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新訂増補 パーソナリティ障害の精神分析的アプローチ
パーソナリティ障害は,自傷,多量服薬,性的奔逸,過食,ひきこもりといった病的行為が前面に現れ,“悩む”から“行為をする”病態へと変遷している。そして苦痛な感情や困難な葛藤を抱え対処するのが当事者のみならず関係者や治療者でもある点に,パーソナリティ障害の難しさがある。したがって,症状や病的行為という目先の問題の緩和をもって良しとするのは早計であり,その意味でこそ,“エビデンスベースト”の名のもとにある安易な治療実践にはない,病者のこころに真摯に働きかける精神分析的心理療法が求められる。 本書は,パーソナリティ障害への精神分析的心理療法という,病者のこころの本質を知り,その本質に働きかけていく治療手技の実際を提示することを試みる。さらに,そのために求められる理論や鑑別,治療手技が活きるための協働態勢や環境の準備についても提示している。 今日の心理臨床や援助活動の場面で,人々がもっともこころを砕いているこころの病がパーソナリティ障害ではないだろうか。好評で版を重ねた初版に新たに3編の論考を加え,全編にわたって再検討がなされた。「パーソナリティ障害」という病名で表現される臨床病態の困難さに真摯に向き合う臨床家にとって,本書が一助となることを願う。 -
マトリックスの子供たち
超古代、何種類かの高度な異星人が地球に植民し、文明を構築した。そしてレプティリアン(爬虫類人)型の異星人(アヌンナキ)は、地球原住民を彼らの奴隷、家畜人間として支配した。あの秘密結社フリーメイソンも、彼らの隠れ箕!彼らが構築したマトリックスの牢獄は今も続く……。レプティリアン(爬虫類人)に奴隷化され続けてきた 地球原住民たちを覚醒させる一冊! 『竜であり蛇であるわれらが神々〈上〉人類の起源と闇の支配一族レプティリアンの血流 』(2007年、徳間書店、超知ライブラリー)の新装版。 船瀬俊介推薦! 「デーヴィッド・アイクは、まさに畏敬に値する作家である。いや、歴史家、思想家としても、瞳目する存在だ。普通の人々にとって、レプティリアン(爬虫類人)の存在など、奇想天外、驚天動地、まさに、お笑い草にしかすぎない。しかし、アイクの本を投げ出すことは惜しい。現代社会の悪の企みを快刀乱麻で切り裂く痛快な知の旅へのチケットをゴミ箱にほうり込むようなものだからだ。アイクは膨大な客観的な“証拠”“証言”を踏まえている。それを読者に突き付け……その存在は真実であると、自信に満ちている。」 -
友だち作りのSST
友だちはほしいけれど不安やこだわりで前に進めなくなってしまう、思春期の複雑な対人関係を前に立ちすくんでしまう……発達障害の特性のなかでも人との関係に課題を抱えている子どもたちに、友だち作りのソーシャルスキルを提供する「PEERS(Program for the Education and Enrichment of Relational Skills)」。「PEERS」には他のプログラムにはない4つの特徴がある――(1)自閉スペクトラム症をはじめとする社会性に課題のある子どもたちが苦手とするスキルにフォーカスしていること、(2)思春期の子どもを対象にしていること、(3)子どもと保護者の同時参加によってスキルの般化を目指すこと、(4)プログラムの効果が科学的に証明されていること。さらに「PEERS」では2つの場面で体験しながら友だち作りのスキルを学ぶ――(1)家庭では親子でいっしょにホームワークに取り組む、(2)グループセッションでは仲間たちのロールプレイや行動リハーサルを通して自分を振り返るフィードバックを受ける。 ひとつひとつ課題をクリアできるように設計された全14セッションをトレーナーといっしょにこなしていけば、学んだことを学校でもすぐに応用できるなど、親子で効果を実感できる工夫があちこちに盛り込まれ、保護者と思春期・青年期の子どもたちに向けて「PEERS」の内容をまとめた『友だち作りの科学』(2017)と併用すれば、もっと上手にもっと効果的に「PEERS」を使いこなせるようになる。友だちを見つけて楽しく明るく日々を送るための、友だち作りがみるみる身につく「PEERS」トレーナーマニュアル! -
熱学演習 -統計力学(改訂版) 基礎物理学選書 19
※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 熱学のなかでも、微視的立場からの理論(統計力学)について、演習問題を中心として学び、その基本的な事項、基本的な応用例の理解、習得の手助けとなることを目的として編集された入門書。 統計力学では、その性格上、本質を理解しその使い方を身につけるためには特に演習が大事である。本書は、同著者による基礎物理学選書『統計力学(改訂版)』に副った演習書として、初歩的・基本的考え方・方法をしっかりと理解させることを目的に、懇切丁寧に解説・解答したものである。 -
これではまずい!インフラの維持・補修
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 維持・補修に必要な技術を図や写真で分かりやすく解説 劣化を見逃さないための最低限の知識を構造物ごとに整理しました。 インフラメンテナンス待ったなし--。5年に1度の公共構造物の点検が義務化されてから点検は2巡目に突入しました。診断、補修の対応を誤ったために、劣化が進む構造物が散見されています。過剰に費用をかけて補修する事例もあり、予算が少ない自治体にとっては危機的な状況に陥っています。本書では、現場で正確な対応を取ってもらうためのノウハウを、橋やトンネル、舗装といった構造物ごとに図や写真を使って分かりやすく解説しました。日経コンストラクションの好評連載「クイズ維持・補修に強くなる」を再編集して、書き下ろしを追加しています。 -
現代に生きる陽明学――『伝習録』(巻の下)を読む――
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現代を生きる「心」の行動学。 物質万能主義が横行し混迷を極める現代を生き抜くために、陽明学は、知と行は合一である、物を正して知を致す、良知を致す、万物は一体である、などの言葉で指針を与えてくれる。本書では、『伝習録』巻の下を読解。現代の日本人が忘れている「心」の修養を軸に、現代を生きる行動学として新しい時代を切り開く「心」の境地を探る。 -
有限要素法解析ソフト Ansys工学解析入門 (第3版)
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この電子書籍は紙版書籍のページデザインで制作した固定レイアウトです。 汎用有限要素法解析ソフトウェアAnsysをわかりやすく解説 本書は、汎用有限要素法解析ソフトウェア「Ansys」(アンシス)使った工学解析の実際を、ソフトの使い方を含め、わかりやすく解説したものです。 構造、モード(振動)、連成解析など、「Ansys」のもつ多種・多機能という特性を1冊にまとめ、初めての人でも容易に習得できるよう図説しています。 今回の改訂では、前版2005年発行『有限要素法解析ソフトANSYS工学解析入門(第2版)』を継承・発展させた内容とし、2編の解析の実際は[WorkBench]上での解析法および解析結果の評価を、実験や理論と比較して解説し、2編の各章末に[演習課題]+[解答]を掲載。 大学・高専の教科書として、また技術者の操作マニュアルとして好適です。 1編 工学解析と有限要素法 1章 設計と工学解析 2章 有限要素法の基礎 3章 有限要素法による工学解析 2編 Ansysによる解析の実際- Workbench 上で実行する解析操作法- 4章 Workbench とその操作法 5章 構造解析 6章 モード解析 7章 流体解析 8章 伝熱解析 9章 連成解析 10章 事例集 参考文献/ソフトウェア問合せ先/索引 -
IT Text 数理最適化
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この電子書籍は紙版書籍のページデザインで制作した固定レイアウトです。 数理最適化を丁寧に解説した大学教科書 情報処理学会教科書シリーズ「IT Text」の一巻。情報科学・情報工学の応用分野では、さまざまな最適化の問題があり、数理最適化のいろいろな手法が有力な解決手段になります。本書は、線形計画法や、ネットワーク最適化・組合せ最適化など数理最適化の初学者に必要な基礎的知識を、例を交えて解説し、方法論だけではなく、応用への道筋が分かるものです。 第1章 数理最適化とは 第2章 線形計画問題 第3章 ネットワーク最適化問題 第4章 非線形計画問題 第5章 組合せ最適化問題 付 録 数学に関する補足 -
日野日出志全仕事
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 漫画家活動50年の集大成 多くの読者にトラウマを植え付けてきた怪奇漫画・日野日出志。 本書は、怪奇と抒情が交差する作品の魅力とそれを生み出した人間・日野日出志に迫る一冊。 450作品以上になる全作品紹介と表紙リスト、日野日出志本人のコメントで振り返る作品レビューなど漫画家活動50年の集大成がここに完成。 赤塚りえ子、犬木加奈子、御茶漬海苔、里中満智子、しりあがり寿、ちばてつや、手塚眞、戸川純、人間椅子・ナカジマノブ、のむらしんぼ、ビッグ錠、古谷三敏、みうらじゅん、三浦みつる、山咲トオルなど多くのクリエイター、アーティストによる日野語り、伊藤潤二、俳優・八名信夫とのレジェンド対談を収録。 幻の怪作『あしたの地獄』他、絵本につながる日野日出志の原体験を描いた『少年日記』など単行本未収録作品を複数掲載! 漫画家活動50年の集大成 多くの読者にトラウマを植え付けてきた怪奇漫画・日野日出志。 本書は、怪奇と抒情が交差する作品の魅力とそれを生み出した人間・日野日出志に迫る一冊。 450作品以上になる全作品紹介と表紙リスト、日野日出志本人のコメントで振り返る作品レビューなど漫画家活動50年の集大成がここに完成。 赤塚りえ子、犬木加奈子、御茶漬海苔、里中満智子、しりあがり寿、ちばてつや、手塚眞、戸川純、人間椅子・ナカジマノブ、のむらしんぼ、ビッグ錠、古谷三敏、みうらじゅん、三浦みつる、山咲トオルなど多くのクリエイター、アーティストによる日野語り、伊藤潤二、俳優・八名信夫とのレジェンド対談を収録。 幻の怪作『あしたの地獄』他、絵本につながる日野日出志の原体験を描いた『少年日記』など単行本未収録作品を複数掲載! -
SBS:乳幼児揺さぶられ症候群
虐待医学の困難な点は、原因が加害行為であるゆえに司法的な問題とのクロスオーバーが生じる点に外ならず、医学的妥当性の程度については川崎病やその他の病態における状況と変わりがあるわけではない。 医学的な見地から現時点のエビデンスを医師が法廷で提示した後に、そのエビデンスの信頼性をどう評価するかは、医師の手を離れた法学上の問題である。そのような整理をしたうえで、法学上の評価をどうしたら正確に行いうるのかという観点で、法学分野としての現行の事実認定システムの改善を図ろうとするのではなく、法学の門外漢である医師に、医学の門外漢である法学系の人物が延々と仕掛けてくる医学的論戦は、果たして本当に意味のある論戦なのか、単に混乱をもたらすだけのものであるか、冷静に評価する必要がある。 混乱がもたらされることで誰が得をし、誰が損をするのか、本質的なところに我々は着目しなければならない。 -
臨床医のための 医療AI概論
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 臨床現場で利活用が進む医療AIの仕組みを、高度な数学の知識がなくても理解できるように図版とともに分かりやすく解説 人工知能(AI)は、医療の現場でも疾患の診断、治療方法の検討などに導入され始めています。 この医療AIテクノロジーの基礎を知っておきたいと考えている医師・医学生のために、高度な数学の知識がなくても理解できるように豊富な図版(4色)と共に分かりやすく解説した教科書です。 さらに、医療AIが今後どのように進展していき、それに伴い医師ら医療スタッフの働き方がどのように変化していくかについても考察しています。 自分の疾病治療や健康増進に医療AIがどのように関わってくるかについて、興味を持っている方にもお薦めします。 ■主な内容 Part 1:人工知能とは何か Part 2:自然言語処理の発達 Part 3:ヘルスケアへの応用 Part 4:変容する社会と医療の姿 Part 5:AI関連用語集 -
自尊心の育て方
自尊心の本質は,自己へのコンパッション(同情)である,肯定的な自尊心は,健康なパーソナリティの核である。 本書は,「自尊心」についての臨床的知見の宝庫であり,読者は,当事者,セラピストいずれの立場からも本書を読むことで,CBT(認知行動療法)による心理面接技術を身に付けると同時に,自らの対人スキルを促進することができる。今回の大幅改訂(第4版)にあたって,自尊感情だけでなく,近年注目を集める「セルフコンパッション」についても詳しい考察がなされている。 「自尊感情」を維持し,育てるための基本図書として全米で80万部を売り上げたベストセラー! -
メンタルメイクセラピスト検定公式テキスト<実技編>
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 このテキストは「メンタルメイクセラピスト検定」の受験に必要な知識・技術をまとめて掲載したものです。 肌などに関する基礎的な知識、メイク技術(自分の顔のメイク、他者へのメイク)、コミュニケーションについて解説します。 メイク技術に関しては、基本的に4級~2級までの検定試験に対応しています。 受験を希望する方、受験を検討している方は必携です。 ★メンタルメイクセラピストとは? メンタルメイクセラピストは、外観に悩みをもつ方々に対して、メイクによる解決という選択肢を提供し、本人が満足できる外観をつくるためのメイク技術の講習・指導を行います。 外観上の悩みには一人ひとりそれぞれに理由や背景があります。その人の悩みとその理由・背景をよく理解し、本人が能動的にメイクに取り組むよう促し、最終的には本人がありのままの外観を受け入れて、社会復帰・社会参加を果たすのを手助けするのが、メンタルメイクセラピストの目標です。 ★美容と医療をつなぐ メンタルメイクセラピストには、卓越したメイク技術・メンタルケアとカウンセリングができる知識と技術・医療の基礎的な知識を身につけることが求められ、外観に悩みをもつあらゆる人達のQOLを上げるため、美容と医療をつなぐ役割を担います。 公益社団法人 顔と心と体研究会 理事長 内田嘉壽子(かづき れいこ) フェイシャルセラピスト、歯学博士、REIKO KAZKI主宰 発行:ワニ・プラス 発売:ワニブックス -
量子力学 ~現代的アプローチ~
※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 同シリーズの『演習で学ぶ 量子力学』(小野寺嘉孝 著)に比べ、物理学科で学ぶ本格的な量子力学の内容となる教科書・参考書。解説にあたっては、できるだけ単一の原理原則から出発して量子力学の定式化を行い、常に論理構成を重視して、量子論的な物理現象の明確な説明に努めた。また、応用に十分配慮しながら、できるだけ実験事実との関わりを示すようにした。 さらに、「量子基礎論概説」の章では、量子測定などの現代物理学における重要なテーマについても記し、そして本書の最後に「場の量子論」への導入の章を設けて次のステップに繋がるように配慮するなど、“現代的なアプローチ”で量子力学の本質に迫った、著者渾身の一冊である。 -
花の分子発生遺伝学 遺伝子のはたらきによる花の形づくり
※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「花はどのようなメカニズムで咲くのか」という昔からの疑問に対して、最新の知見を豊富な写真とカラー図版で紹介した本格的な入門書。 シロイヌナズナやイネ、トウモロコシなどを例に挙げ、花の発生を制御する遺伝子のはたらきを、メリステム(分裂組織)の機能と密接に関連させながら丁寧に解説する。説明にあたっては、単なる発生学の知識や現在の理解を解説するだけではなく、その理解がどのような研究によってもたらされてきたのか、研究内容や歴史にまで踏み込むように心がけた。 -
ゲノム編集入門 ZFN・TALEN・CRISPR-Cas9
人工DNA切断酵素の作製が煩雑で難しかったため限られた研究での利用にとどまっていたゲノム編集は、新しい編集ツールであるCRISPR-Cas9の出現によって、誰もが簡便に効率よく広範囲に利用できるものへと大きく変わった。 有用物質を作る微生物の作製、植物や動物の品種改良や創薬に必要な疾患モデルの細胞や動物の作製、さらにはがんを含む病気の治療への利用など、ゲノム編集は、基礎研究の分野のみならず、産業や医療での分野においても世界中で研究が進められている。 本書は、「ゲノム編集の基礎を勉強したい」「さまざまな生物でこの技術を使うメリットがどこにあるのかを知りたい」「産業や医療におけるこの技術の有用性を知りたい」と考える初心者を対象にした、国内初のゲノム編集の入門書である。微生物から植物、さまざまな動物でゲノム編集技術を開発してきた国内の研究者が、従来の改変技術とゲノム編集の技術を紹介し、ゲノム編集の可能性についてわかりやすく解説する。 -
202Xインフラテクノロジー
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 インフラ技術の動向を解説し、近未来のインフラ技術を大胆に予測。 技術士試験に役立つ知識も満載。インフラ・建設技術者必携の一冊 新設から維持管理への移行や人口減少社会、国と地方の財政難といった新しい技術が求められる背景もデータをもとに分かりやすく解説します。 国内外で注目を集めるインフラ市場での勝敗のカギは技術力が握っています。土木・インフラ技術者として、知っておきたい技術トレンドを、その社会背景や市場性なども踏まえて紹介します。技術士試験に必要な専門知識の取得や東京五輪後も活躍するための必携の一冊です。 ◆ 主な内容 Part 1 2020年のインフラテクノロジー 【激変の数年後をシミュレーション】インフラ改善/災害対策 Part 2 これから来る! 先端技術 【生産性向上】ロボット・ドローン/ウエアラブル機器 【メンテナンス革新】ビッグデータ/センシング/遠隔点検 【国土強靱化】制震/液状化対策/粘り強い構造/ダム再開発/侵食防止 【コンクリート革命】表層品質/ひび割れ防止/自己治癒性能 【生活変える新型道路】道路構造/物理的デバイス Part 3 2025年のインフラテクノロジー 【さらなる未来をシミュレーション】革新技術開発 -
物理学
本書は、理工系教養課程用テキストとして、物理的な思考とその応用能力を養うことを目標に、高校理科との接続に留意し、無理なくさらに進んだ段階へを方針としています。基礎物理学の部分は、各章1講義時間、1年間での消化を前提に構成。相対論以降の現代物理学は、平易な記述でその成立を解説し、それら専門課程への入門編としています。学習の目標を明示し、記述は簡潔、使用する数学は平易です。章末には復習と応用力を図る問題を配する等の周到な配慮がなされています。●目次●第1編 力学(11章)/第2編 熱学(7章)/第3編 振動・波動・光学(11章) 1985年発行。 -
教育分析の実際 家族関係を問い直す男性の事例
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 心理臨床の第一人者である著者が一人のクライエントに行った20回に及ぶ教育分析の全場面を克明に再現。詳細な逐語録である本書は、カウンセリングが辿る過程や意味、危険性や転移-逆転移の様相までを鮮明に浮き彫りにする。面接の中でクライエントの意識はどのように変容していくのか?コミュニケーションのとり方や沈黙の処理の方法など、臨床心理士やカウンセラーを目指す人すべてに役立つ貴重な記録資料。『教育カウンセリングの実際』(1992年刊)を一部加筆修正、冒険的試みの全過程が待望の復刊。 -
ARMマイコンで電子工作 SAMファミリ活用ガイドブック
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 SAMファミリはARM Cortex M0+をコアとしたARMマイコンの1つで、Microchip Technology社が発売している32ビットマイコンです。PICマイコンの統合開発環境であるMPLAB X IDEがSAMファミリでも使えるようになり、8ビットマイコンのように手軽に開発できるようになりました。 本書では、MPLAB X IDEに組み込んで使えるフレームワーク「Harmony v3」を使って、できるだけ簡単に高機能なプログラムを作成する方法を解説しています。 Harmony v3を使えば、入出力ピンやタイマ、シリアル通信、ADコンバータなどの周辺モジュールはもちろん、USBゲスト/ホスト、ファイルシステムを使ったアプリケーションまで、GUIベースで簡単に作成できます。 掲載した作例は、各機能を試すためのトレーニングボードや、SDカードを使ったデータロガー、センサのデータをクラウドに送信するIoTセンサ、リチウムイオン電池充電マネージャ、蛍光表示管時計です。 SAMファミリを使って、高性能な32ビットマイコンを体感してみましょう! -
令和8年版 司法書士 合格ゾーン 択一式過去問題集 7 商業登記法
【令和8年(2026年)試験対応!】最新の法改正に対応!要点を押さえつつ詳細に解説しており、司法書士試験突破の実力がしっかり身につく! 令和7年(2025年)を含む過去の司法書士試験問題を体系別に収録!LEC定番の過去問題集です。 ○問題演習をしっかりこなせる、圧倒的な収録問題数 令和7年(2025年)分を含めた、37年分の本試験過去問題をたっぷり収録。 本試験突破の鍵である問題演習をしっかりとやりたい方にお勧めの大ボリュームです。 ○同ジャンルの問題がすぐにわかるよう、本試験問題を体系別に編集 合格ゾーンシリーズ独自の分類を行い、体系別に本試験問題を編集しています。 膨大な学習範囲から、勉強したい箇所を検索する際に役立ちます。 ○過去の出題頻度に基づき、各問題の重要度ランクを表示 A、B、Cの3段階で、問題の重要度を示しています。 また、次回以降の本試験において出題されそうな論点(LEC見解による)には、「要チェック」の表記をしています。 ※本書は、令和7年9月1日において、令和8年4月1日までに施行が確実とされる法令に基づき作成しております。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。 また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この書籍はファイルサイズが大きいため、ダウンロードに時間がかかる場合があります。 ※ご購入前に、試し読みがある場合は表示状態・画像解像度・機能等についてご確認ください。 ※紙書籍とは一部異なる仕様となっております。あらかじめご了承ください。 -
令和8年版 司法書士 合格ゾーン 択一式過去問題集 4 不動産登記法[上]
【令和8年(2026年)試験対応!】最新の法改正に対応!要点を押さえつつ詳細に解説しており、司法書士試験突破の実力がしっかり身につく! 令和7年(2025年)を含む過去の司法書士試験問題を体系別に収録!LEC定番の過去問題集です。 ○問題演習をしっかりこなせる、圧倒的な収録問題数 令和7年(2025年)分を含めた、37年分の本試験過去問題をたっぷり収録。 本試験突破の鍵である問題演習をしっかりとやりたい方にお勧めの大ボリュームです。 ○同ジャンルの問題がすぐにわかるよう、本試験問題を体系別に編集 合格ゾーンシリーズ独自の分類を行い、体系別に本試験問題を編集しています。 膨大な学習範囲から、勉強したい箇所を検索する際に役立ちます。 ○過去の出題頻度に基づき、各問題の重要度ランクを表示 A、B、Cの3段階で、問題の重要度を示しています。 また、次回以降の本試験において出題されそうな論点(LEC見解による)には、「要チェック」の表記をしています。 ※本書は、令和7年9月1日において、令和8年4月1日までに施行が確実とされる法令に基づき作成しております。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。 また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この書籍はファイルサイズが大きいため、ダウンロードに時間がかかる場合があります。 ※ご購入前に、試し読みがある場合は表示状態・画像解像度・機能等についてご確認ください。 ※紙書籍とは一部異なる仕様となっております。あらかじめご了承ください。 -
司法書士 合格ゾーン 記述式 ステップアップ問題集 商業登記法
★全問新作のオリジナル問題30問を収録!「ファーストステップ」「セカンドステップ」の2パートにより記述式問題の実力を段階的に養成! 司法書士試験過去問でおなじみ『合格ゾーン』シリーズに待望の記述式対策問題集が登場! 司法書士試験は令和6年度から記述式の配点が倍増され、合格には記述式対策が欠かせません。本書では「ファーストステップ」「セカンドステップ」の2パートに分け、「早く」、「正確に」記述式問題を解く力を段階的に身につけることができます。 :::::本書の特長::::: ●完全新作のオリジナル問題30問を収録! LECの短期合格のノウハウを生かしたオリジナル問題30問を収録しました。 ●「ファーストステップ」の特長 司法書士試験で出題された問題の論点を分析し、手頃な分量の問題に作り変えています。 問題を繰り返し学習することで、試験に出題される雛形・論点・トリックだけを効率的にマスターできます。 ●「セカンドステップ」の特長 司法書士試験に近い形式の問題を10問収録。本試験と同じように数ページにわたってちりばめられた事例を読み解く力がつきます。 1問あたりの解答時間を50分から1時間を目安に設定することで、時間配分のトレーニングにもなります。 『本問における合否を分ける論点・知識』の部分では、解答に当たっての必要となる知識が一覧となっており、問題の核となる論点を確認できます。 ●最新の法改正に対応 令和7年4月1日までに施行が確実とされる法令に基づいて作成しています(令和6年12月1日現在)。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。 また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この書籍はファイルサイズが大きいため、ダウンロードに時間がかかる場合があります。 ※ご購入前に、試し読みがある場合は表示状態・画像解像度・機能等についてご確認ください。 ※紙書籍とは一部異なる仕様となっております。あらかじめご了承ください。 -
将軍の世紀
現代日本の礎を築いた徳川三百年の叡智 イスラーム研究の泰斗として知られる山内昌之東大名誉教授の新たなる挑戦。徳川幕府の通史がついに完結! 上巻は、家康の創業から、家斉の爛熟までを描く。家康の本質は、世界的に稀有な軍人政治家だったところにある。関ヶ原の戦いにおける冷酷な政治リアリズムによって形作られた「天下取りの大局観」は、天皇家を法度の内側へと追い込み、豊臣家を滅ぼすことで徳川の世を現出した。その強靭なシステムは、四代家綱時代の文治政治への転換、八代吉宗時代の享保の改革などを経て、十一代家斉の爛熟の時代、化政時代を生み出すまで続く。しかし、半世紀に及ぶ家斉の時代こそが、徳川の世の終わりの始まりだった。 担当編集者より NHK大河ドラマ「どうする家康」が話題になる中、家康がどうしたか、がわかる傑作が登場! 関ヶ原での軍人政治家としての家康の冴えは、カエサルに勝るとも劣らない。そこが、江戸幕府270年をパクス・トクガワナと呼ぶ所以でもある。しかし、どんなシステムも永遠ではない。さび付いてきたシステムにテコ入れをして、なんとか徳川の政治体制を維持しようとした吉宗の努力を見事に無駄にしたひ孫、家斉。彼の代に、幕府は終わりの始まりを迎えることになる。 -
因果推論の科学 「なぜ?」の問いにどう答えるか
「人工知能の巨人」が放つ「なぜ?の科学」の革命的な入門書! 「私自身、この本の解説を書くことが憚られるくらいの凄い内容」 ――松尾豊氏(人工知能学者・東大大学院教授)絶賛! 米Amazonでは1256レビュー、4.5★。ポピュラーサイエンスの世界的ベストセラー! ・今までの統計学では答えられなかった「なぜ?の科学」とは? ・それは3段の「因果のはしご」を使って説明できる ・著者は人工知能界のノーベル賞にあたるチューリング賞受賞! ・現在のデータ主義には限界がある。それを乗り越える「因果推論」とは? ・その商品が売れた理由をどう分析し、新たな儲けにつなげるか? ・公衆衛生におけるベストな選択肢の考え方とは? ・人間のように考えられる人工知能=強いAIはつくれるか? ・そもそも私たち人間はどのように「因果関係」を考えているのか? 統計学とデータ分析を超えた新たな学問の誕生! 人工知能と人類の未来を知るために、なくてはならない一冊。 データ分析、マーケティング、意思決定に携わるビジネスパーソンも必読! -
信仰の伴侶
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ドストエフスキーはかつて、自分は現代の産物であり、したがって無信仰と懐疑の子だ、しかしそれゆえにまた信仰への渇望に苦しめられると告白した。 この書は転換期の激浪のなかで、この世的なるものに寄る辺を失いつつある魂に対しての最後の希望となる信仰を考えるために書かれた。 哲学者、神学者、文芸評論家が、「信仰」と「魂」について、さまざまな光をあてる。 【目次】 第一部 信仰への道 明治時代における信仰への遍歴 明治の青春としてのキリスト教 西洋文化の代表としてのキリスト教の受容 私の學生時代 齋藤勇氏 高山樗牛・徳富蘆花・綱島梁川 スピノザ「エテイカ」、トルストイ「懺悔」 植村正久 島崎藤村と有島武郎 日本文學とキリスト教 明治の文學者のキリスト教離脱への反省 芥川龍之介及び太宰治とキリスト教 椎名麟三の受洗 【略】 キリスト教的世界よりギリシャ的世界へ 聖書の世界への還帰 晩年の内村鑑三 信仰への巡禮 佐古純一郎氏 死の不安 「歎異抄」 一燈園 太宰治への傾倒 田邊元「歴史的現実」と応召 新約聖書 椎名麟三とドストイエフスキイの影響 小林秀雄のドストイエフスキイ研究 椎名麟三とキリスト教 第二部 信仰書の勧め 高倉徳太郎の著作 パスカルに関する書物 【略】 アンセルムスとエックハルト ドストイエフスキイとキェルケゴール バルト、カルヴィン、ルター、フォーアサイス 内村鑑三 【略】 説教集と辭典 戰後の諸作 イエス伝 イエス伝の歴史的変遷 第三部 聖書の読み方 聖書の読み方 一般的な読書と異る聖書の読み方/聖書を読むときの態度/青年のもつ宗教性/聖書による人生觀の変化/ヒューマニズムの高揚と破壊/聖書の読み方の常道/青年の読み方と老人の読み方【略】 興味を覚えた聖書の箇所 齋藤氏 聖書の飜訳について 私の聖書への接し方 佐古氏、小塩氏 詩人と教授/キェルケゴールの父の聖書の教え方 私の聖書への接し方 関根氏 どこから聖書を読むべきか/ルカ伝とロマ書/福音書の特色/使徒行伝の意義/使徒の書翰の意義/ペテロ書翰とパウロ書翰/默示録【略】 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
野の百合・空の鳥(兄弟選書)
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 実存主義哲学者の著者による、キリスト教的な講話を集めたものが本書である。実存主義者である以前に、その土台にある著者の宗教観がよく現れている。書名は、『マタイ福音書』の一節にちなむ。 【目次】 第一部 一 空の鳥を見よ、野の百合を観よ 二 人は二人の主に兼ね事うること能わず、或はこれを憎み彼を愛し、或はこれに親しみ彼を軽しむべければなり 三 「空の鳥を見よ。播かず、刈らず、倉に収めず」 明日のことを思い煩うな。……「今日ある野の草を観よ」 第二部 一 人間であることに満足せよ 二 人間であるということの素晴らしさ 三 何という浄福が人間に約束されていることであろう 註 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
詩と哲学
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古来より、詩と哲学の関連については、多くの議論がなされてきた。この議論は、つきつめれば「芸術」と「真理」との関係に通じるのである。京都学派四天王の一人である著者による、詩と哲学の関係を探究したもの。 【目次】 ハイデッガーとヘルダーリン ドストエーフスキイの「大審問官」と現代 ゲーテとカント デカルトと実存 実存主義の真理性とその限界 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
古い中国と新しい中国
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古代中国学の泰斗による、中国をめぐる学術的随想。日中国交がまだ正常化される前の中国訪問で、古代中国と現代の中国に何を思ったのか。 【目次】 古い中国と新しい中国 民族の復活 東洋における学問の自由 中国の伝統 中共の歴史的背景 古支那学者の回顧と反省 一 現実の革命と学者の革命 二 民主主義の挫折と内藤博士の予言 中国人の考え方 中国古代都市における民会の制度 礼 ウェーバーの儒教観 書後 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
春夏秋冬(兄弟選書)
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 プロテスタントの宗教学者が編み、著した日常をめぐる滋味あふれる俳句と短歌の鑑賞の手引き。 【目次】 俳句の部 春 夏 秋 冬 短歌の部 春 夏 秋 冬 あとがき 作者紹介 作者別作品索引 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
ドン・カルロス
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 新旧両派の宗教的抗争に渦まく16世紀スペインを舞台に、太子ドン・カルロスと父フィリップ2世の対立はのっぴきならないまでに深まっていく。本書は近代史学を完成させたランケが、様々に歪められた文書の森の中から厳密な史料批判を通して、当時の国際情勢の中で父とこの対立の悲劇が終幕をめざして進行するすばらしいまでに深い歴史的世界を描いた名著。 【目次より】 訳者のはしがき ドン・カルロス I 批判的論述 一 これまでの諸叙述の分析 二 最も重要な論点の検討 II ドン・カルロス伝 一 ドン・カルロスの素性 二 幼少時代 三 国政への関与。結婚の諸案 四 オランダに対する関係。フリップ二世の宗教政策に関する余論 五 父に対する太子の反抗的態度 六 太子の逃亡計画。彼の監禁 七 太子ドン・カルロスの死 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
ツアラツストラを読む人のために
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 永劫回帰とは? 超人とは? 京都学派の巨人による、寓意に溢れるニーチェの主著『ツアラスツストラ』を読む人のための手引き。 京都学派の巨人の一人である著者が、難解で知られるニーチェの『ツァラトゥストラ』を丁寧に読み解いていく。わかる人も、わからない人にとっても、有益な入門書。日々生きていく中の課題に新鮮な見方を与えてくれる一冊です。 【目次より】 序 緒言 第一章 ツァラツストラとニーチェ 第二章 ツァラツストラの誕生 第一節 「悦しき科学」との関係 第二節 ツァラツストラの成立過程 第三章 ツァラツストラの構造 第一節 序説について 第二節 「彩られし牛」と呼ばれる町での説教 第一篇 第三節 「幸福なる島々」における説教 第二篇 第四節 漂泊者の言葉と快癒者の言葉 第三篇 第五節 ツァラツストラの誘惑 第四篇 第六節 大なる正午とツァラツストラの死 書かれざりし第五篇と第六篇 第四章 教説としての超人 第一節 歴史的未来としての超人 第二節 歴史的批判者及び創造者としての超人 第三節 生の肯定者としての超人 第五章 実存としての超人 第一節 重力の精とは何か 第二節 嘔吐としての生 ワグネル、レー・ルー 第三節 ニヒリズムの最も極端な形式としての永劫回帰 第四節 肯定の最高方式としての永劫回帰 再刊にあたって 久山康 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
テオクラシー(歴史学叢書)
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 ある特定の宗教組織が国家を統治する機構と同一の神権政治とは、国家の政体の一形態である。古代~近代にいたるまでの歴史を概観する。 【目次】 日本の読者のために 序文 第一章 基本的諸概念 一 古代の遺産 A ローマ帝国治下の教会と国家 B 聖アウグスティヌス C ゲラシウスの教説 二 蛮族王国の道徳的指導(六~七世紀) A 新しい時代 B 大グレゴリウス C 教説の完成 第二章 九世紀と十世紀における教皇と皇帝。できごとと理念 一 帝国によるキリスト教秩序 A できごと B 背後にある諸理念 C 権力の起源 二 教会権威の強化 A 流れの逆転 B 霊的権威の高揚 C 九世紀後半における聖俗両権の関係 三 帝国の再来 第三章 グレゴリウス的テオクラシー 一 グレゴリウス改革 A 十一世紀前半における帝国と教会 B 教会の危機 C 闘争 二 グレゴリウスの教説 A 基本的諸要素 B 聖俗両権の関係 C 源泉と論拠 三 反グレゴリウス主義的教説 第四章 十二世紀における逸巡 一 グレゴリウス主義的立場の維持 A これまでの理論体系の強化 B 聖ベルナルドゥス もろもろの不備と変化 A 聖俗の職務の区別 B 世俗諸権力の発展 C 霊的領域の拡張 三 新しい理論の模索 A ライヘルスベルクのゲルホー B 教会法学者の運動 第五章 十三世紀における綜合 一 インノケンチウス三世 A インノケンチウスの幸運と不運 B 新しき議論 二 偉大なる綜合 A イソノケンチウス三世時代の教会法学者たちB 教皇政とフリードリヒ二世──インノケンチウス四世の教説 C 十三世紀後半の偉大な業績 D 反対の立場 第六章 ボニファチウス八世の時代。 厳しい戦い、時代遅れの思想 一 ボニファチウス八世とフィリップ・ル・ベルとの争い A 闘争の局面 B 時代に適応できぬ教説 二 テオクラシーの著作 A 展開された主張 B もろもろの論拠 三 批判者たちの暴威 A 王権の上昇 B 自然的有機体としての国家 C 帝国の命題の復活 第七章 衰退 一 国家理念の強化 A バイエルン公・ルードヴィヒ四世と教皇庁 B 国家の理論家マルシリウス・パドヴァ C テオクラシーの反発とその挫折 二 オッカム主義 A 教皇政に対する批判 B ウィリアム・オッカムの諸命題 三 十四世紀以後のテオクラシーの運命 A 反テオクラシー的勢力の発展 B 諸思想の発展 結論 訳注 史料 訳者あとがき パコー,M 1920~2002年。フランスの歴史家。専門は、キリスト教の歴史、特に中世における権力と制度。 -
「ファインマン物理学」を読む 普及版 全3冊合本版
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【普及版 全3冊合本版】本書を読めば高校生でもファインマン物理学の真髄がわかる! ファインマンという天才は何を知り、何を伝えようとしたのか? 本書は 『「ファインマン物理学」を読む 普及版 量子力学と相対性理論を中心として』((2019年10月刊)『「ファインマン物理学」を読む 普及版 電磁気学を中心として』(2020年2月刊) 『「ファインマン物理学」を読む 普及版 力学と熱力学を中心として』(2020年3月刊) の3冊合本版です。 -
ニューエクスプレスプラス 上海語[音声DL版]
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 上海人同士の会話に欠かせない話しことば あたかも近未来都市のような、超モダンなビルが立ち並ぶ浦東、レトロな洋館が続く外灘、大勢の人でにぎわう南京路。上海にはいくつもの顔があり、北京とはまるで違った雰囲気が味わえます。標準中国語(普通話)も通じますが、上海人同士のコミュニケーションはやっぱり上海語。発音は標準中国語とまったく異なり、5つの声調と連続する音の変調によって独特なメロディとなります。現地に行かない限りなかなか聴くことのできないその響きを、付属の音声で堪能してください。 -
ニューエクスプレスプラス ブルガリア語[音声DL版]
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 会話+文法、入門書の決定版! 多くの国と接し、歴史も豊か キリル文字を生んだ地のことば 東方正教会、オスマン帝国など、さまざまな国と言語に囲まれたブルガリア。ロシア語に使われるキリル文字を生んだことでも知られています。豊かな文化を育んだブルガリアのことばをはじめてみませんか。 文字、発音から始めて会話文をもとに文法を解説、練習問題を重ねて最後は短い読み物に挑戦します。挨拶やスピーチで使える表現も収録。 【本書の構成】 ◆ブルガリア語ってどんなことば?:最初にことばの特徴や話されている地域などをご紹介します。 ◆文字と発音:文字の読みかたや発音のコツをやさしく解説。 ◆本文:全20課で、見開き2ページに会話・和訳・単語、次の2ページに文法説明があります。 ◆練習問題:2課ごとに2ページ、解答は同じ見開きですぐに確認できます。 ◆単語力アップ・表現力アップ:テーマ別の単語と表現のコーナーで会話もバッチリ。 ◆単語リスト:出てきた単語が載っているので、辞書なしでも始められます。 【ここがプラス!】 ◆簡単なスピーチ・メッセージの表現:人前で話すときに便利な表現や、カードに書けるメッセージを取り上げます。 ◆文法チェック:学んだ文法を短い作文問題で総復習。 ◆読んでみよう:少し長めの文章を読んでみます。「日本について」はシリーズ共通。 ◆音声ダウンロード:音声はダウンロードしてお聴きいただけます。 -
神・宗教・救いの臨床哲学
ヤスパース、ラカンら精神医学の巨匠たちは自らの臨床観察に基づき、彼らの論証したこころの病の概念は、現代思想に大きな影響をおよぼした。 本書は、ヤスパースからベルクソン、ウィトゲンシュタイン、ラカン、アルトー、ドゥルーズ、デリダ等、20世紀の新しい潮流まで、狂気内包性思想(精神病理学)の系譜をたどり、臨床精神病理学と現代哲学思想とを架橋する画期的な試みである。 著者は、ナチズムに代表される帝国主義思想を集団性パラノイア、悪性のリジリエンスととらえ、かたや柔軟性を備えた良性のリジリエンスとして人格的に大きな成長を遂げた外傷後成長のケースを取り上げている。そして問題意識をさらに発展させ、コロナ・パンデミックや大震災など災害に触発される宗教言説、科学的ディスクールにまで論及、現代社会における精神病性構造と倫理的負債までを詳述している。臨床精神病理学の治療有効性を本書は改めて提示する。 -
ニューエクスプレスプラス リトアニア語[音声DL版]
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現代のヨーロッパで最も古風な言語 バルト海沿岸にある北海道ほどの大きさの美しい国、リトアニア。街は中世の面影を残し、4年に一度の「歌と踊りの祭典」は、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。この国で話されるリトアニア語は、現代のヨーロッパの諸言語の中でも最も古風な言語とされ、印欧祖語に最も近い形をした現代語とも言われます。リトアニアへ行きたい方も、言語学的に興味のある方も、会話と文法が一冊で学べるこの本でリトアニア語に触れてみませんか。音声はダウンロードでお聴きいただけます。 -
ニューエクスプレスプラス カザフ語[音声DL版]
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 騎馬遊牧民の口承文芸を支えた言葉 中央アジア最大の面積を持ち、石油や鉱物などの資源が豊富で、ユーラシア大陸の東西を結ぶ中央回廊でも注目されるカザフスタン。居住地を定めず広大な草原を季節ごとに移動する騎馬遊牧の社会では、文字はほとんど使われず、かわりに豊かな口承文芸が発達しました。その文化を支えてきたカザフ語は主語・目的語・述語の語順や「てにをは」のような格助詞など日本語と似たところがあり、日本人には学びやすい言語といえます。会話と文法をいっしょに学べるこの本で始めてみませんか。★音声アプリ無料ダウンロード -
ニューエクスプレスプラス バスク語[音声DL版]
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 他のどんな言語とも親縁関係にない言語 スペイン北部とフランス南部にまたがるバスク地方で80万人以上が話すバスク語は、他のどんな言語とも似ていない系統不明の言語。能格という珍しい格があったり、助動詞の活用に目的語も関わったり、慣れるまでに少し時間がかかるかもしれません。しかしながら文字はだいたいローマ字読みで母音は5つ、文法も実は例外が少なく、勉強が進むとどんどん楽になっていきますよ。方言の豊富な言語ですが、本書では共通バスク語を学びます。音声はダウンロードでお聴きいただけます。★音声アプリ無料ダウンロード -
赤軍記者グロースマン:独ソ戦取材ノート1941-45
戦下の人間へのまなざし 「20世紀ロシア文学の最高峰」と評され、戦後の畢生の大作『人生と運命』で知られる作家ヴァシーリイ・グロースマン。ウクライナのユダヤ人家庭に生まれ、小説がゴーリキイに賞賛されていたが、独ソ戦に際し赤軍機関紙特派員として従軍、常に最前線で、誰よりも長期にわたり取材を続けた。本書は、スターリングラート攻防戦から、クールスク会戦、トレブリーンカ絶滅収容所、ベルリン攻略戦まで、グロースマンの取材ノートを編集し、独ソ戦を再現した「ナマの記録」だ。 グロースマンは従軍当初、肥満体だったが、軍事百般を学び、「兵士」らしく変貌する。多くの特派員は司令部周辺にとどまるが、彼は兵士と行動を共にし、「前線につきまとうにおい」にまみれ、兵士の信頼と尊敬を得ていく。兵士や市民の声に耳を傾け、政治的な決まり文句も使わなかった。本人曰く、「人間が好きで、生活を探求するのが好き」なのだ。 本書でもっとも胸を打つのは、記者として世界で初めてトレブリーンカ絶滅収容所を取材した記録だ。まさに地獄を目のあたりにする描写で、ニュルンベルク裁判で資料としても採用された。〈戦争の非情な真実〉が記された超一級資料。解説=池田嘉郎。 -
オスマン帝国の崩壊:中東における第一次世界大戦
中東近現代史の必読書 欧州側の史料のみならずトルコ語、アラビア語の文献を渉猟し、斯界の権威が中東混迷の遠因となった大戦と戦後処理の過程を描いた大作。 【目次】 用語の適用について はじめに 第1章 革命と三つの戦争 一九〇八-一九一三 第2章 「大戦」前の平和 第3章 世界規模の動員令 第4章 一斉射撃始まる バスラ アデン エジプト 東地中海 第5章 ジハード開始 オスマン帝国領コーカサスとシナイ半島での戦い 第6章 ダーダネルス海峡襲撃 第7章 アルメニア人の虐殺 第8章 ガリポリ半島でのオスマン帝国の勝利 第9章 メソポタミア侵攻 第10章 クートの攻囲 第11章 アラブの反乱 第12章 負け戦 バグダード シナイ半島 エルサレムの陥落 第13章 次々と結ばれた休戦協定 終章 オスマン帝国の終焉 謝辞 訳者あとがき 解説 オスマン帝国はなぜ崩壊したのか(今井宏平) 写真クレジット 参考文献 原注 -
疾走中国:変わりゆく都市と農村
まだ自由に取材できた時代の貴重な記録 中国全土に高速道路網が整備されるのに伴って、それまで隔絶していた都市と農村が急速に近づいていった――。本書は、本格的なモータリゼーションが始まったばかりの中国各地をレンタカーで巡り、ときに長期滞在して、都市と農村に押し寄せる変化の大波を、市井の人びとの視点から描いたドキュメントである。 チベット高原に近い辺境の地で目にした「消えゆく村々」の歴史と現実、北京郊外の農村で生活をともにした魏一家の民宿ビジネスと泥沼の党書記選挙、浙江省麗水市の起業家が手がけた下着製造工場の盛衰など、昨日とはまったく違う今日を必死に生きようとする人びとの姿を、ユーモアを交えながら多角的・多層的に描く。目の前の問題をいわば即興で切り抜け、小さな交通違反を重ねる彼らのやり方は、日々めまぐるしく変化し、混沌とした社会を生き抜くための生活技術そのものだと著者は言う。 中国滞在十年、米国随一のチャイナウォッチャーが人びととともに暮らし、彼らの深層心理にまで入り込むことでなしえた「力技」の傑作ノンフィクション。解説=阿古智子(東京大学大学院教授) -
禁書目録の歴史:カトリック教会四百年の闘い
知識への迫害か、「フェイクニュース」の抑制か 本書は、悪名高いカトリックの「禁書目録」の歴史を総合的に扱った初めての書籍である。 禁書目録は16世紀の成立から400年にわたる、検閲の歴史上おそらく最も長い歴史を持つ。プロテスタントの著述家の脅威に対し各地で作られた禁書リストに始まり、バチカンに目録省が設立され、恒常的な検閲組織となった。「アートとゴミ」を区別し、「ジャンク」サイエンスやペテン師を暴き、「フェイクニュース」を抑制することを目的としたこの制度は、カトリック諸国の文化的、科学的、思想的発展を阻害したとされ、プロテスタントによる攻撃や侮蔑の対象ともなった。しかし一方で、作成に携わった多くの聖職者、当時の一流の神学者の深い学識と真摯な気持ちを反映したものであったのも事実である。 結果的にこの教会の試みは失敗したが、検閲の背景を検証し、失敗した理由を学ぶことは、近現代の国家による禁書や思想・文化統制について考える上でも、インターネット社会における表現の自由について考える上でも有意義である。「禁書目録」は決して過去の遺物ではなく、現代の私たちに警告と深い示唆を与えてくれることを、本書は伝えている。 [目次] はじめに 第一部 第1章 禁書目録以前の検閲 第2章 禁書目録の誕生 第3章 禁書目録の発展 第4章 書籍の検閲方法 第二部 第5章 聖書を検閲する 第6章 魔術と科学を検閲する 第7章 性、信仰、芸術を検閲する 第8章 検閲と近代化 終わりに 謝辞 訳者あとがき 参考資料と略称/原注/文献ガイド/写真提供への謝辞および出典 -
沈黙の山嶺:第一次世界大戦とマロリーのエヴェレスト
マロリー没後100年を記念して復刊 英国の登山家ジョージ・マロリーは、1924年6月8日、アンドリュー・アーヴィンとともにエヴェレストの山頂をめざし最終キャンプを出発したが、頂上付近で目撃されたのを最後に消息を絶った。果たしてマロリーは登頂したのか――。 19世紀の植民地主義が終焉を迎え、大戦へと突き進んで甚大な被害を出した英国。その威信回復の象徴となったのがエヴェレスト初登頂の夢だった。1921~24年の間に3回にわたって行われた遠征では、参加した26名の隊員のうち戦争経験者は20名にのぼる。 本書は、血みどろの塹壕戦をからくも生き抜き、世界最高峰の頂をめざして命を懸けたマロリーら元兵士たちの生きざまを通して「時代」に息を吹き込んだ歴史ノンフィクションである。気鋭の人類学者である著者は、未発表の手紙や日記のほか各地に遍在する膨大な資料を渉猟し、執筆に10年をかけて彼らの死生観にまで迫る。兵士として隊員として、常に死と隣り合わせだった若者たちの「生」を描いた傑作! サミュエル・ジョンソン賞受賞。 解説=小関隆(京都大学人文科学研究所教授) [目次] 主要登場人物 はじめに 第一章 グレート・ゲーブル 第二章 想像上のエヴェレスト 第三章 攻撃計画 第四章 ヒンクスの目 第五章 マロリー登場 第六章 エヴェレストの入り口 第七章 目の見えない鳥 第八章 東側からのアプローチ -
臨床犯罪心理学
法を逸脱し、他者や社会とのつながりを強烈に求めながらも自らそれを断ち切っていく人たち、そんな人生を本当は嫌っているのに変える術を持たない人たち、自分を認めることに極めて臆病な人たち――彼/彼女たちと関わる経験とその共有は、心理支援をもっと良質なものにしていける。 矯正領域における臨床経験から析出された「臨床犯罪心理学」を巡る5つの考察は、自傷と他害の関係、犯罪・非行行為と並走する思春期・発達・ジェンダーの問い、交差・輻輳する加害と被害、刑罰と教育の境界線、専門家の面接とその技法と、いずれも犯罪・非行臨床に欠くべからざる要を指し示す。さらに本編を補完する4つの臨床的随想は、初回面接から、面接における「期待」、面接者の無力感、そして面接の終結へと歩む孤独な臨床家たちの足許を照らしてゆく。 加害と被害の交差域で、変わろうとする人たちの傍らで、「加害者臨床」をラディカルに思考する比類なき臨床フィールドノート。 -
清朝滅亡:戦争・動乱・革命の中国近代史一八九四―一九一二
清末史を記述する新たな地平 巨大帝国・清に未曾有の衝撃を与えた1894年の日清戦争から1912年の王朝滅亡までの激動の時代を、近年続々と世に出てきた最新の史料と基本文献に基づいて再現する壮大なドラマ。教科書的な通史でもなく、革命を賛美するプロパガンダでもなく、史実に目をつぶった文芸作品でもない、これまでにない清末史である。 中国における古代と近代の結節点である清末には、現代を含む歴史的中国のあらゆる要素が凝縮されていると言っても過言ではない。対象となる19年間には、戦争、宮廷闘争、動乱、革命が相次ぎ、群雄、群衆がうごめきあって、数千年続いた王朝の時代を押し流していく。 西太后、袁世凱ら主要人物のほか、皇族、官僚、宦官、維新派、軍人、義和団の民衆、孫文ら革命家など、本書に登場する周辺の人物も実に個性豊か。この時代にきわめて重要な役割を演じた日本をはじめ、列強の動き、社会、経済事象などを含め、サイドストーリーもふんだんに盛り込まれている。 『紫禁城の黄昏』以来の清末定型の情緒的イメージを排し、さまざまな力が己の生存をかけてぶつかり合う激しい時代を生き生きと描き切った傑作。 [目次] はじめに 第一章 北洋艦隊、全滅 戦争と祝典 黄海海戦 垂簾聴政 威海衛の弔砲 第二章 改革か、亡国か 下関の李鴻章 康有為と袁世凱 弱肉強食 「母と子」 第三章 戊戌の政変 帝師解任 孤独な変革者 法華寺の夜 皇帝、幽閉さる 第四章 義和団の乱 扶清滅洋 迫る拳民 殺戮と御前会議 奇妙な戦争 第五章 西への逃避行 珍妃殺害 「狩り」の旅 新政と条約 帰還 第六章 東に学べ 慈禧観音 近代化の模範 同盟会成立 権力闘争 第七章 慈禧太后、死す 蛹(さなぎ) ヒ素と飴と玉 虎口を脱す 皇族内閣 第八章 辛亥革命 鉄道国有化 武昌蜂起 復活 孫文、帰国 終章 最後の詔(みことのり) 中華民国 皇帝が消えた日 あとがき/注/参考・引用文献/主要登場人物/清朝系図/関連略年表 -
災害精神医学入門 第2版
地震,台風,テロ,紛争,パンデミック――。災害は突然に,そして容赦なく人の生活を一変させ,PTSD,うつ,不安,依存症,バーンアウトといった心の危機や災害関連死をも引き起こす。それは,被災者だけでなく,支援者にも当てはまる。これらの対応には,早期からの適切な介入と,息の長い支援体制が必要である。 本書では,本来人間が持つ力強さであるリジリエンスやサイコロジカル・ファーストエイド,災害の精神・心理面のトリアージなどを解説し,急性期~慢性期にわたる対応をはじめ,災害精神医療・保健支援体制を平時から構築しておくことの重要性を紹介する。 2015年の初版刊行から10年,多くの災害対応の知見と現場経験を反映し,情報をアップデートした本書は,「傷ついた人をこれ以上傷つけない支援」のために,すべての医療従事者から専門救援要員(警察官,消防官,自衛官,行政職員災害),ボランティア,医療に関心をもつ一般読者まで幅広く手にとっていただきたい一冊。 -
動機づけ面接を始める・続ける・広げる
「動機づけ面接」(Motivational Interviewing : MI)は,アディクションの治療から始まり,今日ではかなり知られた言葉になった。現在は一般的な保健指導にも使われるようになり,公認心理師試験の課題の一つにも加わっている。 本書は,2021年2月から開始された雑誌『精神療法』の連載「動機づけ面接(MI)を始める・続ける・広げる」全17回をまとめたものである。まとめるにあたり,内容に合わせ「第1部 MIの概説:教える立場から」「第2部 個人や組織の変化:実際にMIを使う立場から」「第3部 オリジナルな領域へ:MIでキャリアを変えた人など」の3部構成とした。 執筆陣は,MIのトレーナーとして指導する立場にある人,MIを最前線で利用する立場にいる人,徹底的行動主義の立場にいる人であり,自身がMIにつながったきっかけ,学習者として自分にとって役に立ったMIの学び方,トレーナーとして,これからの学習者に勧めたいMIの学び方等を紹介している。 MIのスキルを身につけ,活用の可能性を広げてきた先駆者たちによる,動機づけ面接の発展をまとめた一冊。 -
集団精神療法テキストブック 総論編
本書は,集団精神療法について学び,それを実践しようとする人に向けたテキストである。どこから学べばいいのかわからない,何を実践すればいいのかわからない,そういった方に向けて,グループというものの概論から,臨床での使い方までを網羅的に解説した。 いま,われわれは一昔前とは比べものにならないほどの情報にさらされ,自ら選択せねばならない状況にある。そういう中で,心理療法はさまざまな場面での効率化がはかられ,また,求められてもいる。集団精神療法は実に活用範囲の広いものであり,効率的な実施形態として,選択されることが多い。だが,効率性以上に,グループの中に入り,そこでの体験を通して自分と他者,そしてその関係についてじっくり考えることが,この時代だからこそ意味のあるものだと考えるのである。本書は「総論編」のため,さまざまな理論に基づく技法について詳しくは触れていない。だが,日々の臨床にある「グループ」を振り返ったり,少しずつでもグループを取り入れていくヒントになるだろう。 -
こころの探索過程
精神分析の過程は,意識していない自分との出会いであり,私たちは誰しも,さまざまな喪失を体験し傷つく。そして多くの事例において罪悪感を意識的無意識的に抱きながら生きている。 本書は,精神分析の主要な基礎理論を援用してクライエントの精神病理を解釈し,治療へと導くアプローチを紹介する。摂食障害,思春期の問題(解離,虐待,過食,自傷・自殺企図などの自虐的な破壊的行動,対象喪失のためのmorning work),パーソナリティ障害の事例を,“迫害的な罪悪感”をキーワードにケーススタディを全編に挿入し,都市型精神疾患への精神分析的アプローチで解釈した実践的臨床書である。そして著者は,精神分析における鍵概念である投影同一化,転移・逆転移,解釈,共感等を詳細に解説しながら,対人関係を展開する心理的-対人的プロセスとして捉えなおすことで,さまざまな臨床場面に応用可能な実践的技法を紹介する。 精神分析的精神療法を学び,現場での応用を目指す人々にとって,多くの臨床知見を網羅した本書は真に有効な書となるであろう。 -
サイコセラピーを独学する
心理療法論を学び、サイコセラピーを夢見て、現場に飛び込むはずだった…そのとき、若きセラピストに何が起こったのか――? リアリティショックと挫折、絶望と迷走、学習の主体性の奪還、学派の呪縛からの解放、そして小さな臨床理論の創造へ――独学するセラピストの、長く険しいトラベルライティング! 学べば学ぶほど迷いの森にはまりこむ「心理療法のパラドクス」(第1章)、心理療法「迷子」の事例6選(第2章)(「ガムが怖くて何が悪い!」(10代男子)/「完璧な私でいたかった」(20代女性)/「私だって辛かったんです」(40代女性)/「やっぱり私が悪いんです」(20代女性)/「私たちは何をしているんですか?」(30代男性)/「私は自分の足で立っていたいんです」(40代女性))に続いて、「神話」からの脱出と現場に埋め込まれた「暗黙知」を探り(第3章)、暗黙知の学習論/独学の方法論(第4章)、独学から小さな理論をまとめあげるステージへ(第5章)。 さまよえるすべてのセラピストに贈る、独学と自由のメソッド。 -
アンラーニング質的研究 表象の危機と生成変化
異なる未来をひらくための方法論 質的研究は幅広い分野に拡大し、豊かな実践を生み出している。その一方で、方法は知らず知らずのうちに形骸化し、必要とされる変化を閉ざしてしまう可能性がある。質的研究を「アンラーニング(学びほぐし)」し、問いを創出しつづけるための本。 【目次】 はじめに 第1章 アンラーニング質的研究 第2章 質的研究の伝統 第3章 質的研究の変化 第4章 質的研究の弱体化に抗う 第5章 社会問題を扱う質的研究 第6章 質的研究者の倫理 第7章 質的研究者のポジショニング 第8章 ラディカルに変化する質的研究 第9章 質的研究の新たな展開 第10章 ポスト質的研究 結び(consummation) 注 エピローグ 文献 索引 【著者】 楠見 友輔 信州大学教育学部講師。著書に『子どもの学習を問い直す』(東京大学出版会、2022)。 -
ヒトは嗜癖する
止まらない少子化,児童虐待,精神疾患,そしてアディクション――現代社会が抱える問題の多くは,「家族」に由来している。なぜなら我々の暮らす地域社会や国家は,結局のところ「家族」を核として構成されるものだからである。 本書では,家族問題や依存症治療の第一人者であり,アダルト・チルドレンという概念を日本に広めたことでも知られる著者の貴重な論文の数々を,大幅な加筆修正を加えて再構成。ヒトの家族システムへのまなざしを軸に,「共依存」「児童期性的虐待と近親姦」「摂食障害」「男性のセクシュアリティと攻撃性」「嗜癖」といったテーマについて,詳細な事例も挙げながら論じていく。家族の問題に関心を持つすべての人に贈る一冊。 -
ニューエクスプレスプラス ロマ(ジプシー)語
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あの民族の世界を言葉から覗いてみよう かつて「ジプシー」と呼ばれていた民族、ロマ。物語などで聞いたことはあっても、実際にロマと出会ったことのある人は少ないでしょう。インド語群に属するロマの言葉はヨーロッパ各地へ渡る過程で多くの外来語を取り入れ、様々な方言が存在します。ロマと生活を長く共にした著者の手になる本書は、ロマの言語を体系的に学ぶための「標準ロマニ語」を扱っています。随所でロマの文化も紹介。音声はアプリで聴けます。意外と知らない民族の世界、言葉から覗いてみませんか。 -
新装版 バウムテスト活用マニュアル
バウムテストは日々進化している。テストをとるのは簡単だが、バウムに現れたサインの意味をどう解釈をしていけばいいのか。誰しもがぶち当たる壁である。バウムテストを行ったからといって、すぐにクライエントのすべてを理解することはできないが、主観で判断するよりも、まずは本書で数多くのバウムに当たり、絵からどのようなサインをとることができるのかを読み解いていこう。 解釈をするのには、サインを拾う側の力量も関わる。しかしバウムテストを系統立てて読み解いていくことで、分析できることはたくさんある。また、クライエントとの言葉のやり取りだけでは得られなかった情報も見えてくるだろう。 本書の初版は2002年であるが、そのあとの訳者の著作、他書の翻訳を通し、ぼやけていた描画の印象がだんだんと明瞭になりつつある。バウムテストへの理解が深まることで、臨床の役に立つ機会がさらに増えるはずだ。 -
井上哲次郎と「国体」の光芒:官学の覇権と〈反官〉アカデミズム
学者たちの戦争、そして帝国の崩壊 加藤弘之が創り上げ、井上哲次郎に継承された官学アカデミズムは、煩悶青年が社会問題化した日露戦後、生命主義に傾倒していく。 しかし、国体論に「無意識」を取り入れる試みは、東京帝大の心理学者、福来友吉の念写実験が巻き起こした社会的混乱によって絶たれ、官学アカデミズムは歴史へと回帰することになる。 他方、大正デモクラシーの潮流のなかで国体を語る裾野は広がっていく。 早稲田の漢学を中心とした私学勢は、南北朝正閏問題や宮中某重大事件、大東文化学院の運営をめぐって、官学アカデミズムが彫琢した国体論に揺さぶりをかける。 とりわけ、大東文化学院の覇権を争う戦いは熾烈をきわめた。漢学教育の再興を目指す早稲田と、それを封じようとする官学アカデミズムの争いは、「暴力専門家」も動員しながら、井上の不敬事件やテロをも誘発していく。 あとの時代から見ると、「国体」と聞くだけで、狂信的な雰囲気が漂うが、そこには「国体論的公共性」とも呼ばれる広範な討議空間もあった。暴力に覆われる前の思想空間を辿り直す稀有な試み。 -
クライエントの側からみた心理臨床
「心理臨床とは、その個人がより生きやすくなることを、心理学の理論に基づいた技法を用いて援助していくことである」(著者識す)。 本書は,村瀬嘉代子の「心理臨床」を理解する上での重要な論稿を収録し,著者が日常臨床を通じて帰納法的に会得した技術や知見を数多く紹介した実践編である。 心理療法の理論や技法を生活に繋ぐ意味とは何か。対人援助職の要諦は,クライエントの生活を視野に入れることである。本書収録の1980~90年代の時期の村瀬の臨床論文は,質・量ともに圧倒的なスケールのものとして表されている。それらは、臨床心理学の世界にある者にとっての黄金の羅針盤ともいうべきものであった。本書は、その奇跡の著作群からセレクトされたエッセンスである。 クライエントからの視点を鍵概念とした一連の秀抜な治療者―患者関係論。それらは,読後すぐに実践応用しようとする操作的マニュアル的なこととは無縁ともいえるものである。そこにある発想の深みや治療の多様性は,時間をかけて自らの頭で考えることのできた者にのみ心理臨床の「常識」となるものといえよう。 -
ニューエクスプレスプラス タタール語
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本語でタタール語を学ぶ扉は開かれた 世界中に散らばるタタール人によって話されるタタール語ですが、なかでもロシア中西部にある「タタールスタン共和国」では、タタール語がロシア語とならぶ「国家語」に定められています。タタール人が必ずしもタタール語を話すわけではありませんが、たとえば、あのフィギュアスケートのザギトワ選手は祖母とタタール語で話すそうです。また、日本にはロシア革命から逃れてきたタタール人が多く暮らした歴史があります。タタール人の「トゥガン・テル(祖なることば)」を、いまこそ学んでみませんか。★音声無料ダウンロード -
SSTと精神療法
70年以上にわたり臨床家として生涯現役を全うした希有な精神科医,西園昌久が該博な知識と臨床経験を基に聴衆に語りかける講演録。本書は,著者の考えるSSTの要諦と実践応用の工夫,そして精神医療全般についての記念碑的著作であり,SSTを通じてクライエントの生きる力を援助する,そのための基本技術と心構えを易しく解説したものである。 本書には,(1)SSTは相手と向き合い・受け止め・信頼関係を築くことが基本,(2)母子関係・父子関係を踏まえた育ち方を考える,(3)仲間に受け入れられ認められることを通じて人は成長する,(4)正のフィードバックは,人の微妙な気持ち-親密・不可侵と対人不安を理解する,(5)SSTだけで勝負せず「良い統合失調症治療の四つの条件」を視野において実施す るなど,臨床実践の要諦がちりばめられている(安西信雄「読者のために私がお勧めしたい,本書の読み方・読みどころ」より) SSTという効果的な技術力を駆使して,クライエントが現実の生活に役立つものの考え方と行動を身につける手助けをする際の,優れた援助者になるための必読書である。 -
投影同一化と心理療法の技法
トーマス・オグデンは,現在アメリカを代表する精神分析家のひとりである。本書は,オグデンの最初の著作であり,精神分析における鍵概念である投影同一化の緻密な解説書となっている。 投影同一化はメラニー・クラインによって導入された概念であり,当初は自身のこころに収めきれず,統合しえない情緒体験を分割し,内的対象に押しこむ排出空想として提起されたが,オグデンはこれを実際の対人関係を巻きこむ形で展開する心理的-対人的プロセスとして捉えなおし,さまざまな臨床場面で応用可能な理論へと練り上げた。 また本書では,投影同一化すらも成立しえない「無体験」という心的状態についても注目し,この概念を用いて統合失調症患者の中核的葛藤を「意味を生みだそうとする動き」と「意味を破壊しようとする動き」の葛藤として理論化した。そして,心的な意味が創造されるプロセスを臨床素材をもとに鮮やかに示している。 『こころのマトリックス』『体験の兆すところ』『もの想いと解釈』など,以降の書で展開されるオグデンの独創的な理論の萌芽がここにある。臨床的な営為に携わるあらゆる人々にとって役立つ書であることは間違いないだろう。 -
認知行動療法の哲学
認知行動療法は、古代ストア哲学の末裔である―― 霊と呪術から心を解放した近代科学の正嫡・認知行動療法には“知られざる系譜”が存在した……心の正面ドアをノックする「理性のコントロール」か? はたまた心の裏階段から忍び込む「非理性のカタルシス」か? アーロン・ベックとアルバート・エリスが愛したストア派の賢者たち――マルクス・アウレリウス、エピクテトス、セネカ――に導かれ、心の治癒の一大精神史を体感する。 「この本は古代から連綿と続いてきた「理性による治療」の解説書であると同時に、ワークブックとしても使うことができる。千々に乱れる情念を理性でコントロールする。そのために、読者が理性の筋トレとストレッチを行えるようになっている。だから、同じように、読者であるあなたにも「理性に癒される」体験をしてもらえたならば、監訳者としてはそれで十分な気もする(それはおそらく原著者の願いでもある)」(東畑開人「理性に癒される――解題に代えて」より) -
ニューエクスプレスプラス アイスランド語
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 会話+文法、入門書の決定版がパワーアップ 「なんとなく不思議に興味をひかれてしまう言語だ」と、ある著名な作家も評した北欧の小国アイスランドの言葉です。近代に至るまで外国語の影響を受けることが少なく、バイキングの時代の古い形を保っているとされ、サガやエッダなどの英雄叙事詩や北欧神話に通じています。名詞や動詞の変化が多いなどの特徴を持つのですが、外来語はそのまま入れるのではなく、語形変化に合うように元々のアイスランド語の要素に置き換えるなどして取り入れています。★音声アプリ無料ダウンロード -
ICD-11・DSM-5準拠 新・臨床家のための精神医学ガイドブック
精神病理学に由来する「深く掘り下げて精神症状を追究する傾向」に対して「操作的診断基準」(ICDおよびDSM分類)による診断傾向が一般化しつつあるが、成立の経緯や時代背景、その思想的背景が十分には知られないまま、コメディカルスタッフの間にも浸透している。 この大きな動向に対する臨床現場からの声を原動力に書かれた『臨床家のための精神医学ガイドブック』を大幅に改訂。改訂のポイントは、新たに公刊されたICD-11・DSM-5に準拠した、20の精神疾患のカテゴリーへの再構成、そしてICD-11・DSM-5と対照しながら自ら経験している臨床事例を考えられるようになった点にある。 臨場感あふれる詳細な事例を呈示して、精神疾患・身体疾患の医学的知識、症状のケアに求められる心理学的知識、薬物の作用/副作用などを解説しながら、臨床現場における診断/対応例の実際を紹介する。知識を積み上げながら症状の診かた・診断の考えかたを基礎づけていく、精神医学ガイドの新定番。 -
トラウマの精神分析的アプローチ
トラウマの臨床に携わる際,まず,トラウマ/外傷ということばが,身体の損傷から取られたたとえ,メタファであり,それ自体は意味のない用語であると理解することは大切である。患者の苦悩・苦痛を身体の外傷と同じように捉えてしまうと,想像上の傷口に手当を施すように傷を癒すことができるといった単純な因果論,万能的な発想に陥ってしまう。 こころの臨床に臨む私たちには,患者の訴える,あるいは症状として表わすトラウマだけを見るのではなく,苦痛を訴え苦悩するその人を見つめ,苦しむこころに触れ続けることが必要となる。 本書ではまず,精神分析におけるトラウマ理論・治療の歴史を概観し,ストレス障害という語の実態に迫り,また,患者との出会いの場面で不可欠となる,その人がトラウマを経験している可能性を考慮したアセスメントについて学ぶ。実際の精神分析的治療については,9編から成る豊富な実践例や応用編を通して,幼少期の虐待や喪失体験,複雑性PTSDや解離の症状といった多様な病態に存分に触れることができる。 第一線で分析的治療を実践し続ける臨床家たちによるトラウマ臨床の手引きとなる一冊である。 -
複雑性PTSDの臨床
複雑性PTSD(CPTSD)は,いよいよ国際疾病分類(ICD-11)における公式診断として登場することになり,わが国のトラウマ臨床において、そして一般の臨床においても広く使われることが予想される。 本書は,CPTSDに関する基礎知識から臨床応用までを網羅した,現在数少ない本格的な臨床書である。昨今,日常臨床において,親による心理的・身体的虐待や学校でのいじめ・体罰,各種ハラスメントなど,CPTSDと関連性の深い事態・病態が多く見受けられるが,本書は現場で対応の難しいケースについて治療への有効なヒントを提供することだろう。 さまざまな病態の背後にあるCPTSD,その適切な評価と治療的対応を詳述したわが国初の臨床書。 -
統合失調症患者の行動特性[第三版]
統合失調症は,決して珍しい病気ではない(生涯罹患率は〇・三〇~二・〇パーセントである)。統合失調症者とは,どのような人たちであるのか? 彼らの人格上の特徴を統一的に把握することはできないものであろうか。 統合失調症でみられる行動特性の背景には何があるのか? 本書は,初版刊行以来「統合失調症」の行動特性・症状論の名著としてロングセラーを続けている。今回(第三版)では,「(統合失調症)告知に関する私の考え」を新たに収録した。 さらに本書における理論的展開としての統合失調症の臨床精神病理学は,限りない深奥な内容をもちながらこのうえも無く明快である。著者は,オープンダイアローグや脳科学の最新知見,ウィークネスモデルからストレングスモデルへの切り替え,わが国の精神科クリニックの増加による早期発見―早期治療―早期改善の流れも踏まえ,臨床現場で活かすための実践的な「行動特性」「認知特性」の知見を提示する。その一方「ハイデガーの現存在分析論」を的確に援用し,読み替えながら,現場における統合失調症の臨床精神病理学をわかりやすく説く。 -
精神分析臨床での失敗から学ぶ
皆さんが今手にされている本書は「失敗から学ぶ」ことを主テーマとして,精神分析的アプローチを実践している経験豊かな臨床家から中堅,初心の臨床家が参加し,さまざまな臨床の場でのそれぞれの実践から得た学びが論考されています。……(本書「まえがき」より) セラピストとクライエントの関係において多くの臨床家は,一度ならず失敗に陥った経験があるだろう。予期せぬ治療の中断により終結を迎えられないこと,治療者の感情反応による行動化の誘発,転移・逆転移(反応)がもたらす治療の行き詰まり,等,本書はさまざまな面接の失敗について,原因とプロセス,その解明を真摯に考察した貴重な論考である。 -
ローマ帝国の崩壊:文明が終わるということ
史学・考古学双方の研究を駆使して描く実態 ローマ帝国は衰亡したのか、独自の価値をもつ「古代末期」という新しいポジティヴな時代と捉えなおすべきなのか。本書は長年のこの議論をわかりやすく解説しつつ、「ゲルマン民族が侵入してきたとき、経済や社会に何が起き、人びとの暮らしはどう変化したのか」を、文献史料や陶器・家畜の骨・建築物(の跡)などを使い、史学・考古学双方の研究を駆使して描き出している。 ローマ帝国はさまざまな方法で経済的発展を促進し、税収による莫大な金銭を再分配した。ライン川とドナウ川に沿って駐屯していた職業的な軍が五世紀に崩壊すると、給料を得ていた何万もの兵士たちの購買力も失われ、彼らの装備を製作していたイタリア北部の工場も姿を消した。また皇帝たちは自身のために、交易を円滑にするインフラを維持したが、実際には貨幣は徴税官よりも商人や一般市民の手に渡るほうがはるかに多く、道路を旅するのも、軍より荷馬車と駄獣のほうがずっと頻繁だった。帝国の終焉とともに、これらへの設備投資は劇的に減少した。結果、地域の農業・工業の専門分化や作物・工芸品の換金が困難になると、住民はより生産性の低いシステムへの回帰を強いられ、人口は減少していく。 ローマ帝国の洗練された生産・流通システムがひとたび崩壊してしまうと、地域によっては先史時代の水準にまで後退し、回復には数世紀を要したという事実は、かなり衝撃的である。英国ペンクラブのヘッセル=ティルトマン歴史賞受賞。
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