伝説の殺し屋、1年休業で過ごすはじめての「ふつうの生活」
裏社会で伝説と恐れられる、"殺しの天才"「ファブル」。
幼少の頃から技を叩き込まれた彼が、1年間の殺し屋休業を命じられ、一般人に扮して「ふつうの生活」を送ることに。超一流の殺し屋ファブルは、はじめての平和な日常を、無事過ごすことが出来るのか!?というお話。
各巻表紙の危険な雰囲気そのまま、ハードなアクションや今時の裏社会など、シリアスな場面も読み応えがありますが、面白いのは結構な頻度で描かれる「ふつうの生活」。
特に、ファブルと同じく正体を隠し妹を演じる女、洋子が面白く、ファブルとの絶妙な掛け合いや、ヒマ潰しに男を酔い潰すシーンなど、コメディーシーンが秀逸で、じわじわクセになる!
バイオレンスだけじゃない、ちょっと不思議な殺し屋マンガ、この作品だけの独特な面白さが味わえます。
感情タグBEST3
ヨウコとミサキちゃんの友情を感じられてジンときました。全てが終わったあとも2人には普通の友達みたいにしててほしいな。
この世にもし存在すればの話ではあるが、或る殺し屋組織の「天才」にまつわる話である。冷徹な天才殺し屋がボスの命令で「殺してはいけません」という縛りのいわば「普通の」日常生活を経験させられる訳だが、その中で「人間らしく」変化していくさまが全22巻の中で丁寧に描かれる。漫画と言うのは、世界に誇れる日本文化...続きを読むであると思っているが、その中でも特に「読まなければいけない」作品の一つであることは間違いない。男の世界を勉強するには最適な教科書。必読。
Posted by ブクログ 2020年01月21日
きゃ~!!もう本当に毎回ドキドキしっぱなし!
姿をくらませた山岡が次に狙うのは…
そして山岡がなぜこんなバカバカしい殺人劇場を始めたのかその理由が明らかに…
でもって…なに~~!ユーカリー!!
21巻へ続く~!
もうね、アザミの泣きワザが…反則すぎて笑いのツボにはまってしまったよ。
そして山岡の...続きを読む怖さがジワジワ~と感じるシーン満載
車のスモークガラスから中をのぞくシーン!!
ひぃ~!
これは怖い!
以前ストーカーに遭った時にこんな感じなことがあって
わたしゃ腰が抜けたよ…
そう、山岡みたいな感じの表情で覗くのよね…
それを思い出した…。
南勝久先生、さすが!すごい観察力!
ってまあ、それは置いといて、
21巻が待ち遠しい!!
絵柄とキャラの表情にクセがありますが
内容は20巻まで中だるみすることなく安定して面白いです。ゆるーい日常の緩和と裏組織の緊張したバランスがとても良いです。
話の展開的に最終話は近そうなのが寂しいところ。
Posted by ブクログ 2019年12月27日
アザミの声、安元さんやってくれんかな…
タコ社長寝かしつけた後、洗い物して、寝床に入って、聴診器で階下の物音を一晩中聞いてるんだろうなぁ、それも彼にとっては任務の一つの些細な作業でしかないんだろうな、そう言う世界に生きていると思うと、佐藤が彼らに「普通を味わえ」と促した意味が深くなる。
山岡という組織の中核的な人間が話の面白さを良く演出していて、今までの話の中で、この章が一番面白いと思います。
まだまだ、これからへの期待値も上げていますので必見です。
一気に読んじゃいました。
恐怖を感じない、人の死を楽しむ男から狙われる怖さがじわじわきましたね。
最後は、えーって感じ。早く続きが読みたいです。
映画館でファブルを見てから原作が気になり一気読みしました!今回も佐藤兄妹から目が離せない展開です!絶対に面白いから悩んだらぜひ買ってみてください!
ファブル一派の分裂から緊迫感ある展開に、山岡がどのように攻めてくるのか、とても興味深く読んでいます。
しかし、南先生の作品は前作もそうですが、ところどころにシニカルな笑いが楽しみでもあります。今回もアザミの絵がツボりました。
Posted by ブクログ 2023年04月17日
タコ社長やミサキを守るという、殺し屋として真逆のタスクを負ってしまった佐藤たち。山岡が殺した真黒組幹部2人の死体の始末に仕掛けられた罠。タイミング悪くタコ社長が外出したことから、佐藤とマツ、ヨウコとの合流が遅れるハラハラ感に惹き付けられる。ミサキは佐藤兄妹のことを受け入れ、大阪での暮らしを望むが……...続きを読むそしてユーカリはジョーカーとして再度裏切るのか? ハードボイルド・コメディーの結末やいかに!