あらすじ
『絶園のテンペスト』城平京 原作! 怪異達の知恵の神になった少女と、怪異にさえ恐れられる男が、怪異に挑む[恋愛×伝奇×ミステリ]!! “怪異”の知恵の神になった少女・岩永琴子が一目惚れした相手・桜川九郎は、“怪異”にさえ恐れられる男だった!? 2人に振りかかる奇想天外な事件と、その恋の行方は――!?
六花の狙いが「琴子が知恵の神として化け物達から信頼を失いかねない状況を作り、絶対的敗北感を味わう」ことだと理解した琴子は、ついに“逆襲”を開始する。それは、警察に被害者3人の殺害方法を嘘の推理で教示することだった――待ち受けるは“敗北”か、それとも……「岩永琴子の逆襲と敗北」、決着まで収録!!
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Posted by ブクログ
メイン二人に対しては中盤位から非常で恐ろしい琴子が九郎とバカやってる時だけ情を感じられる部分に注目してたから、ラストの『敗北』は凄い解釈一致。同時に九郎先輩の琴子に対する重さを初めて感じたので、おっ?となったそういうのも好きだぞー。
匿名
エピローグは次巻
『岩永琴子の逆襲と敗北』、なんともまあ…
事件の流れは琴子が制していましたが、まさか六花さんの狙いがこうだとは…
エピローグは次巻に持ち越しらしいですが、原作とも違う内容らしいですしどんなエピローグになるのか…
うーん
そういう作品だからしょうがないとはいえ、六花が琴子に対して「秩序のために九郎を側に置いているだけでそこに恋愛感情などはない」という前提を持たずに交渉に挑んだ心境が全く理解できなかった。六花からしたら「絆されて懐柔される」は別に敗北ではないとはいえ、自分が理に組み込まれて完全に歯車として使われる可能性はないとどうして思えたのか。
六花にも九郎にも琴子の見えている世界は見えない。それなのに六花があまりにも琴子の行動理念を自分の視点から決めつけているのがなんだかなあ、というところだった。