音楽作品一覧
-
-
-
4.0「私は自分自身でいるための自由を守ろうとした」 音楽でも恋愛でも、ジョニは誰にも何にも支配されない。 常に自分らしい音楽を追い求め、たくさんの恋人たちと曲を奏でる──。 * * * その半世紀以上にわたる活動をインタビューとともにたどる、孤高のシンガーソングライター、ジョニ・ミッチェル評伝の決定版! --------- 60年代から現在まで、長年アメリカの音楽シーンに燦然と輝くジョニ・ミッチェル。 「青春の光と影」「ブルー」「ビッグ・イエロー・タクシー」「サークル・ゲーム」など、誰もが知る曲を数多く残し、フォーク、ロック、ジャズの世界で、自分の音楽を追求し続けた。 レナード・コーエン、ジェイムス・テイラー、ジャクソン・ブラウン、サム・シェパード、ジャコ・パストリアスらと恋をして、ボブ・ディラン、チャールス・ミンガスとも交流した。 * * * ジョニや関係者への豊富なインタビューと資料をもとに、傑出したアーティストとしてのジョニ像を描いていく第一級の評伝。 --------- どれ一つとして時間の無駄だったとは言わないわ、私にとっても相手にとっても。お互い、健全な意味で、望むものを得るために望まないものを受け入れたのよ。そこからは美しい音楽が生まれ、私たちは互いから学び合った。──ジョニ・ミッチェル --------- 【目次】 ■序章……何事も長くは続かない ■1章……どう考えても、私は踊っている方がいい ■2章……風に私を運ばせて──女らしさのレッスン ■3章……明日もまだ私を愛していてくれる? ■4章……よくある現代のおとぎ話 ■5章……本心は明かさない ■6章……言葉の人──レナード・コーエン ■7章……経験済み ■8章……青春の光と影──CLOUDS ■9章……僕達の家 ■10章……レディズ・オブ・ザ・キャニオン ■11章……砂 ■12章……ブルー ■13章……停滞と躍進の間で ■14章……サンシャイン・コースト ■15章……バラにおくる ■16章……悪い星の下 ■17章……コート・アンド・スパーク──なにやら不思議なことが起きた ■18章……マイルズ・オブ・アイルズ ■19章……女王の中の女王 ■20章……失うことを習得する ■21章……狂気の智慧 ■22章……ミラーボール ■23章……ドンファンのじゃじゃ馬娘 ■24章……ミンガス ■25章……厚かましい女 ■26章……ワイルド・シングス・ラン・ファスト ■27章……食うか食われるか ■28章……緊急治療室 ■29章……爆弾はあとのために取っておいて ■30章……乱気流 ■31章……映画館で会おう ■32章……カーテンコール ■33章……この汽車のように ■謝辞 ■訳者あとがき ■文献リスト ■索引
-
3.0
-
-鬱屈、孤独、性的倒錯、ドラッグ──。 吐き気がするほど嫌な野郎か、天使のような優しい男か。 型破りで過剰、謎めいたロック詩人の正体とは……。 --------- ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、そしてソロアーティストとして、音楽・アート・文化に大きな影響を与え、ニューヨークを象徴する唯一無二の存在となったルー・リード(1942-2013)。 その孤高の音楽はどこから生まれたのか。 アンディ・ウォーホル、デイヴィッド・ボウイ、ジョン・ケイル、メタリカ、プロデューサーやバンドメイト、最後の妻ローリー・アンダーソン、そして友人たち──。 生前のルーと間近に接したジャーナリストが、多数の関係者の証言と、名曲の数々の歌詞を分析し、天才の仕事の全体像に迫る。 〈 いま明かされる「人間」ルー・リード 〉 --------- 《 日本版特別付録!》1972年(『トランスフォーマー』録音時)と、1975年(初来日時)の合田佐和子氏と髙橋明子氏による幻のインタビューを収録! --------- 「彼は師だった」──デヴィッド・ボウイ 「この本は、ルー・リードそのものだ」──イギー・ポップ 「本書は苦痛を美に変えている。ルー・リードの音楽のように」──ボノ(U2) 「ルーは、「火の中をくぐって」その音楽と人生を決定的に読み解いてくれる洞察力を備えた伝記作家と出会った」──スティング 「悲惨な人生が、最後には愛によって変容した。ルー・リードの人生のバラバラな断片を鮮やかにまとめ上げ、洞察に満ちた感動的な物語に仕上げている。強く推薦します」──スザンヌ・ヴェガ 「ルーとヴェルヴェッツに忠誠を誓うミュージシャンは、ぼくが最初でも最後でもないだろう。この本を読んで、ルー・リードというクソ天才を深掘りしよう」──ピーター・バック(R.E.M.)
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 16世紀末にフィレンツェで誕生した「オペラ」。その黎明期には、音楽を用いた舞台芸術の制作・上演にかかわるすべてを裏方で統括し、オペラの成立に決定的に貢献した知られざる役職「コラーゴ」の存在があった。同時代の書簡や文献を渉猟し、音楽劇の萌芽と発展を考えるうえで欠かせない「コラーゴ」の実態に初めて焦点をあてる。従来のオペラ誕生史の空白を埋め、西洋音楽史研究を刷新する労作。
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※印刷版に掲載されている「Kurt Cobain’s friend」は電子版に収録しておりません。ご了承ください。 カート・コバーン没後30年 ニルヴァーナに愛を込めた 超希少なヴィンテージTシャツコレクション200枚掲載 近年、世界的な盛り上がりを見せているヴィンテージTシャツ。そのなかでも最高峰との呼び声が高いのが、『ネヴァーマインド』のヒットや中心人物カート・コバーンの衝撃的な最期によって、今も伝説的に語られるニルヴァーナのものです。本書では、活動当時~そして突然のバンド終焉後に世界中で制作された1990年代のTシャツのなかでも、特に希少なものを200枚以上掲載しています。また、本書をプロデュースし、国内有数のニルヴァーナ・マニアである門畑明男による7万字に及ぶカート・コバーン評伝も掲載。ものによっては数万~数十万円で取引されることもある彼らのTシャツが、なぜそれほどまでに輝いて見えるのか、その魅力の源泉も合わせて知ることのできる1冊です。
-
-音楽学者・細川周平が国際日本文化研究センターで主宰したプロジェクトの成果を刊行。 「音楽」にとどまらず、自然や人、機械などが発するありとあらゆる音を対象に、 音を受ける聴覚器官(耳)から発想しながら、音と耳の文化・歴史を問い直す意欲的な論集です。 執筆陣には、音楽や音響はもとより、文学、映画、映像、メディア、ゲーム、アート、 美学、歴史、人類学など幅広い分野から内外の気鋭の研究者たちが集い、 ゲストに大友良英らのアーティストや評論家などを加えた総勢44人が参加しています。 「響きを聴く──認識と思索」「聞こえてくる音」「戦前期昭和の音響メディア」 「音が作る共同体」「芸能化の文脈──ラッパと太鼓」 「鼓膜の拡張──音響テクノロジーの考古学」「ステレオの時代──聴く、録る、売る」 「物語世界論への挑戦」「サウンドの表現者」「デジタル・ミュージッキング」の全10部で構成。
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1989年に発行した『続 音響道中膝栗毛 外題すてれを卿行状記』の復刻版です。 本書は1973年~1978年の間、さまざまなオーディオ雑誌に寄稿した記事を一冊の本にまとめたオーディオエッセイです。アンプ製作のみならず、鉄道好きで、落語、歌舞伎、花柳界にも造詣が深い趣味人の著者が、音楽・食物・映画館・ウエスターンエレクトリック・現代オーディオ事情などを洒脱な文章で縦横無尽に語りつくします。戦前、戦後にオーディオ誌に寄稿した製作記事も豊富に掲載。アンプの神様と言われた著者が綴るオーディオ批評傑作集です。付録として、戦前、戦後にオーディオ誌に寄稿した製作記事も豊富に掲載。
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は1987年に発行した『音響道中膝栗毛』の復刻版です。 少年時代にラジオを製作してから著者が生きた60年間の中で、その時代に製作したラジオや真空管アンプ、特徴的な真空管やトランスなどのパーツ類について、著者の人生のエピソードを織り交ぜながら、洒脱な文章で語られています。 フェランティ、アマートラン、マーション、ウエスターンエレクトリック、シーメンス…真空管創世紀より、管球アンプと取り組んで60年。伊藤流アンプ製作術の原点がわかる真空管アンプファンの必読書。著者の目で眺めた真空管アンプとオーディオ発展史となっています。付録として、50、801A、6V6、F2a、E84L、EL34、Ed、WE300Bなど、過去に著者が製作した管球アンプ10点の回路図とそれぞれについての説明を掲載しています。
-
-
-
-私たちの心をゆさぶる歌声で稀有な世界を紡いできた英国の伝説的ミュージシャン、ロバート・ワイアット。 カンタベリー・ミュージックを代表するバンド「ソフト・マシーン」でデビュー、1960-70年代のロックシーンにボヘミアンとジャズの展望をもたらした。不慮の事故を経て、歌手および作曲家として再出発を果たす。以来、寡作ながらすぐれたソロアルバムを発表し、「シップビルディング」「アット・ラスト・アイ・アム・フリー」「フリー・ウィル・アンド・テスタメント」などの名曲をものしてきた。 一方で、ブライアン・イーノ、エルヴィス・コステロ、坂本龍一、ポール・ウェラー、ビョーク、クレイマー、ホット・チップなど、ベテランから若手までさまざまなアーティストと協同し、すぐれた作品群をうみだしている。 本書は、多くの人々に影響を与え、時代や国をこえて愛されるロバート・ワイアットの音楽と人生が、膨大な取材と本人の協力のもと丹念に描かれる。多くのミュージシャン、関係者の証言より見えてくる60年代から半世紀の英国音楽シーンの歩みも興味深く、政治と音楽のかかわりも見逃せない。さらには豊富な写真とディスコグラフィ、巻末資料を付した、初にして決定版の公認評伝である。 「本書は、彼の寛大で知的な性格を見事にとらえた評伝であり、ポピュラー音楽の優れた教科書だ」 ――ブライアン・イーノ 「アヴァンギャルドな政治的音楽では冗談好きと論争好きは両立しないし、心からあふれる思いと胸を引き裂かれる思いも両立しない。もしそう考えているなら、きみの人生にはロバート・ワイアットが必要だ」――『NME』誌 カバー写真:澁谷征司 装画:アルフリーダ・ベンジ 装丁:仁木順平
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 憧れのミュージシャンたちのギターやベースを堪能 ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ、ジミ・ヘンドリックス、ゲイリー・ムーア、ランディ・ローズ、キース・リチャーズ、ブライアン・メイ、B.B.キング、デヴィッド・ギルモア、ロリー・ギャラガー、トニー・アイオミ、カート・コバーン、ダイムバッグ・ダレル、ビートルズ、メタリカ、アイアン・メイデン、グレイトフル・デッド......名だたるアーティストたち所有の貴重な楽器の写真が天地28cm左右28cmの大きな誌面に掲載された洋書『Immortal Axes~Guitars That Rock』。同書を日本向けに抜粋・再編集しました。各楽器にまつわるさまざまなエピソードを読みながら御堪能ください!
-
3.0パーカーの膨大な数のアドリブを徹底採譜し,20年の考察を経て析出されたその技法.パーカーが残した言葉“Relative Major”“flatted fifths”とは何だったのか.コードの連なりを縦横に駆け巡る圧倒的な即興演奏を繰り広げたパーカーの音楽を分節化し,革新性を理論的に解き明かす.モダン・ジャズの核心を衝く音楽言語の構造分析.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 未公開作品多数! 伝説的ミュージックフォトグラファーによる イギリスのロックバンド、オアシスの足跡を追う 決定的フォトコレクション トム・シーハンはオアシスと共に多くのセッションに参加。 彼らの象徴的、歴史的アルバム「(What’s the Story) Morning Glory」の レコーディングを撮影したほか 輝かしい軌跡を作品に昇華してきた。 未公開作品を含む200点以上のショットを収録。 トム自身の手によるコメントには 当時の撮影のリアルな様子がしのばれる。 パブなどでの貴重なオフショットも。 オアシスを長年インタビューしてきた シルヴィア・パターソンによるエッセイからは ライブやカメラの外でだけ、うかがい知ることのできる ノエル、リアムの素顔が感じられる。 取材時のやりとりや彼らの語り、 ふとした瞬間に感じられる2人の深い絆に あたかも新しい彼らを発見したような気分にさせられるだろう。 これこそまさに、オアシスをデビュー前から追いかけ続け オフショットまでをおさめた至高のマスターピースといえる。
-
-
-
-日本人はいつ、どのようにしてヴァイオリンを演奏しはじめたのか。どのようにしてその製作を始めたのか。そして、演奏技術や楽器製作はどのように広まったのか。これまで未知だった日本でのヴァイオリン黎明期を解き明かす。 いつ誰がヴァイオリンを演奏しはじめたのか――最初に伝習を始めたハリストス正教会、それに続いた洋楽協会、音楽取調掛における伝習開始の経緯や目的、具体的な実践内容をひもとく。指導に当たった外国人の宣教師や音楽教師と日本人の弟子たちとの試行錯誤、日本の音楽教育やオーケストラの萌芽についても描き出す。 いつ誰がヴァイオリンを作り始めたのか――初めてヴァイオリン製作に成功した職人をはじめとする黎明期の職人について、定説の検証や新資料の発見に基づき新たな説を提示する。また楽譜や教則本が国産されて、消費の対象になる過程にも光を当てる。 ヴァイオリンは音楽を楽しむ道具としてだけでなく、宗教的・教育的・政治的な意図が折り重なるなかで日本に導入された。緻密な調査により、日本の近代化と歩調を合わせてヴァイオリンが日本人に受け入れられていった当時の熱量を現代に再現する。
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 GLAYデビュー30周年記念ブック 1994年から2024年までの30年間に発表された全シングル・アルバムのCDジャケット、ミュージックビデオのクリエイターに取材し、コンセプトやテーマ、制作秘話などとともに⼀挙紹介。また、表紙&巻頭は本書のための撮り下ろし作品。30年間常に輝き続けるGLAYの軌跡をビジュアルで辿る、唯一無二の永久保存版。 ●TOPICS 01 表紙&巻頭32Pは60thシングル「Only One, Only You」、GLAYの30周年のアーティストビジュアルも手がけた長山一樹&清水恵介が撮影&ディレクション。巻頭32Pの大ボリューム。 ●TOPICS 02 アートディレクター・フォトグラファー・イラストレーターらによるCDジャケット解説 クリエイター名と取材作品のごくごく一部↓ アートディレクター: ・福士昌明 「RAIN」「真夏の扉」「ANSWER」ほか ・駿東宏 「生きてく強さ」「グロリアス」「BELOVED」ほか ・小野光治 「誘惑」「SOUL LOVE」「REVIEW」「DRIVE」ほか ・打越俊明 「GLOBAL COMMUNICATION」「STAY TUNED」「ONE LOVE」ほか ・原伸一 「G4」「VERB」「LOVE IS BEAUTIFUL」ほか ・井上絢名 「HC 2023 episode 1 -THE GHOST/限界突破-」ほか フォトグラファー ・管野秀夫 「HOWEVER」「BE WITH YOU」「pure soul」ほか ・石坂直樹 「時の雫」「WHITE ROAD」「THE FRUSTRATED」ほか ・蜷川実花 「BLEEZE」 ・アミタマリ 「鼓動」「HEROES」「SUMMERDELICS」ほか ・長山一樹 「Only One, Only You」 美術家 横尾忠則「G4・2020」 ●TOPICS 03 MVディレクターによるMV解説 ディレクター名と取材作品のごくごく一部↓ ・翁長裕 「SOUL LOVE」「Winter, again」「Blue Jean」ほか ・中野裕之 「誘惑」「BE WITH YOU」「the other end of the globe」ほか ・丹 修一 「MERMAID」「とまどい」「I LOVE YOUをさがしてる」ほか ・Asai Takeshi 「SPECIAL THANKS」「嫉妬」「Fighting Spirit」ほか ・清水康彦 「everKrack」「JUSTICE [from] GUILTY」 ・務中基生 「DIAMOND SKIN」「元号」「BAD APPLE」ほか ●TOPICS 04 巻末インタビューは豪華3本! デビューから30年間、GLAYのヘアメイクを担当する谷崎隆幸氏はじめ、スタイリスト坂﨑タケシ氏、ヘアメイク橋本孝裕氏とのメンバーの座談会。カバー・巻頭のディレクション&撮影を担当した清水恵介氏・長山一樹氏の対談。夫婦でGLAYのライブフォトグラファーを担う岡田裕介氏・田辺佳子氏の対談を収録。
-
-アイヴズ(1874―1954)の曲から聞こえるのは、遠くの音、近くの音、野外の音、 室内の音、パレードの音、礼拝の音、川向うからの音、夢のなかの音──。 ヨーロッパのクラシック音楽に、 アメリカの流行歌やプロテスタントの教会音楽を大らかに取り込み、 新しさと郷愁とが混然一体となった“ごった煮”の音楽を作った、 実験的で進歩的な「日曜作曲家」。 長年にわたる無名時代を過ごし、 ようやく作曲家として評価されたのは60代半ばのこと。 79歳で生涯を閉じたときにはアメリカ最大の作曲家のひとりとして 賞賛されるに至っていた。 指揮者レナード・バーンスタインが愛し、来日公演でも披露した アイヴズ作品とその生涯をたどる日本では類のない評伝が堂々刊行! 《答えのない質問》など主要作品の解説と索引も充実。
-
-ピーター・バラカン氏推薦! 異色のビートルズ伝 時系列を大胆に再構成し、多種多様なエピソードをモザイク状に配置しながら、4人の生きた時代、ビートルズと関わった人々の人生を万華鏡のように映し出す。英国の著名なジャーナリスト、諷刺作家による悲喜こもごものポートレート。 長短さまざまな150章から成る本書は、数あるビートルズの伝記、関係者の回想録、インタビュー、日記、ファンレター、同時代の報道など膨大な資料から目ぼしい記述や発言を選りすぐり、著者自身のルポや思い出、噂話、架空の話も交えて、独自の視点で編まれたもの。第一章は伝説的なマネージャー、ブライアン・エプスタインが初めてビートルズの演奏を聴きに行く運命的なシーンで幕を開け、続く章からはエピソード同士がゆるやかに連なり、ときに思わぬ展開を見せ、読者を驚かせる。 著者一流の諷刺とユーモアを散りばめ、ビートルズの人と音楽、同時代への影響を多種多様な人々の声に語らせ、浮き彫りにする。「ビートルズがあまりに明るく輝いたため、誰でもその光線に当たった者は、それがたとえほんの一瞬だったとしても、ビートルズ神話の一部になる」(本書より)。2020年度ベイリー・ギフォード賞受賞作。
-
-
-
-
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 至高のソングライターが描いた154曲の自画像 本書は、ポール・マッカートニーが自身の人生と芸術を比類なき率直さで語ったものです。取り上げているのは、少年時代の作品から、ビートルズにおける伝説の10年間、ウイングス、ソロ・アルバム、そして最近に至る作品までを網羅した全154曲。そこには作者自身によって初めて確定された"決定版となる歌詞"はもちろん、歌詞が書かれた状況、歌詞に書かれた人々、歌詞が書かれた背景、歌詞が生まれるきっかけとなった場所、そしてそれらに対して今になって思うことなどが、作品タイトルのアルファベット順に並べられています(その中には本書の制作過程でポールのノートから発見された、1960年代初頭に書かれたと思われるビ ートルズの未発表曲「Tell Me Who He Is」の歌詞も含まれます)。また、彼の個人的なアーカイブからピックアップされた手書き原稿やスコア、イラスト、手紙、写真といった、コアなフ ァンにとってもこれまで目にしてこなかったようなアイテムも多数掲載されており、その意味では、本書は史上最高のソングライターの人生を追ったビジュアル・ブックとも言えるでしょう。本書によって、ポール・マッカートニーという人物、彼のインスピレーションの源泉、彼の創作過程、そして、それぞれの作品が生まれた瞬間についてを詳しく知ることができます。それはまるで、本書のあらゆるページからポール・マッカートニーの肉声と個性がにじみ出ているかのようです。そして、これほどまでに偉大なミュージシャンを描いた本はかつてありません。 「この本によって、これまで知られていなかった僕の作品や僕の人生についての本当の部分を、みんなに見せることができてうれしい。僕は、僕の作品がどのようにして生まれたかについてできるだけ真摯に語ったつもりだ。それは僕にとってとても意義のあることだったから、他の人にとっても、その内容が意味を持つことを願っているよ」(ポール・マッカートニー) 「ポール・マッカートニーとの5年間にわたる会話から⽣まれた本書は、限りなく彼の自伝に近い内容となっています。そしてそこで語られた、彼の創造プロセスに対する彼自身の洞察は、ポール・マッカートニーこそ英語における詩の伝統に基づきながらそれを押し広げてい った重要な文学者である、という私の推測を裏付けるものでした」(ポール・マルドゥーン)
-
5.0
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1969年ロンドン初版の名著が、97年改訂版にもとづく増補改訳で甦る。ブルースの来歴のみならず、アメリカ社会の激動の近現代史をも描く。人種隔離の19世紀に生い立ち、平等への要求の盛り上がる20世紀を背景に紡がれる、黒人音楽の物語。500点超の貴重写真・図版収録。翻訳は文明評論家・増田悦佐(=米口胡)氏、解説はPヴァイン・レコード創業者の日暮泰文氏と、こよなき布陣でおくる決定版。