あらすじ
長かった2年生も最終盤、最後の特別試験『学年末特別試験』が遂に実施される。各クラス先鋒、中堅、大将、3人の代表者を事前に選出し、対戦クラスの代表者と勝ち抜き戦を行う。ただし試験内容は当日まで不明というもの。
「俺の本気って奴を坂柳と、そしておまえに見せてやるよ。俺には似合わないが正々堂々とねじ伏せてやる」
「学年末特別試験が片付いたら、ゆっくりお茶でもいたしましょう。彼を倒した後は綾小路くんとの勝負が、3年生で待っていますから」
龍園と坂柳、生き残るのは1人だけ――。大人気学園黙示録、2年生編クライマックス!
「お互いに特別試験で退学せずに済んだら、その時は時間を作ってくれ」
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2025/7/25 23:59まで
本作は、学園×頭脳戦×実力主義という異色の組み合わせで、まったく新しい学園ドラマを描き出します。物語の舞台は、希望する進学・就職先にほぼ100%応えるという超エリート校・高度育成高等学校。毎月10万円相当のポイントが支給され、校則も自由——まるで理想郷のように見えますが、その裏には“実力至上主義”のシビアなルールが存在していました。頭脳、運動能力、交渉力、あらゆる能力を駆使しなければ生き残れない環境で、学生たちは時に協力し、時に蹴落とし合いながら生き抜いていきます。
特におすすめしたいのは、知略戦が繰り広げられるスリリングな展開と、伏線の巧みな仕込み。登場人物たちが繰り広げる心理戦や策略は、まるで極限状態のゲームのようで、読者の予想を裏切るどんでん返しの連続。さらに、表には出さない主人公の底知れぬ実力が物語に深みを与え、ただの学園ラノベにとどまらない魅力を生み出しています。
知略系のストーリーが好きな方、緻密に張り巡らされた伏線を回収する爽快感を味わいたい方に、間違いなく刺さる作品です。学園ラノベの新境地を切り開いた本作、ぜひ手に取ってみてください!
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Posted by ブクログ
実質綾小路VS坂柳か。1番面白かった。試験内容は難しすぎて紙にまとめた程だが精巧で面白い。やはり主人公が動く回は面白い。『悔し涙』の章は読みながら誰が泣くのか気になった。今回の試験は一之瀬が輝いてた。本領発揮する彼女がずっと見たかったから嬉しい。綾小路は龍園のやり方を指摘する割に1番やり方が優しくないの引っかかる。堀北フラグ嬉しい。人の成長を見たいからなのか龍園を残したいという気持ちは共感した。坂柳の方がお気に入りキャラだけど綺麗な終わり方で満足。ここにきて自分に似てる橋本がNO.1になったかもしれない
綾小路一人勝ち
忘れた頃によう実力だと思い知らされる展開。途中までは既定路線だったのに、最後の最後でまさかの退場者。
いい意味で吐きそうです
毎度毎度作り込まれた世界観にのめり込んでしまいます。
今回は過去の精算というか、一人一人のバックグラウンドを含めてとても興味深い内容でした。
先生がヘルニアを患ってから更新頻度が少し下がってはおりますが、ご自愛いただき、少しでも長くこの作品を執筆くだされば幸いです。
匿名
どんどん楽しくなってきました!
裏の裏があって過去も繋がってて本当に楽しかった!続きが気になるし清隆の過去とかどんどん気になる笑
是非1巻から見て欲しい!
Posted by ブクログ
今までの行動の意味を暴露して一之瀬を精神的に追い詰め、橋本への伝言を坂柳に気付かせることで己の立ち位置を分からせ、その坂柳に真正面から龍園を追い詰めさせる。
当日の説明までギリギリ内容がわからないはずなのに、特別試験を利用した綾小路の策略がとんでもない。背信者ルールで裏切り者を退学させたのも鮮やか過ぎる。最初から全て綾小路の手の上か。
大将として出番が来たことで、今後はクラスのために協力しないことになるわけだが、これからの展開にどう関係していくんだろう。
学年全体の成長を促しているのは分かるのだが、最終的な完成系はどのようなものなのだろう。
匿名
去年綾小路に阪柳の攻撃の裏で色々仕掛けていたのだと教えられた一之瀬の姿を見て1年生編7巻の軽井沢を思い出しました。彼女は綾小路の裏切りを知ってもなお好きだと言いましたけど、一之瀬はどうなるんでしょうか?
Posted by ブクログ
2年生編のクライマックスということで、特別試験の内容についても設定が細かくて読んでいて面白い内容だった。特別試験の内容が明かされない状況の中で綾小路の抜け目のない準備が本試験の結果に起因していると思った。前園の処理、一之瀬への「介錯」、坂柳と龍園の勝負に水を刺さずに関与することで退学の保留(結末は次巻次第)、堀北の成長に対する現段階の評価、結局は学年全体を成長させる綾小路の目的につながっていると考えられた。また、今まででは一之瀬クラスへの移動が濃厚だったことに対して、この「介錯」によってどう変化するのか気になった。次巻では、坂柳と龍園の勝負の行方、一之瀬との約束、綾小路のクラス移動、現クラスメイトたちの反応、星の宮先生の行動などなど気になることがたくさんあるから早く続きが読みたいと思った。
Posted by ブクログ
よう実は毎回文句ない以上に最高を更新してくるのが本当に最高すぎるっていうのが読み終わった第一印象すぎた!!
こっから長文ネタバレ✐☡
相変わらず特別試験はルールに難解さとひとつのミスで破綻しうる材料が投げ込まれてて、普通の人狼と同じように見れるようで見れないのがよう実の個人的に好きなところだ~!って感じ
読み進めて思った感想とか読む前の感覚としては、ぶっちゃけ前半の応酬は期待してなくて、坂柳と龍園の対決だけが気がかりだった。あと綾小路の動きね
だから前園が退学する件はまさかの感じだったな……年末のあれそれに綾小路が絡んでるのはまぁ想像に容易かったけど、そこにまさか前園が来るとはって感じ。特に目立った動きもしてなかったし、逆に言えばそれがあるからこそ退学になりうるキャラだったのかもしれないけど
試験内容に絡めて言うならよう実は高度な頭脳(というか読解力?)が必要になるんだろうな〜とは思いつつ唯ひたすらに読み物として読んでる一読者なもので、そのあたりは割愛で。多分それを含めても普通に面白いんだと思ってはいるけれど
実際どんなやり取りしてたかとかは書かれてなくて、書かれてたのはキャラの動き方とか予測不能事態が起きたときの行動とか、そういうのがわかる感じ?でもここまで読んでる人からしたらだろうね、で終わるやつだと思う
読み終わって考えてみたら、最後のどんでん返しと前園と綾小路の条件以外は割と考えられる動きだなぁって感じかな。特に橋本とか神崎の動きは前から描写があったし、そう来るよね~だよね~って感じ
今回の試験内容的に櫛田が出てきてもおかしくないと思ったけど、今回は出なかったのもまぁ……前見せ場(というかメインの場?)あったしね、くらいかな
長谷部のところも、これからも絡む感じはないかな。バッサリ切ってたし、逆になんで入れてきたのか気になりはするけど…
軽井沢ともどうなるかはこの巻じゃ言われなかったし、そこは多分次巻かな。わざわざ時期指定きてたし。メインストーリーに絡んで来はするだろうけど……でもそう思ったらメインストーリーで来んのかな?
最後の最後というか、読み終わる数ページ前まで確実に退学は龍園だったんだよね。というか負けたんだけど
ただ、最後の最後で坂柳も負けたし。勝負には勝ち負けが存在して、二人の賭けではどちらかが絶対に負けるものだった
そこに綾小路の思惑が加わって半ばなあなあになったようにも見えるんだけど、負けた方が辞めるってルールを地で行くと二人とも辞めるんだよね?でもそこまでは明言されてない。となれば確実な明言は次巻で来ないとおかしいんだけども…
ただどっちが残るも一定数反感くるだろうし、あの感じでどっちも辞めるは多分ないと思うんだよね。だって負けたタイミングは同じ(だよね?同じターンで書かれてたし)なわけだし
多分両者負けも引き分けもどっちの書き方でもモヤる人はいて、個人的望みとしてはどちらも好きなので綾小路が無理くり言いくるめて両者残るのが良いかな
というより、どっちにしろリーダーがやめた時点で敗退確定だと思ってるし。綾小路が出張った時点で三年で綾小路が目立つ動きはほぼない、一ノ瀬もあの状態。となれば龍園にしろ坂柳にしろ残ったどっちか一強でほぼ間違いないと思うんだよね
坂柳は言わずもがなだし、龍園も葛城が居るから一ノ瀬よりは上に行くだろうし。今の堀北単体で坂柳と龍園&葛城に勝つのは条件に寄りそうというか…
綾小路龍園坂柳みたいに非情になり切れないと厳しくなる場面がこの先来るんじゃないかと思ってる。良くも悪くも坂柳は揺らいでるからわかんないけどね
とりあえずめちゃくちゃ面白かった!
次巻が楽しみです!!