あらすじ
「アーロハ―♪」
遂に始まった八一の初防衛戦。挑戦者として現れた最強の名人と戦うべく常夏の島を訪れた八一だったが……なぜか弟子や師匠までついて来てる!? 一門(かぞく)旅行!?
おまけに銀子と夜の街でデート!? そんなんで名人に勝てるのか!?
あいと天衣、そして桂香のマイナビ本戦も始まり、戦いに次ぐ戦いの日々。誰もが傷つき、疲れ果て、将棋で繋がった絆は将棋のせいでバラバラになりかける。……だが、
「もう離さない。二度と」
一番大切なものに気づいた時、傷ついた竜は再び飛翔する――!!
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
思わず手に汗握る熱い展開。序盤で一度ドン底に落ちてからの終盤の大爆発だから余計にドラマチック。最終的な結果を観戦記という形で読者に提示するのも、これまたニクい演出。これは購入リスト入り。12巻まで買うとなると思わぬ出費だが、まぁいいや。
(因みに、各章のタイトルの趣向は「盤上のファンタジア」で漸く気が付きました。)
Posted by ブクログ
八一の初防衛戦。ぼろぼろになってしまったけど、天衣と桂香さんのそれぞれの対局が大事なものを気付かせてくれて… もう手離しちゃだめだからな!八一はひとりじゃない。ちょっと泣きそうになった。大人の思惑をはじき飛ばす、悪の竜王の見事なお仕事でした。観戦記者の鵠さん、あの人だったんだ。
匿名
5巻読みました。
八一の竜王戦四局目。
名人との熱いぶつかり合いの末,最後の審判による差し直しからの勝利。
その後は,とんとん拍子で連勝し防衛したらしい。
Posted by ブクログ
今回の竜王防衛戦は2008年の第21期竜王戦(渡辺竜王-羽生名人)をベースに、話中の「名人が水を飲む」もその時に実際にあった話(渡辺 明「勝負心」で知りました)を含めてなぞられているようです。
「最後の審判」問題は勉強不足で正直、知りませんでした。
そのような想定が一応あるのだと驚きでした。
主人公:八一が苦しみ、周囲のキャラクターに支えら戦いに赴く姿や、弟子をとるきっかけとなったエピソードが描写された時は、集大成的にこの巻で物語が終わるのかと思ってしました(笑)。
毎回、次巻が楽しみなのですが、初めて読んだ時の衝撃が忘れられず、過度の期待は禁物と思いながら刊行を待ちたいと思います。