【感想・ネタバレ】龍帥の翼 史記・留侯世家異伝(14)のレビュー

あらすじ

『修羅の門』『修羅の刻』『海皇紀』‥稀代のストーリーテラー川原正敏最新作は、紀元前中国が舞台。秦末の動乱期に覇を争った項羽、そして劉邦の生きざまを描き出す歴史絵巻。主役には天才軍師・張良を据え、偉丈夫達の興亡を紡ぎだす!

韓王・成を失った張良は、龍の軍師として劉邦の下へ駆ける‥‥。一方、漢では道を断ったはずの劉邦軍が大将・韓信の策の下、再び関中へと向かう!?「項羽と劉邦」の物語は新たな章へ。今、再び龍の翼を拡げよーー!!

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劉邦は龍か?

キングダムにハマって中国史を色々勉強してるが、王朝が変わる度に過去の人物の評価が180度変わるのが薄気味悪い。もちろん日本やヨーロッパにもそういう傾向は有りますけど中国史ではより極端な印象を受ける。もちろん、過去の人物を引き続き尊敬の対象になるケースもあるが大抵は前の王朝に負けた人物が多い。史実では、劉邦は王朝を始めた後この物語に出て来る武将部下達ほとんどを粛清しちゃってる。幸い、張良は免れていますがあまり先に知り過ぎるのも考えものかと最近思います。因みに李信(キングダムの主人公)の子孫が劉邦に仕えているが出て来るのだろうか?少し楽しみだ。

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2020年02月28日

Posted by ブクログ

劉邦中原侵攻、韓信本領発揮、張良がついに韓を取り戻すの14巻。

韓王成に心動かされるとは思いもよらない。
今までの印象は、お飾り王で、立ち位置分からず調子乗って処刑される、というもの。張良の苦労、忠心を無駄にする愚王という韓王成でした。
それが、あそこまで韓の民に慕われる存在だったとは。描き方によって、やはりがらりとかわりますね印象。
だからこそ、歴史ものは面白い。

13巻と14巻は韓王成の巻という印象が今しています。

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2020年02月19日

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