あらすじ
夫殺し、呪詛、狂言自殺…全ては寵愛を受ける為。稀代の悪女・金蓮と5人の女が競い合う、激しい愛が渦巻く大人のメルヘン。第2弾。
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金蓮のルーツ、玉蓮
この巻のハイライトは、何と言っても金蓮の母、玉蓮とのエピソード。
玉蓮の美貌と強かさ、不器用な愛情は、のちの金蓮の生き方を連想させる。
悲しさの残る結末だが、凄みさえ感じるその最期は、さすが金蓮の母親と思わざるを得ない。
他にも、嫁いだばかりの金蓮と先の奥様方との緊張感のあるやりとり、そこから生まれ始める連帯感と、読みどころ満載。
元夫の弟、武松との因縁も幕を開け、ますます目が離せません!
後に、時には情けないほどの優男と化す旦那様の悪い面が見られるのも、初期金瓶梅の魅力です。
魅力的な悪女
善良で純粋な女性ではこの家ではやっていけない、というのがよく分かりました。
奥方はそれぞれ癖がありますがそこが又魅力的ですね。酷い事をしているのについ読みすすめてしまいます。
必死に生きる女たち
1人の金持ちイケメンを巡る愛妾たちの物語。
一夫一婦制ならあり得ない世界だけど、ファンタジーとしても楽しめるしリアルな愛憎劇としてもたぶん。
掛け合いが面白い
最初はよくある女同士の嫉妬ドロドロえげつない足の引っ張り合いだけなのかと思いきや、色々な出来事を経てブラックジョークを交わし合う夫人同士の会話になっていくのが面白い。
匿名
旦那様の女性の趣味って
西門家の旦那様の女性の趣味、わからない…。
何でコレに手ェ出すかなって女にまで出してる。
しかもやなところを隠してるわけでもなく、素でひどい女もオッケー。
奥様方はそんなダンナでいいの?
女性の視点で描かせれば
それは「なんて自分勝手で自分の事が見えていないんだ」という印象が強まりますわね
男からしたら「他の男の持ち物にそんなに執着しないよ」としか言えないのですが