上がり物への反抗心として描き上げた著者の視線は、痛快であると同時に新しい。男の人生には美学が必要だと語りかけてくれる好著である。

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小説 千利休 秀吉との命を賭けた闘い のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ■千利休自身のこと、千利休の周りにいた人物について知りたい方にこの本はオススメ。
    ■小説とあるが、書籍の中で説明文と小説が入り混じっていて、中途半端感が拭えない。
    ■小説の部分も口語体での対話でないので、不自然さが残る。
    ■蒲生氏郷、島井宗室、細川幽斎、古田織部、バテレンなどの人物評が出てくる。

    0
    2024年09月01日

    Posted by ブクログ

    茶道を習い始めたので
    興味深く読めた。

    若干話が前後したりするのだけど、
    読みかすかった。

    0
    2012年02月19日

    Posted by ブクログ

    江をみて千利休切腹したことに興味を持って読んだ。

    「まちびと」という当時の日本としては先進的な考えをもった人物が千利休であったのだ。

    この考えは日本を改革したい信長には理解されたが
    成り上がることが人生の目標としていた秀吉とは
    考え方の違いが生まれたのではないか?

    0
    2011年07月31日

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