あらすじ
うまくいかない...近藤に試練の連続!?
学生隊面談に挑み、新学年を幸先良くスタートした近藤。
しかし、そこから近藤はスランプに陥ってしまう...
挙げ句の果てに大勢の防大生の前で大失態を晒してしまい!?
感情タグBEST3
匿名
言葉の力
平和を守るという、「平和」とは何か。
確かにぼんやりとした言葉に感じる。
日本の平和と他国の平和は異なるし、とても難しいと思う。
終戦の日が近付くこのタイミングでこの漫画を読んで、とても響いた。
近藤の苦悩
これまで持ち前の努力と仲間の協力で困難を乗り切ってきた近藤が、夢や理想の軽さや抽象度を指摘されて色々とうまく回らなくなる。確かに理想論だけで人はついてこないだろうし、組織を動かすリーダーとして乗り越えるべき課題だとは思う。綺麗事だけでなくこうした点に踏み込んだ作者に拍手。
淡々と
今回は物語に大きな変化がなく、どちらかと言えば淡々と進む。
が、悩み、考えるという点では近藤の原点に近いものがあり、本人の成長の上では大きな意味を持つ回なんだろう。
ところで、前巻あたりから「防大内の理不尽を無くす改革」とかが急に行われている。
これ、実際にある年から突然行われたんだろうか?
実際は数年かけて徐々にという流れを、話の都合上一気に切り替えているとすれば、そこは無理があると思う。
同様に、全巻から話の中にマンガとして本作自体が出てくる(名前は少し変えているが)というメタフィクション手法が用いられているが、これも露骨すぎるとちょっと内輪ウケの様でどうも…。
新入生が馴染んでくればこのような描写は無くなるだろうけれど、少し気になる点でした。