あらすじ
「来てしまいました」
そう、彼女は言った。
辺境の街のギルドにやってきた至高神の大司教――剣の乙女は、ゴブリンスレイヤーたち一党に王都までの護衛を依頼する。街道には、狼に乗ったゴブリンが群れているという。
一方、王都では霊峰に天より火石が落ちてきたことで、災厄の兆しが囁かれていた……。
一党が訪れた時に起きる事件は、《宿命》か《偶然》か。その行方は、最も深き迷宮、最果ての深淵、死の迷宮へと連なってゆく――。
「もし四階より下へ行くのなら……帰っては来れませんから」
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第8弾!
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
ゴブリン討伐だけで銀等級にまで上り詰めた稀有な存在、
それがゴブリンスレイヤー。(子鬼を殺す者)
一般的なゲームでのゴブリンは最弱のキャラクターとして扱われていますが、
もしゴブリンが現実にいたらどれだけ日常生活への被害があるか、生々しく描かれています。
「どきどきわくわくする楽しいファンタジー作品なので是非読んでください」とは申しません。
目を背けたくなるようなグロテスクなシーンもあるのです。
だからこそリアルに感じ、この作品にぐいぐい引き込まれてしまいます。
痛みを受け入れ乗り越えられる大人に是非読んでいただきたい。重厚なダークファンタジー。
(※イラストはとっても可愛いです。素敵なアレが窓枠に乗っているシーンもあります。)
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
大都会。死の迷宮でのゴブリン退治の話。
女神官が、先輩たちに憧れて自分が劣っていると思いながら、大事な装備を盗まれ踏んだり蹴ったりで、でも最後に誰かの憧れられる存在でもあるんだと気付く展開はとてもよかったです。
最後の魔神の手はシンプルながら手に汗握る展開。魔神の手だけに、、?
ということで、次巻もゴブリン退治のようで、期待です。
今巻はアニメ2期終盤のお話。
アニメでは心情描写が私にとっては足りなくて、理解出来ていない部分が多数あった事を改めて感じられた内容でした。
特に女神官の出来る事、出来ない事、自らに対する自己肯定感の低さ、役に立ちたい思いからの信仰心の揺らぎ、初体験の迷宮が『死の迷宮』であったり、その他様々あれど、皆から個々に諭され、且つ他者へ救済を与えられている事を識る事で、先に進む事が出来るのか…。
そして、自身の変化の自覚が怪しいゴブスレさんの今後はどうなっていくのか…。
ゴブリンをただ殺せば済む話しから、今後は他の色々な者たちとの連携が必要になっていったりするんだろうか…?
匿名
王都、そしてダンジョンへ
今回は剣の乙女の護衛を引き受け王都まで行く事になった一行。
しかし、王都でひょんなことから王女救出とゴブリン退治の為にダンジョンに潜る事に……
今回も面白かったです。
毎度の事だけど、どう切り抜けるかドキドキハラハラです。