あらすじ
何者かによって
”球”がこの地上に投げ入れられた。
情報を収集するために機能し、
姿をあらゆるものに変化させられる
その球体は死さえも超越する。
ある日、少年と出会い、そして別れる。
光、匂い、音、暖かさ、痛み、喜び、哀しみ……
刺激に満ちたこの世界を彷徨う
永遠の旅が始まった。
これは自分を獲得していく物語。
シェルターでミズハノッカーと結着をつけ、学園で偽フシを撃退したフシと仲間達。本物のミズハも取り戻し、再び日常が訪れる。平穏な日々が戻ってきたとはいえ、まだまだ問題は終わっていない。ユーキの体に巣くうノッカーをはじめ、世界にはまだ膨大な数のノッカーがいる。ミズハ達もおのおの人生の選択を迫られていた。そして近づく、サトルが観察者でいる最後の瞬間。時代は今にも、新たな姿を迎えようとしている。そこで問われるフシの決断とは。これは人と人ならざる者が共に生きる物語。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
14〜19巻一気読み。
読むのに非常に気力のいる作品なのでずっと積んでいたけど、まとめて読んだ方が話が入ってきやすくて良かった。
なぁなぁで読むとつまらなかったり何してるかわからなかったりするので、毎回「よし、これから『不滅のあなたへ』を読むぞ」と精神集中させないと読めない。
とても疲れる漫画。でもちゃんと読むとこれ以上はないってくらい熱のある漫画。
現世編もこれで終わりみたいだけれど、前世編に比べてあまり好きじゃない人も多いのだろうか。すごく良かったと思うのだけれど、何が良いってはっきり言えない。
黒いのが言う「不完全なものが私にとっての完璧だった」にフシは余り共感していないが、16巻でミズハに言った「君の苦しみを受け止めるのはノッカーじゃなくて君自身であってほしいんだ(略)ノッカーに痛みを肩がわりしてもらうのってなんか…君はまだ自分を受け入れてなくて…包帯の下の傷がずっと開いたままのような…本当の意味で傷をいやせていないような感じがして…」の部分は割と近いんじゃなかろうか。
でも黒いのが求めたものとは違う世界をフシは探すらしいので来世編に期待。
にしてもこの漫画は最後どう着地するのかさっぱりわからない。そもそも今どこへ向かっているのかもわからない。
『不滅のあなたへ』ってタイトルは誰から誰へのメッセージなんだろう。
なんとなく自分に言われてる気がして、生きている全ての者へとかそんな感じに勝手に思っていて、じゃあ不滅ってどういうことなんだろうとぼんやり考えていた。
普通に考えたらフシへの言葉なんだろうけど。
なんでそんなことを思ったんだ自分。
現世編
の終わりに二つの大きな別れ。
ミズハは憑き物が落ちたかに思えたが、フシへの執着は一代では拭えず?
黒い方がなぜフシを造ったのかの説明があるがちょっと腑に落ちない。
そして次は・・・未来?
Posted by ブクログ
ちょっと付いていくのがしんどくなってきた本作。しかし何と、現代編がここで閉じられちゃいました。次から未来編が始まるみたいだけど、どんな世界観が描かれるんだろ。せっかくだから結末まで見届けたい。
Posted by ブクログ
静かに日常が過ぎてる感じだけど、黒いのがいなくなり、ノッカーが世界に知れ渡りと、結構状況が変わったかも。
黒いのの目的やフシの生まれた理由がわかってスッキリした。ノッカーていつから出てきたんだろ?フシは能力獲得しなくてよかったんだろうか…フシはこの世の管理者として作られたんだろうけど、好きなようにすることを咎められてもいないんだよな。万能で、やるべきことがあっても、フシの視点って結構低いんだよな…60年どうしてたんだろ。毎日仲間の様子見ながら右往左往してたのかな…それを続けたいのかな。
あと、ミズハのフシへの恋、綺麗な形で終わって良かった…先祖代々なんか怖かったから…。スミカが嫌い…サトルを赤ちゃんみたいに扱ったり、フシを暴力で排除したり、横暴すぎる…スミカがバカだからなんだろうけど…ノノの正体がわかった時は、逆に考え込まずに済んで良かったのかな。