あらすじ
何者かによって
”球”がこの地上に投げ入れられた。
情報を収集するために機能し、
姿をあらゆるものに変化させられる
その球体は死さえも超越する。
ある日、少年と出会い、そして別れる。
光、匂い、音、暖かさ、痛み、喜び、哀しみ……
刺激に満ちたこの世界を彷徨う
永遠の旅が始まった。
これは自分を獲得していく物語。
フシと観察者、その約束の地で見つかった「万能の球」。それは観察者全ての力を引き継ぐことのできるもの。手に入れたのもつかの間、ノッカー達が現れて万能の球は奪われてしまう。更にカイバラは人々の一斉駆除計画を始動させる。仲間達はノッカーにとらわれたまま。絶体絶命のなか、一人残された人形の前に現れたのは…? フシは、球の行方は、そして人類は。最終決戦のゆくすえに見える景色は。永遠の旅は未だ終わらず、新たな道先を決める。これは終わらない彼とあなたへの物語。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
マーチがお母さんになって良かったことノッカーは反対の存在だったがフシと一体化した。それぞれの人々は己の人生を全うした。そしてフシは又歩き出す。大団円である。
長い旅路もついにフィナーレ
全ての伏線を回収して 、堂々感動のラスト…と思いきや、最後の最後までフシの性格が全面に出た終幕+新たなスタートを感じさせる結末でした。
きっとまたいい出会いも悪い出会いも繰り返すこととなるでしょうが、フシが決断するまでにはまた色々な概念が変わっていきそうな予感。
ぜひ皆さんも読んでください。
完結おつかれさま
確かに本編は(やや駆け足とはいえ)綺麗に終わったし、継ぎ足すことはなかったのかもしれない。
けど、仲間達がどう終わりまで生きて死んだのか、もう少し開示して欲しかった。
終幕
壮大で独特の世界、ついに終幕。
正直ノッカーが何だったのかとその目的が消化不良な気はしたが、
フシの旅としてはこういう形しかないと思った。
色んなキャラを通して、人間賛歌を感じたけれど、本作の一番の
テーマは何だったのだろうか。時間をおいてまた読み返すと思う。
お疲れさまでした。