村上春樹 映画作品一覧

  • 野生の棕櫚
    4.0
    「悲しみ(grief)と虚無(nothing)しかないのだとしたら、ぼくは悲しみのほうを取ろう。」 1937年――人妻シャーロットと恋に落ち、二人の世界を求めて彷徨する元医学生ウイルボーン。(「野生の棕櫚」) 1927年――ミシシピイ河の洪水対策のさなか、漂流したボートで妊婦を救助した囚人。(「オールド・マン」) 二組の男女/二つのドラマが強烈なコントラストで照射する、現代の愛と死。 アメリカ南部を舞台に、実験的かつ斬新な小説群を、生涯書き継いだ巨人、ウィリアム・フォークナー。 本作は、「一つの作品の中で異なる二つのストーリーを交互に展開する」という小説構成の先駆となったことで知られる。原著刊行(1939)の直後、ボルヘスによってスペイン語訳され(1940)、その断片的かつ非直線的な時間進行の物語構成により混沌とした現実を表現する手法は、コルタサル、ルルフォ、ガルシア=マルケス、バルガス=リョサなど、その後のラテンアメリカ文学に巨大な霊感を与えた。 他方、現代日本の小説にも、大江健三郎(『「雨の木」を聴く女たち』)や村上春樹(『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』)、叙述トリックを用いたサスペンス小説(連城三紀彦は本作を生涯の10冊に挙げている)など、本作の影響は数多見受けられる。 また、ゴダール(『勝手にしやがれ』)、ジャームッシュ(『ミステリー・トレイン』)における言及で本作を知る映画ファンも多いだろう。 その意味では、文学のみならず20世紀カルチャーにおいて最大級の方法的インパクトを与えた、世界文学史上の重要作にして必読の傑作だといえる。 その本作を、『八月の光』『サンクチュアリ』『兵士の報酬』などの名訳によって定評のある、加島祥造訳にて復刊する。
  • 愛蔵版 お楽しみはこれからだ
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 イラストレーター・グラフィックデザイナーとして活躍し、さらにエッセイスト・映画監督・作曲家など多彩な顔をもつ和田誠(1936–2019)の代表作にして、映画エッセイの名著が愛蔵版で復活! 書き下ろしエッセイ=村上春樹 記憶に残る〈映画の名セリフ〉をイラストレーションとともに紹介する本シリーズは、「キネマ旬報」で1973年から23年のあいだ断続的に連載され、全7巻の単行本にまとまり長年映画ファンに愛されてきた。今回オリジナルのまま再現した本体を函に入れた特別仕様で復刊、各巻に書き下ろしエッセイを掲載した栞を付す。

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  • 青豆とうふ
    4.0
    ひとつの時代を築いたふたりのイラストレーターが、互いの文章と絵をしりとりのようにつなぎながら紡いだエッセイ集。愛する映画や音楽について、旅や身辺のできごとなど、「お題」に導かれて思いがけず飛び出した多彩な話のかずかず。カラー画満載の贅沢な一冊。〈文庫版のおまけ〉村上春樹
  • 黄金の6年間 1978-1983 ~素晴らしきエンタメ青春時代~
    3.0
    かくして、僕らは大人になった 日本のエンタメの原点であり、未来でもある、最も熱気にあふれた時代 音楽、テレビ、映画、文学の各分野がクロスオーバーを始め、新しい才能が芽生えた1978~1983年。この「黄金の6年間」になぜエンタメ界が進化し、優れたクリエイターや話題作が次々と生まれ、今につながるスタンダードになり得たのか。その深層を読み解く。1980年代の音楽情報発信サイト「Re:minder-リマインダー」の人気連載を待望の書籍化 ■本書に登場する「黄金の6年間」のエンタメ 『ザ・ベストテン』/松任谷由実/村上春樹/『銀河鉄道999』/『3年B組金八先生』/松原みき/久保田早紀/竹内まりや/YMO/松田聖子/宮崎美子/中島みゆき/『機動戦士ガンダム』/大滝詠一/萩本欽一/サザンオールスターズ/中森明菜/タモリ/『ふぞろいの林檎たち』/原田知世
  • 面白い物語の法則〈上〉 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術
    完結
    4.2
    映画「美女と野獣」「ライオン・キング」「レスラー」等、ハリウッドの脚本開発に携わる第一線のプロが明かす、ストーリーテリングの虎の巻の角川新書版! 欧米のクリエイター達が必ず学ぶ、神話に基づく〈ヒーローズ・ジャーニー〉理論を実践的かつ平易に説いた創作者必読書! 映画やドラマを10倍楽しめるようにもなる! 初心者からプロの作家、物語創作者、脚本家迄に対応する、まさにバイブル。 映画「スター・ウォーズ」「マトリックス」「ロード・オブ・ザ・リング」等に深い影響を与え、村上春樹、中上健次らも踏襲しているとされる、ジョーゼフ・キャンベルの〈ヒーローズ・ジャーニー〉理論を平易に解き明かしつつ、独自に発展させた実践的手法を紹介する全2巻(上巻は原書の第12章迄を収録)。 後世に残るエンターテイメント作品が備えている12の構造とは? 魅力的なキャラが作品内で求めるべきものとは? 映画や小説をより深く味わうためにも役立つツールキットを満載し、映画「アイアンマン」「8マイル」等の一流脚本家たちもその内容や手法を絶賛したロングセラー。 「ストーリーの構造は、その九割までが映画脚本執筆時の駆け引きによって生まれる。優れた映画は優れた構造を持っている――それがすべてだ。ミスター・マッケナほどそのことをよく知り、手際よく伝えている人物はいないだろう。私が現在も現役の脚本家を続けられている大きな要因のひとつは、彼の洞察力にほかならない」(マーク・ファーガス/アカデミー賞ノミネート作品『トゥモロー・ワールド』『アイアンマン』の共同脚本家) キャラクターは「求めるもの+動き+障害+選択テーマ」の和である、テーマは映画の序盤で宣言される、すべての場面は「取引」であるべき――等々、目からウロコの法則の数々。
  • 狂伝 佐藤泰志 無垢と修羅
    4.5
    佐藤泰志は村上春樹と同世代の作家。芥川賞に5度ノミネートされながら受賞できず、1990年に41歳で自死。しかし、2000年代後半になって再評価が進み、『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』『オーバー・フェンス』『きみの鳥はうたえる』『草の響き』などが次々に文庫化され、また映画化されている。 高校生作家として脚光を浴びながら、その作家生活が挫折に満ちたものになったのはなぜか。そして、30年の時を経て、その文学が読者の心を摑むのはなぜか。近親者はもとより、小学校のクラスメイトから大学時代の同人誌仲間、泰志が一方的に思いを寄せた後の直木賞作家・藤堂志津子、ライバルの作家たち、文芸誌編集者らまで、あらゆる関係者に直接話を聞き、文学に希望があふれていた時代の光と影を再構築する。
  • 佐藤泰志をさがして 「幻の作家」はいかにして復活したか?
    -
    1巻2,200円 (税込)
    佐藤泰志は「幻の作家」だった。立松和平や村上春樹と同世代、89年までに芥川賞5回、三島賞にもノミネートされながらも、90年自死。いつしか忘れられた存在になっていた。 ところが2007年、作品集刊行=再デビューとともにブレイク。4作が映画の原作となり高い評価を受ける。この秋にも5作目『草の響き』が公開予定。 復活までの過程を追い、なぜ忘れられ、なぜ復活したのかを探る。
  • 純文学とは何か
    3.2
    芥川賞と直木賞の候補作選びにはじまり、村上春樹はノーベル文学賞をいつとるのか、など、季節ごとに繰り返される文学的時事ネタがある。話題の根底にあるのは、「文学」そのものへの関心であり、境界がみえなくなりつつあるといわれる「純文学」と「大衆文学」の違いである。しかし、本当に「純文学」と「大衆文学」の区別はなくなったのだろうか。 日本における「純文学」と「大衆文学」それぞれの歴史を、過去の具体的な作品をとりあげながら考察する。また、専門分野である比較文学の立場から、ノーベル文学賞をはじめとする海外での文学賞のあり方や、とくに特徴的な英語圏における「文学」の定義づけ、そして映画、コミック、ラノベなどのジャンルにおける今日的「文学」のあり方を描く。
  • 1979年の奇跡 ガンダム、YMO、村上春樹
    4.3
    『機動戦士ガンダム』放映開始、『ルパン三世 カリオストロの城』公開、YMO『テクノポリス』リリース、ソニー「ウォークマン」発売、村上春樹『風の歌を聴け』でデビュー、『地球の歩き方』創刊、日本シリーズ「江夏の21球」……etc. すべて1979年の出来事なんです。ポッブカルチャーを横断的に振り返る超実感的文化史の登場! 東大安田講堂事件から10年後であり、昭和天皇と手塚治虫と美空ひばりが亡くなる10年前。「重厚長大」の70年代と「軽薄短小」の80年代という明確に異なる時代の分水嶺であり、日本のポップカルチャーのカンブリア爆発ともいえるこの奇跡の年を振り返り、その社会的背景を探りつつ、いかに現在につながっているのかを検証・論考する。それが本書の狙いである。(本文より)。 【目次】 第1章 ガンダムと大友克洋 第2章 YMOとウォークマン 第3章 村上春樹と「江夏の21球」 第4章 角川映画と情報誌 第5章 『ジャパン アズ ナンバーワン』と『地球の歩き方』
  • 東京完全版(2024年版)
    完結
    -
    【すぐ使える東京の定番&最旬情報が満載!】 東京のニュース&トピックスや、定番&最旬観光トレンド情報、旬な街さんぽ、エンタメや体験、定番グルメ・カフェスポット、人気のお買物やみやげ情報など、これ一冊で東京の観光情報をたっぷりとわかりやすくご紹介。東京初心者から2~3度目のリピーターまで幅広い層に利用いただけます。 【本誌掲載の特集】 <新旧観光トレンド10> 唯一無二のランドマーク、東京タワーVS東京スカイツリー SHIBUYASKY、東京都庁、東京タワー、高層展望デッキ 東京駅丸の内駅舎リフレクション、迎賓館赤坂離宮、ホテル椿山荘東京の雲海絶景 東京で世界の美食を味わう 「サ活」、昔ながらの銭湯でリフレッシュ 夜景自慢のダイニング、ネオ横丁、シメパフェ、レトロバーで夜遊び 最旬、定番、東京みやげ決定版! <東京さんぽ> 東京八重洲~日本橋、東京スカイツリータウン~浅草、渋谷、原宿・表参道、谷根千、銀座・日比谷、新大久保など おすすめコース付き、旬な街歩き <エンタメ> 東京ディズニーリゾートニュース 新感覚、デジタルアート体験 テレビやマンガでおなじみのキャラクタースポット ドラマ・映画の世界へ聖地巡礼 情緒あふれる下町商店街 予約して行きたい!村上春樹ライブラリー、草間彌生美術館 <グルメ> メディアで注目のシェフの店 マニアおすすめのスパイスカレー 伝統の江戸っ子グルメ <カフェ> ホテルやカフェの、贅沢アフタヌーンティー 映えスイーツ 流行の自家焙煎ロースタリーカフェ <みやげ> 東京駅&羽田空港の駆け込みみやげ 超優秀なデパ地下みやげ お気に入りコスメセレクト ほか
  • 猫を棄てる 父親について語るとき
    3.8
    各紙誌で絶賛! 村上作品の原風景がここにある 村上春樹が自らのルーツを綴ったノンフィクション。中国で戦争を経験した父親の記憶を引き継いだ作家が父子の歴史と向き合う。 父の記憶、父の体験、そこから受け継いでいくもの。村上文学のルーツ。 ある夏の午後、僕は父と一緒に自転車に乗り、猫を海岸に棄てに行った。家の玄関で先回りした猫に迎えられたときは、二人で呆然とした……。 寺の次男に生まれた父は文学を愛し、家には本が溢れていた。 中国で戦争体験がある父は、毎朝小さな菩薩に向かってお経を唱えていた。 子供のころ、一緒に映画を観に行ったり、甲子園に阪神タイガースの試合を見に行ったりした。 いつからか、父との関係はすっかり疎遠になってしまった――。 村上春樹が、語られることのなかった父の経験を引き継ぎ、たどり、 自らのルーツを初めて綴った、話題の書。 イラストレーションは、台湾出身で『緑の歌―収集群風―』が話題の高妍(ガオ イェン)氏。 ※この電子書籍は2020年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • BRUTUS特別編集 合本 村上春樹
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※本ムックはカラーページを含みます。お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。 村上春樹の思う。 村上春樹、あれから1年を語る。 村上春樹 2021年の読む。 「うちの書棚から」 文・村上春樹 村上春樹の私的読書案内。 51 BOOK GUIDE 文・村上春樹 著作で探る村上春樹。 数字で探る/再読で探る/年表で探る 世界を旅して、観た。聴いた。 エッセイで巡る村上カルチャー地図。 翻訳家として何がすごいのか? ようこそ、村上春樹ライブラリーへ。 村上春樹 2021年の聴く。 続『古くて素敵なクラシック・レコードたち』 文・村上春樹 村上さんのあたらしい居場所『村上RADIO』 村上小説を音楽で読む。 村上春樹 2021年の観る。 原作と映画を見比べる。 〜監督たちは、短編をこう変えた。 ドライブ・マイ・カー/バーニング 劇場版/神の子どもたちはみな踊る/ ハナレイ・ベイ/トニー滝谷 村上春樹 2021年の集める。 村上さんちのアートコレクション。 また集まってしまったTシャツたち。 村上春樹 2021年の食べる。飲む。 村上小説の食卓。 エピローグ 復刻 村上春樹 × BRUTUS Part1 特集「ドイツの『いま』を誰も知らない!」(1984年4月15日号) 三つのドイツ幻想/Et Tu, BRUTE? 日常的ドイツの冒険 文・村上春樹 復刻 村上春樹 × BRUTUS Part2 ティンマン・トライアスロン参加ルポ(1999年6月1日号) 文・村上春樹 本のある空間をめぐる断想(1982年6月1日号)  文・村上春樹 ピーター・キャット訪問記(1980年12月1日号)
  • 夢の正体 夜の旅を科学する
    3.5
    夢のなかで目覚め、その内容を操作できる明晰夢。映画「インセプション」でも描かれるこの鮮烈な夢を体験した著者は、不可思議な世界に魅せられ、夢の科学へと分け入っていく。最新科学から村上春樹までをたどり、夜の旅の意味と目的を解明する無二の科学読本
  • 「ヨン様」とは何か――『冬のソナタ』覚書
    5.0
    「ヨン様」とは何か――『冬のソナタ』覚書(新潮アーカイブズ) 『冬のソナタ』が日本で圧倒的な「韓流ブーム」を巻き起こしたのは、実はこのドラマに「韓国的なるもの」が欠落しているからである――。同時代の韓国映画との比較、日本の少女漫画や村上春樹作品との関係、韓国の戦後史やインターネット掲示板の影響にも光を当てながら、長年にわたって韓国の映像文化を観察し続けてきた四方田犬彦氏が徹底分析する。『冬ソナ』のあらすじもわかります。

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  • 魯迅「故郷」の読書史(中国学芸叢書) 近代中国の文学空間
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 本書は1920年代に『新青年』に発表された短編「故郷」というテクストを不断に織りなしてきた20世紀中国の読書の歴史を通して70年にわたる国家イデオロギーの変遷を描く。それはテクスト生成過程に映じる近代中国文学の生産・流通・消費・再生産の物語なのである。 【目次より】 目次 はじめに 文学と〈想像の共同体〉 第一部 知識階級の「故郷」 中華民国期その1 I テクストの生産 一九二一年チリコフの翻訳 II 五・四新文化運動と新読者層 III エロシェンコの知識階級批判 IV 新聞文化欄と文芸誌の機能 V 書店網の拡大と『咽腋』の流通 第二部 教科書の中の「故郷」 中華民国期その2 I 「国文」科という制度 II 国語教科書の歴史 III 国語教室の「故郷」 IV 「事実の文学」と「気分の文学」 再生産としての批評 第三部 思想政治教育としての「故郷」 中華人民共和国期・毛沢東時代 I 新しい聖人と「唯人民独尊」 II 「語文」科の誕生と思想政治教育 III 「豆腐屋小町」の階級性 IV 真犯人を探せ V 文革に追放された「故郷」 第四部 改革・開放期の「故郷」 中華人民共和国・鄧小平時代 I 国語教育の効率化と「文・道」論争 II 豆腐屋小町の名誉回復 III 閏土=犯人説の復活 IV 「私」の挿し絵 V 「主題思想」の復古と新種 VI 上海市中学の国語教室にて 結び 「歴史的懸案」のかなたヘ あとがき 注 「故郷」関係文献一覧 「故郷」関係年表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 藤井 省三 1952年生まれ。中国文学研究者。名古屋外国語大学教授・図書館長、東京大学名誉教授。 東京大学文学部卒業、同大学院人文科学研究科中国語中国文学専門課程博士課程単位取得退学。文学博士。 著書に、『ロシアの影 夏目漱石と魯迅』『魯迅 「故郷」の風景』『エロシェンコの都市物語』『中国文学この百年』『東京外語支那語部』『現代中国の輪郭』『魯迅「故郷」の読書史』『台湾文学この百年』『魯迅事典』『中国映画 百年を描く、百年を読む』『新・魯迅のすすめ』『中国見聞一五〇年』『村上春樹のなかの中国』『魯迅 東アジアを生きる文学』『中国語圏文学史』『魯迅と日本文学 漱石・鴎外から清張・春樹まで』など、 訳書に、鄭義『神樹』施叔青『ヴィクトリア倶楽部』李昂『自伝の小説』魯迅『故郷/阿Q正伝』魯迅『酒楼にて/奔月』董啓章『地図集』『透明な人参 莫言珠玉集』『莫言の思想と文学 世界と語る講演集』張愛玲『傾城の恋/封鎖』など多数。
  • わたしの、本のある日々
    3.4
    「サンデー毎日」の人気連載「本のある日々」が一冊に! 映画『かもめ食堂』『めがね』などで知られる女優は、大の名文家でもあった。 40代で社会人入学した大学での経験、俳句への熱中、旅先の出来事、演じるという仕事、友人たち、一人暮らしの日々......本を入口に、生活と仕事のあれこれを軽やかに、率直につづる読書エッセイ。 巻末にはエッセイスト・酒井順子さんとの対談も収録しています。 【本書に登場する本】 『東京いつもの喫茶店』(泉麻人) 『本を読むのが苦手な僕はこんなふうに本を読んできた』(横尾忠則)、 『俳句、はじめました』(岸本葉子) 『「来ちゃった」』(酒井順子・ほしよりこ) 『私の暮らしかた』(大貫妙子) 『わたしのごひいき』(高峰秀子) 『猫的感覚』(J・ブラッドショー) 『自然のレッスン』(北山耕平) 『デザイナー渋井直人の休日』(渋谷直角) 『極上の孤独』(下重暁子) 『選ばれる女におなりなさい』(デヴィ・スカルノ) 『樹木希林のきもの』、『猫を棄てる』(村上春樹)......

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