あらすじ
逆襲の山奥にて――、“怪人・山岡伝説”、南無三宝―――。
ファブルらを標的に“殺しの遊戯”を再開した“恐怖なき男”が、ついにヨウコらに迫りくるッーー!!!!!!
まるで映画を観るように、人の生き死にを楽しむ男、山岡。浜田組長暗殺と騒動を巻き起こし、ファブル同士の対決を画策! 狙いは、組織史上最高傑作の殺し屋をじかに味わうこと! この危険すぎる遊戯実現のため、主演・“佐藤明”、ヒロイン・ミサキと勝手に死のキャスティング! 組織の仕事を増やすためといいながらプロ中のプロによる殺し合いを演出!? だが、行き過ぎたお遊びはついに己の身に返ってきた。親殺しの陰謀を知った真黒組五代目組長・海老原はもとより、属する組織からも追われることになった山岡。逃げる側となっても危険この上ない男。ミサキも、オクトパス社長も、この狂気の“恐怖なき男”から絶対に守らなければならない!!! ファブルらの逆襲が始まる!!!
伝説の殺し屋、1年休業で過ごすはじめての「ふつうの生活」
裏社会で伝説と恐れられる、"殺しの天才"「ファブル」。
幼少の頃から技を叩き込まれた彼が、1年間の殺し屋休業を命じられ、一般人に扮して「ふつうの生活」を送ることに。超一流の殺し屋ファブルは、はじめての平和な日常を、無事過ごすことが出来るのか!?というお話。
各巻表紙の危険な雰囲気そのまま、ハードなアクションや今時の裏社会など、シリアスな場面も読み応えがありますが、面白いのは結構な頻度で描かれる「ふつうの生活」。
特に、ファブルと同じく正体を隠し妹を演じる女、洋子が面白く、ファブルとの絶妙な掛け合いや、ヒマ潰しに男を酔い潰すシーンなど、コメディーシーンが秀逸で、じわじわクセになる!
バイオレンスだけじゃない、ちょっと不思議な殺し屋マンガ、この作品だけの独特な面白さが味わえます。
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やはり面白い
ファブル一派の分裂から緊迫感ある展開に、山岡がどのように攻めてくるのか、とても興味深く読んでいます。
しかし、南先生の作品は前作もそうですが、ところどころにシニカルな笑いが楽しみでもあります。今回もアザミの絵がツボりました。
178ページ
スモークガラスを覗く山岡、不気味で怖すぎた…!中に誰か潜んでるかもしれんのに本当に恐怖がないんだな。それにしてもよく漏らす漫画だ。