あらすじ
★電子書籍限定書き下ろしSS付き★
コミカライズ決定!!
「小説家になろう」大人気の戦国サバイバル小説、待望の最新刊!
「書き下ろし短編」も2編収録!
【あらすじ】
1570年。征夷大将軍を決める将軍宣下を巡り、大名・国人衆達の争いが加熱した年。
近江から北陸へも勢力を拡大した朽木の当主・基綱は伊勢へと向かう。狙いは畿内、四国の奪取。海賊大名・九鬼とともに完成した南蛮船を使い、陸でも海でも天下を目指していく。
新将軍は三好と本願寺が擁する足利義助か、それとも朽木の推す義輝の弟・義昭か?
正史では織田信長が勝利した上洛戦は朽木VS三好・本願寺へと勢力を変える。歴史の覇者が決定する戦国サバイバル第4章!
激動の時代を細川藤孝の視点から観察した「容易ならぬ敵」。基綱の本妻・小夜と側室・雪乃の憂いを綴った「絆」を収録した外伝×2本収録!
著者について
●イスラーフィール
千葉県在住。趣味は読書、ビデオ鑑賞です。
SF、歴史が好きで戦国時代を舞台にした小説を書きました。
プロット無しのストーリーテラーです。先の事は考えずに突っ走っています。
ダイエット、遂に成功しました! MAX時に比べ八キロ痩せました。
スクワット、腹筋、腕立て+食事制限が効果的です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
痛快な物語で読んでいて気持ちがいい。「三英傑に嫌われた不運な男」と題にあるが、史実では三人に冷遇されていたのだ。この物語では、彼らを凌駕してしまっている。家康なんか影が薄いなあ。今回は、伊勢、志摩、長島の攻略と上洛戦を描く。朽木基綱は国人たちを調略によってなるべく戦なしで寝返らえらせそうとしているが、商人達でも逆らうものは首を落とし、北畠などは一所に集めて斬殺するという苛烈な面も見せる。しかし、長男と次男には温情を見せて懐に招き入れる。なかなか魅力的な主人公なのだ。九鬼嘉隆率いる九鬼水軍の活躍もいいねえ。熊野の水軍も味方に引き入れる。四国の一条氏との繋がりもできて、沖縄とも交易を計画する。一方、足利義昭との確執も描かれる。「馬鹿にはウンザリする」と義昭は散々の言われようである。確かにどうしようもない奴である。