あらすじ
「重度のロリコンですね。治療法は死ぬしかありません」
竜王防衛を果たし、史上最年少で九段に昇った八一。二人の弟子も女流棋士になれて順風満帆……と思いきや、新年早々問題発生!?
不眠症や変な夢に悩まされ、初詣で怪しげなおみくじを引き、初JS研では小学生全員に告白され、弟子の棋士室デビューは大失敗。
おまけにあいはロリコンを殺す服を着て既成事実を作ろうと迫る。殺す気か!!
そんな中、銀子は奨励会三段になるための大一番を迎えるが――
新キャラも大量に登場! 熱さ急上昇で新章突入の第6巻!!
新時代の将棋の歴史は、ここから始まる。 ※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
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Posted by ブクログ
アニメからの続き、姉弟子の空銀子に焦点の当たった話。
藤井聡太の登場とアルファ碁などAIの台頭が、実際の将棋界にも相当の影響を与えているのが伺える巻だった。
生まれ持った才能の違いを暴力的なまでに味わい絶望するも、絶対的に届きたいものために、(たとえそれが自分という存在を摩耗させていくものだと分かっていても)手を伸ばし続けるという決意は美しいとまで感じるものであり、心に響いた。
才覚の無さを自覚し、頼れる神が死んだのだとしても、銀子にとって八一が唯一無二の神様だった、という在り方は少し羨ましさを感じた。