【感想・ネタバレ】正直不動産 9のレビュー

大谷アキラ / 夏原武 / 水野光博

VS “悪魔営業”、“大手絶対営業”。

悪魔的な嘘をついて心の隙間に入り込み、
いつの間にか主導権を握る
ミネルヴァ不動産・神木涼真。

「客は、探したり集めたりするもんじゃない。
大手の大看板に魅せられて
向こうからやってくるものだ」
そう豪語する塔急不動産・伊集院颯。

“正直営業”で生き抜くしかない永瀬にとって、
“千三つ”の世界を生きるライバルたちは
生き馬の目を抜く好敵手揃い。

フラット35、管理費滞納マンション、
水害マンション、搾取マンション―――
正直なヒーローを待望する時代に
正直営業を強いられてしまった登坂不動産・永瀬財地が
暴風を味方に突き進む不動産営業エンターテインメント第9弾。

[匿名 · ★★★★★]

今巻に登場するのは主人公永瀬の学生時代の友人知人、つまり永瀬と同世代のマンション等に関する悩みで落とし穴も多く、永瀬も悩みます。人生に悩み、敗北はつきもの、正直不動産そのものが登場人物達の成長の物語だと思います。

＃ドキドキハラハラ ＃深い ＃タメになる

[あーちゃん · ★★★★★]

身近な話題も

タワマン問題や高額管理費など私でも知ってることがたくさんでできて、読んでて飽きないし実際そのときに起こった問題なども取り上げられてるので、リアルタイムで読んでたらもっと面白いのだろうと思いました。

[ブクログ · ★★★★★]

フラット35 の不正利用、タワマンの水害など昨今の不動産業界において学びのある内容になっていた９巻。
マンションの区分所有者の過半数や管理費滞納については当然のところではあるのだが、つい見落としてしまいがちな案件も網羅している。
次巻では私道の通行権を扱ってくれるそうなので今から楽しみ。

[菅々氏 · ★★★★★]

管理を買う

実家暮らし学生である私は、管理費等を毎月支払うことを恥ずかしながら初めて知った。敷金礼金家賃等以外にも、契約前にまだまだ慎重に検討すべきことがあるのだと学んだ。

[らこ · ★★★★★]

不動産業界にいたから本当に楽しんで読めます。
この体育会系のオラオラな空気を出すのが本当に上手い！

主人公は祟りのお陰？ですごく良い営業マンとなりましたが、学生時代からカースト上位グループにいて罰ゲームで大人しい子と友達になったりと少し性格に難ありな感じですね…。
まぁ、この業界は本当に喋りと明るさが大切ですものね。

他のキャラクターも個性は揃いで1人1人のエピソードがまた面白い！

月下さんと恋仲になりそうな雰囲気は皆無だけど、あんなに性格が良くて可愛い子が主人公の彼女とかやめて〜！
お願いだからそのままの良い上下関係で居て〜という切に願います笑

[ブクログ · ★★★★★]

この巻も盛りだくさんの内容。
フラット35を悪用したマンション投資
管理費滞納マンション売買の落とし穴
武蔵小杉タワーマンション売買
管理費上げ放題のマンション売買
通行地役権の問題　途中まで


いやー面白いし、勉強になりますね。

[ブクログ · ★★★★☆]

ミネルヴァ西岡の策略で悪知恵をつけたクソ客が原因で月下は自身で弁済し辞職することを決意。西岡の策略に気付いた永瀬の対処で辞職を思いとどまる。この手の善人ぶった無能はいらないなぁ。
桐山の活動で左遷の憂き目にあった元大手デベロッパーの伊集院。ムサコのタワーマンションを安値で買おうと暗躍。永瀬のフォローで伊集院の策略は空振り。伊集院に対して決意表明する永瀬。逆恨みした伊集院は大手のやり方で復讐をすると決意。
子供の頃の知人に売ったマンション。海外赴任に伴い売ることに。管理費無限アップ問題に取り組むも撃沈。社長が助けてくれた。
菅沼?が売った家の購入者に対してミネルヴァ西岡が私有地である家の前の道路を通るなら毎月5万円払えと言ってくる。清々しい程のクズ。

[ブクログ · ★★★☆☆]

つまり、タワマンに住む人は世間から見れば勝ち組。いつか揚げ足を取ってやろうと、電柱の影から石を投げる準備運動をしている人がいっぱいいるってことです。　グルグル同じ場所を歩いていると感じても_実は、螺旋階段を少しずつ登ってるってこともあるんじゃないですか？　少年達が死体探しの旅に出る、あの映画。　それは一期一会の誤用だろ　投資用物件購入用に悪用されるフラット35

[通りすがり · ★★★☆☆]

面白いのですが

最初の頃のドキドキ感は薄れつつますが、面白いです。人情的な流れになるのか、不動産業界の闇を明らかにしていくのか、その両方を合わせた形になるのか、楽しみにして読み進めていくつもりです。