あらすじ
出家後、自らの意志で「あの世」にいった瓶児は、「あの世」の権力者・蟲王に媚び入り寵姫の座を手に入れていた。ある時、蟲王は瓶児のふとした言葉から金蓮に興味を抱き、自分の元に呼び込むことを企てるが…!?
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絵が変わりました。
序盤の絵やタッチが数巻続いた後、絵とタッチがとても綺麗で安定した時期が長く続いていました。
この39巻は、そこからまた新しく変化がありました。線のタッチが細くなり、慶の髪の描き方がカールのかかった様になり、遠巻きの横顔の描き方が少し簡略化されたような描き方に変わりました。
見られない程ではありませんが、輪郭や顔の中身のバランスが少し安定しない印象です。
個人的には、38巻まで長く続いていた絵や線のタッチが見やすかったです。
話の内容はとても面白く、瓶児のことが更に鬱陶しくなると同時に、先を見据えた考えができない瓶児の稚拙さが強く感じられます。
終盤は新しい敵キャラが出てきますが、これがなかなか面白くて不気味…そして面白いところで次巻へと続いていきます。少しゾッとする不気味さのあるお話なので(序盤の、あの世の話から引き続き)夏のこの季節に是非どうぞ!という感想です。