完結作品一覧
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-突然1児の父となったリアムは美しいナニーを雇った。シングルマザーで苦労をしているというイエナはどことなく気品を感じさせる女性で、彼女への想いは日々募るばかり。一方、イエナには大きな秘密があった。彼女の真の姿はある王国の王女。今は亡き恋人の子を宿したことを隠してアメリカに渡ってきたのだ。だが、いつかは帰国しなければならない。決して彼の情熱に応えるわけにはいかないのだ。いつの間にか育っていたリアムへの想いを封じようとするイエナだが…。
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-ホラー界の残酷王・御茶漬海苔が日本の怪談に挑んだ怪奇&スプラッタコミック! 単行本未発表の『牡丹灯籠』『番町皿屋敷』の2編収録! 『牡丹灯籠』は、「四谷怪談」や「皿屋敷」と並び日本三大怪談といわれる。中国明代の怪奇小説集「剪灯新話」に収録された「牡丹燈記」をベースに江戸時代末期に創作されたもので、三遊亭圓朝による落語の怪談噺として有名になった。お菊の亡霊が井戸で夜な夜な「いちまーい、にまーい... 」と皿を数えるシーンで有名な『番町皿屋敷』は、日本各地にある「皿屋敷」の江戸番町版。播州姫路が舞台の『播州皿屋敷』や出雲国松江の皿屋敷、土佐国幡多郡の皿屋敷などもある。
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-ホラー界の残酷王・御茶漬海苔が日本の童話に挑んだ怪奇&スプラッタコミック! 単行本未発表の『ぶんぶく茶釜』『きつねの嫁入り』の2編収録! 『ぶんぶく茶釜』は日本昔話のひとつで、江戸時代に茶釜から顔や手足を出した狸が傘を持って綱渡りをする姿が描かれた赤本や絵本で有名になった。もともとは狸の恩返しの話。昔話の『きつねの嫁入り』は、山奥に住む父親が村の子供にいじめられているきつねを助けてあげる。帰途につこうと道を歩いていると急に辺りが暗くなり嫁入り行列が現れる。誘われるがままに結婚式に出ると父親は花嫁の家であついおもてなしをうける…という恩返しの話。
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-だんな様の名前は「美しい夫」と書いて美夫(よしお)。『オレンジページ』編集者の彼は少女漫画家とステキな結婚をしました。唯一トクベツだったのは、だんな様は「お料理マシーン」だったのです……。漫画家・村田じゅん子(村田順子)の夫であり、『オレンジページ』の名物編集者である美夫ちゃんはとっても料理上手! 歴代アシスタントたちをもてなしてきた美夫ちゃんとっておきの「カンタンおもてなしレシピ」を一挙にご紹介します。歴代アシスタントさんも登場し大推薦!! 【伊藤理佐先生】「わたしが結婚に失敗したのも、今もまだ独身なのも美夫さんのせいなのです」。【かなつ久美先生】「タコが大好きに!感謝でございます」。【二ノ宮知子先生】「美味しいものをたくさん教えていただきました」。あいかわももこ先生、小栗左多里先生、鏡リュウジ氏らも「ごちそうさま!!」「楽しく美味しいおもてなし」をとことん追求した、抱腹絶倒のオールカラーのコミックエッセイ! 日本中どこでも手に入る素材でカンタンにできる人気の「おもてなしレシピ」もたっぷり!!
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-両親の離婚で、捨てられたように日本に帰国したアイコ。傷ついた心を隠そうと、クラスメイトから距離を置こうとするが「気取った帰国子女」と反感を買ってしまう。そして、クラスの不細工男子と付き合うことを強要され、断ったアイコを待っていたのは、逃げ場のない拷問の連鎖だった…。
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-憧れのマイホーム、その隣人はどんな人? 学生時代から人の輪に入ることが苦手だった良枝。引っ越し先では美貌の隣人、美晴にママ友サークルに誘われる。優しい美晴に感動する良枝だが、美晴は心の中で良枝をあざ笑っていて…。そして、良枝は徐々に犯人不明のいじめに悩まされるように…。
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-●登場人物/種田恒夫(元・暴力団員。敵対する組の親分を誤って射殺し投獄されるも、何の因果か? 東京フェニックスの4番打者・童子秀巳の身代わりになることに)。聡子・ルイス・万里小路(種田を童子の身代わりに仕立て上げるため、アメリカから呼び寄せた研究者。素人をトッププレイヤーにすることで、ビジネスチャンスをつかもうとしている)童子秀巳(泣く子も黙る人気球団、東京フェニックスの4番にして史上最年少ホームラン王。) ●あらすじ/暴力団員・種田恒夫は、相手のチンピラを脅かすつもりで、銃を乱射、そこを隠れ家にしていた敵対する組の組長を、誤って射殺してしまう。双方の組と警察から追われる身となった彼は、幼い頃の唯一の楽しかった記憶を蘇らせ、野球場に逃げ込む。そこで自殺を計ろうとしたが、ホームランボールが外野席の彼を直撃。結局昔なじみの刑事により警察に収監される。5カ月後、独房でおびえ続けていた種田恒夫を、黒づくめでサングラスをかけた男2人が刑務所から連れ出す(第1話)。▼オープン戦終了の翌日、早朝のランニング練習中に、ホームレスにしつこくからまれた童子秀巳は、相手を殴り殺してしまう。そして、その現場には目撃者がいた。童子に疑いがかけられていることを知った東京フェニックスの経営陣は、その顔に残った傷跡が、決定的な証拠となってしまうことを恐れ、童子の影武者を捜し出し、スキャンダルを未然に防ごうと画策。顔がそっくりな服役囚・種田恒夫を捜し当てる。傷痕が消えるまでの半年の間、影武者を務めるためには、見かけだけでなく、バッティングフォームまで童子に似せる必要があった。そして猛練習を開始するが…(第2話) ●本巻の特徴/顔がそっくりだというだけで、ホームラン王の身代わりとなった元暴力団員・種田恒夫は、紆余曲折を経て結局、開幕戦に代打として登場する。
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-【この作品は表題作と『LOVEランジェリー?布越しでイカシテ』『声感帯!? 声で焦らして!』を収録しています】 「これ、誰にみせたかったんだ?」 一目惚れした社長と、2人きりでのパーティ出席。とっても嬉しいはずなんだけど、なぜか思いっきりミニのドレスを着せられて、気づいたら下着のナカに社長の指が……!「こんな身近に理想の脚がいたなんて」って、もしかしたら社長って脚フェチ!? でも、誰もいない控え室で大きく脚を開かれ、舌を這わされたら、もうガマンできない! 隣のパーティ会場から聞こえる喧噪が、逆に私の熱をかき立てて、社長の大きなアレが私のアソコにあてがわれたとき、思わずねだった。「こするだけじゃイヤっ。焦らさないで…挿れて…ください…ッ!」
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-「セフレでもいい、いつかあなたを振り向かせてみせる――」29歳、崖っぷちOL・十和は、ある晩、合コンの帰りに出会った男にゴミのように捨てられていた……。ゴミ置き場で途方に暮れる十和の前に、巡回中のイケメン警察官が現れる。見覚えのある彼は、かつて十和の上司・澤村だった。十和は澤村に酔った勢いで彼への思いを伝え、そして――。過去に秘密を抱えたクール警察官と、カラダから始まるオトナの再会ラブH!
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-大人気シリーズ「弟以上、男子未満。」の桜のお友達・まことが主人公! 超コドモっぽい彼女が好きなのはお隣に住むオトナな美大生・理(おさむ)。ある日突然、彼の部屋で抱きしめられて!? (この話は、コミックス「大人のイケナイ触り方」に収録されています。重複購入にご注意ください。)
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-大人気シリーズ「弟以上、男子未満。」の桜のお友達・まことが主人公! 超コドモっぽい彼女が好きなのはお隣に住むオトナな美大生・理(おさむ)。ある日突然、彼の部屋で抱きしめられて!? ばら売りでは読めない描き下ろしも収録! (このコミックスには「大人のイケナイ触り方【ばら売り】 第1話-第5話」の内容を収録しています。重複購入にご注意ください。)
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-女装男子の梓に一目惚れした尚央。かわいい梓を抱く気でいたのに、抱かれる側はオレみたい!? なんとか梓のために体を慣らそうとがんばる尚央だったけど、幼なじみで同居人の昴がなぜか参戦してきて――!? ※本作品は『溺れるトライアングル【電子限定特典つき】』(白松)を分冊化したバージョンです。ご購入の際は予めご了承ください。 ※本作品は電子限定特典は含まれません。
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-男子高校の寮・若葉寮で暮らす樋口は、彼女がほしくて仕方ないお年頃。彼女ができても、いつも振られてばかり……。そんな樋口を慰めてくれるのは同室で真面目な堅物くん・日高だった。日高との友情が順調に育まれていると感じていた樋口だったが、陸上部の1年・小坂が現れ、二人の関係に変化が……!? めんどくさがり&浮世離れしたお坊ちゃんのお話やトラウマをもつ寮の監督生&脅して身体の関係を迫る寮生のお話も収録☆ ※本作品は『若葉寮で、君と』(佐久本あゆ)を分冊化したバージョンです。ご購入の際は予めご了承ください。
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-オーストラリア最大の街シドニー、サーファーの聖地・ゴールドコーストや、家族連れにも人気のケアンズ、美食とカフェが有名なメルボルン、世界遺産の海グレートバリアリーフ、ウルル&カタ・ジュタなどのみどころ、遊びどころをギュッ!と1冊に詰め込みました。 憧れのもふもふコアラを抱っこしたり、カンガルーやイルカに餌やりしたりの動物とのふれあい、スノーケリングやダイビングなどマリンアクティビティ、街歩きなど盛りだくさん。 実用的な歩ける地図とともにオススメ物件を掲載するなど、コンパクトながらオーストラリアの魅力がぎっしりと詰まった1冊です。 ※この電子書籍は2017年2月にJTBパブリッシングから発行された図書を画像化したものです。電子書籍化にあたり、一部内容を変更している場合があります
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-7歳年上のお兄ちゃん・知に、今日は裸エプロンで誘惑をしてみるあたし・カナ。だけどお兄ちゃんは「却下!」と取り合ってくれないの。もうこうなったら、これしかない! あたしはシャワーを浴びるお兄ちゃんのいるお風呂場へ、タオル一枚の姿で侵入。「いっしょに入っていい?」ってセクシーに言ったつもりなのに、お兄ちゃんに「出てけ」って怒られて…。だって、お兄ちゃんがあたしのこと好きかどうか、確かめたいんだもん! 「もう子供じゃないよ、ねえ、よく見て…。あたしもう大人だよ…」そう言いながら、あたしはお兄ちゃんに裸の胸を押しつけて、お兄ちゃんのモノに指を絡めてつたない愛撫を始めたの。「いっとくけど、あたしまだ処女だよ」…
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-カダールの新国王と結婚することになった島国サリアの女王エレナ。ところが、かの国を訪れたとたん謎の男カリルに囚われてしまう。しなやかな黒豹を思わせる彼は金色の瞳でエレナを見すえ、自分こそがカダールの真の王だと告げてきた。そしてエレナは砂漠の村へつれ去られてしまうが、カリルのやさしさに触れる。「目に見えるものが、すべてじゃない」そう語る彼の言葉に正義を感じ、エレナはカリルに心を開きはじめるが、王座を狙う彼にとって、私は捕虜でしかないわ。
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-「そのピンクの乳首を転がしたい…」彼の言葉だけで何度も絶頂に…。すべての始まりは、ある夜の一本の電話から…。ひとりで残業した理央は、博多支社にいるバイトの横手慎之助からの電話に出た。初めてしゃべる相手にもかかわらず、伝説のテレアポと呼ばれている彼のセクシーな声と巧みな話術に誘われてテレフォンセックスしてしまう。その後、まさかの博多への異動が決まり、そこで初めて顔を合わせた横手に言い寄られて、またもや流されて電話でエッチ。「――どうしよう、私、このごろ淫乱すぎる」年下の彼に惹かれていく理央は、彼とのリアルセックスを想像して自慰するもひとりじゃイケなくて、ついに自分から彼に電話をしてしまった…。
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-明るく元気なヴァイオリニストの少女×クールなヴィオリスト少女。これは二人の少女が奏でる、青春と百合色の恋物語…。明るい美琴とクールな小夜音、二人は全寮制の私立ムーサ芸術学院中等科女子部のルームメイト。入寮初日に小夜音の音に惹かれた美琴は、すぐに小夜音と友達に。楽しい学校生活にワクワクする美琴だけど、学内の庭園で見てしまったのは…先輩の女の子同士のキス!? ドキドキして落ち着かないし、年に一度の芸術祭に向けての、小夜音達とのアンサンブルもはじめはうまくいかなくて…。前途多難だけど、男子禁制の学び舎で、甘くてピュアな女の子の恋がはじまります。
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-大人エロティックな「肌恋」がカラー版になって登場!! あのシーンも艶やかになって、さらにセクシーに!! 駆け出しフードライターの明日香が、美味しいものを求めて日本各地へ。憧れのクールな編集長に命じられて、北海道から沖縄、さらには香港へと旅をする。編集長に認めてもらえるライターになりたくて奮闘するのだけれど、食いしん坊の明日香の食べる姿は妙に可愛くて、旅先では予想外にモテモテに。食べに来たつもりが、食べられちゃう!? でも編集長が私の原稿を待っているから…。エロティックでちょっと切ない、グルメ・ラブストーリー
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-高校に入ってから、仲良しの湊と一緒に文芸部に入った紘一。しかし男子校でさえない文芸部とあって出会いを求めていた紘一のもくろみは見事にハズレ…。仕方なく官能小説を読む二人だったが、紘一は一緒に入部した湊の本心が気になって仕方がない。「お前と一緒にいたかったし」という湊は一体どういうつもりでいるんだろう…。そんな気持ちを知ってか知らずか、湊は官能小説を朗読しはじめ、あろうことかその通りに紘一を愛撫しはじめた。最初は悪ふざけと思って楽しんでいた紘一だったが、次第にエスカレートしていき、それと共に紘一の体は敏感に反応しはじめる。首筋を舐める湊に、紘一のあそこは濡れ、そして…!?
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-「二人でこの背徳を続けるためにやったことなんだ」―愛し合う二人はベッドの上、互いの名を何度も呼びあいながら、激しいセックスに溺れる。その行為が狂っていると知りながら、どこまでも二人は堕ちて…。結婚式間近、謎の投身自殺を遂げた西野友里子。事件前日、彼女の元には「失楽園」の絵が何者かより送られていたという。刑事である山村佐知は、その絵にこそ事件の真相があると睨み、捜査に乗り出す。その最中に知り合った、友里子の婚約者である上田雅彦。雅彦は何かを隠している、と直感した山村は、彼のもとを何度も訪ねるが、いつものらりくらりと交わされてばかりで…。果たして、事件の真相は? 「失楽園」の絵とは何を意味する…!?
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-誰もいない部屋にいま、自分がいる 主人公は写真家の女性。 経験豊富で著作もあるが、学びたいことはまだまだあり、 今は花の写真を専門に撮る年上の、同じく女性の写真家のアシスタントを務めている。 使われる身として日本全国を忙しく回っている彼女には同居している男性がいたが、 別々に暮らしたい、という願いがあった。 幾度目かの旅先からの電話で、彼女は打ち明ける。自分のいない部屋に男性にいてほしくない。 そして帰ってきたいま、自分しかいない部屋。あらたな出発がそこにあった。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-20年後の因縁のスコア お盆の季節。都会に出た多くの人々が帰省し、 旧交を温めるタイミングでもある。 集まったのが、かつて甲子園にも出場したことのある 野球小僧の男たち、ともなれば、大いに盛り上がるのは必至だ。 しかし、なにしろかの栄冠は20年前だ。 輝ける17歳は、今や中年の入口の37歳となった。 そしてなんと、このお盆の時期に、 かつて彼らにあこがれていたという女子チームと対戦することになった。 さて、その結果やいかに? そして今、「花」はいったい、どのあたりにあるのか? 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-人はなぜこれほどたやすく17歳に戻ってしまうのか? 再会があった。45歳、という中年の男女の再会。 実に28年ぶり、ということは、かつて二人は17歳だった。 人生における最も輝かしい年齢。その時初めて二人は「女」になり、「男」になった。 この小説の冒頭は、47歳から始まる。 つまり、再会からさらに少し時を経て、デートを重ねた地点なのだ。 女性から男性に贈られるプレゼントと、彼女から打ち明けられた話は30年の時を超えて彼を狼狽させる。 美しく、そしてどうしようもない狂おしい思いがそこにある。 いったい二人はこれからどうなるのか? 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-天にも昇る気持ち 恋人同士ではない。しかし互いに好意は持っている。 会うのは頻繁ではない。半年ぶりくらいか。 そのような微妙な間柄の男女が、百貨店の前で待ち合わせる。 デートのスタートは、ティラミスとエスプレッソ。 「ティラミスとはどういう意味か?」という男性の問いに 女性は即答するものの、微妙に、いや実は大きく誤っており、 そのことについての男性の解説と二人の会話が この小説の方向を決定している。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-美術館が最適 恋人同士、とはどうもいえないようだが、親密な二人だ。 親密であいまいな二人。 彼女が引っ越した新しい部屋、そこからほど近くに美術館があり、 そこがまるで部屋から見て離れのような位置にあり、 あたかも自分だけの美術館のような……という位置の構造が この短篇小説の構造と二人の距離の精妙さに響き合っている。 いうまでもなく美術館は公共空間だが、 なにしろ「離れ」でもあるのだから、 「悪くない」「なにが?」「こういうの」という言葉へと至る そんな行為にも似つかわしい場所なのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-やっと楽園、とは少し別のもの 2組の男女のカップルが、映画館で映画を観ていた。 4人は友人でもあり、偶然、同じ映画を見ていたことを喜びながら、その後の行動を共にする。 コーヒーを飲んで映画について理屈っぽく語り合い プールに泳ぎに行ったり、空腹になれば焼きそばを作って食べたり。 家にたどり着けば、奔放な行いもあったりする。 それは反抗でも刹那主義でも堕落でもなく、 やっと手に入れた楽園でもなければ、さりとて日常でもない「何か」だ。 ちなみにここで登場する映画は、タイトルで端的に示されているように、 そう、あの映画である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-男はやじろべえ、または夢のような抽象論 男が一人。女が二人。そこには恋愛感情がある。 このような状態はしばしば「三角関係」と呼ばれ、 著しい憎悪や不均衡を呼び込むが、ここではそうではない。 これは三角ではなく、やじろべえだ。 左右にそれぞれの女性がいて、 男は支点に位置し、ひどく安定している。 1対1の付き合いよりも、そのほうが男は安定するのだ。 しかし、二人の女はどうか。 小説の全編を通じて、冷たい雨が降っている。7月だが冷たい雨だ。 そこで彼女たちは火花を散らし、そして時間の経過とともに 微笑も加わる。 その時、男はそこにいない。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-ごく内輪だけの写真展 一人の女性と一人の男性が会うのはいつもホテルの部屋だ。 そして男は「見てほしいものがある」と言いつつ 躊躇もあり、もったいぶって、しかしとうとう「それ」、つまり 写真を見てもらうことになる。 被写体はすべて同じ。明瞭で、かなりの枚数がある。 すべて自分で自分を撮ったものだ。 だが果たして「それ」は自分か? 嫌悪よりも笑いを表す女性だからこそ、こうして見せることもできる。 とても公共の場に晒すことはできないが やがてホテルの部屋が、ごく内輪だけの展覧会場と化すかもしれない。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-動いていた1週間、動かない1週間 一緒に住んでいて、恋人と呼べなくはないが 家庭を営むには至らない男女がいる。 男は不意に会社を辞めるが、理由は明らかではない。 そして彼は1週間、実家に帰省する。 その際、女は、自分の親友で、彼の帰省先の近くに住んでいる もう一人の女に会うことをしきりにすすめる。 まるでその女と結婚させたがっているかのように。 しかもその女は離婚を経験し、娘を一人で育てている境遇だ。 ここで起こっていることは何か。 その1週間で男の何かが確実に変わってしまい、 しかし女は以前のように部屋から動かなかった。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-ついていかなくてもよくなった二人 スーパーマーケットの中で、バッタリ友人に会う。 ごく日常的な出来事だが、ここでは同じ35歳の男が二人で、しかも偶然の一致があった。 妻から追い出され、今はひとり暮らし、という共通点だ。 二人はスーパーを出て、コーヒーを飲みながら語り合う。 それぞれの別れの原因になったのは 時間と色彩。その決定的な不一致である。 抽象的なようでどこまでも具体的な不一致は、 歩み寄る努力の余地のないものだった。 ごく近い過去として語る男二人の会話には 哀感と解放感が、ほぼ同量で漂っている。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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