あらすじ
茶の湯と物欲に魂を奪われた戦国武将・古田織部(ふるた・おりべ)。天才・信長(のぶなが)から壮大な世界性を、茶聖・千利休(せんのりきゅう)から深遠な精神性を学び、「へうげもの」への道をひた走る。数奇者の数奇者による数奇者のための豊徳合体へ。危ない橋をカレーに渡り続ける織部。だがしかし、渡る世間に鬼がいた。生か死か、武か数奇か、それが激しく問題にて候!!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
豊徳合体に向けて頑張る古田織部。天下泰平を目指す動きがある一方で、伊達政宗や大久保長安といった不穏な動きをする一派もいる。それにしても大久保長安は本当に怪しく描かれていて面白い。
Posted by ブクログ
江戸幕府が開府し3年。世は徳川時代の安定化に進みつつあった。しかし、そこにまだまだクセモノが。奥州の伊達政宗に、それに近寄る大久保長安。さらには豊臣恩顧の大名たちも豊臣家の存続だけは図ろうと考えを巡らす。そんな折の織部の生き様、特とご覧ぜよ!
もう世の中も和平に向う時代なので、戦国まっただ中のような展開はないのですが、へうげた話題をいろいろと持ってきて描かれています。淀殿と家康をくっつけようとするくだりとかはコメディタッチですな~。