感情タグBEST3
まさに新解釈本能寺!昔実際に遺構された本能寺を訪ねたのですが、そこにある人間模様がすごく俗物的でおもしろい!久しぶりに読み直しましたが、やっぱり『へうげ』は作者渾身の傑作ですね!
古田の数寄の心の根幹にあるものが明らかになった3巻。
状況がもたらした彼の精神の変化が今後重要になりそうだ。
それぞれがもつ数寄の精神。古田の追い求めるものは果たして何なのか、何になるのか。彼の生き様に注目したい。
Posted by ブクログ 2012年02月28日
本能寺後。真面目ゆえに苦境に立たされる光秀の苦悩。そして自分が武者なのか数寄者なのかを見きわめ、重大な決意に至る左介。名物を見るときの左介の表情がなんともいいのよね。すばらしい物に恍惚と見ほれるだけでなく、しょぼい代物を見せられてがっくりするときの落胆ぶりもなんともいいです。
Posted by ブクログ 2011年09月06日
とんでもない描写から始まる。
こんな荒唐無稽な時代ものは他にはあるまい。
しかし、それが織田信長と豊臣秀吉の間の出来事となると、なんか歴史的信憑性が感じられてくるからフシギだ。
猟奇的なシーンではあるが、目を釘付けにされてしまう。
日本史上、大きなる転換点となる本能寺の変にこんなマンガ的史実が隠され...続きを読むていたのだね。
漫画家の想像力に僕は完敗した。
とにかくスッゲー場面が度肝を抜く。
きっとあなたもそうなると確信する。
Posted by ブクログ 2010年07月21日
本能寺の変から山崎の合戦までのストーリー。
出世の為に非情になりきる秀吉を見て織部がどう生きていくかを決心していく分岐点がある。
数寄焼きは美味そうだった。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
「信長 ON MY MIND」
本能寺の変、光秀の天下、そして秀吉による仇討ち。乱世の戦場で、左介は出世よりも生きて物を愛でることを選び取る。
左介の考案した信ラブ幟は必見です!
Posted by ブクログ 2009年10月04日
群雄割拠し、武勇が誇りとなる戦国の世で、茶の湯と名物品にのめり込む古田左介。織田信長のもと立身出世を目指しながら数寄者として名物品に心躍らせる日々。しかし、壮大な世界を教え、大きな影響を与えてくれた信長は本能寺の変でこの世を去った。信長亡き後、左介は秀吉につくか、つかぬか――・・・。
信長の弔い合戦...続きを読む用に考えた旗の図案が笑えるほど素晴らしい一品。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
古田左介(のちの古田織部)を主人公にした、「戦国!!お宝鑑定団」的漫画。いや、骨太大河ドラマ「戦国!!お宝鑑定団」漫画です。ちょっぴりトンデモ歴史入るけどオススメです。
「数寄者」の目から見る戦国時代は新しく、しかしそれでいて既存の戦国ものに張り合える威風は微塵も削がれていないと思う
Posted by ブクログ 2022年09月27日
織田家に傳はるこのマクシミリアンなんちゃらの兜、結構よい。
人たらしの凄まじい秀吉公と、信長公の悲しくもすさまじいお茶のアレ。生理学的に信長公ならできる。
古田へうげものなれば、縄文時代と当時の陶器をつなげられる。多分。
てふか、「さる」は太陽神の遣ひで、秀吉公をソレ呼ばはりは蔑称で無かった説...続きを読むがあるけど、その説取ってた気がする本作の、ここでは若干あれな使用をしてた。
Posted by ブクログ 2012年05月03日
本能寺の変自体、謎が多い事件です。信長は本当に死んだのか?犯人は明智なのか?実際のところは分かっていません。
へうげものでも作者独自の解釈で話は進みます。そして時代が大きく変わるターニングポイントですね。
信長亡き今後、左介は豊臣、徳川、利休とどう関わっていくのか?
3巻は次巻、今後が気になる内容で...続きを読むした。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
“名物”=素晴らしい芸術品、特に茶器に情熱をそそぐ武士・古田左介の一代記。手柄よりも名物集め、茶器命!の彼は立派なマニア。しかし時は戦国時代、信長の死後天下分け目の駆け引きに武士の左介も否応なく巻き込まれ…。絵柄は無骨だが、話は奥深い。“へうげもの”とは、ふざけたおどけ者の意。