作品一覧

  • 昭和ジャズ論集成
    3.0
    1巻5,104円 (税込)
    ジャズが最も熱狂的に演奏され、聴かれたのが昭和だ。戦争もあり、政治的にも文化的にも一番熱かった時代に、評論家は何を書いたのか。時代の「熱と毒」とを一冊に封じ込める。
  • ジャズの歴史物語
    5.0
    1巻1,716円 (税込)
    ニューオリンズで産声をあげたジャズは、めまぐるしくスタイルを変え、幾度もの黄金時代を経て、いかなる歴史を歩んだのか。そして、ルイ・アームストロング、チャーリー・パーカー、マイルス・デヴィスといった巨人たちの、挫折と栄光に彩られた人生の物語とは――。ジャズ評論に生涯をささげ、その草分けとして時代の熱情を見つめてきた第一人者が、数多のエピソードとともに描き出す古典的通史。巻末にディスコグラフィー収録。

ユーザーレビュー

  • ジャズの歴史物語

    Posted by ブクログ

    アメリカが生んだジャズ、その世界の歩みは決して希望に満ち溢れていた道とは言えなかったことだ。
    いっときの白人主体の白人ビッグバンドのスウィング時代を経て、サッチモことルイアームストロング、デュークエリントンやカウントベーシーの登場を経て、音楽に大きな改革を引き起こしたセロニアスモンクやオーネットコールマンの登場によって、進歩的ジャズ・ファンは黒人が創り出すジャズを認めざるを得なくなる。
    その傾向に抵抗する白人達は、冷酷にも黒人ジャズメン達に理由なきリンチを繰り返した。
    私が愛するピアニストのセロニアスモンクは、白人の暴漢に襲われ右腕を二度も骨折し、演奏活動不能の状態を繰り返した。
    だが、このよ

    0
    2022年07月08日
  • 昭和ジャズ論集成

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     「コミックソングがJ-POPを作った 軽薄の音楽史 (矢野利裕著)」からの流れ読みだ。
     著者6人のオムニバス形式、その名の通りの昭和ジャズ論、全員が人種差別を背景としたジャズがスウィング、ビバップ、モード、フリーと変化してきた同時代人として、ジャズを語ってきた方々だ。ネットで情報が容易に入ってこない時代、レコードの解説など数少ない情報源で一生懸命に情報を取る時代だ。
     当時のジャズの扱い方がわかる一冊だ。

    0
    2022年05月03日

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