あらすじ
望んでないのに、正直まっしぐら。
フルコミッション(完全歩合制)契約の社員が新たに登坂不動産にやって来ても、“カスタマーファースト”至上主義の新入社員・月下がノルマが果たせずクビの危機に追い込まれても、永瀬の“正直営業”は変わらない。
AD物件、中抜き、トリプル両手、再建築不可、共有名義――
嘘が上手くつけなくなっても転んでもただでは起きない男・永瀬財地がタワマン復帰&課長昇進を目指してガンガン行く…!?
不動産営業の本音を曝け出す、痛快皮肉喜劇(サティリカル・コメディ)第5弾!!!
不動産業界の裏を垣間見る。
口八丁で稼ぎまくる不動産会社のエリート営業・永瀬は突然、嘘がつけなくなってしまう。上司や顧客に言わなくてもよいことを言わずにはいられずに、営業成績も社内の評価もガタ落ち。それでも不動産の営業を続ける永瀬は、嘘をつけないスタイルで奮闘する。
正直にいくしかない永瀬を通じて、不動産業界の闇を知る!
不動産業界を知る意味でも非常に面白い今作だが、お仕事マンガとしても痛快で面白い!
面倒な取引先や上司と正直な永瀬のやり取りはハラハラしながらも好感が持て、さらには永瀬が教育係として面倒をみる新卒の月下も、新卒らしい真っ直ぐな感じで、こそばゆい感じもありながらも爽やかな気分になれる。
結果、正直に行くしかないという永瀬ではあるが、正直に働くことの良さを面白おかしく感じさせてくれる読後感。
感情タグBEST3
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大河部長が好き
大河部長のセリフ「いい物件はほっといたって売れる。石ころみたいな物件にまぶしい光を纏わせ売りさばいてこそ営業だ!」
が大好きです。昭和のパワハラ上司が言いそうなセリフですが、まさに営業の本質をついてて、社会人として毎回学ぶことが多いです。
(いま実際にこんなセリフ言ったら問題になりそうですが)
Posted by ブクログ
ポンコツな先輩が完全歩合制に変更するも奮わず。禁断の中抜きをして即バレ。永瀬がフォローして終わり。
ミネルヴァとの遺恨再び。頭悪い顧客が自らの首を絞める。永瀬の制止を振り切ってミネルヴァに依頼し、トリプル両手を喰らう。永瀬が一計を案じてフォロー。
クビがかかった月下の案件。相場の半値の契約を希望する買い主だか借り主。旗竿地とその隣の土地を何とかしようとするもダメ。永瀬の契約後も見据えたフォローで解決。
共同名義で契約した夫婦が離婚。夫は住み続けたいが妻は売りたい。最終的に売ることになった時点で、離婚しそうな夫婦に共同名義で契約し続ける無限仲介料生成を思いつく。さて、新しい夫婦が来たところで離婚の可能性を問う永瀬。続きが超気になる