あらすじ
紀元前・中国……大陸は一人の男によって初めて統一される。後の世にはその本当の名より、初めての皇帝「始皇帝」の名で知られる絶対者の支配は苛烈を極めた。その支配者を討たんと、一人東に向かう男あり……名を張良(ちょうりょう)、字を子房(しぼう)という。後の天才軍師・張良を主役に据えた川原版"項羽と劉邦"堂々開幕!!
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Posted by ブクログ
新作は張良伝。「項羽と劉邦」川原版の始まり始まりです。「竜馬がゆく」「燃えよ剣」の修羅の刻といい、どんだけ司馬遼太郎好きなんだ、と。
自分も好きなので、楽しみですけどね。
1巻は博浪沙での暗殺失敗まで。序盤も序盤です。
巻頭の「中国」の意味。「中華思想」のほうが自分としてはしっくりきます。作者に倣って「中国」としますか。
「中国」を産んだのが始皇帝とするなら、「中国」に育てたのが高祖・劉邦。
その最大の片翼となった張良の、どんな英雄像を描いていくのか。期待膨らみます。
ライバル項羽の無双ぶりはどうなるのかな。登場人物が多くなるのは間違いないので、造形にもわくわくですよ。
項羽と劉邦
海皇紀がとても好きだったので期待!
でも川原先生、原典に思い入れがありすぎるのか、先生独自の遊びが少ない印象。
あと、フキダシのある台詞は声が出てるとして、フキダシの無い文字は心の声のはずが、声に出してないとおかしいように感じるコマもあってなんか読みづらいのは私だけでしょうか。