壇那院さんのレビュー一覧

web版は……

…全編読んでいるのだが、なにせ書籍版オリジナルのミケ達が途中から顔を出していたりでこっちの頭がワヤクチャだったため、書籍版を原作にしている（一部そうでもなさそうだとも感じるが…）このコミカライズは改めて楽しめる。
まぁ、この第1巻ではあまり変化は無いが……。

出だしとしては……

物語世界への転生。よくある設定なのだが、その物語のアンチヒーローに転生しました、というお話。
こういうハナシが好きなヒトにはお勧めかも。

ま、小生としては主人公が魔法で壊れた置物を熔接修理するシーンが好きだったりするのだが、これは元技術者のヲタクな部分なので、まぁ参考にはならないね。

ホームドラマでは……

…よくあるハナシではあるのだが、新婚の後輩の奥さんに諭されて……ていうのが面白い。
まぁ、先輩とは云っても黒坂君もまだ既婚としては若い部類だからね。

ああ……

指輪なくしたと焦る清君。
いやぁ〜～見つかって良かったが、口が滑ってしまったねぇ。
「買えばいい訳じゃないんですよ」
澄ちゃん恐いねぇ。正論だけど。
ばあちゃんの感想が秀逸。

タイトルはアレですが……

決して、いかつい顔の怪人寺男と真面目な修道士・修道女、普段は優しいがキレると滅茶苦茶やる司祭様が登場する訳ではないのです。
しかしながら、「聖人」の名を持つ怪しげなイケメン神官と、かわいい魔王様、ギャンブル依存症の少女勇者が登場します。
ギャグマンガです。
それは間違いないでしょう。

15の餓鬼？

本編の主人公がはたち。この外伝はその５年前だから、彼は１５。
尾崎豊の歌とは真逆の、かなり歪んだ少年である。
小生ははたちの彼も、成長途上と見ているので、さらに幼い１５才からでも、問題なく（特段の感慨も無く）見ていられる。

ＢＥＭ…

……Big Eyed Monster＝大目玉で、「ＢＥＭ」とは…。原作者が古いＳＦの知識があるのが判るネーミングである。
変なところでニヤついてしまった。（正確な原典ではBag Eyed Monster＝虫眼の怪物が古いＳＦの典型的怪物の通称だった）

ディアスの様な男が……

…なる訳が無いのに、円形脱毛症（十円ハゲ）を確信するとは、アルナーはまだまだ未熟な女房だね。だが言った台詞は中々可愛い。
ところで、ディアスの百面相は、この漫画の見所のひとつだが、王笏が火を噴いた時の顔は、大いに笑わせてもらった。しかし、知らなんだとは云え、王笏を魔導ライターにしてしまうあたり……。

ドイルの「まだらの紐」を…

…連想させる殺害方法。
こんな世界だから蛇使いが出て来るな、と推測したところで、危なそうな奴登場。

ところで、マイカちゃんは迫力あるね。血は争えないといったところか。

日本の歴史で云えば……

１８世紀の江戸中期以降の水戸あたりの町と、6世紀あたり平安時代の京都近郊の地方豪族の町といった対比になるだろうか。
シャーマニズムが近代文明に簡単に捻り潰される訳ではないのは、史実が証明しているが、さてどんな展開になるのかな？

お約束とはいえ……

なんという朴念仁！
これもお約束だが、それでもエリーはヨシュアを見限らないンだろうなァ。

なんだか……

…「嵐が丘」か「ジェーン・エア」の雰囲気を感じるのは、冷静で固い感覚の文章のせいだろう。試読版だが、63の爺ィが読んでも面白い。
ハッピーエンドで終るのが、ほぼ判っているから、安心して最後まで読みそうなハナシである。

きな臭くなってきた…。

ここまで順調にきた主人公達。周囲に味方も増え、まずは順風満帆の感ありだが、主人公を追い出したギルドが潰れるという噂。
今風に云うなら「ザマァ」の予感がするのだろうが、相手は根が単純に出来てない腹黒男の一党なので、お人好しの主人公がえらく苦労する予感がするなぁ。

いいハナシになりそうだ。

かなり稀で悪用される危険性があるスキル持ちの女の子と、ベテランだが他人へのバフスキルしかないおっさん。
出会いそのものがちょっとした物語。
結構な人情噺になりそうな予感がする、楽しみなハナシを見付けた様だ。

「この命に替えても…」

…う～ん。
これ、騎士の忠誠の誓いにも聞こえるけど、ほとんど求婚だよなぁ。ジュードは判って言っていない様だが、ね。
ことリタの事になると阿呆だが、やはり憎めない男である。

エロマンガかな？

いや健全なんだけど、カミさんがエロマンガ読んで興奮してるのに清君のこの反応。しかも恥ずかしがって見せない澄ちゃん。
こりゃエロマンガが参考書になるのはまだ先だねぇ。

デイヴあってのゴルゴ

ゴルゴ13シリーズでのデイヴの存在を知ったのは、「軌道上狙撃」をたまたま読んだからだ。（ゴルゴシリーズは記憶する限り10本程度しか読んでいないのだが…）
史上最強のスナイパーも、銃がヘボならただのスナイパー。芸術的狙撃は完成しない。
ゴルゴが成功させた数多の狙撃も、デイヴあってのものが数多く含まれていたはずだ。
その点、スピンオフシリーズの最初の主役が、デイヴというのは、モノ作りの世界の住人としては、大いに納得がいく。

2022.10.5　有料版購入。
特に第五話は、ガンマニアには面白いのではないか。

明らかに…

「獣人さんとお花ちゃん」の後日談（続編）。
いやぁ～、あの２人に子供が出来てその子が人間の彼女作って青春する物語なんだろうが、なかなか楽しみなハナシになりそう。
少女マンガなのに妙にエロいのはこの作者さんならでは、だな。

雪山編…

なんというか、初心者の浅知恵が身を滅ぼす典型例の展開。映画版を観ているので大雑把なこの後の展開も知っているのだが、こっちが爺ィだから、何度見てもハラハラさせられてしまう。
次巻、どうなるやら……。

ひろげておきます!……何をだ!

いや、この台詞回しが出た瞬間に吹き出してしまった。
ＴＬがラブコメになるのは珍しくないが、綺麗な絵柄でこんなギャグをかまされると、そのギャップに尚更笑わされてしまう。エロに感じ入るどころではなかった。

すべて筋肉

いやはや、ラブコメですら筋肉で出来ていたが、やはり作画担当オリジナルネタが小粒になってきていた。ここで一旦終了なのは、妥当なところだったろう。
しかし、ヒロインの怒った笑顔が可愛かったなぁ。

ダンジョンテスター…

…とは考えたな、と思ったが、これ、つまり「改善提案」自体が仕事、という事なので、現場経験を積んだ上で自分の攻略経験を潰す方法を考えて上司に提案書を出す、という仕事。ただ攻略するだけでは実績（成績）にならない。
ダンジョン攻略がサラリーマンの仕事、という発想がスタートなのだろうが、面倒な仕事を考えたものである。
まだ主人公は入社前研修中だが、元は社畜の社会人経験者。面白くなりそうだ。

牛（白ギイ）の替りに……

…耕耘機を引く筋肉ヲヤヂ…。
いや、「奴隷みたいだ」と止めるアルナーの気持ちは良く判るが、やはりまだ、この総天然筋肉ヲヤヂに振り回されとるな。
まだ１５の彼女が５０面した３０男を敷いて平然としておれる様になるには、あと５〜７巻は必要だろうなァ。

ララちゃん活躍……

…なのだが…。ひどいメに遭ってるなぁ。爺ィのお気に入りなのだが…。

心理学的な表現をすると…

…かなり極端でアブナイ人格障害傾向（又は発達障害傾向）がある４人の若者の恋愛物語。
……なのだが、それをネタに読者をホンワカ笑わせてしまうのが、この作者の持ち味。
それに、国のトップに立つ立場の人間は、若い内は頭のネジが２〜３本抜けてる位が丁度良い……という認識なのかも知れない。悪役令嬢モノからの発展形としても、面白かった。

さて骸骨アバター…

…で異世界転移したという、ちょっとおかしなシチュエーションの物語。しかもゲームが現実に転換したかの様な世界に、である。
主人公のアークの性格が、親しみが持てるというか、シンプルなヲタクで笑って受容出来る。ヒロインも登場した様で、まずは次巻が楽しみになるプロローグだろう。

また新たな仲間…

…かな？
ただの村娘と思いきや、天性のネクロマンサー（それも「愛の」）。
文章にするとちとオドロオドロしいが、かわいい女の子登場には違い無い。
さて巻末ＳＳ。三人称で書くと妙に物哀しいハナシを書くね、この原作者。

亡命…

…と云って良いのか判らないが、法的にはともかく、事実上、著者は故国には帰れないのではと思う。確かに、巻末の対談記事の写真ではお面を被っていたが、今の情報化社会、どこで素性が当局に露見するか判らない以上、そういう目で見てしまう。
日本の漫画と「表現の自由」を大いに評価してくれるのは光栄だが、その覚悟はあったのか。日本への帰化を視野に入れているとの記述があるから、今はあるんだろうなァ。

おお、萬屋錦之介…！

…裏表紙の「プーチ乳母車」図解からして、「子連れ狼」なのだが、いや、アルのキャラからすると、もっと晩年になってからの錦之介翁の方が、合ってる様に感じるな。よく笑う役を演じてたと記憶してるから。

モフリスト登場

あまり大袈裟に表情が変わらない分、ドイル君の尋常ならざるモフリスト振りが伝わる。マイカは「変なヒト」と言ったが、ほぼ変態である。
彼も、今後事ある毎に登場する可能性大。

さて魔獣の仔には…

…名前が付いた。
目的の薬草は山程採れた。
ジュードを寄り掛かられて大慌て。
さて次の波乱の予兆も……。

リタが…

…ジュードをからかう（？）シーンが微笑ましいが、こういう女の子の冗談、真に受ける男は世の中多いので、現実には要注意なのだ。朴念仁の我が（リアルの）娘には、言ったことが無いのだが……。

地元専用特等席…

花火見物ではどこでも有り勝ちなパターンだが、地元民だけが知っている、路上の特等席というのがある。自宅から歩いて行き来するには便利だが、駅やバス停からは遠い、車があまり通らない台地上の住宅街なんぞがそうだ。
清君達の町では、打ち上げ場所の近くの平地の住宅街の中なのだろう。
今回、玉乃輔くんミノリちゃん夫婦の、結婚から数年後の様子が見られたのが、最大の収穫かな。

これぞマンガというべき…

…結末だったけど、なぜか、30話くらい後に藤MGが出て来るのではないかと、期待してしまう。

確かにスピンオフ…

…なのだろうが、各キャラクターの皆さんの、偏りっぷりがより強調されている様にも感じられ、なんともはや。
このシリーズ、アラン君なんぞはどんな風に描かれてるんだろう?　（片鱗は第二話で見られたが）

痛快！

確かに「悪役令嬢もの」なのだが、プロレスにおける「ベビーフェイス」が善人ではなく、また「ヒール」が悪役ではあっても人間的には悪党でもなんでもない様に、「ザマァ」されるのはお互い様、策がハマるかどうかは、相手が「常識」通りの人間かどうか。
この物語の場合、悪役令嬢はベビーフェイス側の索に対して全くの非常識人間だったがため、策は瓦解し、敵に回しては絶対にいけない人物を敵に回してしまった。
視点を切り換えれば悲惨極まり無いハナシなのだが、これは「勧善懲悪」のハナシではないので、これでもいいのである。

いや痛快！

…とは云え、ここに実在する63才の爺は、29才で結婚した当初から、カミさんに若白髪になる事を期待されていたという実体験があるので、「ハゲは素敵なオプション」というのも、笑うより真面目に腑に落ちてしまうのだ。
こういう女性は、実在すると思う。…どこかに。

闇人の使徒くんのヘタレっ振り…

いやいや２巻振りのゴブリン登場だったが、ヘタレフラグのオンパレードで、微妙な気分にさせられる。「ゴブスレさん」の方がストレートで笑えた。しかし、情けない敵役だったなぁ。

冒険としては……

インターミッション、中継点、次の事件の伏線、といったところ。バイオレンス指向で本作を読んでいる人には、「中弛み」と感じるかも知れない。
だが、この物語の、「ゴブリンスレイヤー」と渾名されるはたちの若僧の、成長記としての側面からすると、結構重要なエピソードが詰め込まれている。
それにしても、祭の玉入れのシーンで、伝説的狙撃兵の名言を読む事になった時は、笑った。
まぁ確かに、主人公はシモ・ヘイヘに似た人物像ではあるが……。

ところで、主人公の戦術の組み立ての基準となる、戦闘の目的が、相変わらす「敵を殺す」ことであるのが、冒険者ギルドでの戦闘でもはっきりしている（あれは暗殺者の遣り口だ）...続きを読むが、今後、彼のこのスタイルがどう変化していくのか、要注意である。

かなり酷いシーンが……

…あるのだが、さすがにこの作品で、それを大映しにしたりはしなかったな。だが、想像力に自信があるヒトは、要注意である。

増量試読版なので…

二話だけなのだが、こりゃ有料版を買わねば。
とにかく第二話で大いに笑った。
こういうおっ母さん好きだなァ。

2021.08.18 追記
フルスペック版を購入した。
この天然王子は面白いが、この子が王になり、親になった時のハナシが楽しみだ。

かなり重いハナシだったが…

…ダグラスらしい解決だったのではないか。
巻末、ダグラスとラビは親子の契を結ぶ。これからが、この親子の本領発揮の物語なのだろう。
次巻から、どうやら少しずつ勇者パーティーとの関わりが出てくるのでは……。

史実とはかなり違うが…

咸臨丸の渡米航海時、史実だと以蔵は九州あたりを師匠の武市瑞山とウロウロしていたとのことで、勝海舟や坂本龍馬と知己をえたのは咸臨丸以降の1863年頃とされている。
が、こんな破天荒な男が咸臨丸一行の中にいたと考えるのは、面白い思考実験だろう。
この作品、平行世界の歴史を描いたものと考えれば、立派にSFだし、ちょっと痛快である。そう考えれば、岡崎つぐおさんが漫画化したのも納得である。

さて…

…魔獣のお産を手伝うという、ちょっと他では見ないイベント発生。
まぁ、テイムイベントなんだけどね。ヒロインが薬師＝医者なので、ありそうなハナシではあるのだが、さて、この魔獣の子はどんなキャラに成長するのだろう?

板橋しゅうほうといえば…

「ペイルココーン」くらいしか知らない、昭和34年生まれだが、さて、時代物とはこは如何に…、ってなもので、買ってしまった。
しかし、妖怪モノの講談か、落語の趣き。「江伝の鰻」なぞ、オチまでついていた。

杖プラス…

杖プラス槍というのは、パッと見た目はただの槍に見えるはずなのだが、ジュードはどこで見分けたのだろう？　あ、この世界の杖には、石突が無いのかな？　普通の槍ならあるはずの石突が無かったので、「杖」だと判断した、という事かもしれないな…。

サバゲーではあるが…

とにかく「なりきる」事に異常に拘る奴等の、抱腹絶倒青春物語。
ただ、63才の爺には、なりきりたいキャラクターが古すぎて、「どうなんだ?」とも思ってしまう設定。
それでも、サンダース軍曹やヘンリー少尉になってみたいと憧れた、８才の頃の気持が甦りかけたのは、確かだ。
さて、次巻ではどんな「なりきり」バトルが出現するのやら。

やはり…

…原作がそうなのだから当たり前だが、やはり独身男の簡単手料理のオンパレード。美味そうに見えるのは作画の腕の冴え。現に美味そうかは、33年連れ添った料理自慢の古女房に飼い慣らされたこの爺には、大いに疑わしい。
とは云え、ムコーダとその一党の旅は、本格的に始まった。
行き当たりばったりの旅になる予感しかしない主人公だが、さてどうなることやら。

ちょっといいね

こういう善人ばかりの村ってのは、現実にもありそうに感じるけど、まずボスがいないこと、心を病んだ奴がいないことが最低限の条件になるだろう。リタのような女の子が健康に生活出来ているのが、ある意味健全な共同体である証だ。

やはり高倉健か菅原文太…

を彷彿させる主人公だったが、中村敦夫演ずるところの「木枯し紋次郎」を思い出す時もあった。
さて、ラストシーン、もうちょっと文章に間があっても良かったかな。