検索結果

  • 冷たい独身貴族
    3.0
    弁護士のケリーは、仕事を終えて郡庁舎から出てきたとたん、車中にキーをつけたまま、ドアをロックしていたのに気づいた。急ぎ、守衛に処理してもらおうとなかに引き返すが、守衛の姿はどこにもない。この風雨で、どうしたらいいのだろう?途方にくれて建物のなかをさまよっていると、やり手の判事のグレイ・コルトンと鉢合わせした。法廷で彼にいつも冷ややかな視線を向けられているため、ケリーは居心地の悪さを覚えずにはいられなかった。だが天候はどんどん悪化していき、やむをえず二人は庁舎で過ごすことに……。★シルエット・コルトンズは本作で大団円を迎えます。ラストシーンでは一族が勢揃い。後日談もお楽しみいただけます。★
  • 冷たいフィアンセ 夢見る三姉妹
    -
    ダニは新しく赴任した検察局で上司のセクハラに遭い、ホテルに仮住まいのまま、辞任を考えていた。職場の人間すべてが見て見ぬふりをするなか、ただ一人、検事のマイケルだけが何かと力になってくれた。彼に車で送ってもらったある日、ダニはホテルで上司が待ちかまえているのを見つける。途方に暮れて車から降りると、マイケルは彼女の腰に腕を回して上司に近づいた。「職場結婚は禁じられていませんでしたね?」その瞬間、午後五時までの婚約が成立した。
  • つれないあなた
    -
    『愛される条件』―宿敵ローガン家の血を引く赤ん坊を身ごもるなんて――ケイティは激しく動揺していた。周囲の目から逃れるように、彼女は牧場に身を潜めた。折しもブリザードが牧場に近づいてきていたが、それを物ともせず牧場に車を飛ばす一人の男がいた。 『愛がよみがえるとき』―ローレルとジャクソンは結婚して四年になるが、夫婦仲はすっかり冷え切っていた。そんな折、息子のタイラーが遺伝性の病気を発症し、ジャクソンはふと自分の生い立ちに疑問を持った。“ぼくの本当の父親はいったい誰なんだ?”
  • 天使と野獣 狼たちの休息 II
    3.0
    六年前、瀕死の重傷を負ったサム・ダンディーを見つけ、みずからの癒しの能力で救ったときからジニーはかなうことのない恋に身を焦がしていた。あのとき心にも傷を負ったサムは恩返しを誓いつつも、彼女の愛を受け入れることなく去った。だが超能力者であることを騒がれ、身の危険を感じる今のジニーは警備会社を営むサムに頼らざるをえない。SOSを聞きつけて現れた彼に胸を高鳴らせたが、その冷たい言葉は彼女の淡い願望をこなごなに打ち砕いた。「ぼくがここにいる理由を勘違いするな」

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  • 天使に祈りを
    -
    ■悪夢がもたらすこの苦しみも、君に抱かれて眠ればいつかは消えるのか?■戦地で目にした光景の悪夢から抜けだせず、ジェイクは軍隊をやめ、故郷の町に帰ってきた。やせた頬に不精髭、それに肩までのびた髪という姿には、彼自身うんざりしていた。だが、そんなジェイクに、少女のころと同じ憧れの目を向ける女性がいた。今は医師となって、人々の信頼を集めているラモーナ。自らもレイプされた過去を乗り越えた経験がある彼女は、苦しむジェイクをなんとか立ち直らせてあげたかった。高校時代、彼は同級生にからかわれた私を助けてくれた。あの日のジェイクに戻ってほしい。どんなに外見が変わっても、私は遠い昔の彼を知っている。ラモーナはジェイクに救いの手を差しのべた。彼がそれを女からの誘惑と受け取ってもかまわなかった。
  • 天使の落とし物
    -
    ■この世にたったひとりの運命の相手の顔。それはどんな女性の胸にも刻まれている。■いつもと変わらない穏やかな朝を迎えたモリーのもとに、思いもかけない運命が、文字どおり落ちてきた。家のそばの崖で、気を失っている男性を見つけたのだ。彼は隣の農場で働いていたメキシコ人で、不法就労者の摘発の際、脚を撃たれて転落したらしい。モリーはその男性の顔になぜか強く心引かれ、保安官代理である弟にも連絡せず、連れ帰って手当てをした。その男性、アレハンドロ・ソーサは、きれぎれの意識のなかで、姪のホセフィーナを捜してほしいとモリーに頼んだ。農場から逃げる際に、はぐれてしまったのだという。彫りの深い顔に漆黒の髪がつややかにかかる彼を見つめながら、モリーはホセフィーナを捜す決心をする。
  • 天使の傷あと
    3.0
    アビゲイルは父親の虐待を受けて育ち、最近も妹の夫から深刻な暴力を振るわれたせいで極度に男性を恐れていた。二十八歳の今でも恋愛経験は皆無だ。つらい記憶を振り払おうと、アビゲイルは小さな牧場を買って新しい生活を始めるが、そこで待っていたのは、牧場の売り主であるルークの、歓迎とはほど遠い態度だった。どうやら彼女を甘やかされた高慢な女だと誤解しているらしい。アビゲイルはルークが近づくたびに心底怯えたが、彼女の心と体の傷を知った彼が優しく接してくれるようになると心の中に、強烈な願望が浮かんだ。彼にキスしてほしい。だがその望みが破滅的な結果を招こうとは、アビゲイルは知る由もなかった。
  • 天使のジレンマ
    -
    見習いキューピッドの天使エロイーズは任務を遂行するため、人間の体を得て地上に下りてきた。今回のターゲットはブレイク・ドノヴァン。恋愛不信で仕事人間である彼の縁結びをするのが仕事だが、ブレイクに縁結びが必要だとは思えなかった。私が運命の相手になりたいくらい、ハンサムで魅力的なのに。一目で惹かれた彼女は胸の痛みを覚えながらも、弓に魔法の矢をつがえ、ブレイクに狙いを定めた。彼を射抜いたあと相手の女性を射抜けば、二人は恋に落ちるはず。しかしなぜか女性に放った矢がエロイーズめがけて飛んできて……。

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  • 天使のついた嘘
    -
    ★男の前に突如、舞い降りた天使。彼女には隠された使命があった・・・・・・。★ヘイリーはおじけづきそうになる気持ちを必死に奮い立たせ、サム・ウイントンの屋敷の前に立っていた。果たしてこの計画がうまくいくのか、自信はまるでない。それでも彼に近づく絶好のチャンスに怯えてはいられなかった。著名な児童書作家であるサムは、新作の宣伝で各地を回る間の屋敷の留守番を探していた。ヘイリーはその職に応募し、とうとう面接までこぎつけたのだ。この仕事につきたい理由は別にある。亡き妹をもてあそび、裏切ったサムに対する復讐だ。ところが、門の向こうに現れた長身で黒髪の男性は、妹が言っていた野獣というより、中世の騎士のイメージに近かった。ヘイリーはなぜか急に、彼をだますことに迷いを覚えた。
  • 出会う前から愛してた スキャンダラスな家族 II
    -
    人気作家の担当エージェントを務めるエイドリアンは、締め切りが過ぎても連絡がつかないのに焦れて、その作家ギデオン・マクラウドの自宅に押しかけることにした。彼とは一度も会ったことがないが、マスコミに姿を見せず、隠者のような生活を送っているのだからきっと変わり者の老人に違いない。実際会ってみると、ギデオンは緑色の瞳の若い男性で、無愛想ながらも、家に泊めてくれるほど親切だった。翌日も、不注意で捻挫した彼女を看病してくれる。だが感謝の気持ちを伝えるエイドリアンに、彼は冷ややかに応じた。「勘違いはやめてくれ。僕は自己中心的な男だ」
  • 伝説の花嫁
    -
    モリーは衝撃的な経験をした。深夜酔った男に家に上がり込まれたのだ。男は自分が家を間違えたとも知らず、銃を向けるモリーを押さえつけて壁際に追い込むと、キスまでした!男の名はウィリアム・コルトン。近所に住む、伯爵家の放蕩息子だ。いくら彼が貴族で私がしがないお針子でも、もてあそばれてたまるものですか! モリーは怒りに燃えた。
  • 伝説の指輪
    -
    まったく、ばかばかしい。指輪が未来の王妃を決めるなんて!■地中海に浮かぶサンモンティコ王国。その宮殿では、リシャール皇太子の三十歳の誕生日を祝う盛大な舞踏会が催されていた。じつは、その舞踏会は皇太子のお妃選びをかねていた。王室に代々伝わる指輪をはめて抜けなくなった女性と皇太子は愛し合うようになるという伝説があるからだ。そんな女性が現れたら、一週間以内に結婚しなければならない。冗談じゃない! たとえ両親がそうして結ばれていようと、皇太子は指輪の魔法などまったく信じていなかった。ところが、伝説どおり、ひとりの女性から指輪が抜けなくなる。その女性は、平凡な結婚を望んでいるクリスティーナ。二人はなんとかして指輪をはずそうと奮闘するが……。
  • ときめきの予感
    -
    『熱い逃避行』―ジェシカは執拗なストーカーから逃れ、親友の兄クライドが経営する牧場に身を隠すことにした。クライドは、幼い頃からジェシカの憧れの男性だった。彼は大人の女性に成長した私を認めてくれるかしら?彼女の思いを嘲笑うかのように、不吉な影が忍び寄っていた。 『悲しみを抱きしめて』―医師のバイオレットは、すべてに自信をなくしていた。担当の患者を亡くして以来、自分を責める日々が続いている。だが、ひょんなことから出会った外科医のピーターと交流を深めるうち、彼女の心に温かいものが芽生えはじめた。そんな彼女に、ピーターは彼の患者である幼い少女を紹介する。
  • ときめきは突然に
    -
    『花嫁の冒険』―グロリアは傲慢な婚約者から逃れてテキサスへやって来た。立ち寄った酒場で、彼女は偶然、隣席の男性の話を耳にする。「もう牛を売るしかないんだ。銀行は金を貸してくれない」気づくとグロリアは、そのつやと深みのある声の持ち主にとんでもない提案をした。 『胸騒ぎのオフィス』―働きながら、大学を卒業したインディ。社会でキャリアを重ね、大きな成功を収めるのが彼女の夢だ。週末の仕事先で彼女は偶然、男性の一糸まとわぬ姿を目撃する。頑丈そうな胸に、引き締まったおなか。なんてセクシーなの!驚いたことに、彼はすぐにも秘書が必要だと言うのだが……。
  • ときめきを教えて
    -
    ●『悲しみの刻印』(アン・メイジャー著)エイミーは八年前、自分のミスで親友を溺死させてしまった。以来、罪悪感から逃れるため、仕事一筋に没頭してきた。今日は彼女の三十歳の誕生日。偶然入ったバーで久しぶりに酔ったエイミーは、大胆な行動に出た。カウンターにいるあのセクシーな男性を誘惑したっていいでしょう? ●『きみへのラブソング』(クリスティン・リマー著)妹の遺児であるジェシーを抱え、プルーデンスは迷っていた。ビリーに知らせるべきかしら?この子の父親に。酒好きの遊び人ビリーは、まだ自分が父親になったことすら知らない。プルーデンスは子供の将来のため、一計を案じた。
  • 突然シンデレラ 究極の結婚 II
    -
    気象学者で大学教授でもあるジェイクは、研究に明け暮れ、女性と交際している暇もない。ところが、息子を心配する父親の企みで一年間、孤島の調査を行う間、結婚生活を経験する羽目になる。一方、ウエイトレスのシェリーは、客の老紳士から相談を持ちかけられ、耳を疑った。「息子と一年間、結婚生活をしてくれれば百万ドル払う」自分の店を持とうと貯めてきた預金を婚約者に騙し取られ、結婚の夢にも破れた彼女は、新しい人生の一歩になると考え、承諾する。晴れて、初対面のジェイクとシェリーは式を挙げ、ベッドは共にしない条件で、孤島での生活をスタートさせた。だが、シェリーがすばらしいプロポーションであることを知り、ジェイクはこの条件つき結婚が困難なことを悟る。
  • 突然のウエディング
    -
    どうしよう、このままでは殺される。前にはウエディング・チャペル、後ろには殺し屋。ルーラは恐怖に怯えながら、目の前の見知らぬ男性に言った。「お願い。結婚してください」ドレイクは見ず知らずの女性から、突然プロポーズされた。僕は永遠の独身主義者なんだ。結婚などできるものか!だが、どうやら彼女はやばい連中に追われているらしい。ドレイクは内心舌打ちすると、彼女の手をつかんだ。■ラスベガスを舞台に繰り広げられる心温まるストーリーを、コリーン・コリンズが巧みに描きます。

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  • 囚われの天使
    -
    誘拐されたマディソンは、タナーと名乗る男に救出された。だが、誘拐事件の黒幕は身代金目当ての元夫だ。自宅に帰ったらまた監禁されてしまう。マディソンはわけを話してようやくタナーを説得し、彼の隠れ家にかくまってもらうことになった。屋敷に足を踏み入れ、タナーに鋭く見すえられた瞬間、彼女は手首にひんやりとした感触をおぼえて驚く。鈍く光るのは手錠だ。「ぼくのルールに従ってもらう」わたしはふたたび囚われたのだ――この危険な男性に。不安ではなくなぜか甘い期待がこみ上げ、マディソンはうろたえた。★人気作家スーザン・マレリーがラブ ストリームに登場!手に汗握るスリリングな展開とホットなラブシーンは読みごたえ充分です。★
  • 独身貴族の憂鬱 スキャンダラスな家族 I
    -
    理想の独身男性の誉れも高い弁護士ネイサンは、今回は彼の魅力とは関係のないことで町中の噂になっていた。亡父が愛人との間にもうけた子を引き取ることになったからだ。同僚のケイトリンは彼の優雅な独身生活が激変したことに同情を覚えつつも、私生活には立ち入るまいと決めていた。貧しい子供時代を送った彼女にとって、仕事だけが生きがいだ。だが困り果てたネイサンから助けを求められると、断ることができず、必要以上に関わってしまう。恩を感じたのか、デートに誘われ、彼女は自分の気持ちを悟った。感謝なんていらない。わたしが欲しいのは…。
  • ドクターに恋したら 救命病棟は眠らない II
    -
    本当のわたしを知ってほしい……。けがでブレア・メモリアル病院に入院したロンドンはある男性に恋いこがれていた。大使令嬢として追従や欺瞞に満ちた世界で生きてきた彼女に、初めて本音で接してくれた人物、それが担当医のリースだった。わがままなお嬢さまとしか思われていないのは知っているけれど、なんとかして彼の心をつかみたい。だが、ロンドンは重要なことを忘れていた。自分が悪魔につけねらわれており、近づく人間はみな攻撃されてしまうことを。今まさに、悪魔はリースに狙いを定めようとしていた!

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  • ドクターには言えない
    -
    ブルックは新しいボス、ネイトが見つめるたび胸をときめかせていた。彼のようなすてきな人に愛されたい。それがはかない夢だとは知りつつも、ブルックは彼のそばで働くひとときを楽しもうと決めた。仕事仲間の関係でいなくてはと自戒しながらも、ネイトは新しい部下ブルックに惹かれずにはいられなかった。だが同じ病院で長い時間を過ごすうち、彼女の行動に不審な点が多いのに気づく。いったい何を隠しているんだ?

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  • ドクターに一目惚れ
    -
    世間知らずの令嬢だと知ったら、あなたは私を嫌いになる? ■アマンダはすべてを捨てて屋敷を飛び出した。暴君のような父親と父の選んだ婚約者から逃れるためだ。友人宅に向かう途中、ビクトリア朝様式の邸宅で上半身裸の男性がはしごの上で窓を洗っているのに目を奪われた。すると何かにぶつかる衝撃を感じて、冷たい地面に倒れた。「ドクター・ハンサム、急いで!」朦朧とする意識の中、医者を呼ぶ声が聞こえる。すると先ほどの男性が近づいてきた。まあ、本当にハンサムだわ!名前を尋ねられ、アマンダは思わず偽名を名乗った。それが後に大きなトラブルのもとになるとも知らずに。
  • ドクターの贈り物 都合のいい結婚
    4.0
    赤ちゃんの父親は彼だけれど、ぜったい結婚するわけにはいかない。■レイシーは婚約者に逃げられたローガンを慰めようと彼の家を訪ねたところ、思いがけず結ばれてしまった。ほどなく妊娠していることに気づいたが、ローガンにはいっさいそれを伝えなかった。彼の心は、いまだに去った婚約者にあるのを知っていたから。しかし、あと一週間ほどで出産予定日というときになって、やっとレイシーはローガンに事実を知らせた。大あわてで駆けつけた彼が言ったのは、“結婚しよう”という言葉。昔から口うるさい兄のような存在だったローガンのことだから、プロポーズは単なる責任感によるものにすぎないはず。愛のない結婚なんて、ぜったいするわけにはいかない。レイシーはローガンのプロポーズを断固としてはねつけた。
  • ドクターの告白
    -
    安否の知れないいとこの身を案じるあまり、体調を崩し声の出なくなった歌手、ライザ・コルトンは診察に訪れたニックの診療所で倒れてしまう。仕方なく入院したものの、今度はライザまでもが何者かに狙われる。公演を続けることも帰宅することもできない。途方に暮れるライザに、ニックが救いの手を差し伸べた。「ぼくの家に来ればいい」彼の目が放つ強い光に不安を覚えつつも、ライザはうなずくことしかできなかった。
  • ドクターの策略
    -
    ある日スカイの経営するジュエリー・ショップに、激怒した男性が乗りこんできた。高名な形成外科医ドクター・ドミニク・ロドリゲスだ。彼の婚約者のためにスカイは指輪をデザインしたのだが、そのときにスカイがした助言のせいで、結婚が突如中止になったという。ドミニクはスカイを糾弾するにとどまらず、責任をとれといって譲らない。いったい何をしろというの?困惑するスカイに、ドミニクはとんでもない提案をした――婚約者の身代わりになれ、と。★大好評刊行中のシルエット・コルトンズも来月で大団円。最終話はスカイの兄グレイが主人公。お楽しみに!★
  • ドクターの素顔
    -
    両親と恋人を亡くしたブライアンは悲しみを乗り越えるため、診療所で看護師の仕事に没頭する日々を過ごしていた。だが新任医師としてやってきたジェドと出会い、閉ざされていた彼女の心は大きく変わっていく。人とかかわろうとしないジェドに戸惑い、反発を覚えつつも、ときおり見せる優しさに惹かれるブライアン。共に働くうちにしだいに2人は打ち解けていくが、ジェドの心の壁は依然消えることはなかった。そんなある日、ジェドが抱える孤独の秘密を知った彼女は、彼の心を癒すために1つの計画を立てるが……。
  • ドクターは敵? 救命病棟は眠らない III
    -
    ブレア・メモリアル病院に勤務する整形外科医マックは、一流の技術とともにプレイボーイとしても名を轟かせている。どんな女性も思いのまま、相手が結婚を意識しだしたときにそっと身を引くのが彼のやり方だ。そんなマックのことを、看護師のジョリーンは苦々しく思い、愛想のない態度で接してきた。ところが彼の闘争心を掻き立ててしまったのか、次の標的は彼女だとばかり、あからさまに誘惑してくるようになる。医者という人種とは2度と個人的に関わりたくないのに――ジョリーンはいっそうガードを固めた。
  • 長すぎた別離
    -
    細々と営むアンティークショップに入ってきた男性を見て、アニーは凍りついた。ワイアット・ラッセル!彼がなぜこんな田舎町に?ワイアットは大学時代の恋人だった。ところがアニーが父の病気で帰省を余儀なくされたとたん、彼はあっさり別れを告げた。以来彼女は傷心を抱え、故郷の町で質素な暮らしをしてきた。やっと乗り越えたかと思ったのにまた現れるなんて。身をこわばらせたアニーに、ワイアットはよりセクシーさを増した微笑を向けた。
  • 謎めいた億万長者
    -
    「誰かがパパを殺そうとしているんだ」あどけない少年の口から出た物騒な言葉に驚き、探偵アリーは事情を探るため、その父親に面会を求めた。噂によれば、投資で巨万の富を築いた彼ジェイク・ラーソンは妻を亡くして以来心を閉ざしたままらしい。広いオフィスでいざ対峙すると、アリーは思わず吐息をもらした。輝くブロンドにたくましい体躯、そして官能的な琥珀色の瞳……。いけない、彼に心を奪われに来たわけじゃないわ。自分を戒めながら、彼女が話を切りだしたとたん、ジェイクはけんもほろろにつっぱねた。「出ていってくれ」
  • 名だけの永遠
    -
    グランド・スプリングスを嵐が襲った夜、カレンの最愛の娘が穴に落ちた。長時間の作業のうえ、無事助け出されたものの、以来最愛の夫キャシディとの間に亀裂が入り、二人の関係は名だけのものになりつつある。このままではいけない。なんとかして夫の愛を取り戻そうと、カレンはあるパーティに出席する機会をとらえ、キャシディを誘惑しようと試みた。首尾よくことが運んだかに思えた――彼が別れ話を持ち出すまでは。★嵐をきっかけに起こるさまざまな事件と恋を描いた、シルエット・サーティシックス アワーズ。★
  • 涙が雪に変わるとき ホワイトホーン・マーヴェリック
    3.0
    ◆また彼に頼って、捨てられるのはいや!事件が解決したら、出ていってもらうわ。◆ 「きみの夫だ。寒いから早くドアを開けてくれ」暗闇から姿を現した夫に、ダニエルは強い衝撃を覚えた。FBI捜査官だった夫のカイルは、二年前、潜入捜査に入るとだけ告げて、家から出ていった。さらに、同僚を通じて、それまで住んでいたデンバーを離れるようダニエルに伝えてきた。以来、電話も手紙もなかった。先月、娘のサラが誘拐されたときも、救いの手をさしのべてはくれなかった。わたしはサラとふたりで、新しい生活を築いてきた。今さら戻って温かく迎えてもらおうなんて、虫がよすぎるわ。だが、依然として危険にさらされているサラの身を思うと、ダニエルにはカイルを拒絶することはできなかった。
  • なりすました恋人 愛を誓う日
    -
    ミッツィは親友ケイの花嫁付添人を引き受けた。ケイがうらやましい。私はといえば、この三年で三人の男性に逃げられてしまった。それも、ただ結婚を切りだしただけで。ミッツィを心配したケイが、新郎の付添人グラントを紹介してきた。まるで、ギリシア神話のアドニス像ね。完璧でセクシーな彼の容姿に惹かれたミッツィだが、しだいに彼の傲慢な態度や侮辱的な言葉にうんざりし始めた。「物欲しげな君に必要なのは、火遊びだな」言葉が終わる前にミッツィのパンチがグラントの顎をとらえた。■もしも恋人が双子で、デートのたびに入れ替わっていたとしたら……そんな一風変わった設定のロマンスを描くのは、リズ・アイアランド。笑いのあとに思わずほろりとさせられる作品です。

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  • 虹に焦がれて 闇の使徒たち X
    -
    マギーは図書館司書として働いている。すでに両親はなく、一人っ子で引っ込み思案の彼女は、五年前の失恋以来、大人の男性に恐怖を感じるようになった。マギーが唯一心を開けるのは、図書館にやってくる子供たちにだけだった。絵本を読み聞かせるお話の会は、彼女が最も輝く時間だ。今日は新顔の仲のいい兄弟が話に聞き入っている。兄弟たちの父親の姿をひとめ見るなり、マギーは息をのんだ。夏の空のような青い瞳と精悍な顔立ち。なんて、すてきなの。翌日、彼は再びマギーを訪ねると突然言った。「君が必要なんだ」★政府の遺伝子実験で生まれ、直後に引き裂かれた天才児たちの数奇な運命を描くサスペンス連作『闇の使徒たち』第十話。ハリソンは妻亡き後、昼は子供達の世話をし、夜は極秘任務のプロジェクトを進めていたのですが……。★
  • 人魚の記憶 トリプル・トラブル III
    -
    “わたしの名前はアナ・ジェーン。九歳です。これを見た人が、うちに来て、お友達になってくれたらうれしいな”ガラスのボトルのなかには、そんな言葉が書かれた紙が入っていた。休暇を過ごすために、妹たち夫婦よりひと足早くカリブ海の島、セント・アリシアにやってきたファロン。彼女は浜辺を散策していて、ボトルが海に浮かんでいるのを見つけた。ファロンは興味をそそられ、その少女を訪ねてみることにする。同じ紙に描かれた地図から、少女の家がこの島の北にあると見当をつけ、海岸伝いに歩きだした。だが、途中、昼食をとった入江で疲れて眠りこんでしまい、気がついたときには満ちてきた潮にのまれ、岩にたたきつけられ…意識を失った。目覚めたとき、彼女は見知らぬ部屋で、知らない男性に見守られていた。ここはどこ?…そして、わたしは…。彼女は自分が誰であるかを忘れていた。
  • 熱砂の王宮 影の戦士たち II
    -
    男が低く口笛を吹くと、どこからともなく駱駝が姿を現した。中東の王国ハマーンで、極秘プロジェクトを進めていたペイジは、深夜、研究所に一人でいたところを見知らぬ男に誘拐されてしまう。男は、彼女が実験中の病原体の解毒剤について知りたいと言い、ペイジを研究所から連れ出して、駱駝で砂漠に乗り出した。やがて、ターバンに隠されていた男の顔があらわになると、ペイジは思わず息をのんだ。彼は怖いほど美しかった。濃いオリーブ色の肌、漆黒の髪……。そして頬には刺青があった。しかもそれは、スルタンの圧制に苦しむ人々が待ちわびる、革命のシンボルのアラビア文字だった。この人はいったい何者?ペイジが聞き出した彼の素性は、驚くべきものだった。★『影の戦士たち』も二作目を迎え、傭兵たちの活躍は、徐々にクライマックスへと近づいていきます。★
  • 熱砂の誘惑
    -
    ハワイの無人島でケイド・アームストロングと、2週間2人きりで過ごせるなんて!シンシアは有頂天になった。家柄もよく裕福な彼は、まさに理想の花婿候補だ。きっと彼の心をつかんでみせる。シンシアはうきうきと身支度を始めた。ヒールの高いサンダルに、完璧なメイクで現れたシンシアを見て、ケイドは内心舌打ちをした。こんな甘やかされた小娘のお守りを、2週間もしなくてはならないとは!だが、喉から手の出るほど欲しい莫大な報酬のためだ。うまく彼女の機嫌をとるしかないだろう。
  • 眠れぬ花嫁
    -
    ラリサは不安と緊張を覚えながら、ジェイク・ダンフォースの帰宅を待っていた。四年間も彼に隠してきた秘密を告げなくてはならない。私を見るジェイクの優しい笑みが嫌悪に変わるのも、時間の問題だった……。僕に三歳の息子がいる? ジェイクは信じられない思いで、ラリサの突然の告白を聞いていた。こんな重大なことを黙っているとは許しがたいが、今のダンフォース家にはいかなるスキャンダルも禁物だ。いやでも、彼女の面倒を見なくてはならないだろう。

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  • 眠れぬ夜の果て 富豪一族の宿命 III
    -
    なぜか男性とのいい出会いに恵まれないシエラ。 家庭を持つという夢が遠のきかけた矢先、 突然、捨てられた赤ん坊を預かることになる。 困り果てた彼女を支えたのは長年の親友アレックスだったが、 じつは彼も家庭に縁遠いばかりか、赤ん坊が大の苦手で……。
  • 眠れぬ夜を重ねて
    -
    ■奈落の底で垣間見た光明は、更なる深淵への序章にすぎなかった。■著名な医者の妻として瀟洒な邸宅で暮らすエミリーに、突然、思いがけないかたちで悲劇が襲いかかった。あの優しかった夫が、愛人と一緒に焼死……。莫大な借金だけが遺り、彼女は無一文で放り出されることになった。人々には好奇の視線を向けられ、義母からはエミリーがいたらなかったせいだと責められる。だが、最も恐れていた夫の兄ディロンの反応は予想外だった。エミリーをずっと無視してきた彼はなぜか優しい気遣いを見せ、まるで騎士のようにそばについていてくれる。しかも彼女を助けるため、便宜上の結婚さえ申し出た。こんなこと、間違ってるわ――そう思いながらもほかに解決の道はなく、エミリーは承諾してしまう。この決断が、より大きな悲劇を招くことになろうとは知りもせずに。
  • 眠れる美女が目覚めたら 独身が最高?
    -
    テイラー・シンクレアはブティックの入口でとまどっていた。女性のお城のような店。男が気楽に入れる場所ではない。セクシーなテディ。サテンのネグリジェ。いたるところレースとフリルでいっぱいだ。「なにかお探しですか?」大ぶりの黒縁眼鏡の女性が尋ねた。これがミズ・ジャニス・ジェニングズか。とても美人だが、それでいて美人じゃないと言われている。繊細な顎のライン、つぶらな青い瞳、キスを誘うような唇。実際すごい美人なのに、おばあさんみたいな服と靴だ。「ええと、あなたの新しい会計士です。少しお話が…」「お話ってなにかしら?」その声はかすかに震えていた。テイラーは体が熱く火照りだすのを感じた。
  • 狙われた億万長者
    -
    “今年注目の独身男性、億万長者タイ・ギャレット”雑誌に書かれた記事を読んだシエラは決心をした。もう二人の結婚に終止符を打とう。タイが私を置いて町を出ていってから八年もたつのだから。しかし会うなり彼はシエラの決心を覆すような頼み事をしてきた。
  • 狙われた貴婦人
    -
    星の降る町エンジェル・アイ---。そこは、傷ついた心が癒される場所。■「緊急事態なんだぞ!きみみたいな若い娘になにができる!」患畜を診るためにダニエルの家を訪れた獣医のアントニアは、会うなり頭ごなしに怒鳴られて、悔しさが込み上げた。苦労して獣医になったのに、女だからといって侮辱されるとは。三カ月前、アントニアは悲しい過去から逃げるようにしてこのエンジェル・アイの町にやってきた。噂では、富裕でハンサムなダニエルは女性たちの憧れの的と聞いていたけれど・・・男性優位主義者なんて、願い下げよ!患畜が助かると、ダニエルは我に返ったらしく非礼をわびた。簡単には許せないわ。だが次の瞬間、彼女は唇を奪われていた。 *本書は、ハーレクインMIRA文庫から既に配信されておりましたMRB-543「レディは泣かない」の初版LS-176「狙われた貴婦人」となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 狙われたシーク
    -
    「目覚め(サハール)……」彼女はみずからに与えられた名をつぶやき、そのエキゾチックな響きにうっとりした。嵐に巻き込まれ、美しい小島に流れ着いた彼女はすべての記憶を失っていた――自分の名前さえも。救ってくれたのは、島の持ち主シーク・ラシッド。産油国アザールの首長にして、世界有数の大富豪だという。横柄だが自信に満ちたふるまいに、彼女はいつしか魅せられていた。記憶が戻らなくてもいい。彼のそばにいたい。でも彼と顔を合わせるたび、頭に不吉なメッセージが浮かぶ。“ラシッドは敵。彼は悪人”いったいどういうこと? ★紅海に浮かぶ美しい小島を舞台に、誇り高きシークが大活躍。スリリングな展開、情熱的なラブシーン、そして豊かな異国情緒が盛り込まれた魅惑のロマンティック・サスペンスです。★
  • 狙われたプリンセス 王家の恋 VI
    3.0
    王女ナディアの運命は動かしがたいものだった。タミール王国君主シーク・アーメドの長女として王室顧問で封建的な男性バトラス・ダビールと政略結婚をする。それが国の繁栄のためであり、王族の生き方なのだ。彼女にとって唯一の慰めは、芸術活動と孤児院への訪問だけだった。ある日ナディアは、イギリスの外交官ゲージ・ウェストンと思いがけず親しくなる。自由な考え方で女性を敬い、ナディアの孤独に深い理解を示す彼に婚約者がいる身でありながら彼女は惹かれずにはいられなかった。彼が実は国際的なスパイで、国家間の陰謀をあきらかにするため王女である彼女を罠にかけようとしているとも知らずに……。
  • 呪われた貴公子 闇の使徒たち-序章 III
    -
    レベリアの独裁者にとらわれた地質学者アレックスは薄れゆく意識のかなたで夢を見ていた。琥珀色の瞳を持つたくましい男性に抱かれている夢を。だが肩をつかむ温かいてのひらの感触に、我に返る。これは夢じゃない。わたしがずっと恋いこがれていた人――伝説のエージェント、ジャレッドが助けに来てくれたのだ!ほっとしたのも束の間、ふいに彼が身をこわばらせた。まさか、気づかれたの?こんなに早く?このおぞましい秘密を知られたら、生きてはいけない……。彼女は覚悟を決め、ジャレッドと目を合わせた。
  • よみがえる魔女伝説 呪われた城 IV
    -
    ベッカは友人たちと波止場のバーに来ていた。過去をなくし、故郷と言える場所も持たなかった彼女は何かに引き寄せられるようにこの地へたどりつき、暮らし始めた。あるいは、あの城の魔力が私を放さなかったのかもしれない……。ベッカは自分がなぜこれほど、丘の上に立つ不気味な城、とりわけ、そこに住む謎の男デイヴィッド・ブライスンに引きつけられるのか、わからなかった。ふいにバーの喧騒がいやになり、ひとり小雨の降る外へ出ると、そこには、物陰に隠れるようにして立つデイヴィッドがいた。ベッカがその怪人の手から逃れる道は、もはやなかった。■本作品は、主人公たちが5年の歳月と過酷な運命を乗り越えて結ばれる、ロマンティックな愛の物語となっています。
  • 呪われた薔薇 王家の恋 VII
    3.0
    モンテベロ王国でアクセサリーショップを経営するローズは、先祖代々受け継がれてきた不思議な能力(ギフト)の持ち主。ある夜、空港が燃える予知夢を見て通報したところ、逆に空港爆破の犯人とみなされ、厳しい取り調べを受けた。驚いたことに翌日、尋問の場にいたアンドルー伯爵がローズの店を訪れて臆面もなくデートを持ちかけた。私を犯人と疑って監視するつもりなのね。彼女は警戒心をあらわにしたが、伯爵に手を取られてはっとした。あの予知夢のなかに現れた男性……燃えさかる炎のなかで私の腕をつかんだのは、この人だわ!伯爵、あなたはいったい何者なの?
  • 初めての情熱 伝説のガウン
    -
    初めてのボーイフレンドとゴールイン。それが望みだと信じていたはずだが……。■二十五歳の誕生日を六週間後に控えたキャシーには、九年越しのボーイフレンド、ジョエルがいた。左手の薬指には大切な指輪。でも、婚約はまだだ。キャシーの家に伝わるナイトガウンを二十五歳の誕生日に着て寝ると、運命の相手に夢で会えるはずだから。もちろん、夢に見たいのはジョエル。だけど…。そんなとき、幼稚園の保母であるキャシーは、姪を引きとろうとブラッドリーの町に来たライアンに、住みこみのベビーシッターとして雇われる。ライアンはコンピュターソフト会社の経営者で、ちょっと子供が苦手な都会の男性。出会ったことのないタイプだ。キャシーのなかに、新鮮ななにかが生まれはじめる。
  • 初めての誘惑 マンハッタンで恋を IV
    3.0
    十七歳のときに味わった屈辱的な体験から、アリソンはいまだに男性への恐怖と警戒心を拭えないでいる。だから今は、地味な洋服に身を包み、仕事に打ち込む毎日だ。そんな彼女が、友人に誘われて一夜の大胆な行動に出た。黒いレースのセクシーなドレスをまとい、パーティで知り合ったばかりの男性と夜をともにしたのだ。すばらしい夜だったけど、彼とは二度と会うこともないだろう。だがある日、オフィスに入ってきた男性を見て彼女は目を見張った。ジョージ!一度だけの夢を見させてくれた人。思わず胸が高鳴ったものの、次の瞬間、アリソンの心は打ち砕かれた。地味な格好をしたアリソンに、彼は気づいてもくれなかったのだ。★大変身をして過ごした情熱的な夜は思わぬ結果を生み……。★
  • 初恋をもう一度 マンハッタンで恋を I
    -
    まさか、ありえないわ!臨時の秘書として採用され、デスクに座っていたミンディは、ドアから入ってきた男性を見て目を見開いた。出張中だったボスが今日から出社するとは聞いていたけれど、それが高校時代の同級生、ジェイソンだったなんて。あのころの彼は、群れを嫌う一匹狼のように友達を避けていた。当時、学校一の人気者だったミンディも、彼に憧れを抱きながらも近づくことはできなかったのだ。あれから十一年、互いに過去を持つ二人は、もはやあのころの少年と少女ではなかった。★大都会ニューヨークを舞台に、しゃれた恋物語の数々をお届けいたします。★
  • 花婿の拒絶
    3.0
    ソーシャルワーカーのスーザンは思い悩んでいた。かつてやむなく養子に出した息子を引き取りたいのに、独身のままでは親権を得られる見込みはほとんどない。苦悩のあまりスーザンは、普段は宿敵の市長マイケルに思わずすべてを打ち明けていた。「ぼくと結婚すればいい」返ってきた言葉にスーザンは唖然とした。名家の御曹子で有名人の彼が、なぜいつも対立している私と?聞けば彼は、病弱な父親の望みをかなえるため、一時的な契約結婚を望んでいるのだという。願ってもない解決策にうなずきつつも、スーザンの心にはかすかな不安が芽生えていた。
  • 花婿の条件
    -
    デジーはどうしていいかわからなかった。ウエディング・コーディネーターとして働いて長いが、花嫁が式の最中に逃げ出したのは初めてだ。とりあえず花婿をなんとかしなくては。そう思って置き去りにされた花婿――セスに目を向ける。高校時代、先輩だった彼にデジーはずっと片思いしていた。大人になった今も胸はざわめくけれど、今はプロとしてこの場を収めて彼の力になろう。デジーは心を決め、セスに歩み寄った。その決断が彼女にどんな運命を招き寄せるかも知らずに。■年月を経て、再び初恋の相手セスと巡り合ったデジー。愛よりも理論を信じる彼に、デジーの思いは届くのでしょうか? 二人の絶妙な会話も必見です。
  • 華やかな予兆
    -
    ●『恋に落ちるまで』(スーザン・マレリー著)薄暗いバーは、ぎらぎらした目の男たちで込み合っていた。みんな、女性に声をかけるチャンスを狙っているのだ。内気で臆病なレイチェルには、途方もない冒険だった――たとえそれが、友人の別れ話に付き合わされたのだとしても。そんな彼女を目指し、一人の男が静かに近づいてきた。 ●『妻を演じるとき』(エリザベス・ベヴァリー著)“幸せいっぱいの新婚の妻を演じること”それが、有能なFBI捜査官ブリジットに科せられた新たな任務だ。だが、彼女にしてはめずらしく、今回の任務には漠然とした不安を感じていた。“夫”のサムと対面した瞬間、彼女の不安は確信へと変わった。
  • 花嫁からの手紙
    -
    時ならぬ春の嵐が吹き荒れる。モンタナの大地と、一人の女の胸に。■季節はずれの吹雪とともにキンケイド牧場に現れたのは、不安を目にたたえた華奢な都会の女性、スーザン。牧場をあずかる牧童頭のランドにわかるはずもなかった。それが、花嫁募集の広告に返事をくれた相手だとは。もっとも、正確には、返事を書いたのは彼女自身ではなかった。むずかしい年頃の彼女の弟、マックの仕業だ。都会に嫌気がさし、牧場暮らしに憧れる少年は、姉がカウボーイと結婚すれば自分も都会を抜け出せると考え、姉の名前で偽りの手紙を書き、他人の写真を同封したのだ。肌もあらわな、ブロンドのピンナップガールの写真を……。家出して一人モンタナへと向かったマックを追ってきたスーザンは、もちろん、すぐに弟を連れてボルチモアへ帰るつもりでいた。なのに、この雪嵐!道が雪に埋まり、とても帰れそうにない。荒くれたカウボーイたちと一緒に何日も過ごせというの?
  • 花嫁にプロポーズ
    -
    セクシーな新任部長が命じた業務とは、一年間の契約結婚だった。■カイラは病気の祖母を抱え、死んだ父親の遺した借金を返済するために、昼は不動産会社、夜はレストランで働いている。新任の部長であるジェームズに能力を買われ、アシスタントにならないかと誘われたけれど、残業のできないカイラは断るしかなかった。事情を知ったジェームズは諦めたように見えたが、ある夜突然、カイラのもとを訪れた。問題をすべて解決する、特別なプロジェクトを考えたと彼は言う。本当にそんなものがあるのだろうか。いぶかるカイラは、ジェームズの申し出を聞いて呆然とした。結婚ですって? 彼と?
  • 花嫁に変身?
    -
    ボスと一緒のベッドで眠る。彼女の震えは止まらなかった。■「妻が必要なんだ。君ならうまくやれるだろう」アンジェラは聞き間違いかと思いながらボスを見つめた。プレイボーイで独身主義者のハンクが結婚ですって? 私と?どうやら大事な顧客がハンクを既婚者だと思いこみ、夫婦そろって自分の農場で過ごすよう、招待したらしい。地味なアンジェラは妻役に適任だと彼は言うのだ。破格のボーナスにつられて妻のふりをすると承諾したけれど、農場に着いたアンジェラは唖然とした。これから一週間、彼と同じ部屋で生活しなくてはいけないうえに、夫婦の絆を強めるためのセミナーに出席する予定だという。アンジェラは不安でたまらなくなった。ひそかに抱いている、ボスへの憧れを隠しておけるのだろうか?
  • 花嫁の策略
    -
    シャイアンは母譲りの特殊な能力がある。物事を予知する“ビジョン”が見えるのだ。ある日心に浮かんだ男性の澄みきったグレーの瞳に、シャイアンは急いで映画館へと向かう。そして出てきた男性に驚いた。ジャクソン・コルトン――以前パーティで会って以来、忘れられずにいた男性だ。あのときとはまるで違う彼の暗い表情を目にして、シャイアンは悟った。運命が彼女に、ジャクソンを救うよう命じたのだと。
  • 花嫁は逃亡中
    3.0
    ランディは望まない結婚から逃れようとしていた矢先、銃を持った男たちに命を狙われ、行方をくらました。恐怖から偽名を使い、あちこちを転々とする日々を送っている。そんなある日ランディは、ブレイディ・ジョーンズという男性が、雇い人を捜していると聞いて面接に訪れた。値踏みするような彼の視線におびえ、仕事をもらうのはあきらめかけたものの、思いがけなく採用されて、ランディは安堵した。これでしばらくの間、暮らしていける。だが次の瞬間、彼の言葉にランディは凍りついた。「きみは犯罪者なのか?」★今月のシルエット・サーティシックス アワーズは人気作家、スーザン・マレリーの作品です。★
  • 花嫁をさらって
    -
    その日、ケイは華やかなウェディングドレスに身を包み、好きでもないルイスと結婚式をあげようとしていた。ルイスの会社で盗みを働いた弟の罪を償うためだ。誓いの言葉を交わす瞬間が迫ってくる。そのときだった。「待ってください!」教会の入口に、自信に満ちた笑みを浮かべた男性が現れた。ジャック・メイスフィールド…。六年前、旅先のカリブで知りあってから、ケイがずっと思いを寄せていた男性。祖父の命を救ってくれた人。“いつでも、どこでも、どんなことでも、あなたの頼みをきくわ”六年前にケイが交わした約束をたてに、ジャックはウェディングドレス姿のケイをさらっていった。
  • ハリウッドに恋して
    -
    「あなたはわたしの命の恩人よ」無事に出産を終えたベスは、付き添っている男性に言った。路上で陣痛に襲われ苦しむ彼女を、彼が病院まで運んでくれたのだ。本当に親切な人ね。どこかで見覚えのある顔だけど。ベスは突然気づいた。あの有名な映画監督のプレスコットじゃない!
  • 反逆のプリンス 奪われた王冠 VI
    -
    〈ラズロ・グループ〉のエージェント、リア・デ・ヘイズは、ニコラス・ドノバンを見つけて祖国に連れ帰るよう命じられた。半年前に毒殺された王子レジナルドが国王の実子ではないとわかり、反王制活動をしていたニコラスが真の王子だと判明したのだ。リアはニコラスの潜伏先をつきとめ帰国を促すが、彼は頑として応じようとしない。その一方で、リアは以前彼に会ったことがある気がしてならなかった。でも、いつ、どこで?彼女はその疑問をニコラスにぶつけた。すると彼は言った。「ヒントをあげるよ」そして、リアに情熱的なキスをした。★王子の死をめぐるスキャンダルから、王冠のゆくえを追ったミニシリーズも、いよいよ最終話。数々の困難を乗り越えて迎える、華麗なロイヤルウエディングにぜひご出席ください。★
  • ハートのささやき
    -
    ★恋に落ちたかどうかはすぐわかる。ハートのささやきに耳をすませばいい。★ぼくの人生には何かが欠けている。麻薬組織に潜入して傷を負った事件以来、カートはそんな思いに悩まされていた。捜査中、彼は愛してはいけない組織の女性を愛した。彼女の言葉を信じ、そして裏切られた。もう見かけだけの女性にだまされたりはしない。残されたのは銃の傷痕とからっぽのハートだけだ。ある日、カートはダナという美しい女性に出会う。ダナは管轄内で起きた強盗事件の証人だった。肩まで届くブロンドの髪に大きなブルーの瞳。謎めいた雰囲気とすがるようなまなざし。カートは矛盾する二つの思いに引き裂かれそうだった。二度とあの過ちを繰り返したくない。いや、ダナのすべてを自分のものにしたい・・・・・・。
  • バイオレットの封印 闇の使徒たち I
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    医師メイジーは見知らぬ老婦人から甥の治療を頼まれ、荒れはてた屋敷を訪れた。ぎこちなく笑う老婦人の夫。急にいばりちらす老婦人。二人の息子だというが、武器を手放さない若者。どこか不自然で芝居めいた一家の様子に、メイジーは不安を覚える。でも、医者として病人を見捨てるわけにはいかない。ベッドに横たわる男性の整った顔立ちを目にし、彼女ははっとした。まさかあの天才経済学者、ミスター・イングラム?男性がふいに青い瞳をあけ、訴えるようにまぶたを震わせた。なんてこと! 彼はベッドに縛りつけられている!その瞬間、後ろで重い扉がしまり、錠のかかる音が響いた。

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  • 白夜のプリンセス バイキングの花嫁たち I
    -
    エリがある日帰宅すると、バイキングが待ち伏せしていた。その全身黒ずくめのたくましい大男は、王の戦士ハウクと名乗り、国に戻れという父王の命令を伝えに来たと言う。エリは父の顔さえ覚えていない。両親の離婚にともない、幼いころ北欧の王国からアメリカに移住したからだ。わたしたちをほうり出した父が、今さらなんの用なの?王国には戻らないわ。エリがきっぱりと断って家から逃げ出そうと身をひるがえしたとき…。「お許しを、殿下」突如大男に押さえつけられ、目の前が真っ暗になった。
  • 薔薇の迷宮 孤高の鷲 III
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    クレアは夜の薔薇園にひとりたたずんでいた。ここはグリフと過ごした思い出の場所だ。南部有数の大富豪にして、若きCIA幹部。冷徹な頭脳と熱い肌を兼ねそなえた男性。いまだクレアが愛してやまないグリフ・キャボットは1年前テロリストの凶弾に倒れ、帰らぬ人となった。グリフ、あなたがいなくて本当に寂しいわ。今わたしを苦しめている難題も、あなたならきっと……。ふいに闇と濃い霧の向こうに人影が浮かびあがり、深みのある声がクレアの思いをさえぎった。「きみの力になりたい」■RITA賞を2度も受賞したゲイル・ウィルソンのミニシリーズ『孤高の鷲』。正義に燃える元CIAのエリートたちが紡ぐ大人のラブストーリーです。本作では、死してなおカリスマ性を発揮するトップエージェント、グリフの秘密が明らかに?
  • パラダイスの誘惑 デブロー家の伝説
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    クリスティは、大好きだった叔母から古びたリゾートホテル〈パラダイス・リゾート〉を相続し、立て直しに奮闘していた。最新の設備もなく、今ではすっかり時代遅れのホテルだ。でも叔母が生涯をかけて守り抜いたこのホテルに、きっと往年の輝きを取り戻させてみせるわ。ある日、以前からホテルの売却を勧めていた不動産業者が、新しい担当者コナーを送り込んでくる。はっとするほどハンサムな顔とセクシーな雰囲気を持つ男性……。だけど彼がいくらすてきでも、このホテルを売るわけにはいかない。売却を拒み続けるクリスティに向かって、コナーはそれなら僕はここに泊まり込むと宣言した。

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  • 緋色のターゲット
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    大統領直属エリート組織〈オメガ〉の秘密捜査員、ジャック・カーステアズはジレンマにさいなまれていた。警護対象のエレナは、海兵隊時代つきあっていた女性だ。だがエレナをめぐる政治的な思惑のせいで、彼は軍人失格の烙印を押され、不名誉な帰国を余儀なくされた。運よく、ほかに活躍の場を見つけられたからいいが、彼女のせいであやうく人生を台なしにするところだったのだ。もう二度と誤った相手を選びはしない。そう誓ったものの、以前と変わらず可憐なエレナの姿を目にし、ジャックはくじけそうになる心を奮い立たせた。愛情どころか憎しみしか感じないことをはっきり思い知らせよう。
  • 引き裂かれたふたり ホワイトホーン・マーヴェリック
    3.0
    どうしてわたしを責めるの?裏切られたのはこっちのほうなのに。■「モライアか?」受話器の向こうから男らしいバリトンの声が聞こえてきたとたん、モライアの心臓は止まりそうになった。ケイン・ハンター。わたしが愛した、ただひとりの男性。高校時代に彼と出会い、一カ月間情熱的に愛しあった。だがそのあとメディカルスクールに戻った彼とまったく連絡がつかなくなり、絶望したモライアは逃げるように故郷の町ホワイトホーンを出た。そして娘を産み、今日までひっそりと暮らしてきたのだ。ケインは、モライアの父親が行方不明になったので捜索のために戻ってくるように言う。思わず悲痛な声をもらした彼女に、彼は冷たく言い放った。「きみの芝居には二度とだまされないぞ」
  • 秘書の見る夢
    3.0
    どんなに才能あふれる男性であっても、ボスに惚れたことはない。それが有能な秘書セリー・ランキンの誇りだった。だが最近、その自負は揺らぎ始めている。二カ月前にビクトリア朝様式の古いアパートメントに越してから、ずっと不思議な夢を見るのだ――新しいボス、ニックの夢を。昼間のクールな彼とは違い、夢の中のニックは甘く優しい。セリーは思わず惹かれながらも、自分に言い聞かせた。これはただの夢よ。ボスを好きになんてなるはずがない。しかしそんなセリーの心情をよそに、夢の中の出来事が実際に起こり始め……。
  • ひそかな憧れ
    -
    彼女は偽りの結婚を承諾した。たとえ苦しむはめになろうとも。■美容院を営んでいるグレースのもとに、ある日、十年ぶりに少女のころからひそかに憧れていたジョニーが現れた。青い瞳と黒髪の彼は相変わらず魅力的だ。「僕と結婚してもらいたい」開口一番、ジョニーは言った。十代のころ、あれほど夢見ていた言葉を耳にして、グレースは今にも気を失いそうになった。昔からわたしを邪魔な妹ぐらいにしか思っていなかったのに、どういうつもりだろう?だが、詳しい話を聞いてグレースは納得した。亡き妹の遺児の養育権を手に入れるためには独身ではだめだと弁護士に言われ、ジョニーは彼女に見せかけの結婚を申し込んだのだった。
  • ひとときのシンデレラ
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    「きみもコンテストに出てみないか?」町の百周年記念祭の主賓として招かれたジョエルに突然声をかけられ、ケイティは仰天した。町では記念祭の時期に美人コンテストが行われる。裏方としてその準備に飛び回っていたけれど、地味な自分が出場するなんてありえない。あっさり断ったものの、ジョエルは執拗に勧めてくる。やがて彼の熱心さと魅力に負け、ケイティは出場することを約束していた。★目立たない図書館司書があでやかに変身?実力派作家J.ドルーの紡ぐ、心温まる恋物語をお楽しみください。★
  • ひとときの追憶
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    初恋の相手に押された、財産狙いの女という烙印。■十七の夏、タニヤは記憶喪失の状態で発見され、施設送りになるところをエドワード・テイラーに引き取られた。恩に報いるべく、彼の農園で懸命に働くが、エドワードの息子デイヴィッドは彼女の存在を認めず、追いすがるタニヤを振り切るようにして出ていってしまった。それから五年の歳月が流れた。エドワードの死で涙に暮れるタニヤに向かって、帰郷したデイヴィッドは冷たく言い放った。「三カ月ここで暮らしてうまくいかなかったら、出ていってもらおう」
  • 瞳のなかの永遠 狼たちの休息 IV
    3.0
    契約内容:依頼人クレオ・マクナマラを護衛しつつ、彼女と性的関係を持ち、1年以内に子を授けること。警備会社のオフィスで、クレオはかろうじて涙をこらえた。結婚して1年以内に子をもうけよという大おじの遺言を守るためこんな恥ずかしい依頼をしなければならないなんて……。でも従わなければ、会社を失い、社員を路頭に迷わせることになる。あいつぐ脅迫から身を守るにも、これが最善策なのだ。「はじめまして」深みのある声が響き、顔を上げたクレオは、精悍なボディガード、サイモンに一目で心を奪われた。だが続く言葉に、2人の関係がビジネスであることを思い知る。「きみが妊娠したら、契約は終了だ」■全米マスコミ各紙が賛辞を寄せるB.バートンの連作『狼たちの休息』は、読む人の心に深い余韻と感動をもたらす秀作ぞろいです。
  • 愛した人は敵 秘密を抱えた天使たち
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    誰かが私のベッドで寝た跡がある……。レイシーは怯えながら森のキャビンの中を見回した。すると突然、背後のドアが開き、長身の男性がかすかな笑みを浮かべて立っていた。コナーと名乗るその男性は、ここにいる理由も素性も明かさず、キャビンを修理する代わりにしばらく滞在させてほしいと言う。そして、他人に彼の存在を明かすなとも。断るべきなのに、レイシーはセクシーな青い瞳に惑わされ気がつくとイエスと答えていた。その決断が自分自身を傷つけることになるとは知らずに。

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  • ひめやかな情事 ある運命の物語 VIII
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    アイビーは妊娠検査薬を買おうと、薬局のレジに並んだ。二カ月前、偶然知り合ったマックスと熱い夜をともにした。彼とは二度と会うこともないだろうけれど、あの思い出を胸に、一人で子供を育てていくわ。ほほ笑みながら、ふとタブロイド紙に目をやったアイビーは、次の瞬間、その場にくずおれそうになった。うれしそうに笑い合う男女は――まぎれもなくアイビーとマックス!小国ランタニアで、夢のような時間を過ごしたときのものだ。ランタニアの皇太子だというマックスは、アイビーとの密会を新聞に暴かれ、今、窮地に立たされているらしい。彼女は混乱する頭で考えた。この妊娠を、絶対に隠しとおさなければ。
  • 秘めやかな情熱
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    ●『恋はハプニング』(エリザベス・ベヴァリー著)州知事の娘レイニーは、今日もパーティで愛想を振りまいていた。つねに衆目を集める彼女の記事が、新聞を飾らない日はない。ふと会場を離れ、一人テラスへ出たレイニーは、そこに憧れの人、マイルズがいることに気づいた。なんてラッキーなの!そのとき、瞬く閃光が二人を包んだ。 ●『ボディガードの誘惑』(マーナ・マッケンジー著)玄関のドアを開けた瞬間、ナタリーは凍りついた。大柄で危険な雰囲気の男性が、ドア口をふさぐように立っている。殺人事件の重要証人である彼女に護衛がつくことは聞いていた。でも、まさかこの人じゃないわよね?不敵な笑みを浮かべて彼は言った。「ぼくはきみを守るために雇われた」
  • 秘められた記憶 愛する人は他人? I
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    あなたがわたしの夫……。でも、なぜ冷たい目で見るの?■事故に遭って目覚めたとき、ジェニーのそばには見知らぬ男性がいた。上流階級の雰囲気を持つ彼は言った。「きみはぼくの妻だ」だがジェニーは記憶を失い、彼のこともまったく覚えていなかった。夫だと名乗るクリストファーのもとへ身を寄せたのはいいが、すべてを勝手に決めようとする彼に、ジェニーは我慢できなかった。「わたしはいままで、黙ってあなたの言葉に従っていたの?」以前とはまるで違う妻の言動に、クリストファーはとまどった。じつは、事故が起こる前、家には無言電話がかかるようになり、ジェニーは不審な態度を見せていたのだった。もしかしてジェニーはほかの男のもとへ行っていたのでは?クリストファーはこみ上げる疑念を抑えることができなかった。
  • 百万ドルの新妻 ある運命の物語 XVI
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    “きみの子供の父親は、トレント・クロスビーだ”レベッカはそう聞かされて、激しいショックを受けた。ある事情から精子提供を受けたものの、まさかこんな現実が待ち受けていようとは……。数日後、トレント本人から完璧な“提案”が持ちかけられる。
  • 媚薬のレシピ
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    『男心を射止めるレシピ』の作家のプロモーションのため、ジョシーはイベントの開催される小さな町にやってきた。まもなく作家が何者かに狙われていることがわかり、ジョシーは警察署長のダンに助けを求める。映画スター並みにハンサムな彼は、中身はまったく食えない男性だった。彼女をわがままな都会の女と決めつけ、軽蔑を隠そうともしない。あるとき、作家の作ったレモネードを飲みながら彼と口論していると、不思議な感覚が体を駆け巡った。ダンも同じだったのか、彼女を熱く見つめ……。

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  • ボスは最高! フィアンセは御曹子? III
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    「僕のアパートメントに住んで婚約者のふりをしてくれ」ブレットの言葉にサニーは耳を疑った。聞けばブレットは、望まぬ結婚から逃れるため、婚約者と暮らしていると嘘をついたらしい。そこへ両親が訪ねてくることになり、急遽婚約者役が必要になったのだという。イギリス貴族の御曹子でプレイボーイの彼なら相手はいくらでも選べるのに、なぜ私に?そんな疑問をいだきつつも、魅力あふれる笑顔を向けられ、サニーはうなずくことしかできなかった。
  • フィレンツェの薔薇 奪われた王冠 IV
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    彼女はなにも覚えていなかった。一週間前、病室のベッドの上で目覚めたときから。頭痛がして、見るのは奇妙な夢ばかり。わたしは誰?どうしてこんなところにいるの?今、部屋に入ってきた男性にも見覚えがない。長すぎるブロンドの髪に無精ひげ。鋭いまなざし。彼はわたしを見てひどく動揺しているみたいだけど。男性が口を開き、彼女は息をのんだ。「ぼくはドクター・ショー。きみの記憶喪失を治療する」あなたにわたしの記憶がとり戻せるの?まるで過去の幻にでも会ったようにわたしを見つめるあなたに。★五月からお届けしているミニシリーズも四作目を迎え、王子の死をめぐって新たな事実が明らかに。意外な展開を見せる王室のスキャンダルのゆくえにご注目ください。★
  • 不機嫌な恋人 テキサスの花嫁 III
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    タバサは友人に頼みこまれ、新刊本の宣伝ツアーのため、作家と同行することになった。本業は精神分析医であるアレックスは、なぜかタバサにつらく当たり、容易に心を開こうとしない。著作からは想像もできない気むずかしさだ。すばらしい家庭、充実した仕事──彼はいったい何が不満なの?タバサは思いきって、アレックスの妻にツアーに同行してもらうことを提案した。そのとたん、彼の顔色が変わった。「その必要はない!」あまりの剣幕に、タバサは言葉を失った。★気むずかしくて、複雑な個性の持ち主に恋してしまったタバサ。持ち前の明るさと努力でアレックスのかたくなな心を動かせるのでしょうか?★
  • 復讐は甘美に 孤独な紳士たち I
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    名門マッコイ家の長男が亡くなり、サラはその隠し子クーパーに会いに行く。サラが要職につく、マッコイ・エンタープライズの重役として迎え入れたいと要請するためだ。クーパーは自身の出生の秘密を知りながら、ずっと一人で亡き母親を支えてきたのだという。今や自ら地位も得た彼は、蔑みの表情を浮かべながらも驚いたことにあっさりとサラの申し出を受け入れた――復讐のためにマッコイ家に乗り込むつもりだ、と言い放って。言葉を失うサラに、クーパーは唇の端でほほ笑んで言った。「まず手始めに、君を誘惑してみてもいい」★ロマンティック・タイムズ紙でも絶賛された大型新人リア・ヴェールのミニシリーズ『孤独な紳士たち』。お互いに存在も知らなかった4人の億万長者の兄弟たちのラブストーリーです。★
  • 富豪のたわむれ
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    無実の罪で逮捕された弟を救うために、あのコール・ギャリソンが帰ってくるなんて!新米刑事のロレインは胸の高鳴りを抑えられなかった。資産家の一族に生まれながら束縛を嫌って町を出た彼は、独力で巨万の富を築きあげた伝説の人物だ。と同時に、ロレインの初恋の人でもある――もっとも遠くから眺めるだけだったけれど。物思いにふけっていたロレインは、署の駐車場でポルシェから降りたつコールに目が釘づけになった。「きみが必要なんだ」懐かしい声に、彼女は一瞬で少女に戻った。★キャバノー家の家長アンドリューの頭痛の種、おてんば娘ロレインの恋のゆくえは……?RITA賞受賞作家マリー・フェラレーラの人気作品。★
  • 不実なシーク 富豪一族の伝説 VII
    4.0
    国際弁護士のイーデンは、中東の王国カーミスタンとの取り引きのため、会議室に足を踏み入れたとたん、凍りついた。どうして、ベン・ラムジーがここにいるの?しかも、彼がカーミスタンのシークだなんて!突然、六年前の甘く苦い思い出がよみがえった。弁護士だという彼とパリで出会い、またたくまに恋に落ちたけれど、彼はベッドで眠るイーデンを残して忽然と姿を消したのだ。ベンは、この再会をかねてから準備していたらしい。なぜ今になって現れたの? これからどうしようというの?イーデンは、シークの衣装と権力を身にまとった彼を呆然と見つめた。■大作家ノーラ・ロバーツが「読む者の心をとらえて放さない」と絶賛するケイシー・マイケルズの実力が大いに発揮された一作です。
  • 不実なドクター 救命病棟は眠らない IV
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    ブレア・メモリアル病院の医師アリクスは相反する二つの感情―怒りと恋心にさいなまれていた。六年前さよならも言わずに彼女を捨てた恋人テランスが突然現れ、同じ職場で医師として働きはじめたのだ。映画スターばりの魅力は健在で、意味ありげに見つめられるたび、アリクスは当時の純情な女学生に戻ってしまう。だが、彼は人目をはばかるように電話したり、病院一悪名高い医師と親しげに話しこんだりする。テランスの奇妙な行動の数々に、せつない思いは不信に変わった。彼はいったい何を企んでいるの。
  • ふたつの聖夜 ホワイトホーン・マーヴェリック
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    『おしゃべりな天使』保安官代理のシェーンは、意識を失って病院のベッドに横たわっている女性を見つめた。彼女の名前はアンジェラ。未亡人で、妊娠四カ月。教師の口に応募するために小学校にやってきたのだが、面接を終えて出てきたところを、二人組の男に襲われた。二人組は同じ場所にいた五歳の少女サラを誘拐していった。アンジェラが事件の鍵を握っているのは間違いない。だが、目を覚ました彼女はこうつぶやいた。「わたし……わたし、思いだせないわ」 『銀色の魔法』誘拐されたサラが保護された翌日。〈ヒップホップ・カフェ〉から家に帰るために、車に乗りこもうとしたリアは、突然激しい痛みに襲われた。陣痛のはずがないわ。まだ早すぎるもの。不安を覚えながらもリアは車を走らせたが、とうとう痛みに耐えられなくなって、路肩に車をとめた。そこへ偶然、〈ホワイトホーン記念病院〉の医師、ジェレミーが通りかかった。彼こそリアの一夜の情熱の相手。おなかの子供の父親だった。
  • 降ってきたロマンス
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    アリーは、家のドアを開けて愕然とした。部屋中が水浸し。ベッドはもはや水を吸った巨大スポンジ同然だ。いったい、どうなってるの? 水が天井から漏れ出してるわ!彼女はすぐさま、階上の住人の部屋へ駆けあがった。父さんだ。また父さんが何かやらかしたに決まっている。沼地と化したキッチンのシンクの下を調べながら、ネイサンは毒づいた。この2年、不器用な父のいらぬお節介でどれほど迷惑してきたことか。だが、部屋に入ってきた女性をひと目見るなり、彼は父親のことなどすっかり忘れ去った。

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  • 不慣れな誘惑
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    誕生日、ヴィクトリアは子どもを産む決心をした。結婚は望まないけれど、赤ちゃんはどうしても欲しい。でも、どうやって?男性を惹きつける魅力もないのに、年齢的にはタイムリミットが近づくばかり。知性も思いやりもあって、健康で、しかも魅力的な人……。そんな理想の父親になってくれそうな男性は一人しか知らない。ケイレブ・フレモント――彼の協力を求めるため、ヴィクトリアは思いきった手段に訴えることにした。どんなことをしても彼を誘惑して、その気にさせよう。たとえ着慣れないセクシーな赤いドレスに身を包んででも。
  • 花婿を探せ! ブルーベイカーの花嫁
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    心理学者のジニーは独自の結婚理論を持っていた。育った環境の似た相手を絞り込んで心理テストを行い、相性のいい人を選ぶべきだ、というものだ。夏の休暇でおじのもとを訪れたとき、さっそくジニーは自分の花婿探しに乗り出した。隣人の御曹子が適任だと思ったものの、どうやって親しくなればいいのかまるでわからない。思いあまったジニーは、幼なじみのコルトに誘惑の仕方を教えてくれと頼み込んだ。だがコルトにキスをされたとたん、そんな理論は頭から消え去った。
  • プリンセスの休日
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    ★王宮の外でプリンセスが見つけた恋---そこに幸せな結末などあるはずもなかった。★ソフィーはカルパティア王国の若きプリンセス。みんなに美しいと崇められた祖母や母とは違い、地味で、救いがたいほどやぼったいプリンセスだ。公務に追われる毎日、愛してもいない相手との縁談話。そんな日々に、満たされない寂しさを募らせていた彼女は、アメリカで会議に出席した帰り、ついに行動に出た。眼鏡をコンタクトレンズに替え、髪をブロンドにブリーチし、流行の服に着替え、ボディガードの目を盗んで逃げだしたのだ!そして、身を隠した町で、ハンサムな男性スティーヴに出会う。地味なお姫様という自分を隠したまま、彼に惹かれていくが・・・・・・。
  • プリンセスはきみ ロイヤル・ブライド III
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    “真実の愛”を見分ける女性の力を借りて花嫁をさがすはずだったが…。アンナは驚きのあまり、言葉も出なかった。自分の家のポーチに、ルーカス皇太子が立っているではないか。彼は、アンナの友人たちの夫でもあるエリック王子とウイット王子兄弟の勧めでこの町へやってきたと告げた。“真実の愛”を見分けるアンナの力を借りて花嫁を―王妃を見つけるのが目的だった。アンナは快く承諾し、ルーカスを自分の家に住まわせ、ごく普通の男性として過ごすようアドバイスする。ルーカスは彼女の紹介する五人の女性たちとデートを重ね、自分がもっとも心引かれる相手を決めようとするが…。
  • プリンセスは救世主?
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    エイミは田舎町にある小さな書店の店主だ。仕事は順調で、平凡な生活にも満足している。だが、1つだけ気がかりなことがあった。幼児期に事故で両親を失い、出生が謎に包まれたままなのだ。両親は身元不明者で、彼女の本名すら定かではなかった。ある晩、店を閉めようとしていたエイミの前に見知らぬ男性が現れる。ルフトハニア王国の秘書官と名乗るその男の話に、エイミは耳を疑った。王国の正当な継承権を持つ王女である彼女を国に連れ帰って、王位を正式に返還したいというのだ。私がプリンセス?笑いながらも、エイミは奇妙な予感に体が震えた。
  • プリンセスは逃走中
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    ジョシーは地中海の島国、モンクレール王国のプリンセス。寄宿学校時代の親友の結婚式のためにカリフォルニアを訪れたが、彼女はいま大きな問題を抱えていた。二十五歳の誕生日までに夫を見つけなければ、王国の首相の悪巧みにより、大金持の狡猾な老人と結婚させられるのだ。親友の協力を得て結婚式の会場から抜け出し、ジョシーはロデオ大会が開かれている競技場に潜り込む。本当に結婚したい相手が現れるまでの数カ月、いくらかの報酬と引き替えに便宜結婚を承諾してくれる男性を求めて。幸運にもバックという男性に出会い、なんとか交渉が成立した。ジョシーは自分の身分を隠して彼と結婚式を挙げたが、実は、彼のほうも正体を偽っていて……。
  • プリンセスのあやまち 王家の恋 VIII
    3.0
    「ぼくと結婚してください」タミール王国のサミラ王女は、ボディガードの言葉に耳を疑った。父王の篤い信任を得て、彼女の専属となったファリド・ナシールは有能だが、氷のように冷たく感情のない男だと評判だ。今も彼はハンサムな顔をこわばらせ、視線を合わせようとしない。イエスと答えるしかないのね……サミラはひそかに涙ぐんだ。みずから招いた苦境とはいえ、このままでは私のせいで王室がスキャンダルに巻き込まれてしまう。そんな事態を防ぐため、彼は忠誠心からプロポーズしているのだ。そうとわかってはいても、やはり愛のある結婚がしたかった。生活をともにすればいつかわかりあえる、という期待はできない。孤高のボディガードは人を愛する心など持たないのだから……。湧き上がる悲しみをこらえつつ、王女は小さくうなずいた。
  • プレイボーイに片思い
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    キャシーと幼なじみのカイルは偶然にも休暇の時期が重なり、それぞれの親が所有する隣同士の別荘で過ごすことになった。かつて一度きりのデートでふられてしまったキャシーは、カイルを諦めきれず、この機会に思いきって頼んだ。「あなたの誘惑のテクニックを披露してほしいの」。
  • プレイボーイの過ち
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    結婚式当日に婚約者の裏切りを見つけ、マディーは傷ついた心を抱えてはるばるワシントン州へ来た。そこへ長身のたくましい男性が目の前に現れ、突然マディーの頬にキスをした。唖然としながらも、なぜか心はときめいた。なんてことだ! パトリックは内心舌打ちした。義姉と間違えてキスをしてしまっただけなのに、彼女は涙をこぼし、失恋して仕事もないという。僕がもっともかかわりたくないたぐいの女性だ。だが、ほうっておくわけにもいかない。しぶしぶパトリックは言った。「コーヒーでも飲まないか?」
  • プレイボーイのためらい ボスは最高! VI
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    父が独身重役の一人と結婚させようとするのを阻止するため、エミリーは候補の重役たちの縁結びに奔走した。努力が実り、五人の重役たちが花嫁を見つけた。これで安心して仕事に専念できる。だが、安堵したのもつかのまだった。なんと父は彼女に、最後に残った独身重役ジャックとリノへ出張するよう命じたのだ。しかもホテルではなく自分の別荘に泊まれとまで言う。怒りに打ち震えながらも、社長である父には逆らえず、エミリーはうなずくことしかできなかった。
  • プレゼントは赤ちゃん
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    ★バースデープレゼントは赤ちゃん。その父親は、あこがれのあなた。★大みそかの日、シリアの夢がかなった。激しい情熱にかられた一夜で、ほしかった赤ちゃんをみごもったのだ。願いをかなえてくれたのは、みんなのあこがれの的ハンター。シリアもずっとひそかに思いを寄せていたその人だ。ダンスをして、何杯か飲んで、帰宅してからも飲んだのかその夜の記憶を失っていたハンターは、身に覚えがないと否定しながらも、義務感と自らの名誉のためにシリアに結婚を申しでた。ハンターは死別した妻が忘れられず、その幼い息子はかたくなに言葉を話そうとしない。はたしてシリアはふたりのわだかまりを解いて、幸せな結婚生活を送ることができるだろうか。そして、元気な赤ちゃんを抱くことができるだろうか。
  • 情熱のレッスン ペルセウス:運命の女たち I
    3.0
    まさか夢がかなうなんて!傭兵集団〈ペルセウス〉でアシスタントを務めるジェニーは、いつか実戦に携わることを夢見てきた。生来臆病で自信のない自分には無理だと諦めかけていたのに、誕生日プレゼントとして危険の少ない任務を与えられたのだ。だがパートナーの男性を紹介され、喜びは不安に変わる。相手は〈ペルセウス〉が抱える最高の傭兵マット・デイビスだった。小娘の子守りなどごめんだと言うに決まっている。ところが、ふだんは無愛想なマットがセクシーな笑みを向けて言った。「君にかみついたりはしないよ」混乱したジェニーは頬を染め、部屋から逃げ出した。

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