あらすじ
必ず、ここへ帰ってくる。
近江(滋賀)の覇者の座を賭けて──戦乱は加速する!
稀代の軍略家が日本史を塗り替える、本格大河ドラマ!
書き下ろし外伝×2収録!
【あらすじ】
一五六一年。小国・朽木の天下を目指す基綱は、元服後まもなくにして、近江の四傑まで登り詰めた。
当面の敵は浅井・朝倉連合。北近江の制覇を目前とし、ようやく平和が訪れるのかと思いきや、朽木の増長を許さない六角や一向一揆が策謀を目論んでいた!
だが、基綱は決して屈しない。
本当は戦が大嫌いだが、大切な嫁・小夜と家族、朽木の民を守るため、巨大勢力に立ち向かっていく。
一方、基綱が助言した上杉軍も川中島で武田軍との最終局面を迎えていた……。
史実では将軍・足利義輝が討死する「永禄の変」まであと二年。乱世を駆け抜ける戦国サバイバルは加速する!
著者について
●イスラーフィール
千葉県在住。趣味は読書、最近ではビデオ鑑賞にハマっています。
歴史が好きで戦国時代を舞台にした小説を書きました。
主人公と共に天下統一に向けて突っ走っています。
昨年、ダイエットに成功しましたが正月でリバウンドしました。
感情タグBEST3
これは面白い
戦国ifものでこれだけ生き生きと戦国大名を人間臭く描き切ったものは無いと思います。又,主人公がチート能力を持つわけでは無く,現代人の感性とビジネススキルを駆使して生き抜く緊張感が十分楽しめます。
Posted by ブクログ
朽木基綱はますます勢力範囲を伸ばしていく。浅井を打ち破り、六角の分裂の間に坂田郡を吸収し、今浜(長浜)に城下町を造る。さらに敦賀を手に入れ、加賀一向宗も退け、越前まで手を伸ばし、百万石となる。なんと比叡山焼き討ちも行うのだ。信長と手を結び、墨俣城建築のヒントを与えたりする。明智光秀や竹中半兵衛や武田の国人たちを次々と配下に入れる。しかし、重視しているのは、石鹸、綿花栽培、清酒製造、鉄砲製造などの興業であり、交易である。明や蝦夷とも交易する。関所を排していることもあり、商品も豊富なので、商人たちがたくさん朽木領内を行き来している。銭で兵を雇う。一見、非常に順調だが、いろいろな駆け引きも駆使している。その辺のことも詳細に描写しているので、読んでいて非常に面白い。一つ年上の小夜(13歳で嫁いできて今は16歳か)とのやり取りもほのぼのしていていいね。
if
異世界モノか流行りのせいなのか、歴史のもしもを扱った小説はあまり見なくなった気がします。歴史好きには、実際の歴史との違いとかその時代の英傑との関わりとか面白いんですよね。
Posted by ブクログ
国も栄それに伴い敵も増える
忍びを使い情報をたくみにあやつり状況を有利にするのはさすが
また、信長同様、農民を大切にするところもいい
幼子だと思ったらあっという間に大きくなった気がする