あらすじ
妾同士の争いで破滅した名家の壮絶な最期。西門家も同じ道をたどるのか!? 大ヒット!中国官能春画、第10巻。
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長春の恋と、陳家の壺
金瓶梅は、西門家をめぐるドロドロな人間関係、下手なホラーよりも不気味な怖さがメインですが、時に泣かされる話が挟まるのも魅力。
この巻の年老いた楊叔母様と長春の純愛は、涙が止まらないほどでした。
(個人的な趣味もあるかもしれませんが)必読です!
そして、いよいよ読者に明るみになっていく、馮のこれまでの背景。
これが序章に過ぎないと思うと、竹崎先生の才能には感服せざるを得ません。
このあたりから、中国の原作を超えた面白さ、凄みを感じます。
そして……瓶児が嫌すぎて、そろそろ、わたしの気が狂いそうです(笑)。
匿名
瓶児によって乱された夫婦関係を修復したり、秋菊の為に割れた壺の代わりを自分の足でみつけたり、金蓮は決して善人でないはずだけどいいことしてるように見えます。
馮が登場してから
金瓶梅は馮が登場してから、一気に面白くなる。
原作を離れてオリジナルストーリー強めでここまで面白くできるのすごいなぁ。
確か原作だと、瓶児の前の嫁ぎ先の正妻が妾を殺して壺に入れてたんだったかな?それを膨らませてストーリーを作っているんだなぁ。
彩雲に豚の血をかけるのはキャリーからきてるのかな?金瓶梅って結構色々取り入れられててそれを探すのも面白い。
魚の皮で作ったコンドーム、鱗が内側ってフツーに痛そうだけどどうなんでしょ?
新キャラクターも濃い
次から次へと濃いキャラが登場してますます面白くなってきています。西門家には癖のある人々が集まってきますが、それでこそ西門家という感じですね。
酒盛りのシーンは皆それぞれの悪口を言い合っていますが、様式美と化してきてます。仲が悪いようで、何だかんだ良い距離感なんだと思います。