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  • ハーレクイン・ロマンスセット 1
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    お得な価格でハーレクイン・ロマンス4作品収録『一夜の恋におびえて』-妹の結婚式で付添人を務めるゾーイ。式の最中、花婿の兄で付添人のアーロンの態度の悪さに辟易し、懲らしめようと近づくが、逆に彼の誘惑の罠にかかり……。『賭けられた花嫁』-父が賭で失った城を取り返すためアンジェリークは首長国に飛んだ。交渉相手レミーの部屋に忍びこむが、捕まって投獄されかける。すると彼からとんでもない提案が!『愛と偽りのギリシア』-ケイラはギリシアの小島でハンサムな漁師と知り合うが、彼はなぜか彼女の正体を疑っていた。それでも惹かれるケイラは、ある日、彼の驚く真実を知った。『希望と名づけた愛の証』―妊娠中のミアはおなかの子の父親の葬儀で、その兄である初恋の相手イーサンと再会した。彼はミアの不実をなじるが、この妊娠には誰にも言えない秘密があった。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.308
    NEW
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「天使の影」「償いの結婚式」「密会は月夜に」「女神がささやく夜」の4話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.241
    完結
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「傷ついても愛したい」「妻には不向き?」「王妃への招待状」「ジュリエットの純愛」の4話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.232
    完結
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「堕ちた愛人」「ホテル・インフェルノ」「国王の許されぬ愛人」「私にはあなただけ」の4話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.146
    完結
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「砂漠の楽園」「麗しきレッスン」「悪魔に心を捧げて」「嵐の夜に奪って」の4話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.142
    完結
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「運命の夜に」「架空の恋人」「涙のアニバーサリー」「百万ポンドの偽の花嫁」の4話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.191
    完結
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「嵐の朝の出会い」「ハートのときめき」「誘惑はバカンスで」の3話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.118
    完結
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「私の愛したプレイボーイ」「愛は惑いののちに」「聖夜に永遠の愛を誓って」の3話をまとめて収録。
  • 華麗なる転身 I
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    『アラビアの花嫁』―従姉のエリカと同居していたフレディは、遊び回る従姉に代わり、彼女の子ベンの面倒を見てきた。だがエリカの事故死で暮らしが一変する。ベンを自分の手で育てたいと願うものの、定職がないので生計を支えられない。思案に暮れるフレディの前にある日、見知らぬ男性が現れた。クアマール王国の皇太子ジャスパー・フセインなる人物で、ベンの父親の弟だという。 『危険すぎる契約』―倒産の危機に瀕しているケータリング会社を立て直そうと、若き経営者のミスティは必死だった。そんな彼女に救いの手を差し伸べる男性が現れた。イタリア系大企業の重役、レオーネ・アンドラッキだ。彼は支援の見返りとして驚くべき条件を提示する。「君に、恋人のふりをしてもらいたい」 レオーネほどの男性なら女性には不自由しないはずなのに、なぜだろう? 『愛なきハネムーン』―ギリシアの大財閥を率いる養父の言葉に、イオーネは大きな衝撃を受けた。婿をもらい、事業を継げというのだ。自分を道具のように扱う養父に怒りを覚えたものの、服従を強いられ続けてきたので受け入れるしかない。だが、結婚相手の名を聞いてイオーネは呆然とした。アレクシオ・クリストウラスキ! 二カ月前、わたしに屈辱的な思いを味わわせた傲慢な人……。 *現在、配信中の『アラビアの花嫁』『愛なきハネムーン』と内容が重複しています。ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.246
    完結
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「蝶の初恋」「億万長者は秘密が好き」の2話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.155
    完結
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「傷心のモナコ」「情熱のとき」の2話をまとめて収録。
  • 無垢な公爵夫人【ハーレクイン文庫版】
    NEW
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    掃除でも、床磨きでも、なんでもします。不道徳でないことなら。 グレースは父が銀行の金を横領したと知り、衝撃を受ける。重病の母を救いたい一心で治療法を探し回っていた父は、やがて心を病んで、勤め先の金に手をつけてしまったのだ。こうなったら、銀行頭取の公爵ハビエルに赦しを乞うしかない。スペインの“獅子城”に向かったグレースを迎えた公爵は、背が高くて恐ろしく威圧的な、琥珀色の瞳の美しい男だった。「なんでもします。父を助けてください」そう懇願した彼女に、公爵は交換条件を出した――1年間、ぼくの妻になるなら、と!愛と、誇りと、純潔。すべてを捨てる覚悟で、グレースは頷いた。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • スペインから来た悪魔【ハーレクイン・ロマンス版】
    NEW
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    どんなに大金を積まれても、息子は渡せない!断れば、愛なき結婚に甘んじるほかなく……。 誕生日の夜、コルテスと名乗る黒髪の男性にひと目で惹かれ、純潔を捧げたエリン。だが翌朝、彼は消えていた。1年後、養父が亡くなり無一文になったエリンのもとに、コルテスが現れ、裕福なスペインの銀行家だと明かす。黒髪に黒い目、そして瞳には金色の斑点――彼が消えたあと、必死に産み育ててきた息子ハリーと同じ。「あなたの子よ」溢れる想いとともに告げたエリンの言葉を、コルテスは信じないばかりか、彼女を金目当てと決めつけた。だが後日、DNA鑑定でハリーが我が子だと知るや彼は言った。「1000万ポンドで、息子の監護権を買いたい」 ■大人気のシークレットベビー物語をお贈りします。USAトゥデイのベストセラー作家シャンテル・ショーが描く、無垢なヒロインの恋心を翻弄する傲慢なスペイン富豪ヒーローが登場する今作は、大スター作家ダイアナ・パーマー好きなあなたに特におすすめです! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 未熟な花嫁【ハーレクイン・ロマンス版】
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    出会ったばかりの美貌の富豪との契約結婚。なのに、なぜ彼に恋してしまったの? 病身の父と妹と3人、イギリスの田舎で困窮生活を送るリジー。ある日、突然現れたイタリア富豪チェザーレに求婚される!実はリジーには奇妙な遺言のせいで売れずにいる島があるのだが、その島を取り戻したいチェザーレは、同じく奇妙な遺言に従い彼女と契約結婚をして、子どもをもうけなくてはならないという。提示された莫大な金額にリジーは驚く。だが悩んだすえ、一家を救いたい一心で承諾する。ただし――無垢なリジーは子どもは人工授精で作りたいと条件をつけた。身も心もすぐに彼の虜になってしまうとは、夢にも思わずに。 ■ある夜、お酒を飲みすぎてヒーローにキスをせがんだヒロイン。愛は契約外だと冷たく拒まれたあと、想定外の展開となり純潔を捧げ、妊娠して……。カリスマ性、傲慢度MAXのヒーロー像が鮮烈な、大スター作家リン・グレアムの王道、身分差ロマンス! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 貧しき乙女は二度恋におちる
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    18歳の誕生日の夜に戻りたい。あなたの愛を信じていたあの頃に。 父が詐欺罪で逮捕され、莫大な借金を残して獄死したあと、サヴァンナは難病の母を介護しながら必死で働いてきた。ある日、知り合ったばかりのデート相手に誘われるまま、彼女がホテルに足を踏み入れると、怒りもあらわな男性にいきなり詰め寄られた。ディミトリス! どうしてここに?「その男は僕の妹の婚約者だ。きみは妹の結婚を台なしにした!」10年前、サヴァンナを捨てて去った彼は今や有名な大富豪だ。優しかったディミトリスはもういない。でも誤解だけは解きたい。夢中で抗議するうち、サヴァンナは彼の腕にかき抱かれて……。 ■理不尽な理由で自分を捨てたヒーローに再会し、再び恋におちたヒロイン。またしても運命に翻弄されて……。大スター作家ダイアナ・パーマーを彷彿とさせる、傲慢富豪と貧しいヒロインのドラマティックなロマンスを、スター作家シャンテル・ショーが描きます。
  • 偽りの復縁【ハーレクイン・ロマンス版】
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    誰にも心を開かない氷のような夫。 彼に愛されたいと願うのは愚かなの? 3年前、イザベルは秘書の代理として派遣された先で、 イタリア人侯爵で実業家のコンスタンティンに見初められた。 貧しい炭鉱の村で育ったイザベルとでは身分が違いすぎたが、 二人の情熱は激しく燃え上がり、彼女はやがて妊娠。 コンスタンティンは責任を取って結婚を申し込んだ。 だが、ほどなくして不幸にもイザベルは流産してしまう。 急によそよそしく冷淡になった夫に、彼女は言葉を失った。 大切な我が子が亡くなったというのに、なぜ平気でいられるの? 結局、あなたが愛情深く振る舞うのはベッドの上だけ── 傷心のイザベルは家を出るが、彼から復縁を打診されて……。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 貞淑な愛人【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    古風な娘に拒まれた美貌の大富豪が、決して断れない条件で、再び彼女に迫る―― 父の経営する小さな会社で事務員として働くライラは、会社がギリシア大富豪に買収されたと聞いて驚いた。バスティエン・ジコス! まさかこんな形で再会するなんて。2年前、ライラは彼に誘惑され、きっぱり拒んだ。本当に愛する人としか深い関係になるべきでないと信じ、プレイボーイと噂の彼が相手だなんて考えられなかったのだ。ところが今、バスティエンは会社の再建と引き替えに、ただでさえ古風なライラに、なんと愛人になるよう迫ってきた!父や従業員を救うには、この身を差しだすしかないということ? なんて非情なの! でも、私さえ我慢すれば……。ライラは心を決めた。 ■バスティエンに突きつけられた交換条件をのむしかなかったライラ。フランスのプロヴァンスにある城で彼に純潔を捧げます。しかし、やがて妊娠の可能性が浮上し、彼に結婚を申し込まれ……。『授かりし受難』に続く、2部作〈噂のギリシア大富豪〉の2話目です。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 大富豪と百万分の一の奇跡
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    嘘つき、金目当てとさげすむ男性と結婚。すべては私では授かれない小さな命のため。 「君との間に子供を作るようなまねはしなかったはずだ」イタリア富豪ラファの言葉に、アイヴィーはひどく傷ついた。最後の蓄えを使ってローマまでの格安航空券を買ったのは、亡き姉が育てていた子の父親に会いに行くためだった。しかし、父親のはずのラファはアイヴィーを赤ん坊の母親と誤解して事実無根だと否定し、彼女は追い払われてしまう。十代で白血病になってから、私は恋愛も出産もあきらめた。女らしさはなくしたと思ったのに、なぜあんな人に胸がときめいたの?ところがその後ラファは再び現れ、アイヴィーに結婚を迫ってきた。そしてとまどう彼女に熱い視線を向け、無垢な唇を奪って勝ち誇った。 ■ヒーローはDNA鑑定で親子関係を認められても、身に覚えがないと言い張ります。その真相は意外なところからもたらされ……。病気の再発におびえる泣き虫なヒロインが、無情な富豪に結婚を強いられた結末は? 先の読めない物語の最後には感動も待っています!
  • 公爵の跡継ぎを宿した乙女
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    勝ち誇ったように唇を重ねるスペイン貴族。 私はまだ彼を愛していたの? その夜、ローレンは愛するラモンに妊娠を伝えるつもりだった。 ところが二人の将来に話を向けたとたん、衝撃の事実を告げられた。 ラモンは、実は巨大コングロマリットのCEOであり、さらにはスペインの公爵家の跡取りだというのだ。 いずれ貴族の血を引く“ふさわしい女性”を花嫁に迎える、とも。 ローレンは、何も言えずに彼のもとを去るしかなかった。 1年半後、育児と仕事に忙殺される毎日を送るローレンの前に、ラモンが再び現れて命じる。「愛人として戻ってこい」 怒りと屈辱、愛し子の存在を知られる恐怖にローレンは震えた。 ■スペイン貴族のヒーローを愛して妊娠しながらも、格差を痛感して身を引いたヒロイン。すれ違った二人が再会したとき、愛は甦るのでしょうか? ラテン系の傲慢極まりないヒーローを描かせたら右に出る者がいない作家シャンテル・ショーの名作をお見逃しなく!
  • ギリシア神にキスした乙女
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    無垢な乙女がキスしたのは、 ギリシアの億万長者だった! 相次ぎ病に倒れた親の介護に追われ、自分の夢は諦めていたソフィ。 両親亡き後も彼女が用務係として働く病院に、 ある日、山で遭難して意識不明の男性が搬送されてきた。 まるでギリシア神のような美貌の持ち主に魅せられ、 ソフィはいけないと思いながらも個室で眠る彼にキスしてしまう。 すると不意に男性が目を覚ました――記憶喪失の状態で! 行き場のない彼が気の毒で、ソフィは自宅で面倒を見ると申し出る。 たちまち緑の瞳の男性と恋に落ちてしまい、彼女は純潔を捧げた。 彼がプレイボーイの億万長者アキレス・リカイオスだとも知らず。
  • 白騎士にさらわれた花嫁
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    この結婚は君を守るためだと彼は言った。でも、そこに愛はあるの? 祖父が急死し、たった一人の孫であるパロマは突然、巨額の遺産と会社を引き継がねばならなくなった。何者かに命を狙われ、老獪な役員たちの妨害に遭う中、パロマに救いの手を差しのべたのは祖父の右腕だったダニエレ、彼女が十代のころから憧れ続けているイタリア人実業家だった。さらに彼は驚くべき提案をする。偽装結婚を申し込んだのだ。僕がボディガード代わりになり、会社経営も助けるからと。彼の言葉に、一瞬胸を躍らせたパロマはすぐに自分を戒めた。私は偽りの花嫁になるのよ。だってこれは契約だもの。 ■急転した運命に翻弄されるヒロインを助けるため、白馬に乗って現れた騎士ヒーロー。結婚後も優しく頼りになる“夫”ですが、なぜかヒロインは満たされなくて……。円熟のシャンテル・ショーが贈る、偽りの結婚から始まる珠玉のロマンスをお楽しみください。
  • 七年越しのプロポーズ
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    お願いだから、わたしにも愛を分けて――すべての愛を息子に注ぐのではなく。 兄の突然の死に打ちのめされていたアニーのもとに、ある夜、ずっと憧れていた兄の親友ディミトリオスが現れた。彼のギリシア彫刻のように端整な顔に浮かぶ、深い憂い。二人は悲しみをぶつけ合うようにしてベッドを共にする。だが翌朝、彼は去った――あれは単なる情事だと念を押して。7年後、アニーは困窮し、クリスマスを前に頭を悩ませていた。せめて愛しい息子にだけはプレゼントを買ってやりたい……。そこへ再び、今や億万長者となったディミトリオスが姿を現す。「ぼくの息子に会わせろ。今すぐに!」なぜわかったの? いぶかるアニーに、彼は結婚を迫る。 ■はかなく散った18歳の初恋、消えた想い人が授けた新しい命、そして予想もしなかった運命の再会――感動的な作風で大人気、クレア・コネリーが綴る感動のシークレットベビー物語!
  • 愛と言わない理由【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    耐えられない。でも、抗えない。かつて慕った悪魔富豪の、冷酷な愛の要求。 大企業の御曹司ラファエロと、屋敷の庭師の娘グローリー。5年前、若い二人は身分の差など気にせず愛し合っていた。だが彼の父親に、息子と別れなければ家族を破滅させると脅され、グローリーは泣く泣く一人屋敷を去るしかなかった――何も知らないラファエロに裏切り者だと恨まれながら。そして今、彼女はすがる思いでラファエロを訪ねた。弟が屋敷で騒ぎを起こし、窃盗の疑いまでかけられているのだ。弟を訴えないで。できることはなんでもするから……。そう懇願するグローリーに、ラファエロは冷淡に告げた。「なんとかしてやろう、きみが体を差し出すなら」 ■〈春の訪れを信じて〉をテーマに、人生の冬とも言うべきときを耐え忍ぶヒロインの物語をお贈りします。弟を許してもらうための代価は、冷酷非情な“体の関係”。いまだラファエロへの愛を断ち切れずにいるグローリーは、心を軽んじられたようで切なくなり……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ホテル王に隠した秘密
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    言えるはずがない――私の純潔を疑う彼に、「あなたの子を宿しています」と。 いまいましいタキス・サマラス! リサはベッドで枕を叩いた。姉の結婚式で、リサは新婦の付添人、タキスは新郎の付添人で、初対面なのに強く惹かれ合った。少なくともリサはそう感じた。長身で逞しい彼は、ギリシアでホテルチェーンを率いる富豪。恋人は作らない主義と公言してはばからない彼は、リサがヴァージンだと告げると、信じず去っていった。そんなタキスのことなどきっぱり忘れたはずだった――ある夜、チャリティパーティで再会するまでは。彼は鋼のようなグレーの瞳で見つめて言う。「君と最高の一夜を共にしたい」 ■忘れようとしても忘れられなかったヒーローとの再会。ヒロインは彼のスイートで一夜だけの情熱に身を任せた翌朝、黙って姿を消します。やがて妊娠に気づくものの、彼女が純潔だったことを信じてくれなかった彼に、妊娠したとは到底言い出せなくて……。
  • ギリシア富豪への最後の告白
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    すべて企みに満ちた嘘なのに、私と結婚するのは、なぜ? エレノアは夢見心地だった。ジェイスにプロポーズされた!彼は、世界中で不動産開発を手がけるギリシア人実業家。両親と祖父を亡くし、急にホテル経営を継いだ彼女にとって、慣れない仕事の悩みを聞いてくれる心強い相談相手だった。ところが、ダイヤの婚約指輪を着けてジェイスを訪ねた彼女は、携帯電話で話す彼の声を、偶然、耳にしてしまう。「僕が求婚したのは、彼女のホテルを奪うためだ」ショックを受けたエレノアは婚約を破棄して逃げ出すが、1年後、彼は拒めない条件を突きつけ、再び結婚を迫り――。 ■なぜかエレノアが受け継いだホテルに固執し、そのために彼女との結婚にもこだわり続けるジェイス。彼の意図が見えず苦悩するエレノアですが、ひとつ確かなのは、彼が決して愛してくれないこと。タイトルにある“最後の告白”に、思わず涙するのは必至です……。
  • 修道女は禁断の愛に涙する
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    わたしはいつまで待てばいいの?孤高の王が愛に目覚める日を。 修道院の養護施設で育ち、シスター目指して修練中のアンナはある日、院長から王の娘の教育係に抜擢された。だが着任したその日に、アドニス王に即刻帰るよう命じられる。彼は教母である院長が花嫁候補を送りこんだと察知したのだ。そうと知らないアンナは、せめて2週間の試用期間をと願い出た。すぐに解雇されたらシスター不適格とみなされてしまうわ……。幸い滞在は許された。けれどギリシア彫刻のように長身で逞しいアドニス王に惹かれ、純潔を捧げるのに時間はかからなかった。叶わぬ恋と知りながら。そして王の子を身ごもるとも知らずに。 ■不遇な生い立ちから女性としての幸福を諦め、神に仕える道を選んだヒロイン。なのに、誰も愛さないと冷たく心を閉ざすヒーローを愛してしまい、清らかな身を情熱の炎に焼かれ……。やがて舞踏会の夜、倒れたヒロインの妊娠が発覚、彼にプロポーズされて……。
  • 愛を禁じる結婚同盟
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    愛も情熱も互いに禁じて、二人は、偽りの誓いを交わす――。 ベッツィは1歳を過ぎたばかりの息子を抱き、ため息をついた。大雨で仕事に行けないばかりか、浸水した家を直すお金もない。こんなとき脳裏をよぎるのは、カルロスのこと――家政婦をしていた屋敷に宿泊した、ハンサムな大富豪だ。あの夜、彼に求められて純潔を捧げ、息子を身ごもったが、すでにスペインに帰国していた彼に知らせるすべはなかった。ああ、せめてもう一度、情熱的で優しかった彼に会えたら……。そこへ、信じられないことに、カルロスその人が現れた。怒りの形相で、“隠し子発覚!”と見出しの躍る新聞を抱えて。 ■なぜか新聞で息子の存在を知ったカルロスは、ベッツィが金銭目的で売り込んだと疑いますが、無実と知るや、子どものために“結婚同盟”を結ぶことを提案して――。印象的なラテンヒーローが人気のシャンテル・ショーが贈る、シークレットベビー・ロマンスです。
  • シンデレラは秘密を宿す
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    電話もメールも手紙も拒絶されたら、わたしは一人で産むしかない――彼の子を。 ミアはイタリア富豪でボスのロッコと公私ともに親密な間柄で、幸せの絶頂にあった。だが、待ち望んだプロポーズの直後、事態は急変する。機密を漏らした疑いで会社は解雇、さらにロッコは婚約も破棄し、ミアを追い払ったのだ。イギリスへ逃れた彼女は失意の底で妊娠に気づき、動揺した。せめてロッコに会って直接伝えられたら。そんな願いも空しく、近づくことも禁じられた彼女は、一人で赤ん坊を産み落とした。3年後、慎ましく暮らすミア親子の前に予想外の男性が現れる。ロッコ! 変わらぬ青い瞳に射貫かれ、心は千々に乱れて……。 ■ドラマティックな作風で人気急上昇のマヤ・ブレイク。今作は、思わず応援したくなるような健気なヒロインのシークレットベビーがテーマです。情感あふれる物語のなかにさりげなく織り込まれた謎解きの要素が、とてもよいアクセントとして効いています。
  • 白薔薇は純潔のしるし
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    平穏な生活だけを望んでいた――あの熱いキスを知るまでは。 教師のリアは困窮する母のため、祖母の遺産を必要としていた。相続の条件は結婚だが、婚約者も遺産目的だったことがわかり、リアは婚約を解消。失意の彼女を慰めたのは、マルコだった。元婚約者の異父兄で、いつも横柄なイタリア富豪が、なぜ……?妻を亡くしたばかりの彼は幼い息子の家庭教師を探しており、リアに、住み込みで息子の面倒を見てほしいというのだ。しかも、彼と結婚すればリアも遺産を相続でき、一石二鳥だと。期限つきの便宜結婚だとしても、リアにはひとつ問題があった。それは、マルコが危険なまでにハンサムで魅力的なこと……。 ■シャンテル・ショーは、イタリア人大富豪ヒーローを好んで描く人気作家です。生真面目な教師ヒロインは、イタリア富豪の幼い息子と心を通わせながら、その父親にも強烈に惹かれていきます。情熱やめくるめく喜びなど、求めたことはなかったのに……。
  • 内気なエンジェル
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    愛してはいけない人だから、どうか、そんなふうに見つめないで。 1年前、結婚式の翌日に夫を事故で亡くして以来、ジョージィは罪悪感に苛まれ続けてきた。そんなある日、亡夫の従兄で銀行家のダクルが訪ねてくる。彼はジョージィを気遣い、新しい一歩を踏み出せるようにと、フランスに所有する豪華な別荘に誘ってくれたのだった。美しい景色の中で、優しくハンサムなダクルと過ごしながら、ジョージィは彼に惹かれていく気持ちを必死に抑えた。わたしには、彼を愛する資格なんてない――夫が命を落としたのは、わたしのせいなのだから。 ■傷ついたヒロインを、優しく、忍耐強く癒やしていくヒーロー。穏やかながらも愛の強さを感じさせる珠玉のロマンスを、名作選からお届けします。
  • 盗まれた純潔の花嫁
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    我が身を犠牲にするばかりの人生に、彼は愛の喜びを教えてくれた――苦しみも。 スペイン屈指の名門ながら、貧苦にあえぐ一家を救うため、レオノーラは成り上がりの実業家との結婚を決意した。ところが婚約発表の場に一人の妊婦が乱入して、会場は大混乱。呆然とする彼女を救い出したのは、黒い瞳と漆黒の髪を持つ筋骨逞しい美貌の富豪、ガブリエルだった。彼のペントハウスに連れていかれたレオノーラは、ガブリエルに心を奪われ、一夜限りと決めて純潔を捧げる。その2日後、彼にプロポーズされ、レオノーラは動転した。「きみの家を救う代わりに、ぼくの跡継ぎを産んでほしい」 ■『花嫁は屋根裏で夢を見る』のヒロインの妊娠宣言で、許婚に婚約破棄されたレオノーラ。家族を救うための愛なき結婚からはからずも逃れたその夜、別の運命の歯車が回りだして……。今作はハーレクイン公式Twitterの読者タイトル投票で選ばれた邦題です。
  • ギリシア大富豪との禁断の夜
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    ギリシア富豪との情熱の一夜。その代償は父を知らずに育つ息子――。 ギリシアの大富豪アンドレアス・カレリスは、エーゲ海の島にある別荘に現れた女性に目を見張った。かつて父のロンドンの屋敷で家政婦をしていたアイラ。不覚にも彼女の魅力に屈し、一夜をともにしてしまった……。アイラは久しぶりに会うアンドレアスに心をかき乱された。1年前ずっと守ってきたバージンを彼に捧げて妊娠したのに、財産めあてと罵倒されたうえ、DNA鑑定まで要求された。彼女は屈辱に耐えきれず、アンドレアスの前から姿を消したのだ。でも彼とそっくりの青い瞳をした息子を連れてきて見せたら? ■アイラは出産時に母子ともに命を失いかけたことをアンドレアスに伝え、息子の存在を認めてほしいと訴えます。ところが、彼は無表情のまま立ち去り……。C・ショーの才能が遺憾なく発揮された感情を揺さぶられるシークレットベビーの物語をお見逃しなく。
  • 魔法がとけたシンデレラ
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    わたしは公爵夫人の座なんて欲しくない。ただお腹の子と二人で生きていきたいだけ。 アミリアは公爵テオが主催する仮面舞踏会に忍びこんだ。かつて義兄と呼んだ初恋の人、テオ。二人の両親が別れたあとも、ずっと彼を忘れられなくて、想いを断ち切るために、この屋敷を訪れたのだ。目の前の仮面をつけた女性が、義妹とは気づかぬテオは、官能的なダンスで彼女を幻惑して抱き上げると、仮装のまま客間へ入って、夢のような情熱の時を与えてくれた。でも、まさか妊娠するなんて……。やがて正体を明かし、妊娠を告げた彼女にテオは傲慢に言った。「妻になるか、さもなくば使用人になれ」 ■いとしい男性に金目当てと誤解され、ショックを受けるヒロイン。一方、ヒーローは鑑定でお腹の子が我が子と判明するや、彼女を別荘へと連れ去り、残酷な選択を迫ります。憎まれても蔑まれても彼の子が産みたい……。C・クルーズ得意の、危険で刺激的な物語!
  • 花嫁に選ばれた灰かぶり
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    裕福だが冷淡な名家への当てつけに、貧しく地味な私が花嫁に選ばれたとは……。 幼い娘を女手一つで育てるジュリエットは、細々と営むサンドイッチ店が倒産したショックで運転を誤り、高級車に追突してしまった!車から優雅に降り立ったのは、セクシーなスペインの大富豪でプレイボーイと悪名高い、ラファエル・カシージャスだった。震えながら詫びるジュリエットに、彼は驚愕の提案をする。「君に僕の妻になってもらいたい。報酬は500万ポンドだ」そんな大金があれば今の苦境を乗り越え、娘を幸せにしてやれる。でも、なぜこれほどゴージャスな男性が私なんかに……? ■祖父の会社を引き継ぐためにどうしても花嫁が必要な富豪に買われた、不遇なヒロイン。今まで出会った誰よりもハンサムな男性の口から飛び出した突然のプロポーズに、とまどうばかりでしたが、そこには思いもよらぬ罠が……。傑作シンデレラストーリー!
  • 家なき子の白い結婚
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    約束どおり別れるなんて、つらすぎる。1年間、彼の妻として過ごしたあとでは。 母を亡くし、住みこみの子守として昼夜働きづめのソフィアは、臨時庭師のラファエルには戸惑わされてばかり。その完璧な容姿もさることながら、あまりに尊大なのだ。主の留守をいいことに、彼は仕事もせずにやりたい放題。それでいて優美なオーラを持つ彼に、つい心を許し始めた矢先、ソフィアは自分の出生にまつわる信じがたい話を聞かされる。「きみはロンドンに住む富豪の生き別れの娘なんだ」驚くソフィアに、彼は裕福な実業家という自身の正体を明かし、突然、期限付きの“白い結婚”を申し込んできた! ■豪華な屋敷で暮らす幸せな家族に憧れ、ずっとこき使われてきたヒロイン。彼女をビジネスに利用したいヒーローに恋してしまい、報われないとわかっているのに、彼の魅力に抗えず結婚を承諾して――。C・ウィリアムズ得意のピュアなヒロイン像に涙します。
  • 狼に恋した個人秘書
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    森で彼女が出会ったのは、世にもセクシーな“狼”だった。 秘書のローレンはハンガリーの深い森へと赴いた。上司の異父兄ドミニクを帰郷させるためだ。森を抜け、小屋を訪ねると、現れたのは荒々しい風貌の男性。母の訃報を伝えた赤いコート姿の彼女を赤ずきんとからかい、ドミニクはあろうことかいきなりキスをした! しかし――。「帰れ。ぼくを捨てた母にも、見知らぬ家族にも興味はない」動揺しつつも説得を続ける彼女に、彼が出した帰国の条件は、“ぼくが望んだらいつでもキスをすること”。なんて不埒な人! なのに……彼と触れた唇が妙に熱い……。 ■無作法なドミニクは実は、一人で巨万の富を築いた敏腕実業家でした。品行方正なローレンとの結婚を弟に提案されると、“花嫁と初夜のベッドを共にすること”が条件だと、またもや彼女を当惑させて……。野性的なヒーロー像が光る、C・クルーズの作品です。
  • 愛なき子爵と床磨きの娘
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    傲岸不遜なイタリア富豪に、幾度心を打ち砕かれても―― 学費を稼ぐため清掃員をしていた世間知らずの少女シエナは、雇い主の大富豪ニコと恋に落ち、なすすべもなく純潔を捧げた。愛する彼の子を授かり、夢見心地で結婚したが、流産の末に破局を迎え、その後はずっと独りで生きてきた。そして今、子爵となった彼と再会したシエナは戸惑いながらも抗いがたい情熱に身を焦がす――無上の喜びに我を忘れ、小さな命を授かるほどに。だが医師が妊娠の診断を下すとなぜかニコは激怒して、情け容赦なく言い放った。「僕の前から消えてくれ。もう二度と君の顔は見たくない」 ■ふたたび深く傷つき、姿を消したシエナ。懸命に働きながら独力でお腹の子を育てる決意をしますが、突然現れたニコに愛なき結婚を強いられて……。引き裂かれた初恋、運命の再会、新たな命の芽吹き――ドラマチックで情熱的な、心ふるえるシンデレラストーリー。
  • 蝶の初恋
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    きみを守ると言いながら、彼は奪った。わたしの心も純潔も夢も。 空虚な船上パーティーの翌朝、頭痛に苦しむアリアンナの前に驚くほど傲慢でセクシーなイタリア人男性が現れた。「ぼくはサンティノ・ヴァザーリ。あなたの新しい護衛です」また父が、厄介者の愚かな娘の監視役を雇ったのね――ようやく父の愛を諦め、自立への一歩を踏み出したところなのに。アリアンナは辟易したが、誘拐されかけたところを助けられ、シチリアに逃れて寝食を共にするうち、サンティノに恋心を抱く。だが、そのときのアリアンナには知るよしもなかった。彼が人を愛することなどできない、冷徹な大富豪だということを。 ■父をふり向かせたい一心で社交界の花となり、“世界で最も恵まれ、最も価値のない娘”と呼ばれるようになったアリアンナ。サンティノもまた彼女の素顔を見ようとせず、心ない誘惑のゲームを仕掛けてきて……。愛を知らない哀しき乙女の、切なくも鮮烈な初恋物語。
  • 愛に怯えるシチリア富豪
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    “愛は毒だ”とはねつけられても、わたしは彼の愛がほしい。 ダンテがはるばるロンドンからわたしに会いに来たというの?アリシャは胸にざわめきが広がるのを感じた。今や富豪となった彼は幼いころ、彼女の父のお気に入りだった。父は実の娘よりダンテをかわいがり、亡きあとは会社を託した。彼への嫉妬と恋心を封印して、遠い地へ逃れてきたのに……。「破綻寸前の君の慈善事業を守りたければ、僕と結婚するんだ」ダンテの真の狙いは、彼女が持つ亡父の遺産の株だと知りつつ、アリシャの心は揺れた。母の遺志である事業を潰したくはない。でも、愛されない花嫁になるのはあまりに哀しすぎる……。 ■人気急上昇中の作家タラ・パミーが描く、愛を信じない富豪ヒーローと孤独なヒロインとのせつない結婚の物語をお贈りします。亡父の会社を継いだヒーローとの結婚はただの取り引き──どんなにそう自分に言い聞かせても、ヒロインの心は晴れることなく……。
  • 愛してはいけない結婚
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    名ばかりの結婚なんて耐えられない。心も体も彼を求めているのに。 イジーはあと24時間で遺産を失う窮地に追いこまれていた。3カ月以内に結婚すること、それが亡父の示した相続条件だった。刻限まであとわずか。このままでは路頭に迷うことになる……。そこへ突然、亡父と因縁のあるイタリア富豪アンドレアが現れ、驚きの提案をする。6カ月間だけ名目上の夫婦にならないかと。十代のころ彼に拒絶された苦い過去があるイジーは躊躇した。愛のない結婚なんてあまりに悲しすぎるわ。でも断れば、すべてを失ってしまう。彼女は承諾するほかなかった。ふたたび“偽りの夫”に恋してしまう危険に怯えながら。 ■亡くなった兄とつねに比較され、父親から愛されずに育ったヒロイン。温かい家庭に憧れ、思いがけずかつての想い人と結婚することになったのに、またしてもそこに愛はなく……。実力派メラニー・ミルバーンが描く、王道の便宜結婚の物語をお楽しみください。
  • 別れの夜の授かり物
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    こんな残酷な運命があるかしら?別れを決意した直後に身ごもるなんて。 「ぼくは君を愛せない。だから別れるしかない」富豪の夫マックスに宣告され、リーザは泣く泣く別居に同意した。だが、離婚に向けて話し合いを進めているさなか、ふとした弾みで情熱が甦り、ふたりはベッドを共にする。2カ月後のクリスマス、予期せぬ妊娠に動揺するリーザは、事実だけでもとマックスに伝えるが、意外な返事が返ってきた。「離婚はやめて、ふたりで子どもを育てよう」私を愛してもいないのに? いったい何を考えているの?凍りついたリーザに、マックスは驚くべき提案をした。 ■新人離れした落ち着いた筆致で読ませる作家、レイチェル・トーマスが、愛なき夫婦の愛の復活をドラマティックに描きます。別居中の夫婦に届いた、思いがけないクリスマスの贈り物とは……?
  • 秘書という名の囚われ人
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    純潔を捧げたひとに金目当てと罵倒され、一途な恋心は砕け散った。 パーティに出席するためアマルフィに飛んだオーラは、大富豪トーレ・ロマーノと皮肉な再会を果たした。8年前、無垢な彼女はイタリアで出会ったハンサムな彼にたちまち心奪われ、愚かにもバージンを捧げた。しかし翌朝、残酷な彼の言葉が夢の夜を悪夢に変えた。“君も財産狙いだろう?”――以来、彼を避け続けてきたのに、昔より魅力を増したトーレは、母の治療費の工面に悩む失業中の彼女に、臨時秘書の職を提示してきたのだ。もしまた誘惑されたら……? そんなオーラの不安は的中する。 ■踏みにじられた苦い初恋の記憶は、胸の奥底に封印したはずだったのに……。冷酷なボスは、ヒロインを秘書という名のもとに二人きりの空間に誘い込んで籠絡しようとたくらみ……。官能的なラブシーンが魅力のシャンテル・ショーの逸作です。
  • 愛を忘れた億万長者
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    悪名高い放蕩者の億万長者──なのになぜこれほど心惹かれるの? 美女と戯れることしか頭にないプレイボーイ──そう噂に聞く億万長者ジャレクを担当することになり、臨床心理士のホリーは困惑していた。案の定、彼は理由をつけては面談をキャンセルし、好き放題に振る舞っていた。だがある日、ジャレクのせいでホリーは雪崩に巻きこまれ、山小屋で一夜を明かしたのを境に、彼と心の距離を近づける。ジャレクを夜ごと苦しめている悪夢から救ってあげたい。そして失われた5歳以前の記憶を取り戻すことができたら……。そんなとき、ホリーは彼の出自について驚くべき情報を耳にする。 ■『スペインから来た悪魔』に続く、人気作家シャンテル・ショーの感動作! 放蕩者の仮面の下に隠された、億万長者の素顔を愛してしまったホリー。彼女にもまた一歩踏みだせない理由があって……。
  • スペインから来た悪魔
    -
    あの夜、天使を授けてくれた彼が血も涙もない大富豪だったなんて。 「子供の父親が僕だと言い続けるなら、君を名誉毀損で訴える」1年ぶりに会ったコルテスの瞳の冷たさに、エリンは凍りついた。迷うことなく純潔を捧げた魅惑の恋人はどこへ行ったの?私は彼への想いを胸に、必死に息子を産み育ててきたのに……。相変わらず強烈な彼の魅力に心乱されるエリンをよそに、コルテスはDNA鑑定で親子関係が証明されると母子をプライベートジェットでスペインの屋敷へ連れ去った。ひたむきに息子を愛するエリンの素顔を見ようともせず、金目当ての俗悪な女と決めつけたまま。 ■大金と引き換えに息子を置いて去れという要求をエリンが拒絶すると、コルテスは結婚を迫ります。別人のように優しくなった彼とのめくるめく蜜月の果て、ある出来事を機に再び愛は壊れだして……。繊細かつドラマチックなシンデレラ・ロマンスをご堪能ください。
  • 忘れ去られた新妻
    -
    どうか思い出して。つかの間とはいえ、わたしがあなたの妻だったことを。 事故の後遺症に苦しむトマスの面倒を見てほしい――知人に頼まれ、ザラは居ても立ってもいられず彼の屋敷を訪ねた。彼女にとって大富豪のトマスは恩人であり、憧れの存在だった。両親亡きあと、おじに使用人同然にこき使われて成長したザラを、トマスは偽装結婚を申しでて救いだし、解放してくれたのだ。あの日の夢のような誓いのキス……彼は覚えているかしら?だがそんな物思いは残酷に打ち砕かれる。トマスは記憶を失い、ザラの存在すら忘れてしまっていた。揺れる想いをひた隠し、家政婦として彼に尽くそうと心に決めたザラだったが……。 ■たった2日間だけの便宜上の夫と妻が、再び運命的にめぐり逢い、激しい恋に落ちる──ハーレクイン・ディザイアでも活躍中の作家ナタリー・アンダーソンが情感たっぷりに描く、大人の恋物語です。
  • 日陰の秘書の献身
    -
    秘めた想いが溢れだす――一夜かぎりの夢だとしても。 サラはこの2年、ギリシア富豪アレコスの秘書を務めている。たくましい長身、豊かな黒髪、官能的で美しい唇――そして、指を鳴らせば女性が寄ってくると信じて疑わない傲慢さ。うぶで真面目なサラでさえ、彼には密かに胸を焦がしていた。あるとき一大決心をしたサラは、長期休暇の間に体重を落とし、地味な服と眼鏡を捨てて、洗練された装いで職場に復帰した。数日後、彼に激しくキスをされ、サラは夢にまで見た唇に溺れた。アレコスの望みはいつもと同じ、つかの間の愛人だけ……。そうささやく心の声には気がつかないふりをして。■決して手の届かない人を、どうしようもないほど愛してしまったら……? かなわぬ恋に身を捧げた乙女と冷徹なプレイボーイ富豪の、熱く切ないシンデレラストーリー。人気作家シャンテル・ショーが、不確かな愛の迷路で揺れ惑う女心を繊細かつ官能的に描き出します。
  • 星屑のシンデレラ
    3.7
    彼は私をこう呼んだ。“完璧に都合のいい愛人”と。 “イタリアのプレイボーイ”と名高い大富豪レアンドロに勤め先のバーで見初められ、マーニーは彼と同棲を始めた。昼夜を問わず求めてくる彼との、めくるめく愛の営み――だが、彼は決してマーニーを公の場に同伴しなかった。1年が過ぎ、ふたりの関係に疑問を感じ始めた矢先、ふとした諍いから彼が発した言葉にマーニーは衝撃を受ける。きみは愛人だ。この先ぼくの妻になることはない……。深く傷ついたマーニーはレアンドロの屋敷をあとにした。お腹のなかに新たな命が宿っているとは夢にも思わずに。■別離の直後に事故で記憶を失ったマーニー。お腹の子の親権が欲しいレアンドロは、何とか彼女と結婚しようと完璧な婚約者を演じ始めますが……。繊細かつドラマチックなシンデレラストーリー。
  • 秘書の報われぬ夢
    4.0
    僕に恋はするな──毎夜、夫は私にそう囁いた。 ラーラはロンドンの会社で個人秘書として働いている。その豊満な体つきから奔放な女性だと思われがちだが内面はまったく逆。“真実の愛”だけをずっと待ちわびていた。だが、尊敬していた上司からも手酷く扱われたラーラは自暴自棄になり、偶然出会ったイタリア名門貴族の血を引くラウルと一夜をともにし、純潔を捧げてしまう。翌朝、彼は悩ましげにある提案を持ちかけてきた。半年間の契約で、妻になってほしいというのだ。“子どもはつくらない”“彼に恋をしない”という条件付きで。■イタリア大富豪ラウルとの契約結婚の開始早々、ラーラは彼の条件である“僕に恋はしないこと”を破り、3カ月後には“子どもはいらない”のに妊娠までしてしまいます。追いつめられたラーラは、いったいどんな決断をくだすのか……? 要注目です。
  • 百八十夜の愛人契約
    3.0
    落ちぶれた令嬢を買ったのは、かつての貧しき恋人だった。 父は行方不明、貯金も底をつき、さらに火事に見舞われて、サブリナはついに代々受け継いできた屋敷の売却を決意した。そんな折、意外な人物が屋敷を訪ねてきた。クルス・デルガド! かつて父に雇われていた貧しい青年は、その後仕事で成功を収め、今では大富豪として名を馳せている。10年前、二人は恋人同士だった。だがサブリナが妊娠し、その後流産したことがきっかけで、いつしか心は離れていった。いまサブリナの窮状を聞き、クルスはすぐに資金援助を申し出た。彼女が半年間の愛人契約に従うなら、という非情な条件つきで。■互いに愛し合いながらも障害を乗り越えられず、離ればなれになったサブリナとクルス。奇跡的な再会とクルスからの思いがけない愛人契約の提案が、サブリナの心を激しく揺さぶって……。
  • 心まで奪われて【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】 華麗なる日々 I
    -
    社交界の人々のためにパーティを企画するカーリーは、有望な顧客候補リカルド・サルヴァトーレに引き合わされた。ナポリのスラム街から億万長者にのし上がった彼は、カーリーにパーティを任せられるか視察したいのだという。リカルドに会った瞬間、カーリーはその男性的魅力に衝撃を受けた。一方、リカルドはまったく違った目で彼女を見ていた。金のためなら簡単に体を許す、パーティ好きの貪欲な女に違いないと。そういう女なら迷わず誘惑し、ひとときの情事を楽しもうと。そんなこととはつゆ知らず、カーリーは彼との視察旅行へと旅立った。男性に対して初めて感じた、甘く疼く何かに怯えながら……。 ■ペニー・ジョーダン〈華麗なる日々〉は、華やかなイギリス社交界を舞台に描かれた、2006年の作品です。同じ寄宿学校出身の3人のヒロインがともにパーティ企画会社を運営し、ゴージャスな男性と出会います。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 授かりし受難 噂のギリシア大富豪 1
    3.0
    初めて自分の殻を破った日、私は大富豪の子を身ごもった。 10歳で母と死別し、伯父に引き取られたグレイスは、伯母と従姉に虐げられ、みじめな暮らしを送ってきた。あるとき、従姉に無理やり連れだされてトルコへ赴いたグレイスは、ギリシア大富豪レオと運命的な出会いを果たす。そして、レオの完璧なエスコートで豪華なヨットに誘われ、身分差に臆しながらも、その魅力に抗えず一夜を過ごすことに。これはたった一度きりの逢瀬。もう二度と会うこともないわ。ところが帰国後、グレイスは妊娠に気づいて衝撃を受ける。しかもそこへ、すべてを察知したかのようにレオが現れて……。 ■苦学生のグレイスと偶然出会ったギリシア大富豪レオは、これまでにない感情の高ぶりを覚えて……。
  • 百万ポンドの偽の花嫁
    -
    目の前に積まれた百万ポンド。それが私につけられた値段。 結婚式の直前、アテナは衝撃的な光景を目にした。じきに夫となる相手が、よりによって男性とベッドにいたのだ。両親が喜ぶ顔を見たいがために受けた縁談だったけれど、やっぱり私が間違っていたんだわ……。耐えきれずに逃げだしたアテナは偶然、意外な男性にでくわす。姉の結婚式で花婿付添人をしていた、ルカ・デ・ロッシ──巨万の富と数多の美女に愛されているイタリア人億万長者だ。彼はアテナを匿ってくれたが、翌朝、驚くべき提案を切りだす。「百万ポンドと引き替えに、1年間僕の妻にならないか?」 ■両親の過大な期待に押し潰されかけていたアテナに、イタリア人億万長者ルカから驚くべき救いの手が差し伸べられます。
  • 国王の許されぬ愛人
    -
    愛を知らない彼女が惹かれたのは、愛を否定する非情な王。 レクシーは生まれてすぐに施設に預けられ、愛を知らずに育った。沿岸警備隊のヘリコプターのパイロットとして働く今は、苦楽をともにする仲間が彼女にとっての家族であり、救援活動で1人でも多くの人を救うことが生き甲斐になっていた。ある嵐の日、横転したヨットの救助に向かったレクシーは、ヨットの持ち主の尊大な男、ゼンハブ王国の国王カディルに侮辱され、ショックを受ける。自分をか弱い女性だと思ったことはないけれど、なぜ彼の前ではまるで小娘のように怯えてしまうのかしら?カディルは狙った獲物は逃さないとばかりにレクシーの唇を奪うと、半年間、彼の専属パイロットになるよう迫った。 ■初めて味わう感情の高まりに戸惑うレクシー。シャンテル・ショーが描く切ないロマンスです。
  • 未熟な花嫁
    3.0
    お金のための契約結婚には、心が凍りつくような仕打ちが待っていた。 エーゲ海に浮かぶリオノス島の所有者でありながら、リジーは父と妹と3人、イギリスの田舎で困窮生活を強いられていた。祖先の奇妙な遺言で、島を売るのを禁じられていたからだ。そんな折、チェザーレと名乗るイタリアの億万長者が訪ねてきた。彼の目的は、かつて彼の一族が所有していたリオノス島を取り戻すこと。リジーが彼と結婚し子どもをもうければ遺言の条件を満たし、両家に利益がもたらされるのだ。とはいえ、いくら魅力的でも見知らぬ人と結婚なんてできないわ。でも、提示された多額の謝礼が手に入れば一家は救われる……。そのとき、名案が浮かんだ。人工授精なら彼と接触せずに子どもを作れる! 無邪気なリジーは、その提案がのちに自らを拷問にも等しい状況に追いやろうとは、予想すらしなかった。 ■家族の苦境を一身に背負ったヒロイン、リジーのもとに、億万長者チェザーレが現れ、彼女の苦労は一瞬のうちに解消されますが、やがてチェザーレ自身が彼女を苦しめる存在となり……? 苛烈な恋愛の名手、リン・グレアムの奏でるロマンスにご期待ください!
  • 偽りの復縁
    3.0
    愛していないなら、求めていないなら、なぜ離婚を拒むの? 3年前、イザベルは秘書の代理として派遣された先で、コンスタンティン・デ・セヴェリーノに見初められた。プレイボーイのイタリア人実業家で爵位も持つ彼と、炭鉱の村で育ったイザベルとでは身分が違いすぎたが、二人の情熱はそんな格差が入り込む余地もないほど激しく、イザベルはやがて妊娠。コンスタンティンは結婚を申し込んだ。だが不幸なことに、イザベルは流産してしまう。急によそよそしくなった夫に、イザベルは深く傷ついた。高貴で厳格な育ちのせいで、夫が悲しみを表に出さないこと、だからこそベッドではあんなにも激しく情熱をさらけ出すこと――若すぎた妻にわかるはずもなく、イザベルは打ちひしがれて家を出た。 ■シャンテル・ショーは、HQロマンス担当編集者の“推し作家”の1人。しっとりと胸に迫る描写と、上品だけれど官能的なラブシーンが魅力です。イザベルたちが結ばれたのは、情熱のため? それともはじめから愛はあったのか――。ぜひ、お確かめください。
  • 優しい嘘
    -
    母の葬儀の日、ブロンテは一通の手紙を受け取った。宛名には〈ミス・B・ローレンス〉とあり、自分に来たものと早合点したブロンテは、つい開封してしまう。ところがそれは、同じイニシャルを持つ姉ブルックに宛てたもので、ルーシーという小学生の女の子が書いた驚くべき内容の手紙だった。〈友だちにあなたがわたしのお母さんだと話しても信じてくれません。学校のスポーツ大会に来て、わたしの話が本当だと言ってください〉姉のブルックは有名な自然保護活動家で、今も海外に行っている。独身で、もちろん子どもを産んだこともないはず。ブロンテは母親のいない少女の、とんだ思いこみだと考えた。一方、娘がブルックに手紙を書いたことを知った父親のフィッツは、娘の頼みをかなえてやりたいと、ブルックの家を訪れる。彼はブロンテを見て、ブルック本人だと勘違いしてしまい……。
  • シークの愛した客室係 ホテル・チャッツフィールド I
    4.0
    天涯孤独の身となった彼女の前に、 本物の王子様が現れた。 亡くなった母の最後の手紙を読み、リヤは衝撃を受けた。彼女の実の父親はホテル王ジーン・チャッツフィールドだという。偶然にも〈チャッツフィールド・ロンドン〉では、母の故郷である砂漠の国の皇太子サイードの宿泊を控え、イスラム文化に通じた客室係を求めていて、同系列のホテルの勤務経験があるリヤに白羽の矢が立った。父との対面を夢見て、すぐに働きだしたリヤだったが、思わぬ事態に遭遇してショックを受ける。偶然、エレベーターで出くわした皇太子にいきなり腕をつかまれ、中へ引っ張り込まれたのだ! 二人きりの空間は熱を帯びて……。■超一流ホテル〈ザ・チャッツフィールド〉の経営者一族をめぐる華麗なるロマンスを、8作連続でお届けします。豪華作家陣の競作でお贈りする読み応え満点のシリーズをどうぞお楽しみに!
  • ジュリエットの純愛
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    一夜の恋人に捧げた純愛は、売名行為と蔑まれ……。 難聴と闘いながらシェイクスピア劇を演じたミナは、客席から自分を見つめる世にもセクシーな男性に心を奪われる。まるでジュリエットのように、ひと目で恋に落ちてしまったのだ。惹かれ合う二人はホテルでひそかに情熱的な一夜を過ごす。だが翌朝、カメラのフラッシュが二人を待ち構えていた!その男性――アクセルは、北欧の公国を治める大公だったのだ。アクセルはマスコミの注目を集めるためにミナが仕組んだと誤解し、彼女の前から姿を消してしまう。わたしの愛を信じてほしい……ミナは彼を追って単身、極寒の国へと向かうが、自国で“氷の大公”と呼ばれる彼は、まるで見知らぬ男のようだった。 ■シャンテル・ショーは、ハーレクイン・ロマンスの編集者が今いちばん注目している作家のひとり。物語から立ち上るロマンチックな雰囲気がすばらしい、というのがその理由です。雪に閉ざされた架空の王国を舞台にしたシンデレラ・ストーリーです。
  • あの夜に宿った永遠
    -
    彼女の人生を一変させたのは、旅の終わりに授かった小さな命。 マリサはダマソから突然求婚され、呆然とした。高級リゾート施設を経営する実業家のダマソとは、ひと月ほど前、旅先で一夜をともにしただけ。しかも彼は翌朝、彼女のベッドから冷たく去っていったのだ。あのときは思いもしなかった。まさか自分が妊娠するなんて。彼女はベンガリア国の王女だったが、双子の兄を事故で亡くして以来、故国へは戻っていない。身重の体となった今ではなおのこと……。そんなマリサの窮状を知ってか、ダマソはさらに意外な提案をした。彼が所有する島の邸宅で、しばらく同居してみないかというのだ。彼を信用していいの? マリサに残された道は一つしかなかった。 ■純粋で傷つきやすいヒロインを描くことに定評のあるアニー・ウエスト。身分差とつらい過去に苦しみながらも、真の愛をつかもうとするヒーローとヒロインを思わず応援したくなる物語です。
  • 彼だけを待っていた
    -
    夢にまで見た恋い焦がれていた人との再会。 でも、過去の苦い体験がわたしを惑わせる。 大学の図書館に勤務するラーラは、早朝の訪問者を見て驚愕した。ゲイブリエル! どうしてあなたがここに?彼は、つい最近亡くなった兄の親友で、13年ぶりの再会だった。16歳のとき、ラーラは思いきって愛を告白したものの、彼に子供扱いされ、笑いとばされた。その後遺症で、彼女は男性との交際に臆病になっていた。今やウォール街で大成功を収めたゲイブリエルは、かつての親友の死を知って、弔問に訪れたのだという。ラーラは相変わらずゴージャスな彼を見て、思い知らされた。わたしが男性を避けていたのは、この再会を待っていたからだと。■実らなかった初恋の相手ゲイブリエルと再会を果たしたラーラは、 まだ自分の中で幼い思いが息づいていたことを思い知らされます。 初恋の第2章はどのような展開を迎えるのでしょうか。ベテラン作家マギー・コックスの実力が余すところなく発揮されています!
  • サルヴァトーレの孤独
    4.0
    彼の魅惑的な瞳は誰を見ているの?亡くした妻……それとも、私?「優秀な療法士である君に、どうしても娘を治してもらいたい」シチリアの大富豪サルヴァトーレ・カステッラーノは、ダーシーのオフィスに現れるなり、金持ち特有の傲慢さで要求した。夫の裏切りと離婚に傷つき、しばらく休養するつもりだったのだが、ダーシーは幼い彼の娘への同情を禁じ得ず、シチリア行きを承諾する。訪れたサルヴァトーレの城は、亡き妻の写真で埋め尽くされていた。よほど奥様を愛していたのね……ダーシーは父娘の傷心を慮ったが、彼自身は妻を亡くした車の事故の記憶をなくしているのだという。抗いきれない魅力を放つサルヴァトーレに惹かれていくダーシーだが、亡き妻の面影に阻まれた、勝ち目のない恋だった。■『シチリア大富豪の忘れ形見』のスピンオフをお届けします。幼い頃に生き別れたセルジオとサルヴァトーレの双子の兄弟。戻らない記憶に苦しむ兄サルヴァトーレを、前作ヒロインのクリスティンも心配していましたが、美しく心優しいダーシーが現れ……。
  • 庭師の娘の初恋
    3.0
    途切れたはずの初恋の糸。 たぐり寄せれば、そこには彼が……。 両親を亡くし、天涯孤独のヘレナは、ある知らせを受けた。かつて父親が庭師をしていた屋敷の女主人イゾベルが亡くなり、その所有権の半分がヘレナに遺されたというのだ。手続きのために弁護士を訪ねると、思いがけない再会が待っていた。オスカー・テオトキス! イゾベルの大甥で、ギリシアの有名な実業家。あのころ、ふたりは秘かに愛し合っていた――とヘレナは信じていた。 それなのに、彼は突然何も言わずにヘレナの前から姿を消したのだ。驚いたことに、屋敷の所有権のもう半分は彼に遺されたという。そして相続の条件は、1年間誰にも売却せず、ふたりで住むこと。つまりオスカーと1年間、ひとつ屋根の下に住まなければならないの?■しがない庭師の娘と、最愛の大甥を共同相続人に指命した、亡き女主人の思惑とは――。格差を超えて愛し合う2組のカップルの物語です。 あの日オスカーが姿を消した理由、そしてもう1組の切ないロマンスは、終盤、意外なかたちで明らかになります。
  • シチリア大富豪の忘れ形見
    3.5
    シングルマザーのクリスティンは、これ以上ないほど困窮していた。働きづめのせいで、3歳の息子ニコから笑顔も消えてしまった。もうどうしようもない。プライドを捨て、ニコの父親に助けを求めよう。かつて愛したシチリアの大富豪セルジオは子どもを望まなかったが、今こそ息子がいることを伝えるのだ。けれどそう決意した矢先、クリスティンは新聞でセルジオが婚約することを知る。いてもたってもいられず、婚約発表のパーティに駆けつけた彼女は、セルジオがマイクの前で口を開きかけたそのとき、思わず叫んでしまった。「だめよ! そんな結婚は許されないわ!」激しく後悔してももう遅い。セルジオの冷ややかな目が彼女を見据えた。

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  • 外せない婚約指輪
    -
    小学校教師のイライザは旅先のローマで実業家レオと出会った。ふたりは急速に惹かれ合い、3週間後、彼は彼女に求婚する。ところが、イライザの返事は意外なものだった。婚約者がいるから結婚はできないと、彼の申し出を拒んだのだ。あれから4年、レオは二度と私の顔など見たくもないはず。そう考えていたイライザは、彼の突然の訪問に驚愕した。妻を亡くした彼は幼い娘の養育のためにナニーを探しており、教師のイライザなら適任だと考えて、その役を頼みたいという。戸惑う彼女の脳裏に、介護を続けている元恋人の姿が浮かんだ。婚約解消はできない。たとえ心がレオを求めているとしても。

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  • ベネチアの宮殿に囚われて
    2.0
    ロンドンで小さな内装店を営むジェスは、急な来客に驚いた。やってきたのは、イタリア名門一族の総帥ドラゴ・カサーリ。彼は行方不明のいとこ、アンジェロが働いていた店を捜していた。数日前から休んでいるアンジェロを心配していたジェスは、彼が意識不明の重体だと聞き、乞われて、すぐにドラゴとともにベネチアへ向かった。ところがベネチアへ着くと、ドラゴは態度を豹変させ、ジェスを詐欺師と罵り、宮殿に閉じ込めてしまう。いったいどういうこと? なぜ私がこんな目に遭うの?身の潔白を証明するすべのない彼女に、ドラゴは誘惑を仕掛け……。

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  • 誇り高きドクター 救命病棟は眠らない I
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    “「もう一度言わせるな、外へ出ていけ」立ちはだかる白衣の独裁者の不遜な口調にFBI捜査官のリディアは唖然とした。重傷を負ったテロリストを見張るため病院に来たところ、いきなり担当ドクターにどなられたのだ。人殺しの命を救おうとするなんて、どういう神経をしているの?たとえ天才心臓外科医ルーカス・グレイウルフでも許せない!ところが病室から出てきたルーカスは、怒りも冷めやらぬリディアに再び命じた。「上着を脱ぐんだ」なんですって? 彼は何を考えているの?”■『救命病棟は眠らない』はブレア・メモリアル病院に所属する優秀なドクター達が主人公。今後、外科医リースと令嬢の恋と冒険を描く「ドクターに恋したら」を刊行します。

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  • 略奪は甘く切なく
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    今夜、わたしは婚約する。まだ夫のいる身でありながら。婚約パーティに臨むスカーレットの胸に鋭い痛みが走った。10年前、彼女は使用人の息子リアムと身分違いの結婚をしたが、ある行き違いから3カ月で破綻、以来、夫は音信不通のまま。彼女の心にはまだリアムがいるけれど、彼が帰るあてもなく、裁判所から離婚仮判決が出た今、別の男性に嫁ぐと決めたのだ。だがパーティの途中、なんの予告もなく当のリアムが現れる。「きみを手に入れるためにやってきた」そう言うなり、彼はスカーレットを肩に担ぎ上げた。数時間後、彼女は初めて彼に身を捧げた思い出のコテージにいた。■長い時を経て成功をつかみ、億万長者となって帰郷した夫リアム。彼の敵意は、かたや没落したスカーレットの家族へ向けられていて……。初恋同士の夫婦が失った愛と信頼を取り戻すまでの怒濤のドラマを、シャロン・ケンドリックがセクシーに描きます。
  • 私の愛したプレイボーイ
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    「明日、パーティへ一緒に行かないか?」弁護士ダンテの屋敷で住み込みシェフとして働くレベッカは、彼からパーティに誘われ、驚きを隠せなかった。いままでは彼に群がる美女を横目に料理をつくってきただけだった。でも本当は、住む世界が違うと知りながら、彼に密かに憧れていたのだ。そしてパーティ当日。イタリア系の美貌を誇るダンテのエスコートですっかり舞い上がったレベッカは、ほろ酔い気分で求められるまま彼とベッドをともにする。けれど彼女はすぐに気づいてしまった。これはただの一夜の情事。ボスに愛されたわけではない、と。翌朝、レベッカは理由も告げず、辞表を提出した。
  • 悪魔との甘美な契約
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    ギリシア人大富豪の愛人となった母に連れられ、ルイーズは少女のころからよくエーゲ海の小島にある邸宅を訪れた。富豪の息子ディミトリは家庭を壊した彼女の母を憎み、冴えない娘のルイーズにいたっては目もくれなかった。彼の甘い言葉に誘われて身を捧げた、19歳のあの日までは。喜びもつかのま、「あなたは復讐の道具にされたのよ」と母に教えられ、ショックを受けたルイーズはお腹に宿った命にも気づかず、一刻も早く島から逃げようとボートに飛び乗ったのだった。7年後、ルイーズは重い病をわずらった母を助けるため、2度と会いたくなかったディミトリのもとへと向かう……。■母のことを娼婦と蔑む悪魔のような男性、そして、少女のころから密かに想いを寄せていた初恋の人――ルイーズにとっては、ディミトリは時を経てもなお心をかき乱す大きな存在でした。そんな彼とある契約を結ばなければならなくなった彼女の運命は?
  • 失った愛の数より
    3.0
    パリの美術専門の保険会社で鑑定士をしているグレースは、思いがけない仕事の依頼に興奮ぎみだった。依頼人はハリス・タヌス。亡き父親が残した絵のコレクションの鑑定をしてほしいという。グレースはハリスが住む地中海のアルハジャ島へ赴いた。だがハリスの父親は悪徳実業家として恐れられていた人物で、莫大な富を相続したばかりの彼を信用していいのか、グレースは迷った。ところが実際の彼はハンサムで優しい、魅力的な男性で、時折見え隠れする冷たい雰囲気が、グレースをよけいに惹きつけた。だめよ、男の本心など当てにしては。まして複雑そうな大富豪なんて!今なお心に痛手を残す結婚の記憶が、彼女の想いを抑えつけていた……。
  • 招かれざるシンデレラ
    4.0
    ようやくサルデーニャの古城にたどり着いたのは寒い雨の夜だった。まるで要塞のように冷たく堅牢な城を見て、ベスはおじけづいた。城の主がこの外観のように冷然とした人物でなければいいけれど。イタリア一の大銀行のオーナーであるチェザリオ・ピラスこそ、こうしてロンドンからはるばるやってきた理由なのだから。あいにく彼は不意の訪問客に迷惑そうな顔を隠そうともしなかった。だが、どこか暗い陰の漂う端整な顔立ちが魅力的なのは間違いない。ベスは腕の中の赤ん坊を抱き直した。見とれている場合じゃないわ。そして、早く用件を言えと促すチェザリオに、思いきって告げた。「ここに来たのは、この赤ちゃんがあなたの子供だからです!」
  • 打ち砕かれた愛
    3.0
    夫の死後、エマは看護師をしながらひとりで娘を育てていた。ある日、訪問先の老女の孫息子で、有名な大富豪ロッコ・ダンジェロに、3カ月間イタリアの屋敷に住み込んで、祖母を看てほしいと頼まれる――それも破格の報酬で。老女のたっての願いとあって引き受けたものの、あまりにもハンサムで魅惑的なロッコを前にし、よみがえるのは亡き夫の手ひどい裏切り。タブロイド紙で報じられていた恋人とは別れたと言うロッコに突然キスをされても、エマの警戒心は簡単に消えない。あれほど愛していた夫にさえ、私は愛されていなかった。プレイボーイの甘い言葉に、心を許してはいけないのに……。■イギリスの小さな村でひっそり暮らしていたヒロインは、愛を知らない億万長者に誘惑されたうえ、法外な給料と引き替えに一つ屋根の下で暮らすことに……。コバルトブルーの海が広がる美しいイタリアの町で花開く、ゴージャスな恋をお楽しみください。
  • シンデレラの過去
    4.0
    床にはいつくばって銀行のオフィスを掃除していたサラは、不意に聞こえてきた男性の声に凍りついた。この声は……ラウル! 間違いない。二人は5年前、海外のボランティア活動で知り合った。ラウルは帰国する際、永遠の約束を求めるサラに冷ややかに告げた。「ぼくの人生設計の中に、きみは存在しない」あれから彼は野望を次々と実現し、今や銀行のオーナーだという。一方、サラは清掃員となり、ぎりぎりの生活を送っていた。でも、どんなにみじめで逃げたくても、再会したからには言わなければ。ラウルとわたしには、4歳になるかわいい息子オリヴァーがいることを。
  • あの夏の記憶
    4.0
    私の初めての恋人、ランツォが来ているなんて……。ジーナはパーティ会場で彼と再会し、身を震わせた。10年前の夏、2人は森の奥で木漏れ日を浴びながら愛を交わした。だが数週間後、彼は一方的に別れを告げてイタリアへ帰った。当時の苦悩と悲しみがよみがえるなか、今や大物実業家となった彼から思いがけない提案を受ける。「半年間、僕の秘書になってほしい。高給を約束しよう」失業中の身にもかかわらず、ジーナは迷った。ランツォのもとで働いたら、私はきっとまた傷つけられる。いまだに彼に抱かれたくてたまらないのだから。
  • 情熱から始まる関係
    3.5
    デザイナーのベルはギリシアの小島で大富豪ルーカスを待っていた。彼の妹のウエディングドレスを緊急で製作するため、これからプライベートアイランドに赴くのだ。だが迎えに来たルーカスは尊大な態度でベルに小切手を差し出し、事情が変わったからこのまま帰ってほしいと言う。お金ですべて解決できると思うなんて、どれほど傲慢な人なのかしら。でも、デザイナーとしての将来のために、私にはこの仕事が必要だ。ベルの懇願に、ルーカスは一度だけチャンスを与えようと言ってくれる。喜びいさみ、期待に胸ふくらませるベルは、彼が数週間だけの情事を楽しもうとしているとは想像もしなかった。
  • 買われたプライド
    3.5
    ザラはケータリング会社で働くウエイトレス。いつもはパーティ客たちに忙しく給仕をしているが、今夜は違った。親友のエマがデザインしたドレスを着て大使館のパーティにまぎれこみ、デパート王のロシア人男性に近づいてデザインを売りこもうとしている。うまくいけば、世界中の店にエマのドレスが並ぶかもしれない。すべては親友のために引き受けた、気軽なひとときの気晴らしだった。近づく富豪の名はニコライ・コマロフ。さまざまな女性との噂が絶えない彼の顔は、ゴシップ誌で確認ずみ。でも、実物は雑誌の写真以上だった。会場で今、彼にじっと見つめられ、ザラは思わず息をのんだ。■シリーズを代表する作家S・ケンドリックがお贈りするのは、最近話題のロシア人ヒーローとの恋。冷たい外見の下に、熱くたぎる情熱を秘めた、一途な男性の魅力をご堪能ください。
  • スペイン公爵の愛人
    3.3
    ローレンは今夜、久しぶりに会うスペイン人の恋人ラモンにあなたの子どもを身ごもった、と言うつもりだった。ところが二人の今後に話を向けた途端、ラモンは驚くべきことを言う。彼は企業グループの総帥であるだけでなくスペイン公爵家の跡取りで、花嫁はいずれ貴族の家柄から“ふさわしい女性”を迎える、と。一時の相手と宣言され、ローレンは何も告げずに彼のもとを去った。1年半後、彼女が働く弁護士事務所に突然ラモンが現れ、ローレンを彼の会社の専属弁護士として雇いたいと言いだした。いっしょに仕事をしていれば、いつか息子のことを知られてしまう!そして、いまも彼を忘れられずにいることを……。
  • 忘れ去られた恋人
    3.5
    4年前、ケイトはクリスティアーノとモナコで出会った。マスコミを賑わすほど有名なイタリア人の彼がケイトを誘い、二人は一夜をともにして、奇跡的に身も心も結ばれた。ところが翌日、クリスティアーノは大事故に遭い、重傷を負う。妊娠していたケイトは手紙を書いたり、病院を訪ねたりしたが、著名人の彼に会うことは叶わず、むなしく時間だけが過ぎた。もう忘れよう。彼にとって、わたしはただの一夜の相手なのだ……。苦心してひとり彼の息子を育てていたある日、再会のチャンスが訪れた。もちろん彼はケイトを覚えておらず、残酷にも再び誘惑してきた!だがそのとき彼女は知らなかった――彼がケイトを忘れた深い事情を。■優れたストーリーテリングと丁寧な心理描写に定評があり、編集部一推しのI・グレイ。今回も感涙必至の上質なロマンスで、出色の出来映えです。
  • 忘れられぬ抱擁
    3.5
    わたしの名前はエミリア・メレンデス?ロンドンで事故に遭い、昏睡から覚めた彼女を待っていたのは二年間の記憶の空白と、自分のものとは思えない人生だった。ベッドの傍らで彼女を見つめるセクシーな男性は夫だという。ハビエルと名乗るスペイン人の彼にまったく見覚えはないのに、その男らしさにエミリアは激しく心を揺さぶられた。彼の自家用機で自宅のあるセビーリャへ飛ぶと、豪華な屋敷には確かに彼女の痕跡があるが、腑に落ちない点も多い。刺々しい使用人に、違和感をおぼえるほど裕福な暮らし。そして今夜からこのベッドで、他人同然の夫と眠るのだ……。
  • 愛は嘘とともに
    3.0
    母の死後、まだ幼い異父弟ジーノを育てているリビーのもとに、イタリア巨大企業の後継者ラウル・カルドゥッチが訪ねてきた。彼の養父、そしてジーノの実父でもある先代が亡くなり、遺言によってジーノに莫大な財産が遺されたという――母子ともにイタリアで暮らすことを条件として。問題は、リビーがジーノの母親だとラウルが信じていることだ。貧しい私が母ではなく姉とわかれば、弟は連れていかれてしまう!とはいえ、病気がちな弟に良い環境を与えてやりたいとも思う。たとえ財産狙いと思われても、母親と偽ってイタリアへ行こう。私への軽蔑の念を隠そうともしない、この尊大な男性と……。
  • 取り違えられた花嫁
    3.5
    ニーナのもとを、ある日、ゴージャスな男性が訪ねてきた。大富豪マルチェッロ家の長男マルク! ああ、ついに彼がやってきた。数カ月前、双子の妹が未婚のままマルクの弟アンドレの子を産んだ。お金目当てだったが、アンドレは親子鑑定も拒んだまま事故死した。育児を放棄した妹に代わって、ニーナが姪を育てることにしたのだ。妹は、腹立ちまぎれにマルチェッロ家に写真を送りつけたらしく、それを見て、マルクはアンドレの子だと確信したのだという。「君のように素行の悪い女に僕の姪を任せるわけにはいかない」私を妹と間違えているのね。でも、事実を話せば姪を奪われてしまう。妹のふりを続けるニーナに、マルクは驚くような提案をした。
  • 嵐の夜に奪って
    3.5
    バイオリンに生涯を捧げてきたエラは、男性も知らない。友人のからかいの的だが、初めての時は心から愛する人と迎えたい。だが、ある夜初めて会った男性の魅力に、強い衝撃を受けた。彼の名はバディム。ロシア人の大富豪で、有名なプレイボーイだ。「ぼくらの体が激しく求めあっているのは否定できない」そう言われ、その情熱を信じたエラは、彼の求めに応じて思わず純潔を捧げてしまう。きっと彼なら、これからも私を愛し続けてくれるはず。しかし次の瞬間、冷酷に言われた言葉におののいた。「経験のない女性はごめんだ。僕はベッドで楽しみたいだけだ」
  • 復讐という名の誘惑
    -
    ターリアは父が創業した高級宝石店を手伝っているが、店はここ数年、業績悪化の一途をたどっていた。破産を免れる方法はただ一つ――店に興味を持っているという前途有望な企業〈バンテージ〉に売却することだ。その〈バンテージ〉から面会の申し出があり、早速出向いた彼女は、案内された部屋で待つ男性を見て自分の目を疑った。タノス・サワキス! 前日、知人の画廊で見かけ、ひと目で惹かれた。だが、国際的な企業グループのトップである彼は、明らかにターリアに軽蔑のまなざしを向けたのだ。その彼がどうして今ここに? 訝る彼女はタノスの次の言葉を聞いて身を震わせた。「君に復讐できる日をずっと心待ちにしていたよ」■初めて会うタノスから、復讐を宣言されたターリア。理由もわからずにとまどいながらも、タノスに惹かれる自分を抑えられず……。シャンテル・ショーが情熱的に描く復讐劇です。
  • 恋は雨音とともに
    -
    雨のなかを急ぐソフィーに、その災難は降りかかった。あっという間に、奮発して買った靴もコートも台なしにされ、ソフィーは怒りのあまり、泣きたくなった。ロールスロイスが泥水をはねあげていったのだ。しかも、車の持ち主ドミニクは謝るどころか彼女の不注意をなじる。二人は偶然にも共通の知人の結婚式に出るところだった。披露パーティで同席してもいがみ合いは続いた。しかしその実、ドミニクは彼女に強烈に魅了されていた。そして、ソフィーも同じ思いに駆られていることを確信した彼は、大胆この上ない誘いの言葉を口にした。
  • 素足の花嫁
    3.0
    アイフォード侯爵令嬢のアンナは南仏の屋敷で思慕に浸っていた。経済的事情により、亡き母との思い出がつまったこの家は非情なイタリア人アンジェロ・エミリアーニに売却されるようだ。だが、大胆な不動産開発で知られる彼の手にかかれば、壮麗なこの屋敷だけでなく、あたりの自然もおそらく壊滅状態になる。なんとか阻止できないものかしら? 考えこんでいたアンナは、ふと人の気配を感じ、入ってきた男性を見て言葉を失った。吸い込まれそうな青い目に、傲慢そうな雰囲気漂うセクシーな体つき。それがアンジェロ・エミリアーニだと気づき、君は誰かと問われて、思わず嘘を口にしていた。「不動産仲介業者――あなたの連絡係です」
  • 密会は月夜に ダイヤモンドの迷宮 V
    3.0
    アリスト王国の王女キティは、王室主催のパーティの夜、魅力的なギリシア人大富豪のニコスにメイドと間違われてしまう。明るい妹と違って、内気な彼女は社交が苦手で、男性とつき合った経験にいたってはゼロ。でもだからといって、メイド扱いとはあんまりだ……。ニコスに名前をきかれたキティは、とっさに嘘の名前を告げた。王女だと告げて、哀れみの目を向けられるよりましだと思ったのだ。そのときニコスの力強い指に顎をつかまれ、彼女は驚き、素性を偽ったことを後悔した。このままではメイドと勘違いした彼に唇を奪われてしまう!■人気作家競演8部作〈ダイヤモンドの迷宮〉の第5話をお届けします。地味で内気なアリスト王国のプリンセス、キティを襲った前代未聞のスキャンダルとは? そして、失われたダイヤの行方が……。
  • 嵐の夜のプロポーズ
    -
    浮気を繰り返した夫と離婚してからすでに九年、レイチェルはロマンス作家として順調な道を歩き始めている。娘と二人の暮らしも、まずまず平穏だ。そこへ、再婚してアメリカに渡った元夫が、夏休みに娘をフロリダに招待したいと言ってきた。上司ジョー・メンデスが同行してくれるのだという。父親に会わせるのはよいが、見知らぬ男性に娘を委ねるのは不安だ。ふいに訪ねてきたジョーを見て、彼女はさらに当惑した。若く魅力的なジョーに心を奪われてしまったのだ!年下の男性への、苦しい恋の始まりだった。
  • オアシスの奇跡
    2.5
    「息子のカジムを養子にして、きみの手で育ててほしい」余命いくばくもない雇い主、ファイサルに懇願され、出産時に亡くなったカジムの母に代わって、大切に遺児の面倒を見てきたナニーのエリンは快く請け合った。ところがファイサルの死後、彼の弟でザヒールと名乗る男性がアラブのクバー王国からやってきた。「病に倒れた高齢の父が孫にひと目会いたがっている」動転しつつも、エリンは子供を連れてクバーを訪れた。ファイサルとザヒールが王家の一族であり、カジムが王位継承者であるなどとは夢にも思わずに。
  • 禁じられた告白
    3.0
    双子の息子を持つケイティーは職も家も失い、途方に暮れた。もはやプライドにこだわっていては生きていけない。彼女は意を決し、大銀行の頭取アレクサンドロスに会いに行った。彼こそ息子たちの父親で、ケイティーを捨てた男性だった。だが、彼との対面はかなわず、徒労に終わる。二人の関係をタブロイド紙に高値で売りこんだらどう?悪魔のささやきに心を動かされかけたとき、ケイティーの目の前でリムジンが止まり、ドアが開いた。「今さらぼくになんの用があるというんだ?」懐かしくも冷酷なアレクサンドロスの声に、彼女は身を震わせた。
  • 逃げだした愛人
    3.0
    ロンドンの玩具店で、アンはショックのあまり失神しかけた。かつて面倒を見ていた甥とでくわしたのだ。甥はギリシアの大富豪アンドレアスと姉の子で、生後まもなく両親が事故死したため、アンが引き取った。ところが、アンドレアスの兄ニコスが突然やってきて、百万ポンドの小切手を置き、半ば強引に甥を連れ去ったのだった。その甥が今、目の前にいる。そして、傍らにはニコスが……。数日後、アンはニコスの訪問を受けた。「ぼくたちと一緒にギリシアに来てくれ」予期せぬ言葉に、アンは呆然とした。■恋した相手――それは、姉の人生を踏みにじった冷酷な男。人気作家ジュリア・ジェイムズが、情熱と憎しみの交錯する複雑な人間模様を描きます。どうぞお楽しみください。
  • 傷心のモナコ
    -
    シングルマザーのフレイアは事故にあい、病院で治療を受けていた。祖母に世話を頼んだものの、幼い娘のことが気がかりだった。看護師から娘が面会に来ていると聞いて安堵したフレイアだったが、娘を抱いて病室に入ってきた男性を見て、凍りつく。ザック・デヴェレルがどうしてここに?ザックはプレイボーイとしてその名を馳せる大富豪の実業家だ。娘の父親ではあるけれど、私たちの関係はとっくに終わっている。妊娠を告げたとたんに、彼は私を捨てたのだから。彼を憎んでるんでしょう?なのになぜ、胸がときめくの?そして恐ろしいことに、ザックの目にも情熱が宿っていた!
  • トスカーナの甘い夏
    3.0
    インテリア・デザイナーのタムシンは、親しい顧客の結婚披露パーティに出席した折、花嫁の父から、罪深いほど魅力的な男性を紹介された。彼、ブルーノはイタリアのファッション企業の社長だという。タムシンは彼の言動にどこか引っかかるものを感じながらも、ホテルの舞踏室で踊るうちに熱烈なキスを交わしてしまう。「きみが欲しい。僕の部屋、それともきみの部屋にするかい?」大胆な誘いに、タムシンの心は揺れ動く。彼女は知らなかった――ブルーノの誘惑の裏に卑劣な動機が隠されていることを。
  • 嵐の朝の出会い
    3.0
    ジェンナが法律事務所の派遣秘書として初出勤の朝はさんざんだった。通勤の電車が運転休止となり、しかも雨まで降ってきた。それでもコーヒーショップの軒先で、彼女はすてきな男性と出会う。コーヒーを一緒にどうかと誘われはしたが、遅刻は気になるし、伝線したストッキングを買い換えたいと言って、その場を去った。ところが事務所には、予定よりさらに三十分も遅れて着く始末。ジェンナは大きく深呼吸して上司のオフィスに入った。「どこまでストッキングを買いに行ったんだ?スコットランド?」そう皮肉な言葉をかけたのは、なんと先ほどの男性――弁護士で、法律事務所の経営者アレックスだった。
  • 砂漠の王と月の女神
    3.0
    ベスは勤務先の高級デパートの年間最優秀店員に選ばれ、副賞としてアラブのカダール王国への旅と、新しい国王の即位を祝う宮殿での舞踏会に招待された。実はデパートの経営者がこのたび即位したカーリファ・カディルで、ベスは彼からトロフィーを授与されることになっている。舞踏会が始まる数時間前、宮殿近くの浜辺を散策していたとき、彼女は一糸まとわぬ姿の男性が海から上がってくるのを目撃する。完璧な男性美を備えたその姿に見とれているうち、いきなり冷たくて固いものを首筋に押しつけられた。あまりの恐ろしさに凍りつき、ベスは振り向くことさえできなかった。
  • 愛された不思議
    3.0
    彼はなぜ、ここがわかったの?スペインの隠れ家に現れた夫を見て、エミリーは愕然とした。身重の彼女を疎んじ、秘書と一夜を過ごした夫に愛想を尽かし、ロンドンの家を出てから一年余りが過ぎていた。「僕はすでに目的を果たしたよ」エミリーがはっとして夫の車を見やると、そこに息子の姿が。「子供と離れたくないなら、僕についてくるんだ」半ばさらわれるようにして彼女が連れていかれたのは、フランスのロワール渓谷にある古城だった。夫は私と息子を幽閉するつもりなのだろうか。
  • 雨に濡れた天使
    5.0
    あれが弟の恋人、リサ・スティーヴンズか――場末のカジノに入ったグザヴィエは、一人のホステスに鋭い目を向けた。下手な厚化粧に、娼婦同然の安っぽいドレス。そらぞらしい笑み。予想どおりだ。またもや弟は、金目当ての女に引っかかったらしい。結婚したい女性がいると弟から知らされたのは、数日前のこと。人のいい弟は、一族の金を狙う強欲な女性に昔から騙されてきた。兄として、なんとしてもこの結婚を阻止しなければ。グザヴィエはある計画を胸に、彼女の仕事が終わるのを店の外で待った。やがて、降りしきる雨のなかリサが出てきた。化粧を落としラフな服に着替えた彼女は、先ほどとはまるで別人だ。つかのまグザヴィエは目的も忘れ、リサの美しさに心を奪われた。★人気作家ジュリア・ジェイムズが、フランスの大富豪と、カジノで働く貧しい女性とのロマンスを描きます。何かと謎の多い彼女ですが、はたして身分違いの恋の行方は?★
  • 無垢な公爵夫人
    -
    グレースにとって父は理想の男性だった。その父が、自らが支店長を務める銀行の金を着服するとは!父を救うには銀行トップのエレーラ公爵に直談判するしかない――。彼女は固い決意を胸に公爵の居城を訪ねた。しかし、けんもほろろに門前払いを食わされ、落胆しつつ、ふと迷い込んだ庭園で束の間の静寂に浸っていると、何者かが彼女に向かって獰猛な番犬を放った。その危険きわまりない人物こそ、公爵本人だった。なんでもするから父を助けてと懇願する彼女に、公爵は悪い冗談としか思えない話を持ちかけてきた。★ハーレクイン・ロマンス、期待の新星シャンテル・ショーがスペインの公爵をヒーローに据えて書き上げた最新作です。ある目的を果たすため、どうしても妻を娶る必要があった彼の前に現れたのは、公爵への頼み事を抱えたヒロインでした。★
  • 甘美な罠に落ちて
    -
    向こうに立っているのは……ハンター・ドナヒュー!友人に誘われたパーティで元夫と再会し、キーシャは愕然とした。仕事第一のハンターに幻滅し、彼女が家を出たのは三年前。いまや彼は広告業界で大成功を収め、一方キーシャは、家賃滞納で立ち退きを迫られる身の上だった。「ぼくの会社で働かないか?」元妻の窮状を見かねたハンターの申し出に、彼女の心は揺れた。いまだ惹かれている彼のもとで働くのは危険すぎる。でも、家賃が……。背に腹はかえられず、キーシャはハンターにすがった。ハンターの真の狙いは、彼を捨てた妻への復讐にあったのに。
  • ガラスの心を抱いて
    4.0
    友人夫婦の開くパーティに招かれたスーパーモデルのアナは、国際的な建設会社を率いるギリシア人のダモンと同席した。二カ月前にエーゲ海の島で初めて会った彼のことは、女性関係が派手な男性と知りつつも、忘れられなかった。浮気性の父親を持ったために、アナは異性と距離を置いている。それなのに、ダモンは何かとアナに誘いをかけてきた。彼女がチャリティ活動に熱心とみるや、多額の寄付を申し出る。代償は何?ベッドをともにしろというの?そんなふしだらなことは我慢できない。でも寄付金はぜひとも欲しい。ためらいつつも、アナは彼の申し出を受けることにしたが……。★「ギリシアの神の誘惑」(R~2267)で鮮烈な日本デビューを果たしたシャンテル・ショーの第二弾。前作のヒロイン、キジアの親友アナのラブストーリーです。華やかなスーパーモデルでありながらガードの堅い彼女に迫るのはギリシアの実業家。大型新人の力作です!★
  • ギリシアの神の誘惑
    5.0
    キジアが勤めるレジャー企業グループのロンドン支社に、ギリシアの本社から社長のニコスが視察にやってきた。ニコスはギリシア神話の神のようだと噂される男性で、初めて会ったキジアも彼の圧倒的な魅力に思わず息をのんだ。群れをなす女性たちとの、寝室での評判も伝説的だとか……。ニコスは広報部長の個人秘書であるキジアの仕事ぶりを見て、彼自身の個人秘書のポストに彼女を採用した。求められているのは秘書としての最高の能力だとわかっている。キジアは懸命に仕事をこなしつつも、彼への恋心を抑えきれない自分にうろたえていた。★イギリス人作家シャンテル・ショーの作品を初刊行いたします。日本デビュー作はギリシア人のボスと秘書の恋を描くオフィスもの。強くセクシーなヒーローが好きというシャンテルのゴージャスな世界が広がります。★

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