妻帯者作品一覧
-
-
-
3.0ハヴロック子爵グレゴリーは英国屈指の旧家の出身で、財産も充分にあり、見た目も悪くない。ロンドン社交界一の花婿候補として大勢の未婚女性たちから狙われている身だが、正直うんざりしていた。しかし、そんな彼が結婚しなくてはいけなくなってしまう。腹違いの妹を引き取るには、妻帯者であることが条件なのだ。グレゴリーは悪友たちと相談し、理想の花嫁を探す条件リストを作ることにした。そして、舞踏会をめぐり、条件ぴったりのメアリーを見つけだすが…!?
-
-「きみのような女性は許せない」なのにキスされて? アンジェリカはパーティーのコーディネーター。次の仕事の依頼主ジェイクと顔を合わせた瞬間、互いに凍りついた。なぜなら3年前のある出来事のせいでジェイクは彼女を、妻帯者を誘惑するふしだらな女だと信じきっていたから。「きみは魔女だ」「うちの従業員に手を出さないでもらおう」などと、毎日うるさい。なのにある時、彼の腕の中に引き寄せられ、アンジェリカはとまどう。「これもきみの策略のひとつか?」でもまたすぐに冷たい言葉に心を突き刺され…。
-
-
-
2.7
-
3.0いまだ私の心は彼の虜……。もう愛はないなんて、言えない。 ヘイリーは離婚届をたずさえ、ギリシアの小島に渡った。そこで開かれる親族の祝いに夫が出席すると聞いたのだ。かつて一目で恋におち、誰よりも深く愛したクリストス。だが、流産という悲劇に見舞われたとき、夫はそばにいなかった。結婚してすぐに就いた華やかな仕事の関係で、彼は妻帯者であることを世間に隠していたのだ。家を飛び出したヘイリーは、2年ものあいだ心の苦しみと闘い、今ようやく別れを決意して、クリストスの前に現れたのだった。ところが彼は、親族の手前、復縁したふりをするよう強いてきた。だめ、この人をまた愛してしまったら、もとの惨めな私に逆戻り……。 ■引く手あまたの夫の帰りを、独り待つだけだった妻――そんな自分を変えたくて、もがいた別居期間。新しく生まれ変わったつもりで、離婚を決意したヘイリーは、サインをもらいしだい彼のもとを去るはずが……。ギリシア富豪と悩めるシンデレラの愛の再生物語。
-
-
-
-舞子はスナック勤めの頃、常連客だった純一と恋に落ちたが、彼は妻帯者だった。一度はあきらめかけるものの、純一の妻が妊娠できない体であり、対して純一がとても子供を欲しがっていることを知り、自らが純一の子を妊娠することで彼の心を妻から奪うことに成功する。しかし、運命は残酷だった。なんと舞子は交通事故に見舞われお腹の子を亡くし、さらに子宮破裂で二度と子供を授かれない体になってしまったのだ。どうしても純一をあきらめられない舞子は、インターネットで密かに赤ん坊を売買している人間の存在を知ると、前金50万円を払って自分の子を産んでもらう契約を交わし、十か月後、合計200万円を支払ってついにわが子をその手に抱く。これでようやく純一さんと一緒になることができる…そう胸ときめかす舞子だったが、まさかの悲劇が彼女を待ち受けていたのだった……!(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.4-2~特集/犯罪に巻き込まれた主婦たち」の内容と重複しています。ご注意ください)
-
4.5
-
-
-
-
-
-京都の旅館に集まったのは、出版社社長・植田敏子と姪の律子、随筆家・菊池恭子、カメラマン・関なおみの女性4人。それを迎える祇園のお茶屋「竹乃家」の女将・雪村芙佐。『古都旅愁』という豪華本の打ち合わせを兼ね、京都でいっしょに年を越そうという目的だった。/敏子は7年前に夫と死別。その遺産で出版社を立ち上げ成功を収めるが、女性としてもやもやしたものを感じていた。/恭子は10年前にベテラン作家と不倫に走った、つらい思い出を抱えていた。/なおみは4年のブランクを乗り越えて、妻帯者だった男性との恋を実らせようとしていた。/そして芙佐。14歳でお茶屋に入り、20歳そこそこで独立して「竹乃家」を祇園で指折りの店に育て上げてきた。──彼女たちの恋情や、芸妓・舞妓の生き方を縦糸に、京都の四季の移ろいや名所の風情を横糸にして、曼荼羅のように華やかに織り込んだ名作。季節は、冬から春へ……。
-
-妻帯者として苦悩し悟りの道をひらいた偉大な浄土真宗の開祖の伝記。一一七三(承安三)年、京都の名門日野家に生まれ、比叡山での修業、越後への流罪、関東での伝道、京都にもどって著述に専念した、波瀾にみちた九十年の生涯を「出家とその弟子」でしられる仏教文学者が、美しい精緻な筆致で描いた名著を復刻。
-
-スペインのドン・ファンは女たらしの別名となっているが、日本にも源融、在原業平、光源氏と女性で浮名を流した色自慢は多い。これらの先輩に倣って、わが主人公壽庵の君は従者の山勘を従えて、菖蒲という妻を持つ歴とした妻帯者でありながら、新しい女を求めて放浪の旅を続けている。相手は貴族だろうが田舎娘だろうが、美人だろうが醜女だろうが、新しい獲物を手にいれるまでの駆け引きとスリルが至上の快楽と言い張る不信心者である。その一方、窮地に立たされた武士に危険を顧みず助太刀するとみれば、また神仏を恐れぬ壽庵の君を諭す父を、改心したふりをして騙す偽善者ぶりを見せる複雑な人物である。モリエールの「ドン・ジュアン」やモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」が作り上げた新人類とも言うべき人物を日本の伝統演劇狂言劇として表現できたかどうか、ぜひ上演してもらいたいものだ。
-
-直参でありながらも、お役に就こうともせず吉原で遊んでばかりいる下級侍、美土路美小吉。実は今は亡き兄の未亡人、“いち”にホの字。そんな彼に、ついにお城勤めの好機が巡って来た! しかしその条件は妻帯者である事。小吉はいちを家から追いだし、新しく妻を迎え入れる事を迫られる。しかし、死んだ夫には義理も愛も無いはずのいちは家を出ていこうとしない。義弟と兄嫁、一つ屋根の下で暮らす二人の男女の内に芽生えた感情は、女の打算か禁断の愛か? 叔父など周りの親戚は、いちを石女と決め付け、他の娘との見合いを勧めるが……? 小池一夫・やまさき拓味のコンビによる、時代恋愛コメディの快作! 「ビジネスジャンプ(集英社)」
-
-
-
-早世した天才作家の珠玉の作品集。 ミステリアスなショーショートから哲学的な匂いのする短中篇まで、精力的に作品を発表し高い評価を得ていたものの、34歳の若さで亡くなった山川方夫の短篇集。 地方勤務から4年ぶりに本社に戻った妻帯者で事なかれ主義の男が、同期の女性に翻弄される「帰任」。憧れだった団地に入居したものの、その画一性に疲れ果て、極端な行動を取ろうとする「お守り」。相手の顔をまともに見ることができない内気な女性の大胆な行動を描く「箱の中のあなた」。下宿の外から聞こえてくる女性の軍歌に二人の男が惑わされてしまう「軍国歌謡集」など11作品を収録。
-
-汚職と政治が巡る渾身の社会派ミステリー。 建設会社の技師・青山は精神異常を装い、妻帯者でありながら、親友・大場と義妹・冬子に、資源開拓公団総裁の娘・理恵子を婚約者だと紹介する。 そして、その夜、青山は総裁の豪邸で総裁秘書・市橋若葉を絞殺し自殺してしまう。青山の発狂と自殺に疑問を抱いた大場は、独自の調査を開始するのが……。 東京、伊豆、秩父と僅かな証拠を頼りに調査を進めていく中、調査に協力する冬子との間には、いつしか愛の炎が燃えていく。そして、大場は、ついにこの事件に隠された驚愕の事実を掴む。 ダム建設に絡む汚職と政治が巡る、笹沢左保、渾身の社会派ミステリー。
-
-妻帯者との切ない恋、「不倫」。たくさんの苦しみを味わいながらも、簡単には別れられない…そんな出口の見えない恋に迷い込んでしまったら、普通の恋愛テクじゃ太刀打ちできません!!そこで、女豹ライター島田佳奈がお届けする「恋愛のオキテ」シリーズ、第3弾は「不倫のオキテ」。不倫中毒から抜け出した著者が、不倫の恋との上手な付き合い方、辛さを軽減して楽しむ方法を、余すことなく伝授します!!
-
3.8
-
-荒れ果てた家を前にメラニーはため息をついた。つきあっていた恋人が妻帯者だとわかり、姉の勧めで祖母の遺した海辺のコテージに滞在することにした。もう二度と恋などしたくはないから、人里離れたこの家は今の私にはきっとぴったりね。さっそく家の掃除を始めたメラニーは、玄関のドアを叩く見知らぬ男性の姿に驚く。侮蔑の表情を浮かべているものの――なんてハンサムなのかしら。男性は、荒れた庭に我慢がならないのだと言う。手入れを手伝うという申し出を、メラニーは思わず受け入れるが……。★今月からミニシリーズ『ばら色の恋』が始まります。それぞれに恋の悩みを抱えた四姉妹が、祖母の遺した海辺のコテージで新たな恋を見つけていく物語です。★
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。