作品一覧

  • 文部科学省 揺らぐ日本の教育と学術
    4.0
    1巻990円 (税込)
    文部科学省は2001年に文部省と科学技術庁が統合し、発足した。教育、学術、科学技術を中心に幅広い分野を担当する一方で「三流官庁」とも揶揄される。実態はどのようなものか。霞が関最小の人員、キャリア官僚の昇進ルート、減り続ける予算など実状を解説。さらに、ゆとり教育の断念、働きすぎの教員たち、大学入試改革の頓挫、学術研究の弱体化など続出する問題に迫る。官邸や経産省に振り回される現状は変えられるか。
  • 大震災に学ぶ社会科学 第6巻 復旧・復興へ向かう地域と学校
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    1巻3,663円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東日本大震災が日本の教育に残した打撃はきわめて大きなものであった。発災直後、避難所となった学校では、教職員が文字通り献身的にその運営に当たった。さらに学校施設の復旧の早さと教職員配置の円滑さは、早期の学校再開を実現する最も重要な要素となった。行政からの支援に加えて社会からの大きな支援の受け皿ともなった教育という分野は、早期の復旧が可能となった。  本書を通じて明らかにしていく問いは、「日本の教育は東日本大震災の後で変わったのか」である。  第1章では本書で中心に扱う日本の被災三県を対象に、日本の教育は復旧したのか、復興したのかという課題を描き、俯瞰する。第2章の役割は、第1章の俯瞰図に、海外の災害事例とその後の復旧ないし復興の経緯を考察することで、東日本大震災について検討する際の視角を補完するものである。第3章では、2011~2013年の「復旧期」における教職員の組織的行動や取り組みを、震災発生時の危機回避、学校教育機能の回復、児童生徒の心の安定確保の三段階から整理し、それらが教職専門性を背景とすることを示したい。第4章では、被災地復興が進められる中での学校教育の展開と、それに関わる地域・地域団体の動きの事例分析を行う。第5章では、震災及び原発事故に伴って生じた福島県の教育課題の概況をまとめるとともに、教育の復旧・復興に向けたプロセスについて記述し、福島県における教育の復旧と復興をめぐる状況を明らかにしていく。 第6章は、東日本大震災で被災した子どもに対する支援活動(子ども支援)に焦点をあて、教育分野におけるNPOの復興支援活動について今後の検証にたえる記録を残すことを目的とする。第7章では、経済的支援として、奨学金・給付金など被災者個人への金銭の支給、貸付金の貸付けなど、子どもの教育のための経済的負担を軽減する現金給付を主として分析の対象としている。 第8章では、東日本大震災に伴って生じた子ども支援に関する問題状況と、それに対する専門家支援の成果と課題、および子どもの心のケアを社会的に支援することの意義と難しさについて、行政事業と大学による支援活動の事例を中心に考察していく。第9章では教員の業務量と心身の健康状態に着目して、東日本大震災が教員に及ぼした影響について検証を行う。第10章は、被災児童生徒の学習機会を保障する学校と町教育委員会の取組みが、NPOによる支援を契機として官民協働による学びの場へと発展した女川向学館の設立過程を記述し、災害発生時に支援者となりうるNPOや受援者となりうる学校および教育委員会に対する示唆を得ることを目的とする。  教育の復興の重要な部分を構成する教育内容の変化(防災教育等)については第11章で明らかにされる。
  • 日本硫黄沼尻鉄道部(上)
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    1~2巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 硫黄とともに生きた沼尻鉄道。上巻では歴史や設備、運転を解説。

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  • 昭和29年夏 北海道私鉄めぐり(上)
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    1~2巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 前人未到の昭和20年代の道内私鉄探訪記。東北から渡道し道央へ。

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  • 文部科学省 揺らぐ日本の教育と学術

    Posted by ブクログ

    教育を制度論で語る際には欠かせない1冊かと。社会から様々なプレッシャーを受けるが故に迷走する文部科学省には少し同情してしまいます。その迷走の結果、一番疲弊しているのは、現場の教員だと思います。

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    2024年05月09日
  • 文部科学省 揺らぐ日本の教育と学術

    Posted by ブクログ

    ●地味だが何かと話題の文科省の今を解説した良書。オフィスの階数やら組織名での分析は面白い。
    ●教育は金にならないから、逆に選挙に強い議員が文教族になるのはなるほどと感心した。
    ●文科省のマンパワー低下も大変だが、大学の産業界からの振り回され方も不憫。
    ●なんだかんだ、教育はみんな経験があるわけで、素人考えでバンバン意見が出てきてしまうのが大変だと思う。
    ●腐ってもまだまだ日本はやれると思うし、地道でいいから改革を進めて欲しいな。

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    2023年12月27日
  • 文部科学省 揺らぐ日本の教育と学術

    Posted by ブクログ

    教育行政学が専門による文部科学省の分析である。教育行政学について研究する場合には必読書であろう。
     また、教員養成大学の学生にとっても、文部科学省について知る必要があるので、この本を読むことは必要と考える。
     文部科学省について最も詳細にかかれかつ読みやすい本である。
     第5章は大学改革について、他書でもよく扱われる内容であるが、ポスドクの問題を文科省と企業と絡めて、さらに収入と関連させて説明しているところが新しい。
    電子書籍と間違って登録したので書き直した。

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    2022年08月19日
  • 文部科学省 揺らぐ日本の教育と学術

    Posted by ブクログ

    2021年3月初版。当時読むのを思いとどまった本書を読もうと思ったのは、教育改革に熱心だった安倍元総理の逝去によるところが大きい。21世紀の幕開けとともに誕生した文科省の組織、職員、様々な政策とその評価と課題を内外の視点から紹介、分析されている。
    20世紀後半の文部省時に3年間在籍した国立大学職員としては、「三流官庁」「内弁慶の外地蔵」と揶揄される文科省を“保護者”としてリスペクトしつつ、一刻も早く独立しなければと思った。そのためにも、今担当しているファンドレイジングを頑張ろうと。

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    2022年07月16日
  • 文部科学省 揺らぐ日本の教育と学術

    Posted by ブクログ

    これを読んで『失われた30年』の原因の一端が見えた気がする。日本は公教育に人もカネもかけなさすぎ。自分さえ良ければの老害民主主義と、支配階層を自分達のお仲間で固定したいエスタブリッシュメントの意図的な政策誘導によるものと考えるが、本来なら長期展望、即ち著者の言う組織哲学を持った官僚がその流れを変えていく使命があるのに、全くスルーされてしまっている。結局官僚自身がエスタブリッシュメント階級の出身だからだろう。
    著者は文科省のロビー活動や政策研究能力、意思の問題だと指摘するが、そもそもそも文科省に「初等教育の機会均等」以外の組織哲学があるのか疑わしい。
    そうなるとそのような組織哲学はどうやって形成

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    2022年06月30日

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