東日本大震災作品一覧

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  • 検証 能登半島地震 首都直下・南海トラフ 巨大地震が今起こったら
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2024年1月1日に発生した最大震度7の「能登半島地震」は、石川・富山・新潟の3県を中心に甚大な被害を引き起こしました。亡くなられた方は2月末時点で241人。判明した住宅の被害棟数は石川県内だけで7万5000棟超に及びます。  日経BPの技術系デジタルメディア「日経クロステック」、建築専門誌「日経アーキテクチュア」、土木専門誌「日経コンストラクション」の専門記者約30人が、能登半島地震を徹底取材し、報じてきた記事を1冊にまとめ、緊急出版するものです。地震発生直後に現地で撮影した被害写真を多数掲載。専門家や施設関係者への取材から見えてきた建築・土木の被災メカニズム、工場・通信インフラの復旧を阻んだ障壁など、建築・土木、自動車・電機、IT(情報技術)といった様々な視点から解説しています。  地震国日本では、首都直下地震や南海トラフ巨大地震など巨大地震の発生も懸念されています。過去の震災から教訓を導き出し、対策につなげていく不断の努力が欠かせません。本書の後半では、こうした巨大地震への備えや東日本大震災10年の検証記事などを加えました。ここで紹介した取り組みには、災害に強い建築・都市づくりへ向けたヒントが数多く詰め込まれています。
  • 山の音
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    【内容紹介】 写真家の大森克己さんが紡いだ言葉、記録と記憶。1997年から2022年まで様々なメディアで発表してきたエッセイ、ノンフィクション、書評、映画評、詩、対談などにコロナ禍の日々を綴った日記を加えた一冊。マドンナ、東日本大震災、アヒルストア、ECD、家族のかたち、バラク・オバマ、ライカ、浅草、iPhone……時代の空気を言葉で写す圧巻の全464p。 【著者紹介】 [著]大森 克己(おおもり・かつみ) 写真家。1963年、兵庫県神戸市生まれ。日本大学芸術学部写真学科中退。スタジオエビスを経て、1987年よりフリーランスとして活動を始める。フランスのロックバンドMano Negraの中南米ツアーに同行して撮影・制作されたポートフォリオ『GOOD TRIPS, BAD TRIPS』で第9回写真新世紀優秀賞(ロバート・フランク、飯沢耕太郎選)受賞。主な写真集に『very special love』『サルサ・ガムテープ』『Cherryblossoms』(以上リトルモア)、『サナヨラ』(愛育社)、『STARS AND STRIPES』『incarnation』『Boujour!』『すべては初めて起こる』(以上マッチアンドカンパニー)、『心眼 柳家権太楼』(平凡社)。主な個展に〈すべては初めて起こる〉(ポーラミュージアムアネックス/2011)、〈sounds and things〉(MEM/2014)、〈山の音〉(テラススクエア/2018)。参加グループ展に〈路上から世界を変えていく〉(東京都写真美術館/2013)、〈Gardens of the World〉(Rietberg Museum/2016)、〈語りの複数性〉(東京都公園通りギャラリー/2021)などがある写真家としての作家活動に加えて『dancyu』『BRUTUS』『POPEYE』『花椿』などの雑誌やウェブマガジンでの仕事、数多くのミュージシャン、著名人のポートレート撮影、エッセイの執筆など、多岐に渡って活動している。『山の音』は初の文章のみの単著となる。 【目次抜粋】 写真の歌 あのふしぎなよろこびの感覚 名前のない4つのはなし ボクが見た日比谷。東京の風景。 浦安 いま、なにが見える? ショーン・ペンも同い年 ショーン・ペンは3つ上 サミー・デイウィス・Jr.はサントリーホワイトがお好きでしょ 寝ても覚めてもなこと 夢よ、もう一度 物学びし日々 説明できるかな? 『心眼』を編む はじまりはおわり 『心眼』ができるまで 桜の咲かない春はない あらあらかしこ ほか
  • 岩手県における生活支援相談員の活動と地域福祉 ―東日本大震災からの10年「誰一人、独りぼっちにしない」
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    被災地において、社協職員として市民の生活再建に寄り添う生活支援相談員。本書は東日本大震災で組織された岩手県の生活支援相談員の10年の実践を事例で紹介。今後、他地域でも役立てられるよう、フェーズごとに組織と活動のノウハウを示した。社協、行政職員の必携書。 ※本電子書籍は同名出版物(紙版)を底本として作成しました。記載内容は、印刷出版当時のものです。 ※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。また、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。
  • 3.11 震災は日本を変えたのか
    4.0
    だれもが「変化」を叫んだ。そして何が変わったのか――。 2011年3月11日、東日本大震災。20年にわたる社会的・経済的停滞のなかで起こった震災は、計り知れない悲しみと衝撃と同時に、日本が自らを見つめ直すきっかけをもたらした。改革論者は悲劇の内に希望を見出した。危機は再生の機会と言われた。政治家もメディアも経済界も「変化」を叫んだ。それは国民の関心とアイデンティティを牽引しようという野心に満ちた、事態の解釈をめぐる複数のナラティブ(物語)の闘いでもあった。――本書はこの大震災が日本に与えた影響について米国屈指の知日派が探求した著作である。現地調査とインタビュー、文献研究をもとに著者は、国家安全保障、エネルギー、地方自治という三つの切り口から震災後の政治の深層に迫る。あの時、何が語られ、何が変わったのか。何を教訓とし、これからどこに向かうのか――。圧倒的な情報量、明瞭な枠組み、歴史検証と国際比較を手がかりに、包括的視座で3.11のインパクトを解き明かす。 「震災は変化への扉を開いた。日本は先へ進むだろうか」――緒方貞子(元 国連難民高等弁務官) 「東日本大震災が人々の期待とは裏腹に劇的な変化をもたらさなかった理由を理解したい人にとって必読の書である」――ジェラルド・カーティス(元コロンビア大学教授、『代議士の誕生』著者) 「震災後の日本の安全保障、エネルギー政策、地方行政見直しの取り組みについて一流の分析を加え、変化をめぐる驚くべき要素と抵抗をあらわにした」――マイケル・アマコスト(元駐日米国大使、スタンフォード大学名誉特別研究員) 「災害から立ち直ろうとする日本の可能性を示しつつ、日本が抱える脆弱性を指摘し、何が必要なのか明らかにする。これは3.11後の日本のロードマップだ」――岡本行夫(外交評論家、元東日本大震災復興推進委員会委員)
  • 小さな会社のGoogle Apps 導入・設定ガイド
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【本電子書籍は固定レイアウトのため7インチ以上の端末での利用を推奨しております】 Google Appsの導入・運用・管理手法を完全解説!! 低コストで運用できることから、主に中小企業を中心に導入が進むGoogle Apps。特に2011年3月の東日本大震災以降は、データ保全の意識の高まりもあり、クラウドにデータを置いておけるGoogle Appsはさらに注目を集めています。本書は、そんなGoogle Appsの導入・運用手法を、ゼロから丁寧に解説しました。導入前の検討事項から導入後の初期設定、従来環境からの移行や運用管理など、担当者なら絶対知っておきたい情報が満載。「導入したいが、どのように進めるべきかわからない」「導入はしたものの、リソースを使い切れていないと感じる」……そんな担当者に、ぜひ手に取ってほしい1冊です。 ※本電子書籍は同名出版物を底本とし作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。 ※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。 ※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。 ※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。
  • マーケットをリードするロジックを探す 生き残るためのFX戦略書 ──歴史に学び、市場を感じ、先をひもとくFX読本
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    歴史に学び、市場を感じ、先をひもとくFX読本 「今、そしてこれから、マーケットをリードしているロジックは何か?」を常に考えて行動する FX(外国為替)というと、「チャートだけで外国為替市場を見ていこう」と考えている方も多いですが、実際の所、それだけでは相場への理解も利益も幅が出ないと思います。 FXの動きをうまく活用して投資したり、トレーディングで長く生き残っていくためには「今、そしてこれから、マーケットをリードしているロジックは何か?」を常に考え、市場に寄り添って行動することが必要です。頭でっかちに先読みするのではなく、タイムリーに(=市場が動き出す直前や、動き出した直後に)市場についていけるようになることを目指すのです。これができるようになると、明日、来週の相場の解説が先に臣浮かぶような体験を、ときに感じることも可能になります。 さらには、「値動きが発するロジック」も加えることで、テクニカル分析の使い方にも広がりや深みが出てくるはずです。 本書は、“真に大切”な「これから、マーケットを動かすロジック(理由)は何か」に焦点を当て、また常に反対のシナリオ(ロジック)も念頭において葛藤すること(ME TIME)を説いている点で、ほかのFX解説本とは一線を画しているといえます。その主な内容(概要)は以下の通りです。 ◆FX(外国為替)に関わるすべての方々が、末永くFXと付き合えるよう、「巧者の知恵や振る舞い」を伝えたいという思いで書いた「オーソドックスな正道」を説いた読本。 ◆FX市場は人気だけでは動きません。人気も含めた2国間の通貨の需給のバランスに左右されます。そのときの需給に働きかけた、相場を動かした考えを「マーケットをリードするロジック」と呼んでいます。本書のメインテーマです。 この“マーケットをリードするロジック”にいち早くひらめくことが大事になります。本書では、市場を動かすこのロジックを、大きく以下のように紹介しています。 ◎コアロジック 「金利とインフレ」「経常収支」「各国の為替政策」「株式市場や商品市場の為替への影響」「ポジションの傾きやトレンドの位置」などがコアとなるロジック。 ◎値動きが発するロジック 値動きが発するメッセージもロジック仕立てとしています。これに当たるものとして、本書では「損切りが相場の原動力」「こっつん」「Super Highway」という独特の表現で紹介しています。加えて、誰にでもできる情報の集め方、その使い方も伝えています。 ◆FXトレーディングの世界で生き残っていくには「機を見て動ける」ための心のマネジメント(第2章)が欠かせません。 さらに、トレードの深化させるにあたっては、“マーケットをリードするロジック”に重ね合わせてチャートやテクニカルを利用することも必要です(第3章)。このテクニカルの中でも、本書の中で詳しく解説している「パラボリック」は、レンジ相場&トレンド相場での使い方も含めて、読者の皆さんにとって、とても興味深い内容になっていると言えます。 ◆FXトレーダーの方にとっては、各章末の「コーヒーブレイク」も参考になります。市場のこぼれ話や皆さんの知らないことなどがたくさん書いてあります。 ◆相場に関わるうえでひとつ大事なこととして「Déjà vu(こんな相場があったな)」があります。これから先、まったく同じ相場はありませんが、似たような相場には数多く遭遇するはずです。そのとき、「Déjà vu」として今までの経験を生かせるように、読者の方々が実際には体験していないと思われることなども含めて、為替の歴史の紹介を通じて紹介しています(第4章)。歴史に学ぶことは、ロジック作りの参考になります。 ◆メキシコ・ペソ、南ア・ランド、ブラジル・レアル、トルコ・リラなど、新興国通貨との向き合い方について、著者独自の視点で紹介しているのも本書の特長です。知らないリスクは取らないことの重要性(7つのチェック項目)や、新興国通貨を扱うときの注意点(コストやエントリータイミングの難しさ)などについて言及しています。 本書が目指す読者層 ◆FXトレーダーはもちろん、外国株や外国債券、あるいはこれらの投信に投資する方々。本書のテーマである「マーケットをリードするロジックは何か」を意識しながら資産運用に取り組むことをお勧めします。 ◆顧客に金融商品を販売する銀行や証券のセールスの方、顧客の相談に乗るファイナンシャルプランナーの方々。本書を読むことで深みのある話をお客様に提供できます。 その他、読んでほしいエッセイ ◆「FXとその歴史を通してみた軽快なエッセイ」を楽しんでほしい。 第2章「偏らない、こだわらない」で考える(東日本大震災でカンボジアの高官は何を考えた) 相場の用語:強気と弱き(ワニとムササビとは) 第4章エピソード2:バブル時代の日本(為替ディーラーが主役のTVドラマ) 第4章エピソード3:リスク管理の時代 (Value at Risk知ってますか) 第4章エピソード8:リーマンショック (何故リーマンは救われなかったか) 第5章新「新興国通貨を考える」全体(トルコリラはなぜ弱い)
  • 電力・エネルギー産業を変革する50の技術
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この電子書籍は紙版書籍のページデザインで制作した固定レイアウトです。 大学、電力会社、研究所、工業会の4人の監修者と50人を超える著者陣による書き下ろし!電力・エネルギー産業における注目の技術がこれ1冊で分かります。 本書は、「変革」をキーワードに、2011年の東日本大震災以降、電力・エネルギー分野において今まさに注目されている技術を50個取り上げ、その道の第一人者、専門家が解説しています。ハンドブックや技術便覧、技術入門書のような基礎・基盤技術ではなく、技術の最新動向(実用化まで遠い技術は除外)を各テーマ4ページずつコンパクトに分かりやすくまとめているので、知っておくべき電力・エネルギー分野の技術動向・市場情報を広範囲に収集するのに最適です。 Ⅰ. 分散型エネルギーを統合する Ⅱ. エネルギー事業のデジタルトランスフォーメーション Ⅲ. 熱と交通を脱炭素化する Ⅳ. 脱炭素化された電気をつくる Ⅴ. 送る・届ける技術を変革する Ⅵ. 電気を支える基盤技術 Ⅶ. 電力市場の最先端
  • 大槌町 ここは復興最前線 ~震災復興記録写真集2017~
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 メディアでは触れられない復興現場の「今」を住民目線で記録した写真集 ◆概要 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で甚大な被害を受けた大槌町。 その大槌町の中心部である町方地区の復興過程を754枚の写真で記録した写真集です。 ◆こんな人にお勧め ・東日本大震災の復興の「今」を知りたい人に ・大槌町に住んでいた人に、大槌町に関わった人に ・まちづくりを知りたい人に ◆収録内容 2017年度中に撮影した写真から537枚を選出し、収録しています。 残りの217枚については、JR山田線の復旧工事の様子、おしゃっちの上棟式、2015年からの定点観測などの写真です。 ◆注意 これは紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。 文字だけを拡大する、引用することなどはできません。 また見開きでの閲覧を前提としているページが含まれるため、タブレット、PCブラウザなどでの閲覧を推奨しています。
  • 大江健三郎と「晩年の仕事」
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    1巻3,135円 (税込)
    1994年にノーベル文学賞を受賞した大江健三郎は、その受賞後に数々の傑作・問題作を書きつづけた、世界的に稀有な小説家だが、とくに2000年の『取り替え子』から東日本大震災を経て2013年に完成した『晩年様式集』へと至る「晩年の仕事」(レイト・ワーク)は、透徹した知性で時代を見据えた予言的で豊饒な作品群である。この、さまざまな文学的技巧やたくらみに満ちた難解な作品群を、ときにセルバンテス、フローベール、プルースト、ジョイス、エリオット、ナボコフ、渡辺一夫、埴谷雄高、大岡昇平らの作品や言葉に触発され、ときに大江の盟友サイードとの友情と文学に導かれながら繙いていく。大江健三郎の真の偉大さを明かす、力作評論。
  • 純潔
    4.0
    1巻3,190円 (税込)
    東日本大震災の翌年、僕は京都から上京した。君は大学のキャンパスで独り本当の幸せと政治闘争を訴え、浮きまくっていた。啄木の短歌を諳んじるような純朴な僕はアニメ研究会に引きずり込まれ、ヲタの洗礼を受けつつ、君に惹かれ、身を投じていく。「新潮」掲載から改稿四年余、時代閉塞と生きにくさを打破する政治恋愛小説。
  • NA建築家シリーズ 伊東豊雄 増補改訂版
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    1~8巻3,300~3,850円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 変化し続ける40年を自ら語る-。建築家・伊東豊雄の変遷を、代表作品と時代ごとのインタビュー、対談などでつづった1冊。大きな転機となった「せんだいメディアテーク」のコンペ報告も収録、完成時のインタビューでは、「設計をやめたいと思ったことさえあった」と語った伊東氏の本音や葛藤を数多く収録し、伊東氏と親交が深い50人が語る「伊東豊雄の核心」も掲載。2013年、東日本大震災で被災した人たちのための小さな共有スペース『みんなの家』などの取り組みが評価され、日本人としての6人目のプリツカー賞を受賞。この改訂版では『みんなの家』ほかの近作と、震災後の新境地を語ったインタビューなどを増補しました。伊東氏の創作の秘密と、「3.11」後、さらに変化する新境地に迫る内容となっています。 ※2010年に発行した初版に近作とインタビュー記事など32ページを増補した改訂版です。
  • はじめての着衣泳教室:海水浴、川遊び、プール、豪雨、津波など 水の事故から命を守る
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「もしも」のときのサバイバル。はじめての「着衣泳」教室 着衣泳とは、服を着たまま泳ぐことです。 水難・水害事故は、服を着ている状態で起こることが多く、水中で自分の身を守るための危機管理法が着衣泳です。 着衣泳は、水泳の常識とは反対の知識が求められます。 身体を動きやすくするために、服や靴を脱ぐのではなく、 靴や服の浮力を活かし、顔と足を浮かせた「背浮き」と呼ばれる方法で水に浮きます。 ペットボトルやランドセルなどの持ち物に備わっている浮力を借ることも大切です。 この本では、海や川、プールなど水辺で遊ぶ前に注意すべきことから、 着衣泳の練習の仕方、浮き具になるもの、水に落ちた人を見かけたときの対処法を紹介しています。 日本では毎年700名もの方が水難事故の犠牲になっています。 この本で着衣泳の知識と技術を身につけることで、水の事故から自分や家族、周りの人の命を守ることができます。 「東日本大震災による甚大な被害。水害による事故。レジャー中の水難。 水にかかわる事故で多くの尊い命を失っています。 私は、子供のころから水泳競技を通じて多くのことを経験してきました。 「水」との良好な関係を築くためには 水への正しい知識を備え付けることが重要です。 「着衣泳」を通して、身を守る方法を 多くの方たちに普及していきたいと思います」 ―岩崎恭子 協力:田村祐司先生(水難学会理事、東京海洋大学准教授)
  • コミュニティFMの可能性 公共性・地域・コミュニケーション
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    1巻3,300円 (税込)
    阪神・淡路大震災や東日本大震災などを契機に再評価されているコミュニティFM。北海道にあるコミュニティFMの詳細な調査と聞き取りをもとに、自治体・産業・住民などの協働を支えるコミュニティ・メディアとしての可能性を提示する。
  • ドイツ演劇パースペクティヴ
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    〈ポストドラマ〉のドラマトゥルギー 「モダン」と一口にいっても時間軸をどこに置くかによって見える局面は様々に変わる。とりあえず「現代」とは「近代」との区別における「今/ここ」の視点の強調というあたりから始めてみる。つまり「近代批判」という多様でありながらも共通する課題が「現代(モダン)」という言い回しには、存在するのだ。「近代」演劇に対する「現代」演劇を最も広く理解すれば、19世紀後半から20世紀初頭以後になる。 あるいは1945年、1968年、1989年等の区切りを経て、2001年9月のNYテロ、あるいは2011年3月11日の東日本大震災、そして直近では「コロナ」パンデミック以後ということになる。これらの様々な「ポスト(以後)」という接頭辞の区切りは、もちろん相互に関連しているが、本書では、第二次大戦後から「フクシマ以後」までを視野に、ドイツ語圏の「現代演劇」が日本において持つ意味を考えて行きたい。 【コンテンツ】(1)アウシュヴィッツ、ヒロシマ、そしてフクシマ以後(2)鼎談『ベルリン・アレクサンダー広場』ファスビンダーとニュー・ジャーマンシネマ(3)ファスビンダーのメロドラマと市民悲劇(4)ウィーン・ベルリン二都物語 一九九〇年代のドイツ演劇(5)ベルリンの『三人姉妹』あるいはシュタイン、マルターラー、タールハイマー(6)上演とテクスト ゲーテ『ファウスト』のニコラス・シュテーマン演出(7)フィリップ・レーレの反グローバル・カリカチュア(8)イェリネクとネストロイあるいは二つの『アーベントヴィント』(9)罵倒のかなた トーマス・ベルンハルトの『伐 採』とクリスチアン・ルパの演出(10)直島・豊島の現代美術とパフォーマンス空間(補論1)多和田葉子書評(補論2)『こわれがめ』の喜劇性
  • 縄張りと島
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2021年7月から9月にかけて東京オペラシティアートギャラリーにて開催され、大きな注目を集めた、加藤翼の美術館での初個展「縄張りと島」のカタログであり自身初の作品集。 人々が知恵を出し合い、ロープと人力だけで巨大な構造体を引き倒したり、引き起こしたりする作品の原点とは何か? 「引き倒し」から「引き興し」への展開点は何だったのか? 東日本大震災の年に福島県いわき市で行なった《The Lighthouses – 11.3 PROJECT》(地域のシンボルである灯台を模した構造体を被災者や住民とともに引き起こした)、トランプ大統領誕生の年にアメリカのシアトルで制作した《Woodstock 2017》(4人の白人男性が互いに縛られながらアメリカ国家を演奏)といった代表作をはじめ、他にもマレーシア、メキシコ、ベトナム、香港など、世界各地で制作してきたこの15年間ほどの作品の数々を最新作まで網羅。 作品画像だけでなく、制作時のスケッチ、制作現場の写真、アイデアメモや図面など、資料も多数収録。作品解説ともなる対談2本と論考2本がそれらの間を有機的に縫って展開することで、作品理解にさらなる奥行きが生まれるつくり。もちろん「縄張りと島」展の展示風景も現場の雰囲気そのままに紙面で再現。 自然災害、都市開発、環境破壊などで地域のコミュニティが解体の危機に瀕するなか、人々が自発的に参画し、一体となって何かを実践することの意義を照らし出す。そして、ロープにみなぎる緊張そのままに、「ともに引っ張る」ことの原初的衝動を探りながら、分断や対立を超えた「協働」の可能性を見据える。ブックデザインは吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ)。 「縄張りや境界線のない大空を自由に飛翔するすぐれた洞察力と批評性こそ、加藤翼というアーティストのたぐい稀な作家性に違いない」……堀 元彰(本書より)
  • 経営戦略としての事業継続マネジメント ―予測不能な危機に強い組織づくりのための経営者の役割
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 発生の予測が不可能であるが、発生すると甚大な被害を及ぼすリスクに対し、経営者は損害予測が不可能であるという理由で対応に積極的でなかった。 しかし、東日本大震災やタイの洪水による日系工場の操業停止のように、このようなリスクは一度発生すると、企業の存続を揺るがす事態を招きかねないため、経営者は対応が求められている。 本書では事業継続マネジメントは経営と独立した活動ではなく、経営戦略の立案と実行において組み込まれる活動であること、事業継続マネジメントに関する意思決定において経営者または上級管理職が考慮すべき観点を示す。 また、経営を支える、組織、サプライチェーン、情報システム、人材、財務について事業継続マネジメントを考慮した戦略のあり方も提示する。 著者による調査結果を盛り込み、企業の実態やケーススタディをふまえた、これまで以上に必要性が認識されている事業継続マネジメント(BCM)についての戦略実務書。 【主な内容】 第1章 企業活動のグローバル化と事業継続マネジメント 第2章 全社的リスクマネジメントと事業継続マネジメント 第3章 経営戦略と事業継続マネジメント戦略 第4章 事業継続を支える人事戦略 第5章 事業継続に強い財務戦略 第6章 事業継続に強い情報システムと危機対策 第7章 事業継続と情報開示 第8章 事業継続マネジメントの内部監査 第9章 事業継続マネジメントと内部統制 第10章 金融機関における事業継続マネジメントの実効性向上の取り組み 補章   事業継続マネジメント(BCM)サーベイ2012 第8章 事業継続マネジメントの内部監査 第9章 事業継続マネジメントと内部統制 第10章 金融機関における事業継続マネジメントの実効性向上の取り組み
  • 大震災に学ぶ社会科学 第8巻 震災から見える情報メディアとネットワーク
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    1巻3,465円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書の目的は、2011年3月11日の東日本大震災を生き抜いた人々が、震災後の新しい世界に適応していくために、どのように情報メディアや周囲の人々から情報を得てきたかを、実証データに基づいて多角的な視点から描こうと試みるものである。新しい世界への適応とは、災害によって生じた状況を受けとめ、心理的に反応し、社会的に行動することで事態に対処していくことを指す。本書では適応がどこまで情報メディアの利用行動と利用可能性の産物であったかを明らかにする。  全体の構造は、第1に東日本大震災時の情報環境であったマスメディアとインターネットがもたらした情報の様相を検討する、第2に情報行動調査の分析として、被災地・非被災地市民のコミュニケーション・心理・行動を被災後1年半の時点までにおいて精査する、第3に情報メディアの多重化と情報行動の適応性とを考察し、情報疎外についての知見を深める、最後に防災・減災のためのメディア接触のあり方を検討する、の4点から成り立っている。
  • 中央銀行―セントラルバンカーの経験した39年
    値引きあり
    4.5
    1巻3,465円 (税込)
    1972年に日本銀行入行後、セントラルバンカーとして過ごした39年を振り返りつつ、日本銀行のみならず中央銀行という存在自体の意義や役割を論じる書。 著者が総裁の任にあった5年間(2008-2013年)は内外で大きな出来事が頻発した時期だった。 世界的には、就任直後に発生したリーマンショックに端を発したグローバル金融危機、その後の欧州債務危機があり、国内では、長期にわたって与党の座にあった自民党から民主党への政権交代、短期間での自民党の与党復帰、その間発生した東日本大震災、消費税率の引き上げ論議など、まさに「激動の5年間」と言えるだろう。 それらの局面で著者がどのように考え、何を重視してきたか、判断の根拠となった事柄が理論的な分析とともに語られる。 本書は3部構成となっており、第1部は日本銀行入行後から総裁就任前まで、著者のセントラルバンカーとしてのバックボーンを形成した時期を扱う。バブル経済とその崩壊、日本銀行法の改正など、政策決定の中核とは距離のある立場で当時どのように感じていたか、そして現在はどう分析するかを述べる。 第2部は総裁時代を扱う。経済・金融面で発生したことを各章に分けて、行った決定とその背後にあった判断を振り返り、何が真の論点であったか、著者自身の思いはどのようなものだったかを論じる。 第3部は、第2部までの分析を踏まえて、中央銀行のあり方を中心に望ましい通貨管理制度をいくつかの側面から考察する。第2部までが著者の日本銀行での39年を追う形で進行してきたのに対して、3部はよりグローバルな視点で中央銀行の使命を論じる。
  • 東北地方の自動車産業
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    1巻3,520円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書では,わが国 東北地方における自動車産業集積の現状と課題を地域自動車産業論の分析視角から明らかにする。中核企業,部品企業,支援機関という3つの観点からの実態解明を通じ,東日本大震災から十年を経た同地方での経済復興の展望と持続可能な地域経済への貢献を考える.
  • 検証 平成建築史
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 内藤廣が語る未来への提言。 バブル崩壊後の30年間で、建築に何が起こったのか。内藤廣氏をナビゲーターとして「平成」の災害・事件・建築デザインを検証します。 ■主な内容 プロローグ 平成前夜 ・インタビュー1. 1985-1988「今の状況は1988年と似ている」 PART1 「災害・事件・社会」編 ・インタビュー2. 1989-1998「コンピューターはリスクを高めた」 ・インタビュー3. 1999-2008「暴走し始めたブラックボックス」 ・インタビュー4. 2009-2019「社会との距離が招いた建築の挫折」 ・検証1. 阪神大震災--建築界を一変させた「震度7」 ・検証2. 設計コンペ--バブルが招いた黒船の余波 ・検証3. 構造計算書偽装事件--性悪説転換でもやまぬ不正 ・検証4. 六本木ヒルズ--再開発変えた新興デベの挑戦 ・検証5. 東日本大震災--釜石の復興を支えた「建築の力」 ・検証6. 新国立競技場問題--集大成としての「世界初」の挫折 PART2 「建築デザイン」編 ・インタビュー5. 1989-1998「ポストモダンは進む方向を誤った」 ・インタビュー6. 1999-2008「模索のなか『挑戦』が実を結ぶ」 ・インタビュー7. 2009-2019「弥生的建築の先に見えるもの」 ・目利きが選ぶ「平成の10大建築」 藤森照信、古谷誠章、山梨知彦、五十嵐太郎、倉方俊輔、藤村龍至…ほか エピローグ 建築の未来のために ・インタビュー8. 2019-「平成の騒がしさは無駄ではない」 とじ込み「建築・社会年表」付き
  • 「壊す」は「光和す」 【コロナ】大いなる宇宙の意図
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    1巻3,630円 (税込)
    今ここになおも降り続ける神示 日月神示の続編と目される 「三六九神示」の一部が解禁になりました! 「三六九神示」は、丹後の地にある元伊勢と言われる籠之神社の先達を務められる小長谷修聖氏に、国常立太神様系列の御神霊から降ろされた啓示です。 【今、人類は困窮しているが、 先にいたれば、コロナウイルスによる疫病も......人類が存続する為に真に大事な神の 警告でありたことが判りてくるぞよ。 今は、慌(あわ)て騒がず、天の氣により終息するまで待たねばならぬぞよ】 【様々の荒事、災い起こる世界の様、それを最後に救うのは蓬莱の国・日本の使命であ り、世界を撲滅させんとする悪なる思凝霊(しこりがみ)は、そのことを知っておるから、あの手この手 で日本を押さえつけ、従わせ、最後に壊滅させるべく迫りておることも忘れてはならぬ ぞよ.......】 【国力を増し調子に乗りた中国は、日本の国を、その末、自在に従えようと迫り来ており たが、この度のコロナウイルスで少し出鼻をくじかれ、その分、日本は助かったのであ るぞ】 出版社より まさか掲載許可がおりるとは思わなかった 三六九(みろく)神示 このときだからこその神図りなのだと思う 宇宙が織りなす大いなる糸に ぜひつながっていただきたい 「子の年(令和二年)を真ん中にして前後十年が正念場。世の建て替えは水と火とざぞ」(日月神示) 十年前は、東日本大震災。これから十年の大峠をいかに過ごすかを告げる重要な書! 「三千世界一度に開く梅(産め)の花」(大本) 「一日十万人死に出したらいよいよぞ。世界のことであるぞ」(日月神示) コロナは「光露名」光の言葉である(光透波)

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  • 大震災に学ぶ社会科学 第6巻 復旧・復興へ向かう地域と学校
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    1巻3,663円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東日本大震災が日本の教育に残した打撃はきわめて大きなものであった。発災直後、避難所となった学校では、教職員が文字通り献身的にその運営に当たった。さらに学校施設の復旧の早さと教職員配置の円滑さは、早期の学校再開を実現する最も重要な要素となった。行政からの支援に加えて社会からの大きな支援の受け皿ともなった教育という分野は、早期の復旧が可能となった。  本書を通じて明らかにしていく問いは、「日本の教育は東日本大震災の後で変わったのか」である。  第1章では本書で中心に扱う日本の被災三県を対象に、日本の教育は復旧したのか、復興したのかという課題を描き、俯瞰する。第2章の役割は、第1章の俯瞰図に、海外の災害事例とその後の復旧ないし復興の経緯を考察することで、東日本大震災について検討する際の視角を補完するものである。第3章では、2011~2013年の「復旧期」における教職員の組織的行動や取り組みを、震災発生時の危機回避、学校教育機能の回復、児童生徒の心の安定確保の三段階から整理し、それらが教職専門性を背景とすることを示したい。第4章では、被災地復興が進められる中での学校教育の展開と、それに関わる地域・地域団体の動きの事例分析を行う。第5章では、震災及び原発事故に伴って生じた福島県の教育課題の概況をまとめるとともに、教育の復旧・復興に向けたプロセスについて記述し、福島県における教育の復旧と復興をめぐる状況を明らかにしていく。 第6章は、東日本大震災で被災した子どもに対する支援活動(子ども支援)に焦点をあて、教育分野におけるNPOの復興支援活動について今後の検証にたえる記録を残すことを目的とする。第7章では、経済的支援として、奨学金・給付金など被災者個人への金銭の支給、貸付金の貸付けなど、子どもの教育のための経済的負担を軽減する現金給付を主として分析の対象としている。 第8章では、東日本大震災に伴って生じた子ども支援に関する問題状況と、それに対する専門家支援の成果と課題、および子どもの心のケアを社会的に支援することの意義と難しさについて、行政事業と大学による支援活動の事例を中心に考察していく。第9章では教員の業務量と心身の健康状態に着目して、東日本大震災が教員に及ぼした影響について検証を行う。第10章は、被災児童生徒の学習機会を保障する学校と町教育委員会の取組みが、NPOによる支援を契機として官民協働による学びの場へと発展した女川向学館の設立過程を記述し、災害発生時に支援者となりうるNPOや受援者となりうる学校および教育委員会に対する示唆を得ることを目的とする。  教育の復興の重要な部分を構成する教育内容の変化(防災教育等)については第11章で明らかにされる。
  • 大震災に学ぶ社会科学 第5巻 被害・費用の包括的把握
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    1巻3,663円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東日本大震災と震災が引き起こした原発事故の被害、および震災後の復興により発生した費用の様々な側面について議論を展開する。 第1部「原発事故の被害・費用の把握」では、福島第一原発事故により発生した被害・費用を包括的に把握する。 第2部「震災対策としての被害・費用の把握」では、東日本大震災後の復興を進める上で浮上した新たな被害・費用の把握を行う。 第3部「包括的富アプローチによる被害・費用の把握」では、持続可能性指標として注目される包括的富のアプローチによる被害・費用の把握を行う。
  • 新設コンクリート革命 長持ちするインフラのつくり方
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    東北被災地で火がついた「新設コンクリートの品質確保・高耐久化」は、いまや全国へ波及しています。そのきっかけを作った研究者・技術者が方法やノウハウ、思想を伝授します。 2011年、短い工期で莫大な量の鉄筋コンクリート構造物を造らざるを得なくなる出来事が発生します。東日本大震災の復興によって、国土交通省東北地方整備局がこれまでに管理していた橋梁数の1割に値する量が、今後10年間で新たに完成します。 他方、東北地方の管理者らは供用中のコンクリートに対してある悩みを抱えていました。凍結防止剤の影響による塩害や凍害で、当初の想定よりも早期に劣化する例が多発していたのです。高度経済成長期以降、施工方法や使用する材料などはほとんど変わっていません。このまま従来の方法で造っては、復興後、早期に劣化することは目に見えていました。 そこで、一部の識者が立ち上がって、東北地整の発注担当者を説き伏せ、「今分かっているメカニズムや知見、最新の技術を駆使すれば、前より品質が劣化することはない」という理念のもと、新しい品質確保・高耐久化の取り組みを標準にしました。 あれから5年ほどがたち、その潮流は全国に広まっています。本書では、品質確保・高耐久化の方法やノウハウ、またその背景にある考え方や哲学などを、現場で実践している専門家に執筆してもらいました。
  • リスボン大地震:世界を変えた巨大災害
    4.0
    1755年、首都壊滅す──その地震は歴史を変えた 1755年11月1日、万聖節の朝、ポルトガルの首都リスボンで発生した大地震は、大航海時代以来交易都市として栄えたこの街を一瞬にして壊滅させた。市内各所で発生した火災は瓦礫と化した街を焼き尽くし、さらに大津波が人々を襲った。死者2万5千人以上、ヨーロッパ史上最大の地震災害である。しかし、首都壊滅の危機に国家の対応は素早く、国王ジョゼ一世から全権を委ねられた大臣カルヴァーリョは、直ちに被災者の救援と食糧配布、遺体の処理、治安維持などの対策に着手し、その後新たな都市計画のもと首都再建に乗り出した。同時にこの国を支配していた教会・貴族勢力を排除して、ポルトガルの近代化が進められていく。地震の甚大な被害は忽ち各国に伝えられ、聖職者や思想家、科学者たちにも大きな衝撃を与え、様々な議論が沸騰した。 一国の首都を直撃した大地震として関東大震災とも比較され、地震・火災・津波の複合災害として東日本大震災以降再び注目を集めるリスボン大地震の実態と復興の足取りを史料を駆使して鮮やかに描き、社会・経済・科学・思想・宗教など広範囲に及んだ影響をたどる歴史ノンフィクション。
  • 地方社会の災害復興と持続可能性―岩手県・宮城県の東日本大震災被災地からレジリエンスを再考する―
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    1巻3,960円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人口減少・少子高齢化・経済停滞が続く社会では、定住人口の増加や経済成長をバネとした災害復興の目標を達成するのは難しい。いま目指されるべきは、地域が本来持つ回復力(レジリエンス)を活かした「無理せず続ける」持続可能な復興である。岩手県大槌町、宮城県気仙沼市における被災・復興過程のモノグラフから、それぞれの地方の特性を踏まえた復興のあり方を、心の復興にも焦点をあてながら提示する。
  • 大震災に学ぶ社会科学 第3巻 福島原発事故と複合リスク・ガバナンス
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    1巻3,960円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本学術振興会の研究プロジェクト「東日本大震災学術調査」の成果を書籍化。第4弾となる本書は、第1部において総合工学の代表格である原子力発電技術の利用にあたっての社会的な安全確保活動を、リスク・ガバナンスという枠組みで捉え、福島原発事故の以前、事故時、以後の姿を、事例分析等を通して考察する。第2部では、福島原発事故の食品安全問題への波及や、東日本大震災という緊急事態における医療・介護、交通システムおよび金融システムの対応について、各分野の事例を分析したうえで、相互関係性及びそのような相互関係を管理する複合リスク・ガバナンスの課題について考察する。
  • 科学コミュニケーション論の展開
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    東日本大震災、新型コロナウイルスなど、人びとの生活を一変させる出来事が起こる現在、科学コミュニケーションはどのようにあるべきなのか? 科学コミュニケーションの科学論、現場からの実践、そしてその広がりについて、多角的な視点から論じる。 【主要目次】 はじめに(藤垣裕子) 第I部 科学コミュニケーション再訪(理論篇) 第1章 「空間人間観」を越えゆくために――欠如モデルの歴史的位置づけ(廣野喜幸) 第2章 一般市民の文脈、自然科学者の文脈――文脈モデルの含意(廣野喜幸) 第3章 科学コミュニケーションの垂直モデルと水平モデル(廣野喜幸) 第4章 科学コミュニケーションのモデル――欠如モデルから垂直モデル/水平モデルへ(内田麻理香) 第5章 市民参加における水平モデル(定松 淳) 第II部 メディアの現場から(実践・事例篇) 第6章 科学コミュニケーションとインターネットコミュニケーション技術・ソーシャルメディア(田中幹人) 第7章 科学ジャーナリズム(須田桃子) 第8章 テレビ 8.1 科学番組制作の実践例(井上智広) 8.2 科学コミュニケーションにおけるテレビの位置づけ(佐倉 統) 第9章 博物館 9.1 科学博物館(小川達也) 9.2 科学展示のキュレーショ(洪 恒夫) 第10章 サイエンスライティング(渡辺政隆) 第11章 科学者・技術者のアウトリーチ 11.1 原発事故後のリスクコミュニケーション(鳥居寛之) 11.2 メディア・アートと自然科学の連携がもたらす新しい発問の仕掛け(ホアン・マヌエル・カストロ、豊田太郎) 第III部 これからの科学コミュニケーション、その広がり(展望篇) 第12章 科学コミュニケーションと初等中等教育(大島まり) 第13章 ヘルスコミュニケーション(孫 大輔) 第14章 ELSIおよびRRIが提起する科学コミュニケーション上の課題(藤垣裕子) おわりに(廣野喜幸)
  • Cesium 137Cs
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    1巻4,400円 (税込)
    Cesium -137Cs- 「見てはならぬものを見てしまった気がする」- 瀬戸正人 (『Cesium -137Cs-』あとがきより) 福島出身の写真家瀬戸正人が、2011年3月11日の東日本大震災、東電福島第一原発事故から1年後の福島をとらえた、新作『Cesium -137Cs-』を自身初の電子書籍化。 フランスの通信社の依頼で足を踏み入れた、東電福島第一原発事故の敷地内。そこで見た福島の海や、目に見えぬ恐怖。自然の中に潜む、人体の気配。目に見えない放射性物質や恐怖なるものを可視化しようと、山林や河川、田畑へ分け入り、福島の現在を収めた。 3.11以前と以後での東京と福島の行き来を綴ったエッセイを収録。 瀬戸正人/1953年タイ生まれ。東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)卒業後、深瀬昌久のアシスタントを経て、81年フリーランスの写真家として独立。87年、新宿に山内道雄とギャラリーPLACE M開設。「Silent Mode」(95)、「部屋 Living Room, Tokyo」(96)で、第21回木村伊兵衛賞受賞。自伝エッセイ「トオイと正人」(99)で新潮学芸賞受賞。その他の作品集に「バンコク、ハノイ1982 -1987」(90)、「Picnic」(06)、台湾の街道筋に立ち並ぶ電飾を施したガラスの箱の中で、ビンロウという嗜好品を売る女たちを捉えた「binran」(08)で日本写真協会の年度賞を受賞。 作家活動にとどまらず、木村伊兵衛写真賞の審査員を務めるなど、写真界で幅広い活動を続けている。 現在『バルセア 消えゆく土地』と題した新シリーズを意欲的に発表。
  • 津波――暴威の歴史と防災の科学
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    「世界のあらゆる場所や時代から津波の例を収集した本作は、ある意味では、津波生存者たちへのオマージュであり、そして別の意味では、変化に富んだ津波の世界へのふたつとないのぞき窓でもあるのだ」(「はじめに」より)ハワイとオーストラリアを拠点に世界各地で長年調査に携わるふたりの研究者が、古今東西の事例をもとに、この地球規模の現象を解き明かす。登場するのは、約250万年前の小惑星衝突で起きたメガ津波から、2004年のインド洋大津波、2011年の東日本大震災まで。海洋学、生物地理学、地質学、歴史学、考古学などの科学的な知見、日本の「稲むらの火」やアイヌの言い伝え、400名を超える津波生存者へのインタビューを組み合わせ、さまざまな津波のメカニズムと防災の心得を生き生きと説く。「われわれにできることはあるし、実際に行なわれていることもあるし、科学は前に進んでいる。自分自身や弱い人々を世話する義務は全員にある。だから、備えよう。(中略)津波は過去に起きてきたし、これからもまちがいなく起きるのだから」(「おわりに」より)「現在、筆者らは国難災害として発生が心配な南海トラフ巨大地震による大津波に警鐘を鳴らし続けているが、多くの国民に〝ひとごと″意識がつきまとい、深刻さが伝わらないというもどかしさを覚えている。(中略)この災害がきっかけとしてわが国は先進国から脱落し、衰亡する恐れさえあるのだ。このような社会的背景が存在するわが国で、本書が翻訳され出版されることは、誠に時宜を得たことと称賛されよう。本書は、地質学と考古学、人類学を駆使した長年の研究成果を基礎として、世界で発生した巨大津波災害を歴史的に復元しただけでなく、同時に、現在の津波力学に関する自然科学的知識に立脚した解説を含み、素晴らしい内容となっている」――河田惠昭(本書解説より)
  • 大規模停電の記録 電力系統の安全とレジリエンス
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この電子書籍は紙版書籍のページデザインで制作した固定レイアウトです。 電力会社、海外電力調査会、電力中央研究所、大学教授による、大規模停電に関する初の技術書 ※技術者でない一般の方でも大要が理解できるよう、必要に応じて用語説明を加えています  個々の停電に関する国の報告書や、第三者的立場の人が書いた読みもの本はこれまでにいくつか出ていますが、国内外の大規模停電事故を集めて技術解説したものはありません。  本書では、大規模停電の事故概要と発生原因および対策、そして今後、電気設備の損傷による大規模停電を発生させないために、どのようにシステムを発展させていくべきか、などについて解説しています。 【事例】 雪害による大規模停電  ・郡山(1980年)  ・新潟(2005年) 阪神・淡路大震災による大規模停電(1995年) 東日本大震災による大規模停電(2011年) 雷害による幸田碧南線ルート断事故での大規模停電(2016年) 北海道ブラックアウト(2018年) 台風による大規模停電   ・台風21号(2018年)  ・台風15号(2019年) 御母衣事故による大規模停電(1965年) 首都圏大規模停電(電圧崩壊)(1987年) 独立系統における大規模停電(1988年) 負荷供給系統事故による大規模停電  ・南狭山線事故(1999年)  ・江東線事故(2006年)  ・新座洞道火災事故(2016年) 海外の大規模停電  ・アメリカ北東部大停電(1965年)  ・ニューヨーク大停電(1977年)  ・フランス大停電(1978年)  ・ベルギー大停電(1982年)  ・スウェーデン大停電(1983年)  ・北アメリカ大停電(2003年)  ・イタリア大停電(2003年)  ・ハリケーン・サンディ(アメリカ)による大停電(2012年)  ・ロンドン大停電(2019年)
  • 自殺の危険(第3版) 臨床的評価と危機介入
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    現在,世界中で毎年100万人が自殺により生命を失っている。  自殺の危険を評価するための正確な知識と自殺企図患者への面接技術の要諦を多くの症例を交えて解説した画期的な大著である本書は,初版刊行以来わが国唯一のスタンダードとして多くの読者に受け入れられてきた。初版刊行時2万人ほどであったわが国の自殺者数はその後二十数年の間に年間3万人前後に達し,重大な社会問題として早急な対策が求められている。  今回二度目の改訂にあたり,9.11同時多発テロ,3.11東日本大震災以降,注目を集めるリジリエンス(回復力)や遺された家族へのポストベンションなど,最新の知見を書き下ろし内容を大幅に書き改めた結果,初版の約2.5倍のページ数に達することとなった。  本書はまさに自殺予防に関する臨床的知見の宝庫であり,専門的研究の決定版である。医学・心理学・看護等,すべての心の専門家,また,自殺の危険の高い人を理解しようという家族や周囲の人に多くの示唆を与えるであろう。

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  • 災害精神医学ハンドブック
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    災害精神医学における「災害」とは、地震やパンデミックなどの自然災害のみならず、テロや戦争による被害といった人的災害をも含む広範なものである。 本書は「災害」の疫学、備え、介入、治療、回復への適切な道筋および公衆衛生を、エビデンスに基づき網羅的に解説した、災害精神医学のテキストとして世界的なスタンダードである。本国アメリカでも信頼され続け、第二版(本書の原書)にアップグレードされた。 原子爆弾投下、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件、東海村JCO臨界事故、東日本大震災、福島第一原発事故、新型コロナウイルス感染症など、常に「災害」とともにあらざるを得なかった日本においても、臨床家、公衆衛生担当者を助ける手引書となることが期待される。
  • コミュニティ・ガバナンスと災害復興――東日本大震災・津波被災地域の復興誌
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    1巻6,490円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 なぜ、災害復興の早さが地域によって異なるのか。その答えは、災害前から被災地域が築きあげてきた様々な集団・社会組織による連携・協働の体制にある。宮城県の津波被災地域のフィールドワークを通じて、地域コミュニティにおけるガバナンスが災害復興に果たす役割を解明する。
  • サプライチェーンリスク管理と人道支援ロジスティクス
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 リスクを見える化! 東日本大震災は、罹災された方々への物資の供給はもとより、産業界においてもサプライチェーンの途絶という未曾有の事態を起こした。 本書はこの震災時の経験から「サプライチェーンリスク管理」はどうあるべきかを第1部で検討する。第2部では災害時の「人道支援ロジスティクス」はどうあるべきかとその課題を、東日本大震災における空港運用の実態と課題などをとおして検討、解説する。 サプライチェーンに係わる読者はもちろん、災害時に迅速な対応を求められる行政機関関係者には必携必読の書である。
  • 緊急事態のための情報システム 多様な危機発生事例から探る課題と展望
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 緊急事態は情報が「カギ」になる! 3.11の東日本大震災時に経験したように、緊急事態(災害時)には日常とはまったく違う情報システムが必要となる。それは、いわゆる情報系だけではなく、人的リソース、行政活動、ボランティアなど様々なことが複合的に絡み合う形で動的に変化しながら形成されていく。 本書は、米国を中心にこれらについて研究された成果が整理されてまとめられている数少ない邦訳書である。実践的なケーススタディが多数盛り込まれており、我国の今後の取組みへ向けての貴重な指針となろう。
  • IoT、AIを活用した‘超スマート社会’実現への道
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2015年頃より、IoT(Internet of Things)や人工知能(AI)が注目され始め、これらの技術を使って家電や自動車などあらゆるモノがネットワークにつながり、効率的な社会を創造することが期待されています。このような社会を総称して「超スマート社会」と呼びます。超スマート社会とは、サイバー空間と現実社会が高度に融合した未来社会をいい、2016(平成28)年1月22日に閣議決定された、第5期科学技術計画(平成28~32年度)において提起されています。世界各国では、このスマート社会の実現に向けて、効率的な都市の構築に向けた実験が始まっています。日本では、2011(平成23)年に発生した東日本大震災を契機にエネルギー問題が注目され、エネルギー効率の良い都市の構築に向けて各種の取り組みがなされています。本書は、一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)スマート社会ソフウェア専門委員が平成24(2012)年度から5年間、超スマート社会に関する国内外の動向について調査したレポートをもとにまとめたものです。「スマートさとは何か」「国内外のスマート社会関連プロジェクトの動向」「ベンチャー企業の調査」「超スマート社会構想(Society 5.0)を実現するためのソフトウェアコンセプト‘Software Defined Society(SDS)'」「人工知能(AI)とデータ流通促進の取り組み」「ビジネスモデル」など、「超スマート社会」を実現するうえで情報通信分野の視点で重要な情報をコンパクトに整理しています。
  • 社会に良いことをする――ユニクロ柳井正に学ぶサステナビリティ
    6/17入荷
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    【内容紹介】 私は、ユニクロの驚異的な成長を支え、他との決定的なプレゼンスの差を生み出している理由は、創業当初から柳井正社長が抱いていた「社会に良いことをする」という志にあると思っている。人々の共感を得続けなければ、成長を続けることはできない。服を作って売ることを通して、社会に良いことをしようと考えた創業者柳井正社長の志が、従業員にも外部パートナーにも伝播し、その共感が製品にも店舗にもサービスにも表れている。それが日本でも世界でも、人々の間に、新たな共感を広げているのだと思う。 本書は、この成長と表裏一体となっている、25年間のユニクロのサステナビリティへの取り組みをまとめたものだ。おそらくユニクロにとっても、このようにサステナビリティ活動をまとめたものはなかったのではないだろうか。 ユニクロの人気商品を取り上げる記事や、憶測で勝手に語られる「ユニクロ論」は世の中にあふれているが、本書はすべて関係者へのインタビュー取材に基づいて書いている。インタビューに応じてくれた人は、実に30人以上に上る。柳井社長の考えをもとに、そこに共感した人たちが、自ら考え、悩みながら、新たな価値を生み出していく過程が、当事者の言葉を通してヴィヴィッドに語られている。この本を読んでくれた人にとって、それらが小さな気づきとなり、これからの世界をつくっていくうえでまた新たな共感が広がっていくことを願う。 【著者紹介】 [著]北沢みさ(きたざわ・みさ) MK Commerce&Communication代表。東京都出身。早稲田大学第一文学部卒業。メーカー、テレビ局などを経て1999年ファーストリテイリングに入社。ユニクロの初代PRマネージャーとしてブランディングとPRを担当。2018年に独立後は、マーケティングおよびECのコンサルタントとして、小売・アパレル業界を中心に複数企業を支援中。 【目次抜粋】 ■ACTION 01 | Kashiwa Sato クリエイティブディレクター・佐藤可士和氏が語る ユニクロとの17年間 ・Chapter 01 経営者とクリエイターとの禅問答から生まれたもの ・Chapter 02 ユニクロはなぜ、店頭で花を売り始めたのか? ■ACTION 02 | History 服屋だからこそできること サステナビリティ活動22年間の歩みと未来 ・Chapter 01 2001年フリースブームの裏で発足していた社会貢献室 ・Chapter 02 ユニクロが目指している新たな事業モデルとは? ・Chapter 03 未来につながるサステナビリティ店舗 ■ACTION 03 | Beginning 社内に育ったサステナビリティの樹 ・Chapter 01 瀬戸内オリーブ基金への社員参加型の支援スタイル ・Chapter 02 建築家・安藤忠雄氏と柳井正社長の22年間の交流 ■ACTION 04 | Athletes 世界のトップアスリートと取り組む次世代育成 ・Chapter 01 ユニクロのグローバルアンバサダーとは何か? ・Chapter 02 車いすテニス・国枝慎吾選手と歩んだ14年間 ・Chapter 03 国枝選手の引退会見で柳井正社長が語ったこととは? ■ACTION 05 | Refugees 「難民問題は社会的な人材の損失」 22年にわたる難民支援 ・Chapter 01 はじまりは難民キャンプへのフリース寄付 ・Chapter 02 ユニクロの難民雇用 ミャンマーから逃れて日本で描く未来 ・Chapter 03 国連難民高等弁務官事務所との知られざるパートナーシップ ・Chapter 04 ユニクロ柳井正社長の、難民問題との向き合い方 ・Chapter 05 国際問題を自分ごと化して考えるためには ■ACTION 06 | Disaster マニュアルのない災害支援 ・Chapter 01 東日本大震災の被災者支援から学んだこと ・Chapter 02 ヨーロッパでの避難民支援とコロナ対応 ■ACTION 07 | Products 世の中を良くするために、商品を通してできること ・Chapter 01 水使用量を99%削減したジーンズをロサンゼルスで開発 ・Chapter 02 金メダリストにも支持された再生ポリエステル素材ドライEX ・Chapter 03 売上利益の全額を寄付する「PEACE FOR ALL」プロジェクト ・Chapter 04 東レとのサステナブルな関係から生まれたリサイクルダウン ・Chapter 05 服に愛着を生むリ・ユニクロスタジオのリペア&リメイクとは ・Chapter 06 マーチャンダイザーが自らサステナビリティ部へ異動した理由 ■ACTION 08 | Diversity 障がい者の雇用と女性活躍の推進から始まったダイバーシティ ・Chapter 01 ダイバーシティ推進チームは社長室直轄 ・Chapter 02 キャシー松井氏が語るユニクロのビジネス拡大のカギはD&I ■ACTION 09 | Tadashi Yanai 柳井正社長からのメッセージ 「世界はまだまだ可能性に満ちている」 ・Chapter 01 企業のサステナビリティの本質とは ・Chapter 02 シームレスな世界で「自分だけ良くなる」ことは不可能

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