検索結果

  • 恋へと続く時間 花嫁の季節
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    メラニー・ワターズには夢があった。すてきな男性と結婚して、かわいい子供がほしい。だが現実にはデートをする相手すらおらず、半分諦めていた。そんな折、親友ベイリーが町の美人コンテストの審査員に任命される。点数を稼ごうとする美女たちに猛烈なアタックを仕掛けられ、うんざりしている彼を見たメラニーの頭に、あるひらめきが走った。お互いの利益のために、一時的に結婚するのはどうだろう?彼は美女たちの魔手を逃れられ、私は子供を持つことができる。そう考えたメラニーは、さっそくベイリーに取り引きを持ちかけた。その決断が、のちに彼女からすべてを奪うことになるのも知らずに。
  • 荒野のプリンセス
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    アレクサンドラは生まれ育ったアメリカを去り、祖父のあとを継いでカリスタンの統治者となった。問題山積だが、目下の悩みはカリスタンの人口減少だ。相次ぐ戦争で多くの男性を失ったこの国では、アレクサンドラを含め、若い女性ばかりが余っている。ある日彼女は、アメリカ大統領からの就任祝いに驚愕した。届いたのは、毛並みのよい名馬と見ばえのよい男性。ネイト・スローンと名乗る男性いわく、国家繁栄のため“種馬”を活用してほしいという大統領メッセージを携えてきたとのこと。いったいどういう意味?ネイトの誘うような微笑に、彼女は動揺を抑えきれなかった。★’03~’04年にかけて大統領直属のエリート組織〈オメガ〉の秘密捜査員たちが活躍するストーリーを三作品お届けし、ご好評をいただきました。2、3月そして5、6月と〈オメガ〉の面々が帰ってきます。これまで登場したカリスマ捜査員たちの知られざる過去が今あきらかに!★
  • 荒野のプレイボーイ キャラウェイ・ダンディーズ
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    キャラウェイ家のゴージャスな三人の息子たち、クリント、ケイド、マット。クリントは捜査官のパートナーと、ケイドは美人弁護士と、マットは魅力的な画家と、それぞれ激しい恋に落ちるのですが……。
  • 凍りついた微笑
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    チャーリーは魔女だ。それが町でのもっぱらの噂だった。どういうわけか彼女が関わった人物は不吉な運命をたどる。ゆえにひっそりと暮らすチャーリーの日常は、さらに暗転した。小説家と称する男が現れ、彼女を殺人犯だと触れ回っているのだ。私は無実なのになぜ?怒りに震え、チャーリーは男に詰め寄った。前途ある若者を湖に沈めて殺すとは許せない。実録犯罪小説家オーガスタスは憤怒を抑えきれなかった。調べによると、チャーリーという女性が犯人の可能性が高い。あらゆる手段を講じて彼女を必ず捕まえてみせる!オーガスタスは巧妙な罠を仕掛け、獲物を待つことにした。
  • 氷の紳士を愛したら キャバノー家の真実 V
    2.0
    オーロラ市警の刑事、テリー・キャバノーはいつまでも心を開かないパートナーにもどかしさを募らせていた。ハンサムで寡黙なホークは、刑事としては優秀だが、彼女が話しかけてもろくに返事をしない。そのうえ、ほがらかなテリーを心底嫌っているらしい。まるで沈黙の誓いを守る修道士だわ――それもとびきりセクシーな。彼への関心はいつしか絶望的な片想いに変わっていた。「きみと親しくなるつもりはない」ある日のこと、彼のいつにもまして冷たい言葉を聞いた瞬間、テリーは想いを抑えきれなくなった。これが最初で最後のキス。彼女は思いきってホークにキスをした。★警察関係者ぞろいのキャバノー家の面々を物語の主役に据えた人気シリーズ最新作!読者の人気投票でベスト脇役コンテストに入賞した家長アンドリューが本作でも存在感を発揮しています。★
  • 孤高の恋人
    3.0
    水質汚染の犯人として逮捕された父の容疑を晴らすため、弁護士のリビーはプロスペリーノの町に帰郷した。マスコミや市民の非難にさらされて立ち往生していると、見知らぬ男性が現れて助け出してくれた。いったい誰なのだろう?いぶかりながら帰宅したリビーはぎょっとした。前庭にあの男性が立っていたのだ。彼はレイフと名乗り、昔リビーの父に世話になった恩を返すため、調査を手伝わせてほしいと申し出た。まるで知らない男性とともに行動することに不安を覚えつつも、彼の不思議な目の光に促されるように、リビーはうなずいていた。
  • 心なき求婚【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    名前しか知らない一度きりの恋人。再会したとき二人は、社長と秘書だった―― 「あの夜のことは、なかったことにしよう」秘書として働き始めたペイジに、社長のジェイリッドが告げた。先日の大停電の夜、エレベーターに閉じこめられたペイジは、見知らぬ男性に慰められるうち、一線を越えてしまった。自分らしからぬ行動を恥じ、逃げるようにその場を去ったが、新しいボスのジェイリッドこそ、あのときの男性だったのだ!ボスの言うとおり、あのすてきな思い出はもう忘れてしまおう……。だが4カ月後、ペイジは彼の子供を妊娠していることに気づく。身の縮む思いで、正直にジェイリッドに打ち明けた――まさか、金欲しさに彼を罠にはめたと疑われるとも知らず。 ■超人気作家ビバリー・バートンが嵐の夜の大停電をテーマに描いた名作をお贈りします。出産にかかる費用を工面するため、子供が生まれるまでは働かせてほしいと願う、健気でいじらしいシンデレラ・ヒロインの恋の運命やいかに? *本書は、シルエット・36アワーズから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 心なき求婚
    4.3
    嵐の夜停電で止まったエレベーターに閉じこめられ、ペイジはパニックに陥った。乗り合わせた見知らぬ男性に慰められるうち、親密なひとときを過ごしてしまう。ふだんの自分とあまりにかけ離れた行動に動揺し、ペイジは逃げ出すようにその場を去った。もう忘れてしまおう。そう決意したものの、新しいボスのジェイリッドを見て、ペイジは凍りついた。まぎれもなく、彼はあのときの男性だったのだ!
  • 心は揺れて
    3.0
    ●『司書の秘密』(アリソン・リー著)保安官代理のホルトは、司書のモリーを疑っていた。被害者とずっと一緒に働いてきたモリーが何も知らないはずがない。彼女は何を隠しているんだ?捜査のためモリーの張り込みをしていたホルトは、偶然にも彼女の別の一面を知り、ショックを受けた。 ●『誘惑はゆっくりと』(ジャッキー・メリット著)リンダは思いやりのない夫との冷えきった結婚生活から逃げ出し、誰も知り合いのいない土地での静かな生活を満喫していた。だがある日見知らぬ男性が玄関に現れ、家の改装を任されたと告げる。改装なんて聞いていないけど、なんてハンサムな男性なのかしら……。リンダはうっとりと男性を眺めた――相手の思惑は想像もせずに。
  • 孤島で愛して ある運命の物語 XVII
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    ダニーがハワイの孤島に隠遁して四年が過ぎた。愛息の誘拐、妻の死……いまだ、心の傷は完全に癒えていない。ある朝、ダニーはビーチで倒れている女性を発見した。幸運にも、大きな怪我はないらしい。ほっとしたのもつかのま、彼女が言った。「私……自分が誰なのかわからないわ!」
  • 王家の恋 孤独な王女 V
    3.0
    タミール王国のレイラ王女は、初めての恋に浮きたっていた。兄の結婚式で見かけたある男性客に心を奪われてしまったのだ。聞くところによると、彼ケイド・ギャラガーはテキサスの大富豪にして有名なプレイボーイでもあるらしい。レイラは、彼からも熱い視線を送られたように感じ、保守的なタミールでは禁じられている行い、すなわち女性から男性に愛を打ち明けるという行動に出ようと覚悟を決めた。思いきってケイドの寝室を訪れるが、彼はレイラを冷たくあしらう。彼女が泣きながら部屋を飛びだすと、折悪しく父王シーク・アーメドと鉢あわせしてしまった。シークはケイドが末娘を辱めたと勘違いして激怒する。追及する父に対して、ケイドが発した言葉にレイラは耳を疑った。「王女殿下と結婚したいのです。お許しをいただけませんか?」
  • 孤独な大富豪
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    シンシアはあるチャリティパーティへ出かけた。自分のおこした保健士派遣会社への資金援助をしてくれた、大富豪ジョナサン・スティールにお礼を言いたかったからだ。運よく彼と話すことができ、ダンスにも誘われた。まるでシンデレラになった気分で、彼とキスをした瞬間、あたりは突然闇に包まれた。様子を見てくると言い置き、ジョナサンが姿を消して数分後、今度は銃声が響き渡った。いったい何が起きたの?いてもたってもいられず、シンシアは彼を捜し始めた。★シルエット・サーティシックス アワーズ今月の作品は、災害後の後日談が描かれています。新たな事件も勃発し、目の離せない展開です。お見逃しなく!★
  • 孤独なプレイボーイ 愛を知った日 III
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    家族のために毎日懸命に働くマディソンは、ケンドリック家の次男コードから仕事の依頼を受けて驚いた。コードは王族の血を引くハンサムなプレイボーイで、常にマスコミの注目を浴びている。しがないケータリング業者の私にとって、こんなチャンスはもう二度と訪れないだろう。なぜか熱っぽい視線を向けてくるコードのほうは見ないようにして、料理を終えたあと、彼女はコードに唇を奪われて恍惚となる。たった一度でいいから、見ることも許されない夢を見てみたい。だがコードがある目的を持って近づいてきたことを、マディソンは知るよしもなかった。
  • この夜が明けるまでに
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    コンピュータ・プログラマーのカーラは、父親を事故で亡くし、悲しみに暮れていた。ところが、葬儀の席で近づいてきた謎の男性ニックにこの死には不審な点があるとささやかれて動揺する。さらに彼はカーラに一緒に調査をしたいと提案してきたのだ。その矢先、二人は何者かに命を狙われる。姿の見えない殺人者から逃れ、二人はホテルで一夜をともにすることになった。「君を抱くつもりはない」熱い欲望を宿した瞳と続いた言葉に、カーラの胸の不安は消え、なぜか甘い期待に満たされた。「僕が君を抱くときは……」★リンダ・ハワードもその実力を絶賛するゲイル・ウィルソン。元CIAエージェントたちをホットに描いた人気ミニシリーズ『孤高の鷲』をお届けします!★
  • 琥珀色のシャレード
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    最近感じる退屈と焦燥感を癒そうと、アンバー・コルトンは休暇をとり実家へ戻ってきた。そこへコルトン家の里子だったトリップが現れ、アンバーの気分はたちまちのうちに明るくなった。聞けばドクターである彼は、有名病院へ転職するために、後ろ盾を必要としているという。アンバーはときめきとともに提案した――彼女が婚約者のふりをして、後押ししてはどうかと。だがトリップは冷たく答えた。「退屈したお嬢さんの助けは必要ない」
  • 琥珀色の涙
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    美しい顔にいつも冷静な雰囲気を漂わせた女性。周囲の人々は女性弁護士リンをそう評する。だから大富豪ジョセフの依頼で、彼の孫のリックに会いに行ったときも、リンは事務的な口調で必要なことだけを告げた。今回の仕事には弁護士としての生命がかかっているから、目の前にいる男性のせいで、全身が熱くなっていることは無視して……。ジョセフが孫を呼び寄せたがっていると伝え、リンは説得を続けるが、リックはまったく関心を示してくれない。そんなある夜、リックと一緒にパーティに出席することになり、リンはとまどいながらも大胆な賭に出ることにした。★仕事に情熱を注いできたリンの初めての恋。そのゆくえは?★
  • 拒まれた情熱 富豪一族の伝説 VIII
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    ガブリエルは炎上する車を呆然と見つめた。どうやら飛び出してきた馬をよけようとして、事故を起こしたらしい。今わかっているのは自分の名前だけで、自分が何者で、どうしてここへ来たのか、まったく思い出せない。そこへ、ワイアットと名乗る保安官が駆けつけた。何も覚えていないにもかかわらず、これほど魅力的な男性に会ったのは初めてだと確信した。彼女は記憶がないことを告げるが、ワイアットはまったく信じようとせずに言い放った。「どういうことなのか、白状するんだ」。
  • 拒まれたプリンセス 奪われた王冠 I
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    結婚式が数日後に迫っていた。好意すら抱いていない許嫁の王子との望まない結婚。だが、王女であるアメリアには、より大きな国と同盟を結び、自国と国民を守る義務があった。唯一の心残りは、本物の愛を知らぬまま結婚すること。一度でいいから愛される喜びを味わいたい。そんな気持ちでいた彼女を迎えに来たのは、許嫁ではなく、遠い昔に胸を焦がしたラッセルだった。今やたくましい男性へと成長した彼を前に、アメリアはたったひとつの望みをかなえようと決意した。★架空の王国シルバーシャーを舞台に王位継承権を巡って繰り広げられる愛憎劇と事件をお楽しみください。★
  • 拒まれたプロポーズ 恋人たちのスキャンダル III
    3.0
    ウエイトレスのテレサは、毎朝やってくる男性が気になっていた。あからさまな口説き文句を口にするわけではないものの、明らかにテレサを誘惑しようとしている。だがみじめなだけだった過去の結婚生活を思えば、ハンサムで口のうまい男性はこりごりだ。住んでいた貸家が売却されることになり、部屋を探し始めたテレサは、ある煉瓦造りの建物にひと目で魅せられる。きっとここでなら、平凡な毎日も楽しく過ごせるにちがいない。契約を結ぼうと、大家を訪ねたテレサの前に立っていたのは――あの男性だった!★
  • 強引な誘惑 富豪一族の伝説 II
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    バネッサは心配のあまりどうにかなりそうだった。甥が誘拐されて二カ月がたつのに、何の手がかりも見つからない。状況を打開すべく、フォーチュン家に新たに派遣されたのは、FBIの敏腕捜査官デビン・キンケイドだった。バネッサは、瞳に孤独を漂わせる彼を一目見るなり運命を感じた。捜査を手伝って親密になれたらと願ったが、デビンは素人の口出しなどいらないと、露骨に彼女を避け続ける。業を煮やしたバネッサは、彼を挑発するためキスを仕掛けた。だが、彼の反応は期待していたものとはほど遠かった。「お手軽なセックスなら望むところだ」デビンはそう言うと彼女を乱暴に抱き上げ、ベッドルームへと運んでいった。■『富豪一族の伝説』第二話をお届けします。誘拐事件の捜査と並行して、二人の関係もスリリングに展開していきます。
  • 傲慢なプロポーズ
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    エイブラハム・ダンフォースはいらだちを覚えていた。困難な選挙戦に打ち勝った今、やっとニコラとの逢瀬をゆっくり堪能できると思っていたのに、なぜか彼女は距離を置こうとするのだ。エイブラハムは決意した。なんとしてでももう一度、彼女をこの腕に抱いてみせる。ニコラ・グランビルは困惑していた。エイブラハムが当選を決めた今、スキャンダルは禁物なのに、なぜか彼はかかわりを断とうとはしないのだ。でも、どうしても彼のもとを去らなければ。吐き気をこらえながら、ニコラは自分に言い聞かせた。

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  • 午後五時からの恋人
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    法律事務所の受付をしているアメリアは、独身貴族の弁護士マックが大嫌いだった。何かというと彼女をさげすみ、噛みついてくるからだ。ところがある日、マックが真剣な目をして言った。「きみが必要なんだ」今さら何? その手は私には通用しないわ。身構えるアメリアに、マックは思いもよらない頼み事をした。亡くなったクライアントの赤ん坊を一時的に預かるので、就業後アメリアに自宅へ来て手助けをしてほしいというのだ。しぶしぶ承諾したアメリアだったが、やがて午後五時を待ち望むようになった。
  • 午後五時の誘惑 ボスは最高! II
    5.0
    もう限界だ。幸せなふりをして嘘はつけない。挙式直前に婚約者に捨てられたことを隠し続け、罪の意識に苛まれたアリアナは、オフィスの化粧室で涙に暮れた。そこへやってきた社長の娘エミリーは、事情を聞くと、アリアナを社の顧問弁護士グラントのもとへ連れていき、法的なアドバイスをしてあげてくれと頼み込んだ。料金が払えないからと恐縮するアリアナに、グラントはいやな顔もせず協力を快諾した。そのときアリアナは、予期せぬときめきを覚えた。

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  • 霧の中の出会い 再会に乾杯 I
    3.0
    スコットランドの村で治療師をするフィオナの家にある日の夜更け、アメリカ人らしき男性が訪れた。ここへはめったに人は訪ねてこないのに、何の用だろう。それに、彼はひどい咳をしている。今すぐ休ませないと、肺炎にかかってしまうわ。見知らぬ男性への興味は、体が弱っていてもなお伝わってくる強烈な男らしさのせいでいっそう駆りたてられた。フィオナが名乗ると、男性はいきなり彼女の手を取って言った。「きみこそ、ぼくが探し求めていた女性だ!」
  • 再会の予感 白いドレスに乾杯 II
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    舞踏会の夜、大人への扉を開けたとき、少女の初恋は思い出に変わった……。■ロビンは十八歳になり、社交界にデビューする日を迎えた。舞踏会のための白いドレスに身に包んだ彼女が、家政婦の娘だったと知る者は多い。けれど、母亡きあとも雇主の厚意で寄宿学校に学び、ロビンは今や輝かんばかりに美しく知性的な娘になった。そんな彼女の成長ぶりを知らず、会場の入口ではらはらしながら待ち受ける青年がいた。四年ぶりに顔を合わせる雇主の息子コーリーだ。“シカゴでいちばん結婚したい男”そう呼ばれる若きエリート医師は、ロビンの初恋の人。彼は信じられないという目で成長したロビンを見つめた。その夜、大人になったばかりのロビンは胸の思いを打ち明け、コーリーは彼女を一人の女性として扱った。しかし、幸せな朝は彼の一言で別れの瞬間に変わってしまった。
  • 再会はベッドで キャラウェイ・ダンディーズ
    -
    久しぶりに帰郷したクレイは、キャラウェイ家主催のパーティで、かつて彼を捨てた恋人パメラと思いがけず再会した。動揺と深酒で正体を失った彼は、早々に部屋に引き上げた。翌朝、エロティックな夢から覚めたクレイは、ベッドの隣に見知った女性が眠っているのを見て愕然とする。
  • 最後の逢瀬
    2.0
    レベッカは五年前、トレース・アシュトンとつきあっていたが、彼の父スペンサーに手切れ金をつきつけられ脅されて別れ、写真家としてのキャリアを積むことに専念してきた。今別のワイナリーの仕事でナパ・バレーへ戻ると、トレースがふたたび近づいてきた。彼は私を憎んでいるはずなのにどうして?トレースはレベッカに再会してからというもの、仕事が手につかずにいた。これは単なる欲望に違いない。もう一度思いを遂げれば忘れられるだろう。彼はレベッカの誘惑を決意した。★RITA賞作家バーバラ・マコーリィが描く感動の作品です。スペンサーによって傷ついた人々に立ち直る日は訪れるのでしょうか?★
  • 捧げた純愛
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    看護師ティナの勤務する救急病棟に、交通事故で意識不明の男性患者が運び込まれた。目を覚ました彼はすべての記憶を失っており、トムという名で身につけていた免許証も偽造だと判明したため、警察は彼を殺人事件の容疑者とみなした。ティナにはトムが悪人だとはどうしても思えず、慎重な性格に似合わず、何くれとなく彼の世話をしてしまう。やがてトムに惹かれ始めたのと前後して、ティナの周りで不審な事件が相次いで起こる。トムを信じたいと思いながらも、ティナは不安を覚えた。★今月のサーティシックス アワーズは息もつかせぬ展開。ティナの初恋は実るのでしょうか?★
  • 砂塵のかなたに アラビアン・ロマンス:バハニア王国編
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    王族専用機の窓の下に青い海と砂漠の街が見えてくると、エマは自分が本当に神秘に包まれた国を訪れたのだと実感した。突然現れた国王の使者から招待を告げられたときは、誘拐されてどこかへ連れていかれるのかと思ったけれど。これから~ピンクの宮殿~とよばれる王宮で国王に謁見する。そこにはいったい何が待ち受けているのかしら?不安を覚えながらリムジンから降り立ったエマは、ふと視界の端でとらえたものに視線を向けた。影の中から長身の人物が近づいてくる。それはエマにとって、忘れようにも忘れられない人だった。★1100号を迎えたシルエット・スペシャル・エディション。記念号はスーザン・マレリーのミニシリーズ『アラビアン・ロマンス:バハニア王国編』関連作です。今月から3カ月連続で刊行いたしますので、どうぞお楽しみに!★
  • さすらいの乙女 続・闇の使徒たち I
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    母を亡くして以来、ダニエルに安住の地はなかった。三つ子の兄と姉とは助け合ってきたが、いまは理由あって決別し、遠く離れた町でホテルのフロント係として働いている。退屈なほどおだやかな生活だが、今日は違った。ロビーにいる男性が、先ほどから彼女を監視しているのだ。同僚の話では、ダニエルについてあれこれ尋ねてまわっていたらしい。ハンサムだが表情は冷たく、暗く悲しげなオーラが漂っている。彼はいったい誰?まさか、私の秘密を知っているの?これまで封印してきた力を使うべきだろうか。ダニエルは苦悩した。私の体に流れるジプシーの血。その血に秘められたパワーを……。★遺伝子操作によって生まれた天才児たちの数奇な運命を描いて大好評を博した『闇の使徒たち』の続編がついに登場!新たな恋と謎をお届けします。★
  • 誘う追跡者 コルビー捜査ファイル I
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    探偵事務所で調査員をつとめるキャサリンは謎の失踪をとげた政府機関の契約捜査官、ジャック・レインを追って車を走らせていた。この初仕事を失敗するわけにはいかない。絶対に成功させて、自分の能力を証明してみせるわ。そうすれば、兄のように優秀な警官になれなかったわたしを、父も認めてくれるに違いない。調査の末に突きとめたレインの潜伏先まで、あと少しだ。そのときふいに車の前に何かが現れ、彼女は急ブレーキを踏んだ。そして、すべてが闇に包まれた。■ミニシリーズ『コルビー捜査ファイル』は、美と知性を兼ね備えた探偵事務所調査員たちが織りなすラブ&サスペンスの秀作です。

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  • 殺意の残り香 王家の恋 IX
    3.0
    ★ゴージャスな外見にだまされてはならない。彼は血も涙もない捜査官なのだから。★「お兄さんの保険金はいつ受け取るんだ?」目の前の男性が発した非情な言葉に、ニーナは耳を疑った。異父兄デズモンドが故国モンテベロで殺されたとの悲報に接し、彼女は大急ぎでアメリカから駆けつけた。そしてたった今、遺体との対面を終えたばかりなのだ。驚きに声も出ない彼女に、捜査の責任者ライアンは再び言い放った。「知らないふりをするのはよせ。五十万ドルの生命保険のことだ」 なんてこと! この人は私を犯人だと思っているの?ようやく状況を理解したニーナは憤りをおぼえ、決意した。こんな人に捜査をまかせてはおけない。私が犯人を捜さなければ!さっそく彼女はひとりで行動を開始した。殺人犯の魔の手が迫っていることも知らずに……。
  • 砂漠の戦士
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    シモーヌは砂漠の国ナザールへやってきた。エキゾチックな雰囲気に旅情をかき立てられたのもつかのま、レストルームで出会った女性から、国王に渡してくれ、といきなり指輪を託される。一介の旅行者がどうやって国王に近づけばいいのだろう?途方にくれていると、銃を持った見知らぬ男に命を狙われ、シモーヌはわけもわからず逃げ回らざるをえなくなる。力つきかけたそのとき、身柄を拘束されてシモーヌは君主マーカスの前に連れ出された。彼は涼しい顔でシモーヌの手を取ると、口づけをした。
  • サファイアの花嫁
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    気がつくと、サバナはハリソン・コルトンのオフィスを訪ねていた。彼は、かつてサバナの姉と婚約していた辣腕実業家。そして、サバナがひそかに思いを寄せていた男性でもあった。だから父親から意に沿わない結婚を強要されたとき、助けを求めずにはいられなかったのだ。だが事情を知ったハリソンは、予想だにしなかった解決策を申し出た。
  • さまよえる女神たち I
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    ●『夜を駆けるアテナ』(ジャスティン・デイビス著)久々に母校アテナ・アカデミーに戻ったアレックスは郷愁に誘われ、夜の構内を散歩していた。厳しい寮生活や叶わなかった初恋も今ではいい思い出だ。初恋の人――通称ダーク・エンジェルはどうしているかしら?ふいに全神経が張りつめ、彼女は歩みを止めて振り向いた。そこには、危険な香りを漂わせたダーク・エンジェルが銃を構えていた。 ●『アルテミスの涙』(エイミー・J・フェッツァー著)貧困家庭出身ながらアテナ・アカデミーで学んだダーシーは、メイクアップ・アーティストとして活躍したのち、結婚した。ところが映画プロデューサーである夫の暴力に耐えかね、逃げ出すはめに。それ以来、変装と護身の技術を駆使して虐げられた妻たちを暴力夫から救う活動をたったひとりで続けている。だが今日は勝手が違った。暴力夫の反撃に遭って彼女は意識を失い……。
  • さまよえる女神たち III
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    ●『イカロスに抱かれて』(キャサリン・マン著)空軍大尉のジョシーは無人偵察機の改良に取り組んでいた。完成も間近なある日、議会からプロジェクトの監視委員が派遣される。やってきたのは空軍の伝説的パイロット、ディエゴだった。飛行中の事故で今や飛べなくなってしまった、かつての“神”に、ジョシーはうかつにも同情を寄せ、たちまち彼の逆鱗に触れる。「今度ぼくを哀れんだら、キスで何も考えられないようにしてやる!」 ●『デメテルの祈り』(デブラ・ウェッブ著)過去の異性関係で心に深い傷を負ったケイラはもう長いこと恋をしていなかった。なのに、最近同僚の刑事ハッデンが気になってしかたがない。よりによって、彼と二人きりで捜査をするはめに。プレイボーイの彼が求めているのは、“割り切った関係”だ。そうとわかっているのに、青い瞳にまどわされてしまいそう……。 *本書に収録されている『イカロスに抱かれて』は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • さまよえる女神たち II
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    『アポロンの吐息』―なぜ彼がここに? テレビ局のリポーター、トーリーは驚いた。軍人の独占取材のため中央アメリカの病院に潜入したところ、友人の兄ベンにでくわしたのだ。ベンといえば、アメリカ有数の億万長者で社交界一のプレイボーイだ。だが、今は黒ずくめの姿で物騒な武器を構えている。次の瞬間、彼はいきなりトーリーを抱き寄せて唇をふさいだ。 『光と影のネメシス』―孤児として育ったサムはたぐいまれな語学の能力を買われてアテナ・アカデミーで学び、のちにCIA工作員となった。ところがある日二重スパイの嫌疑をかけられ、幽閉される。彼女がロシアの諜報機関と接触している、というのだ。わたしはやってない! サムはひそかに思いを寄せる同僚のライリーに訴えた。だが彼にむげに拒絶され、思わず……。
  • さまよえる女神たち IV
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    『アンドロメダの微笑』―リンは生まれながらに持っている能力を生かして、養父のために宝石や美術品を盗むという行為を繰り返していた。だが養父の作り話を頑なに信じ、罪を犯しているという自覚はない。そんなリンに、養父の部下ニックが巧みな誘惑を仕掛けてきた。世間知らずのリンはたちまち彼の魅力に惹かれていく。敵とも味方ともつかぬニックの態度に心ゆさぶられながら。 『汚れなきプシュケー』―私は怪物なの? フェイスは自分が“普通”でないことを嘆いていた。触れただけで、他人の気持ちが感じ取れてしまうのだ。そのたびに強烈な痛みに襲われるため、むろん恋などできない。熱いキスもめくるめく情事も体験できないままなの?それなのに、彼女はある男性に心を奪われていた――“普通”の女性を好む、頑固な刑事ロイ・ショパンに。
  • さまよえる令嬢
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    晩餐会の帰り、暴漢に襲われたケリーを救ったのは、ジョン・エドモンズと名乗るタキシード姿の紳士だった。誠実な態度と熱いまなざしに、彼女は直感した。彼こそ運命の男性――私がずっと待っていた騎士(ナイト)。夢のような時間を過ごしたものの、やがてケリーは非情な現実を知る。兄の不審な死の調査のため〈フェニックス結社〉を訪れたところ、ジョンが結社の腕利きエージェントであり、任務でケリーを監視していたとわかったのだ。甘い言葉も燃えるような口づけもすべて偽り……。怒りと涙が込み上げ、彼女は絶句した。★リンダ・ハワードもその実力を讃えるゲイル・ウィルソン。本作では、派手なプレイボーイだった兄の遺産をめぐり、おとなしいヒロインが数々の陰謀に巻き込まれます。★
  • さよならは告げずに アラビアン・ロマンス:バハニア王国編
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    パイロットの訓練士として世界中を飛び回るビリーは、まるで女王のように、空の上では男たちを自由にあしらっていた。地上に降りればごく普通の、おしゃれが好きな若い女性だが、訓練を受けた男たちはビリーを無視することで屈辱感を晴らす。だから恋愛を楽しむこともなく、ひたすら仕事に専念してきた。ところが、果敢にも彼女に立ち向かう男性がいた。富と血筋のよさが全身からにじみ出るような、端整な顔つきの男性――バハニア王国の第四王子、プリンス・ジェフリだ。顔を合わせた二人は激しく惹かれ合い、恋に落ちていくが、王子には国王の勧める花嫁候補がいた。★
  • さよならを言えなくて キャバノー家の真実 II
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    会計検査係として企業に勤めるイレーヌはオーロラの町で静かな生活を送っている。幸せな思い出も悲しい記憶も、すべてこの町で味わった。とりわけ、最愛の男性クレイ・キャバノーとの思い出は……。至福の日々は、彼の身勝手な決断によって終わりを告げた。そう、彼はひとりの女性に縛られたくなかったのだ。ある日イレーヌは偶然上司の不正を知り、告発を決意する。内部告発者を保護するため、警察から担当者がやってきた。ドアを開けた瞬間、イレーヌは目を疑った。忘れえぬ恋人。永遠のプレイボーイ。そこには、クレイが苦い表情を浮かべて立っていた。★RITA賞受賞作家M.フェラレーラの連作『キャバノー家の真実』。スリリングな事件にからめて家族の絆があたたかい筆致で描かれた秀作です。★
  • さらわれた令嬢
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    まさか彼があの秘密を知っているはずはないのに……。■「誰か助けて!」そう叫ぶジュリアナの声はむなしく宙にかき消えた。北海に浮かぶ小国ビョルリの路上で、彼女は何者かに襲われ、無理やり飛行機に乗せられた。国王の秘書官の娘であるジュリアナは、国際的な陰謀に巻き込まれたと確信した。だがアメリカの空港に降り立ち、連れていかれた要塞のような屋敷に待っていた人物を見て仰天した。グリフォン・タイナーが不敵な笑みを浮かべてこちらを見ている。ジュリアナの胸に鋭い痛みが走った。二年前、スキー場で出会って恋に落ち、夢のような時を過ごした。だがある朝、グリフォンはベッドで眠る彼女を残し、姿を消したのだ。非情にもわたしを捨てていった彼が、今さら何の用なの? どうしてわたしを誘拐したの?
  • サンタのくれた恋人 ボスは最高! IV
    3.0
    サマンサは目の前に立つたくましい男性を見て動揺した。リード・コナーズ。かつて夢のような時間を分かちあったあと、彼女を捨て去り、何の連絡もよこさなかった人。彼に恋した代償はあまりにも大きく、サマンサは自分の夢も家族も失い、懸命に生きてきた。ようやく心の傷も癒えたころに、なぜ現れるの?冷ややかな態度をとるサマンサに向かって、リードは陰りをたたえて言った。「ぼくたちは惹かれあっているんだ」
  • 億万長者と結婚? 三人の花嫁 I
    -
    教会から彼女を連れ去ったのはハンサムな億万長者だった!■サラは教会の控え室でひとり思い悩んでいた。婚約者に対する愛情に確信が持てないまま、ついに結婚式の日を迎えてしまったから。そのとき突然、控え室に見知らぬ男が入ってきた。「ぼくの話をきちんと聞いてくれるまで、きみは結婚できない」混乱と心労から、サラは気を失ってしまう。目覚めたとき、彼女は山道を走る車のなかにいた。運転席に座っているのは、控え室に押し入ってきた黒髪の男だ。この人は何者なの? 目的はなに?彼は、なぜかわたしのことを“ジェシカ”と呼んでいる。なんてこと……。わたしは人違いで誘拐されたんだわ!不安と恐怖に震えながら、サラは助手席で身をすくめた。
  • 残酷なランデブー
    -
    妹のへリーンが死体で見つかった。イーデンにはまだすべてが信じられなかった。両親の死後、親代わりとなって育てあげた、たった一人の肉親。命を懸けても、犯人はかならず見つけだすわ。妹のわずかな遺品のなかに、イーデンは一通の招待状を見つけた。貧しい学生が、こんな豪奢な舞踏会に招待されるのはおかしい。へリーンになりすまして舞踏会に潜りこんだ彼女は、偶然にもそこで意外な人物と再会した。ハンター――七年前に失踪した元婚約者が、なぜここに?気づくとイーデンは彼に強引に腕を取られ、ダンスフロアに出ていた。■イーデンは七年ぶりに元婚約者ハンターと再会し、意外な失踪の真相を聞かされることに。読むほどに引きこまれる衝撃の展開です。

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  • しあわせな秘密 愛の女神たち I
    3.0
    母を亡くしたときからハンナの人生は大きく変わった。大富豪の婚外子であることが判明して広大な屋敷に引き取られ、家族の期待のままに東部の大学に進学した。だが今、ある事情から、誰にも知らせず故郷の町に帰ってきたのだ。ひとり静かな日々を送るハンナは、意外な人物に再会した。エリック・メンドーサ――十代のころにあこがれた人は、今や郡の中核病院の管理職になっていた。彼は再会を喜び、美しく成長した彼女を情熱的な目で見つめて、大人の男としての思いを熱いキスに込めて伝えてきた。■アメリカの小さな町を舞台に、そこに住む人々の恋愛模様を描くミニシリーズ『愛の女神たち』です。秘密を抱えたまま、十代のころからのあこがれだったエリックとデートを続けるハンナ。でも、ある日ひょんなことからすべてをエリックに知られてしまい……。■

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  • しあわせな胸騒ぎ シェイクスピアに恋して I
    -
    テキサス・ライツ・ホテル――老朽化したこの建物は、エマリンにとっては何にも替えがたい存在だった。幼くして孤児となった彼女は、ホテル経営者の伯父に引き取られた。以来、この場所が彼女の遊び場であり、家であり、仕事場なのだ。だが年々ホテルの客足は遠のき、見かねた伯父は改築専門の技術者を雇うと言いだした。内心複雑な思いで、エマリンは技術者のライアンを迎え入れた。改築設計図にさっそく彼女が口を挟もうとすると、彼が言った。「古いものと新しいものの融合は、まさに挑戦しがいがある」彼の目に燃えあがる炎に、エマリンは全身を焦がされる気がした。★シェイクスピア作品をモチーフにした、珠玉の恋物語にどうぞご期待ください。★
  • 幸せになる条件 マンハッタンで恋を II
    -
    てきぱきと働く有能な看護師ラーラ。ラーラが元女優であることを知ると、人は不思議がるけれど、彼女自身も同僚たちも、天職だと認めている。毎日小さな命が誕生するのを目にしながら、人一倍子供好きなラーラは焦っていた。早くしないと、子供が産めない年齢になってしまう。そんな彼女を気づかって、友人たちは日替わりで~お見合い~をセッティングしてくれるが、ラーラには憧れのドクター・クロス以外は考えられなかった。ある夜、その彼と故障したエレベーターに閉じ込められ、二人は暗闇の中でキスを交わしてしまう。★思わぬキスから始まった恋は、はたしてどうなるのでしょうか?★
  • しあわせの法則
    -
    クレアはショッピングモール主催のコンテストに参加した。優勝賞品は八万五千ドルの豪華なキャンピング・カー。参加者二十名が車内でともに生活し、一歩でも外に出た者は失格。賞品を手にできるのは、勝ち抜いた最後の一人だけという過酷なサバイバルレースだ。クレアには絶対に負けられない理由があった。なんとしてもこの車を勝ち取り、一日でも早く出発しなければ。だが参加者の中には手強いライバル、幼なじみのマークがいる。「君のような美人となら車に押しこめられるのも悪くないな」マークの挑戦的なせりふに、クレアはたじろいだ。
  • ばら色の恋 潮風の償い IV
    -
    ジョーは困惑していた。姉の強いすすめで、祖母の遺したコテージで週末を過ごすことになった。だがそこは、ジョーが十代のころに夏を過ごし、将来を誓い合った男性から手ひどく裏切られた過去のある町なのだ。すぐに逃げ帰るつもりだったジョーは、修繕に立ち会うため、コテージにさらに数日泊まることになる。その夜、訪ねてきた建築家を見てジョーは全身が凍りついた。ピート――私の心を打ち砕き、去っていった男性。「帰って!」思わず叫んだジョーは、次の瞬間、ピートに抱きしめられて恍惚となった。★ヒロインは四姉妹の末っ子ジョー。姉妹のなかでもっとも繊細で物静かな彼女の恋ははたして……。★
  • 死線のマドンナ 闇の使徒たち-序章 II
    -
    内戦の続くレベリアで活動するジャーナリストのリリーは、絶望に打ちのめされながら一人の男性と対峙していた。「僕と一緒に来てほしい」医師である最愛の恋人ロバートの表情は真剣そのものだ。戦闘の勃発で、すべての外国人に国外退去命令が出ている。もう一刻の猶予もない。ロンドン行き最終便の出発まであとわずかだ。だが、リリーの心は決まっていた。この国を離れるわけにはいかないわ。目的を果たすまでは、絶対に。リリーは悲しみを押し殺して、窓辺でロバートを見送った。次の瞬間、閃光と轟音とともに恋人は彼女の目の前から消え去った。
  • 失意の公爵 王家の恋 III
    3.0
    マックス・ライカーは、アメリカでの今の暮らしに満足していた。探偵事務所を開いて成功し、顧客はハリウッドスターや大富豪で一夜の情事の相手にもことかかない生活だ。だが彼には遠い昔に捨て去った過去があった。実は、誇り高き王国モンテベロの王家の血をひく公爵なのだ。王族は嫌いだが、唯一心を許していた伯父のマーカス国王にある男を捕らえてほしいと頼まれたからには断れない。早速仕事にとりかかり、男を追いつめたとたん思わぬ妨害が入った。腿に銃をくくりつけたブロンドの美女――いったい何者だ?これ以上、邪魔はさせない。誘惑して言うことを聞かせ、おとなしく引き下がってもらおう。マックスは数々の女性を虜にしてきた魅力的な笑みで彼女を誘った。
  • 週末だけの恋人
    -
    蝶のように昼食会やパーティに飛び回る生活に辟易し、令嬢ヘザーは父の親友ジョー・コルトンの雑務を手伝うため、コルトン家にしばらく滞在しようとやってきた。到着したとたん、一人の男性に紹介された。サッド・ロウ――ジョーの狙撃事件を担当している刑事だ。荒削りでセクシーな容貌にヘザーはときめいたが、サッドのほうはろくに彼女を見ようともしない。私に関心はないのね。彼と親しくなることをあきらめたある日、サッドはヘザーを捕らえると、熱い口づけで彼女の唇をふさいだ。
  • 淑女のたくらみ
    -
    町いちばんの哀れみの的“退屈ケイティ”。花屋のオーナー、ケイティにつけられた不名誉なニックネームだ。1年前、彼女は結婚式当日になって花婿に逃げられた――彼女の親友であり、花嫁介添人のバーバラと一緒に。ケイティはこの1年、ただひたすら仕事だけに没頭してきた。だがどうしたことか、店の経営状態はどんどん悪くなっている。どうすれば立て直せるの?お店も、そして私の人生も。偶然、町で幸せそうな元花婿に出くわしたケイティは、とっさに身近にいたハンサムな男性に大胆にも命令していた。「キスして。ここで今すぐ」★テンポのよいストーリー展開と随所にちりばめられたユーモアが魅力の新作家シャーリー・ジャンプの登場です。堅物な花屋のオーナー、ケイティが自分を変えるために考えたある計画とは?
  • 宿敵に抱かれて
    3.0
    高校のカウンセラーをしているカッサンドラは、理事会で宿敵ショーンにやりこめられて帰宅途中、彼が嵐の中をずぶぬれで歩いているのを目にする。いい気味だと思いながらも、ほうっておくわけにもいかず、カッサンドラは仕方なく彼を自分の車に乗せた。案の定車内でも激しい口論となり、カッサンドラが同乗させたことを後悔し始めたそのとき、突然山肌が崩れ、土砂が車へ流れてきた。恐怖におののくカッサンドラは、ひたすらショーンにしがみつき……。
  • 宿命の再会 ロイヤル・ブライド II
    -
    熱い愛の日々を過ごしたあと、彼は去り、新しい命が残った。かつて、ドルーとアンダース王国の王子ウイットは、誰に知られることもなく、恋人の関係になった。輝く夏の日、二人は何度も愛を交わした。だが別れはやってきた。ウイットはドルーのもとを去り、彼女のおなかには小さな命が宿っていた。マスコミから“愛の王子”として騒がれている彼に―父親になるつもりのない男性に真実を告げるべきだろうか。悩み抜いた末、ドルーは一人で育てていく決心をする。それから七年―。ドルーとウイットは運命の再会をした。
  • 白い殺意
    -
    指折りの心臓外科医にしてナースたちのあこがれの的。それがニコルの夫となったマルコム・ランカスターの評判だ。端整な顔立ちと優雅な物腰はたしかに魅力的で、ニコルもたちまち心を奪われた。だが、最近は言いようのない不安にさいなまれている。ふとしたときに見せる夫の冷たい表情。夜中になるとたびたび家を空ける不自然な行動。ある日連続猟奇殺人の件で警察から連絡があり、被害者の美人看護婦がマルコムとひどく親密だったと知る。ひょっとして夫が浮気を? いいえ、彼女を殺したの?ニコルの静かな生活は音をたてて崩れはじめた。■順風満帆に見えたエリート医師との新婚生活。でもそこには残酷な罠が……。スリリングな展開は読み応え充分です!
  • 真実はいらない
    -
    いくら小さな町で独身男性が少ないからといって、兄たちに結婚相手を押しつけられたくはない。だったらこのまま独りでいるわ。ハドリーは憤慨しながら凍った道に車を走らせていた。そして、突然、事故は起こった。接触した相手の車は道路をはずれ、木に衝突して止まった。車内に倒れていたのは額から血を流した男性……。ウッドと名乗る男性との出会いは、ハドリーに女であることを意識させた。あなたの手でわたしを変えて。決して後悔はしないから。★2002年5月にお届けした「舞い降りた天使」に登場したデーンが今月のヒーローです。うしろめたい理由で冬のモンタナを訪れた彼は純粋な心を持つヒロインに少しずつ心を開いていきます。★
  • シンデレラと独身貴族
    -
    家政婦のシンディは人里離れた牧場の屋敷で働いている。牧場の持ち主は、トラビス・ルールという大企業の経営者で、“テキサス一リッチな独身貴族”ともてはやされている男性だ。魅力的なトラビスに会ったとたん、シンディは心がときめいてしまったが、あわてて自分を戒めた。孤児院育ちのわたしなんて、相手にされるはずがない。ところが、彼はシンディに車の運転を教えてくれたり、将来の計画についてのアドバイスをしてくれたりした。いったい、なぜ? ひょっとしたら、わたしのことを……。しかし、ひそかな期待は、ある日粉々に打ち砕かれた。トラビスが花嫁候補の美しい女性を二人も牧場に連れてきたのだ。
  • シンデレラの苦悩
    -
    嵐の夜、ニーナはエプロンをはずし、パーティの客の輪にまぎれこんだ。そこへ飲み物を手に一人の男性が現れる。アレックス・ベネット――石油王で独身のプレイボーイ。彼に誘われるがまま、ニーナは夢のようなダンスを楽しんだ。でもこれはひとときの幸せ。しがないウエイトレスと億万長者では身分が違いすぎるのだから。自分に言い聞かせ、姓も告げずにその場を立ち去ったものの、思いもよらない場所で、ニーナは彼に再会した。★大好評刊行中のシルエット・サーティシックス アワーズ。今月は嵐のおかげで理想の男性と巡りあったニーナの物語。★
  • シンデレラは逃走中 ブルーベイカーの花嫁 III
    -
    結婚式の翌日、花嫁は逃げだした。彼女の身に何が起こったのか?■エラは、お菓子作りの腕を見込まれ、ブルーベイカー家のキッチンスタッフとして雇われた。初仕事の日、エラは一家の次男マックに出会って胸がときめいた。マックのほうも、青い瞳のエラに心を奪われた。大富豪の息子と、身よりのない使用人の関係を気にしながらも、だんだん二人の愛は燃え上がっていく。二カ月たったある日、とうとうエラはマックのプロポーズを受け入れ、二人はひそかに結婚式を挙げた。翌日、屋敷を訪れた客にお茶を出していたエラは、ふと耳にした会話に顔色を失った。マックは良家の令嬢と結婚することになっていたのだ。やはり、わたしは彼の妻にふさわしくないんだわ!妊娠していることも気づかずに、エラは屋敷を逃げだした。
  • 孤高の鷲 親密な他人 II
    -
    この3年間、キャスリーンに心休まる日はなかった。マフィアから大金をだましとり行方をくらました夫ロブのせいで、何も知らないにもかかわらず、金のありかを求める悪漢たちに追われつづける日々なのだ。かつては愛し、すべてをささげた男性。だが今は、この世でもっとも憎い男性。2度と顔を見ることはないだろう。いや、絶対に会いたくない。ふいに、物思いから覚めたキャスリーンは凍りついた。向こうがわの車の運転席に座っているのは――ロブだ!彼は冷たいまなざしでこちらを見すえ、ゆっくりと……。■2度のRITA賞受賞の栄誉に輝くゲイル・ウィルソンのミニシリーズ『孤高の鷲』。正義に燃える元CIAのエリートたちが紡ぐ大人のラブストーリーです。
  • シークとの取り引き
    3.7
    金持ちで傲慢、夜ごと会う女性の違うプレイボーイ。今度のクライアント、シーク・アリ・エル・エトラは、フェイスのもっとも嫌いなタイプの男性だった。だが小さなコンピューター・コンサルト会社を軌道に乗せるには、アリの企業からの依頼を受けないわけにはいかない。しぶしぶ働き始めたフェイスだったが、アリの端整な容貌と見事な肉体に魅せられ、しだいに憧れを抱きはじめる。そんななか、アリが魅力的な笑みを浮かべ、ある危険な取り引きを持ちかけてきた。
  • シークに焦がれる夜に 奪われた王冠 III
    -
    シルバーシャーの外務省に勤務するカサンドラは、重要な任務を命じられて緊張していた。王子殺害への関与が疑われている隣国のシーク、カディールをもてなし、かつ宮殿から遠ざけておくのだ。この仕事をうまくこなせれば昇進も夢ではない。張り切ってカディールを出迎えたものの、彼をひとめ見たとたん、予想外の困難が待ち受けていることに気づいた。彼に恋してしまったのだ。★シルバーシャー国の王位継承権をめぐって起こる陰謀とスキャンダルを描いた連作『奪われた王冠』。亡き王子の関わっていた悪事もいよいよ本作で形が見えてきます。★
  • シークの秘密 王家の恋 IV
    4.0
    父親の石油会社で働くエレナに、タミール王国のシーク・ハッサン・カマルが面会を求めてきた。業務提携を考えているので、精油所を視察したいという。ビジネスに熱心な彼の様子に、エレナは驚きを覚えた。お金はうなるほどあっても分別はないプレイボーイが新しいおもちゃを欲しがっているだけだと思っていたからだ。仕事一筋のエレナは、これまでずっと孤独だった。だが有能なうえに、魅力的なハッサンに優しくされるうち、彼女の氷のように冷えきった心は少しずつ溶けていった。やがてある嵐の夜、ふたりはとうとう結ばれたが――実は、ハッサンがエレナに接近したのにはわけがあった。彼はエレナの父を陥れるという密命をおびており、彼女を誘惑して思うがままに操る必要があったのだ!
  • シークはお断り!
    -
    友人の経営する看護エージェンシーで働くため、アマンダはカリフォルニアへ引っ越してきた。初仕事は、スキーで大怪我をしたシーク・ラーマン・ハルーンを、住み込みで介護するというものだった。
  • シークレット・ブライド
    -
    アンナはウエディングドレスのデザイナーとして成功したかった。新聞の特集企画“結婚式図鑑”に作品が載ることが決まったので、それを足がかりに、専属契約を結んでくれる会社を探すつもりだった。だが撮影日ぎりぎりになっても、花嫁役のモデルが見つからない。マスコミに露出するのは危険だけど、自分でするしかないわ。アンナには秘密があった。偽名を使ってでも素性を隠したい理由が。撮影当日、ハンサムで完璧な花婿役ライアンを一目見たとたん、彼女の決死の覚悟はあっけなく覆された。どうしよう、このままでは周囲の注目を必要以上に浴びてしまう!気づくと、アンナはドレス姿のまま会場から逃げ出していた。

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  • シークを愛したら
    -
    ★手の届かない人を愛してしまった。婚約者のいる一国の王を・・・・・・。★ヘンリーが行方不明!思いがけない知らせを受けて、ジェンセンは急遽、中近東のスマル王国へ飛んだ。兄ヘンリーは雑誌社の仕事で取材活動中、消息を絶ったらしい。それにしても、なんという暑さ。強烈な光と熱気で窒息しそうだ。こんな異国で手がかりもなく、どうやって捜せばいいのだろう。頼みにしているマイケル・ハサーンという、ヘンリーの大学時代の親友とも連絡が取れないのに。大使館でも、兄に関する情報は得られずじまいだ。途方に暮れ、ホテルの部屋に戻ると、突然、後ろから腕が伸びてきた。「暴れるな」口元を手で覆われ、はがいじめにされる。ジェンセンは男の手に噛みつき、必死になってもがいた。「私はマイケル・ハサーンだ。落ち着いてくれ」なんですって?いったいどういうつもりなの?
  • シークを誘惑
    -
    熱い恋の手ほどきも受けたい。令嬢の切ない挑戦が始まった。■イモジーンは早急にいい馬が必要だった。大事な顧客の牧場に馬を連れていくと約束してしまったのだ。急いで極上のアラビア産の馬を飼育している牧場へ駆けつけ、経営者のシーク・ラフィ・シェイカーに、馬を一頭貸してくれないかと交渉した。だがラフィは、乗馬技術のない人間には貸せないと言う。せっぱつまったイモジーンは訓練を受けさせてくれと頼み込んだ。するとラフィはセクシーな笑みを浮かべて告げた――三週間牧場に住み込んでレッスンを受けてもらう、と。
  • 十二夜のプロポーズ シェイクスピアに恋して III
    -
    最愛の兄に先立たれ、ベリティは絶望しかけていた。そんなとき、住み込みのベビーシッターとして働くことになった家で雇い主であるレオにひと目で心を奪われた。レオと彼の幼い娘と過ごす日々は、傷ついたベリティの心を癒し、生きる気力を再びよみがえらせた。だが、ベリティがレオに対する熱い思いを募らせる一方で、レオは次第に彼女に冷たい態度をとるようになっていった。なぜ、彼はわたしを避けるのかしら?嫌われてしまったの?困惑するベリティをよそに、レオもまた悩んでいた。彼女に真実を打ち明けるべきかどうかを。★カレン・ローズ・スミスが描く、寒い冬の夜にぴったりの温かなロマンスをお楽しみください。★
  • 情熱の掟
    -
    麻薬密輸組織の全貌を暴くため、FBI捜査官のダナは、容疑者の一人マーカスのボディガードになりすまし、覆面捜査をするよう命じられた。だがマーカスの魅力的な瞳を見たとたん、任務をやり通せるのか不安を覚えた。こんな美しい女性が僕のボディガードだと?無実の罪を着せられるという苦境にありつつも、マーカスは内心にやりとせずにはいられなかった。二十四時間警護してくれるなら、楽しい時間が過ごせるだろう。
  • スキャンダラスな夏
    -
    テスは向かい側の家のポーチにいる男性を見て驚いた。ジェイク・ウォーカーが、この町に戻ってきた……。亡き母親の家を修繕するために帰郷したらしい。テスは高校のとき、不良だという噂のジェイクにひそかに憧れていた。もちろん思いを伝えることなどできず、遠くから見ているだけだった。彼は十八歳のとき、前代未聞の事件を引き起こし、高校を退学になった。そして、町からも去っていったのだった。あれから十一年がたつというのに、彼はちっとも変わっていない。危険な野獣そのものの姿は、鋼のような力強さを秘めている。テスは、いやおうなくジェイクに惹かれていく自分を戒めた。わたしにはもうすぐ式を挙げる婚約者がいる。ジェイクの誘惑に負けて、スキャンダルの餌食になるわけにはいかない。
  • スキャンダルの香り 孤独な紳士たち IV
    -
    ゴシップリポーターのマデリンは、大富豪ジョセフの誕生パーティを取材していた。そしてふと、ジョセフの息子アレックスの姿が目に入り、彼を追いかけて厩舎へ行く。恋人だったアレックスには、かつて一方的に別れを告げられた。苦しみに満ちた表情で、馬に話しかける彼に何か秘密がある気がして、数日後、彼のオフィスを訪ねたマデリンは驚愕の事実を知る。ジョセフは、アレックスの父ではないというのだ。これを公表すれば、報道リポーターというわたしの夢はかなうだろう。だが、今でも愛している人を傷つけてしまうことになる……。
  • 素直になれたら テキサスの花嫁 II
    -
    それは、まったくテレサらしくない振る舞いだった。奥手で堅物な彼女が、ずっと想いを寄せていたジムに大胆にも自分から誘惑を仕掛け、ベッドをともにするとは。だから数週間後に妊娠が判明したとき、すべての責任は一人で背負うとテレサは固く誓った。ジムは怒っていた。最低の男だ!テレサと子供を見捨てるなんて。だが、ジムが勝手に子供の父親だと思いこんでいた男性は、ただの友人にすぎなかった。ということは、つまり……。ぼくはテレサと子供を愛していけるだろうか?わからない。一つだけ確かなのは、まずプロポーズが必要だということだ。★テレサが、誰の援助も受けず、たった一人で子供を育てていこうと決意するに至った真の理由とは?★
  • すれちがう思い
    -
    落馬事故で負傷したマディは、兄夫婦がハネムーンに出かける間、彼らの自宅で静養することにした。鎮痛剤が効いてうとうとしかけたマディは、部屋に人の気配を感じてはっとした。泥棒?すると突然、部屋中に男性の明るい笑い声が広がった(『ドクターの受難』)。恋人と別れ、心機一転アイスクリーム店を開いたシャナ。姉の都合で姪のジャズミンを預かることになったが、反抗期の姪は海軍少佐アダムに夢中でシャナには懐かない。シャナはアダムに抗議しようとするが、逆にひと目見るなり恋に落ちてしまい…(『正しい夫選び』)。
  • プリンセスにプロポーズ 世紀のウエディング:エデンバーグ王国編 I
    -
    どんな女性とでも結婚できるわけではないんだ。特に君なんか、絶対に問題外だよ。■エデンバーグ国王ミカエルの初孫の洗礼式を控え、王家の面々は幸せそうに談笑していた。国王が自動車事故に遭ったという知らせが届くまでは。末の王女ドミニクは、事情がわかっても、父が死んだとは信じられなかった。いてもたってもいられず、事故現場を見に行くという彼女に王室の最高顧問弁護士マーカスが同行を申し出た。体調がすぐれない様子のドミニクを案じたためだが、彼女の心はときめいた。まだ少女だったころから、マーカスに憧れていたからだ。だが、そんなドミニクの気持ちは届かなかった。彼はきっぱりと言い放ったのだ。
  • 聖夜に魔法をかけて
    -
    ★ひとつだけ願いごとがかなうなら……。聖夜には、あなたの幸せを願いたい。★傷ついている人や動物をほうっておけない。自分のすべてで、相手に尽くしてあげたくなる。そんなキャシーは家族史をまとめる仕事を受け、クリスマスシーズン真っただ中の小さな町にやってきた。滞在先は依頼主の甥で、警察官のマイクが管理するアパート。そこでは、とんでもない歓迎がキャシーを待っていた。マイクはいきなり銃を振りまわして泥棒呼ばわりするし、アパートは汚く、とても住めたものではない。結局マイクの家に同居させてもらうことになったが、彼はいっこうに打ち解けず、ひねくれた態度で突っかかってくる。楽しいはずのクリスマスなのに、なぜ私だけこんな目に?それにしても、マイクは変わってる。あんなにすごいハンサムなのに、恋人もいないみたい。なんだか気になるけれど、私の手には負えそうもないわ……。
  • 聖夜の魔法
    -
    クリスマス休暇で帰省するため吹雪の中を運転しながら、ルーシーはこれ以上進めないと悟った。避難所を探してようやく見つけた一軒家には、クリスマスの飾りつけもなく、窓から明かりももれていない。どうか人が住んでいますように――そう願いながら呼び鈴を押すと、信じられないほどハンサムな男性がドアを開けた。彼は助けを求めるルーシーに迷惑そうな顔を向けたが、この天候では仕方がないと、しぶしぶ中に入れてくれた。孤独を身にまとった男性の後ろ姿を見ながら、ルーシーは思った。どうやらやっかいな休暇になりそうだわ。
  • 御曹子を誘惑! 聖夜はあなたと
    -
    彼を誘惑して秘密を聞き出す。 甘い任務がスタートした。 長年匿名で慈善行為をしている、ダルトン・デパートのサンタクロースの正体を暴くため、記者のクラウディアは妖精(エルフ)として雇われた。このスクープをものにできれば、大手新聞社で正採用される可能性が高くなる。心を躍らせるクラウディアの前に邪魔者が現れた。デパートの社長トーマスが、ことあるごとに彼女の行動を監視し、つけ回すのだ。これではサンタクロースにも近づけない。窮地に陥ったクラウディアは、ある決意をした。
  • せつない追憶 キャバノー家の真実 I
    -
    まるで中世のお城みたい。壮麗な屋敷の前にたたずみ、刑事コーリーはため息をついた。屋敷の主(あるじ)、ブレント・モンゴメリーに会って最悪のニュースを伝えなければならないのだ。公正な判事として名高いブレントを、彼女はひそかに想っていた。たった一度きりだが、かつて舞踏会で彼と踊った思い出は今もコーリーを甘くせつなくさいなみつづけている。あのとき、ふたりの間にはたしかに魔法が存在した。わたしは運命を感じたけれど、ブレントにその気はなかったのだ。夢のようなひとときが終わるなり、彼は一言もなく去ったのだから。ほろ苦い過去と対峙すべく、コーリーは巨大な邸宅へ足を踏み入れた。★栄えあるRITA賞を受賞し、ベストセラーリストに名を連ねる人気作家マリー・フェラレーラの連作『キャバノー家の真実』を三カ月連続刊行。スリリングな事件に絡めて家族の絆があたたかい筆致で描かれた味わい深い作品です。★
  • 戦火のヴィーナス 狼たちの休息 VIII
    4.0
    父が生きている? まさか……キャサリンは一瞬、耳を疑った。傭兵だった彼女の父親ラニーは、二十年前に独裁国家サラサの内戦で戦死したはずだ。なのに、いまだ父が捕虜として投獄され続けているなんて。CIAの担当者は淡々と続けた。「解放の条件はただ一つ。身代金十万ドルを直接現地へ届けること」混乱するまま、キャサリンは身代金を携え空港へ向かった。父のかつての盟友マードックがボディガードとして同行するという。元傭兵、父と同じ種類の男。いったいどんな人かしら?人波の中で彼女は奇妙な震えとともに彼を見つけた――本能的に。

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  • 戦士の腕の中で
    3.0
    「病気がよくなるまで、僕の家にいるといい」避難所のベッドに横たわるアシュレイをかかえ上げ、ジェフ・リッターはぶっきらぼうに言った。解雇されると思っていたのに、助けてくれるなんて!学費を稼ぐため、ジェフの会社の夜間清掃の仕事をしていたが、流感のせいで寝入ったところを彼に見られてしまったのだ。不運は続き、アパートメントの水道管が破裂して、彼女は流感が治らないまま避難所生活を送る羽目になった。冷たい目をした彼を恐れていたけれど、実は親切な人なのかもしれない。そう思い始めた矢先、病の癒えたアシュレイはジェフに呼び出され、残酷な言葉を聞かされた。「きみにはあの仕事は無理だ。辞めてもらおう」。
  • 蒼空のミラージュ
    -
    『時を経た口づけ』―クリスティンが国際空港の新空港長に赴任して早々、激しい嵐が空港を襲った。しかも空港分署の警部となったかつての恋人クインとせつない再会を果たしたその日、囚人移送機乗っとり事件が起きた。 『翼の折れた天使』―移送機をハイジャックした囚人カールの要求は、別れた妻ケリーを連れてくること。連邦法執行官のスペンスはやむなく彼女を迎えに行くが、元夫の暴力におびえるケリーに同情し、思わず抱き寄せた。 『コックピットより愛をこめて』―人質を乗せて飛び立った移送機。小型機で追尾する連邦航空局上級パイロットのスーザンは、銃撃で死んだパイロットに代わって操縦桿を握る囚人で元石油会社社長ハミルトンと無線連絡をとるが……。
  • そっと愛して ばら色の恋 III
    -
    アシュリーは心底疲れきっていた。仕事で大きなミスを犯し、オフィスにいることさえ辛くなったのだ。祖母の遺したコテージで、しばらく休養することにしたものの、妹たちが勧めるように恋を見つけるつもりはない。仕事が生きがいだったから、恋なんてしたことがないもの……。ぼんやりと日々を過ごすアシュリーは、ある日不注意からジョッシュと名乗る男性の車と軽い接触事故を起こす。偶然が重なり、思いがけない出会いが続くうちに、アシュリーは自分のペースで生きる彼に深い安らぎを覚え始める。だがひょんなことからジョッシュの正体を知ると、アシュリーはふたたび絶望のどん底に突き落とされた。★ヒロインは長女のアシュリー。いつも気丈な彼女が恋に溺れてしまいますが……。★
  • そばにいるだけで
    -
    ●『気づいてほしくて』(マリー・フェラレーラ著)サバンナの我慢は限界に達しようとしていた。念願の牧場経営にこぎつけた夫は仕事に夢中で、体調の悪い彼女を気遣うこともなく、愛情のかけらすら感じられないのだ。サバンナは意を決して、ある計画を実行することにした。 ●『禁断の恋は甘く』(ペギー・モアランド著)刑事のアンドレアは、年下のゲイブと組んで捜査にあたることになった。気の強い彼女と自信家のゲイブは初日から火花を散らすが、一方では強く惹き合い、ついに一夜を共にしてしまう。翌朝、後悔に苛まれたアンドレアは恐ろしいものを目にする。
  • ためらいがちな誘惑
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    何不自由ない、落ち着いた生活に満足していたコレット。そんな彼女のもとに、突然1人の男性が訪ねてくる。セクシーな雰囲気を持つその男性はタナー・ロスマンと名乗り、家出をしてコレットの家に身を寄せた妹を連れ戻しに来たと語った。兄との面会を拒むジーナをなだめて話し合いの場を設けたものの、タナーもジーナも反発し合い、互いに譲らない。見かねたコレットは、仕方なく折衷案を提示した。“タナーは数日間ジーナの生活ぶりを見て、納得したら帰る”しかしそのとき、コレットは思いもしなかった。タナーの滞在によって、自分の心も人生も狂わされてしまうことを。■実力派作家カーラ・キャシディの魅力あふれる、おすすめの作品です。
  • ターゲットはプリンセス
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    おとぎばなしのようなハッピーエンドなんてありえない。傷ついた過去からインブルク公国王女アーニャはそう悟り、公務に没頭する日々を過ごしていた。だがその日常は、突然届けられた手紙によって壊されてしまう。アーニャ王女の命を狙うと、何者かが手紙で告知してきたのだ。事態を重く見た大公は王女を守るため、警備専門家として名高いリーヴ・ストラットンを雇うことに決める。彼に引き合わされ、事実を告げられたアーニャは狼狽した。こんな人と四六時中一緒にいることには耐えられない。彼は無愛想で傲慢で……それに魅力的すぎる。

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  • 大富豪とシンデレラ
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    二人の住む世界は、あまりにも違いすぎた。■ケイトは、海辺の避暑地に住むアーティスト。だが、芸術だけで生活するのは難しく、パーティー会場に出張して余興を披露することで生計を立てている。ある日、ケイトは名門パリッシュ家の広大な別荘に出かけていった。別荘の庭で開かれるパーティーの余興に雇われたのだ。そこで、彼女は長身の魅力的な男性と出会い、ときめきを覚える。その男性は、別荘の持ち主ジェファーソン・パリッシュ三世だった。膨大な富と建築家としての名声にもかかわらず、過去の悲劇的な出来事のせいで、彼は空虚な日々を過ごしていた。そんなジェファーソンから交際を申し込まれ、ケイトは苦悩する。やっと本当に愛することのできる男性にめぐり合えたのに、わたしの手の届く相手ではないなんて!
  • 大富豪の挑戦 続・闇の使徒たち III
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    ニューヨークのアパートメントに引っ越してきた日の夜、アビーはふと窓の外を見て凍りついた。窓棚のところに見えるのは……人間の指?待って、ここは十八階よ。そんなことありえないわ。だが、たしかに男が窓棚にぶらさがっていた。大変だわ、落ちてしまう!とっさにアビーは手を貸そうとしたが、その男は自力で体を引きあげ、窓からするりと寝室に入ってきた。長身でたくましいタキシード姿の魅力的な男性だ。泥棒には見えない……いったい何者なの?★遺伝子操作によって生まれた天才児たちの数奇な運命を描いて大好評を博した『闇の使徒たち』の続編です。★
  • 堕天使はわらう コルビー捜査ファイル IV
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    メキシコの小さな町の片隅にあるいかがわしい酒場。レイチェルは、やっとの思いで探し当てた。トレバー・スローンはきっとここにいる。息子をエンジェルの魔の手から守るため、ぜひとも彼が必要なのだ。かつて大切な家族をエンジェルによって奪われた彼なら、きっと協力してくれるに違いない。だが予想に反し、スローンはにべもなくレイチェルの依頼を拒絶した。氷のようなブルーの瞳が容赦なく彼女に向けられる。「なぜ殺し屋のエンジェルが、きみの息子を狙うんだ?」レイチェルは答えた。「彼の息子だからよ」。
  • だんなさまは四百ドル 愛を知らない男たち
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    ハンナはまだ見ぬ母に会うためにグレンウッドに向かった。偽りの夫とともに。■法に触れるようなことも平気でする、危険な男―。それがハンナのニックに対するイメージだった。警察官であるハンナは、この一年、署内でたびたび声をかけてくるニックの誘いを振り切ってきた。だがその日は、なぜか彼の誘いを受け、テキーラに酔った勢いで、こう口走っていた。「わたし、夫を必要としているの」と。生まれてすぐ養子に出されたハンナのもとに、実母から、まだ時間が残されているうちに会いたいと書いた、手紙が届いたのだ。母親が私立探偵を使って居所を捜しあてたとき、まだ結婚していないハンナは、老い先短い母を心配させないよう、週末、四百ドルで夫の役を務めてくれる男性を探していたのだった。「喜んで力になるよ」ニックはそう申し出て、ふたりはハンナの母が住む町グレンウッドへと向かった。
  • 小さな願い
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    ■九年前、あなたから欲しかったものがあるの。指輪やプロポーズではなく、愛しているのひとこと。■アメリカ南部の町オーチャード。蒸し暑い、いつもと同じ夕暮れ。この町で銀行を経営するアダムも、忙しい一日を送ったあと、自宅の書斎でひとりの静かな時間を過ごしていた。その時、部屋の窓を割ってソフトボールが飛び込んでくる。やがて割れた窓から、小さな子供が顔をのぞかせた。おてんばなその少女――ビリーのペースにのせられて、アダムは庭でキャッチボールに付き合う。そこへビリーの名を呼びながら、ひとりの女性があらわれた。思わずその場に凍りつくアダム。ジェーン。どうして帰ってきたんだ……いまさら。この瞬間、アダムの平和で心安らぐ日々は、終わりを告げた。かつてふたりは、この町の星空の下で恋に落ちた。おとなり同士で、幼なじみ。従順な女の子と、銀行の跡取り息子。九年前、アダムは“お互いにふさわしいから”とプロポーズし、ジェーンは白いばらに囲まれて、花嫁となる日を楽しみにしていた。だが、彼女はこの町を去った。式の当日、ひとことも残さずに……。
  • 内気なプレイボーイ 誓いは破るもの?
    3.0
    ★ドクター・プレイボーイ、あなたのことはもう忘れたいのに。★ハニーグローブ記念病院の手術室に勤務するデイナの悩みは、病院じゅうを飛び交う魅力的な独身外科医トレバーの噂話。十代のころ、デイナはトレバーに夢中だった。思い出したくもない結末を迎えた恋だけれど、初めての恋人がどうしているかは今でも気になる。でも耳に入ってくるのは派手な女性関係ばかり。どうやら、彼は誠意のかけらすら持ち合わせていないらしい。もう二度と仕事以外では近づかないようにしよう……。しかし、事態はデイナの予想もしなかった方向へ動きだす。ある日突然トレバーが彼女の家に現れ、笑顔でこう告げたのだ。「僕たち、隣同士になるんだよ」悪夢だわ。デイナはうめき声をあげそうになった。彼は自宅にガールフレンドたちを招くに決まってる。夜ごと壁越しにドン・ファンぶりを聞かされるなんて!
  • 束の間の夢でも
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    感情的で口うるさい女だと、ジャックは娘のキティの教師、アビーを敬遠していたが、問題を抱える娘を心配してくれる様子を見て惹かれはじめた。アビーは好みのタイプではないが十分魅力的だし、なにより、娘には新しい母親が必要だ。彼女と結婚できたら――ジャックは誘惑に乗りだした。ハンサムだけど傲慢で石頭――アビーはジャックのことをそう思っていたが、誤解だったようだ。彼は知的なうえに情熱的で、おまけに愛らしい子供がいる。そう、ずっと欲しかったものが今、目の前にあるのだ。だが決して手を伸ばしてはいけないことはわかっていた。わたしの秘密を知ったら、きっと彼にも捨てられるから。
  • 月の光に魅せられて
    -
    “性的な関係はいっさい強制しないよ。僕が求めているのは社交上のパートナーなんだ”ハミルトン・エンタープライズの最高経営責任者マックスからの突然のプロポーズ。利己的にも聞こえるその内容が、私にとっては魅力だった。里親の家で忌まわしい体験をして以来、結婚や出産に対する夢はすっかり失っていたし、ひとりぼっちにも慣れていた。ただ、誰かに守られていると感じたくて、イエスと答えた。祭壇で交わした誓いのキスにまどわされた私は、窓から差し込む月の光に誘われるままに彼と一夜を過ごし、ばら色の未来を信じながら眠りに落ちた。でも、気づけばとなりに夫の姿はなかった。まさか結婚式の翌朝、ベッドに置き去りにされるなんて。
  • 愛するには危険 都合のいい結婚:悩める三兄弟 II
    3.0
    ジェインは隣に越してきた男性、ケイド・ブラボーのことが気になって仕方がなかった。かつて札付きの不良だった彼は、今はプロの賭博師だ。女性とは束の間楽しんだあと、冷酷に捨てるという噂もある。絶対に好きになってはいけないタイプの男性なのに気のあるそぶりをされるたび、ジェインは恍惚となってしまう。ある日、とうとうケイドが交際を求めてきた。ジェインは勇気を奮い起こし、震える声で拒絶する。だが翌日、彼女の家の前に高価な贈り物が置かれていた。■『都合のいい結婚:悩める三兄弟』の第二話をお届けします。ブラボー三兄弟の中で最も危険な男性ケイドがヒーローです。

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  • 罪なプリンス 愛する人は他人? III
    -
    ある日、彼女の前に現れたのは、身分を偽った億万長者だった!■ベッカは、ある財団から助成金を受けられることになり、レストランを開くという夢が実現する運びになった。ほどなく、レストランの建築業者として、ルーク・ホバートが彼女の前に現れた。じつは、ルークは財団の理事長だった。億万長者の彼は、ふつうの暮らしを楽しむために、身分を偽ってベッカの住む町にやってきたのだった。出会ったとたん、二人はたちまち惹かれ合ってしまう。だが、ベッカは十八歳のとき悲惨な目にあって以来、二度と恋愛をするつもりはなかった。そしてルークも、苦い結婚生活を経験していた。二人は深い関わりを持つことを、人を愛することを恐れ、互いに距離を置こうと努めるが……。
  • 罪なプレイボーイ 富豪一族の伝説 III
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    なぜ、あんなばかなことをしてしまったのだろう。サバンナは心の底から自分を責めた。あの夜、フォーチュン家主催の華やかなパーティに招かれ、クルスという危険な匂いのする男性とダンスを踊った。するとたちまち彼の魅力に理性を奪われ、気がつけば厩舎で激しく愛しあっていたのだ。プレイボーイで有名なクルスとの一夜は、思い出で終わるはずだった。だが身ごもったことがわかり、状況は一変する。職場を追われ、彼女は親友であるフォーチュン家の令嬢の厚意でクルスが馬の調教師を務める牧場で働くことになった。彼がサバンナの妊娠に気づくのは、時間の問題だった……。■『富豪一族の伝説』の第三話は、RITA賞受賞作家の実力派マリー・フェラレーラがお届けします。プレイボーイとの熱い一夜の行方は?
  • 罪深きプリンス
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    これは……夢? わたしは幻覚を見ているの?ルアンヌは朝のまばゆい光の向こう側に信じられない現実を見た。そう、最愛の男性の姿を。かつて孤独と貧しさに疲れきった彼女は、ただ1人優しさを示してくれた異国のプリンスにすべてを捧げた。だがプリンス・アレクサンダーが愛をささやいたのはその一夜だけ。すぐに彼は町をあとにし、ルアンヌは1人取り残された。あれから11年――プリンスの恋愛スキャンダルを耳にするたびに胸をえぐる痛みをこらえつつ、必死で生き抜いてきたのだ。今ごろ姿を現すなんて、どうして……?険しい表情で歩み寄る男性に、彼女は思わず背を向けた。■本作の主人公は好評を博した「プリンセスの休日」のヒロインの兄プリンス・アレクサンダー。逆境に耐えるヒロインのけなげさが胸を打つ感動作です!

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  • 罪深きプレイボーイ
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    愛する娘を排水溝から救い出した男性を見て、ケリーは驚きを隠せなかった。ジャレッド・コルトン――かつて思いを寄せたけれど、遊び人と評判の彼とはつきあうわけにはいかないと、泣く泣くあきらめた相手だったのだ。聞けば今でも彼は一人の女性とつきあうことはないという。ケリーは距離を置こうと決意したが、ジャレッドは何かと口実を設けて、彼女を訪ねてくる。いったいどうしたらいいの?ケリーは途方にくれた。

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