あらすじ
過去の呪縛から救ってくれた綾小路のことを意識するようになってしまった軽井沢恵。そんな彼女に、友人の佐藤麻耶から綾小路とのクリスマスデートについて相談が持ちかけられる。さらに同時に綾小路からも、佐藤について知っていることを教えて欲しい、と軽井沢に連絡が!? 綾小路の行動は純粋な異性への興味のためのものなのか、それとも佐藤を利用するためのものなのか。「あーもう! 何なのよあいつはあ!」クリスマス目前、軽井沢のモヤモヤは止まらない。一方、綾小路は新学期に向けて複数の人物と接触。一之瀬帆波のウィークポイント、新生徒会長・南雲雅の抱える闇、新たな情報は今後の波乱を予期させるもので――!?
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本作は、学園×頭脳戦×実力主義という異色の組み合わせで、まったく新しい学園ドラマを描き出します。物語の舞台は、希望する進学・就職先にほぼ100%応えるという超エリート校・高度育成高等学校。毎月10万円相当のポイントが支給され、校則も自由——まるで理想郷のように見えますが、その裏には“実力至上主義”のシビアなルールが存在していました。頭脳、運動能力、交渉力、あらゆる能力を駆使しなければ生き残れない環境で、学生たちは時に協力し、時に蹴落とし合いながら生き抜いていきます。
特におすすめしたいのは、知略戦が繰り広げられるスリリングな展開と、伏線の巧みな仕込み。登場人物たちが繰り広げる心理戦や策略は、まるで極限状態のゲームのようで、読者の予想を裏切るどんでん返しの連続。さらに、表には出さない主人公の底知れぬ実力が物語に深みを与え、ただの学園ラノベにとどまらない魅力を生み出しています。
知略系のストーリーが好きな方、緻密に張り巡らされた伏線を回収する爽快感を味わいたい方に、間違いなく刺さる作品です。学園ラノベの新境地を切り開いた本作、ぜひ手に取ってみてください!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
短編集2冊目。7巻終わりの終業式から、クリスマスまで。
と言っても、全然番外編じゃなくて、7巻の続きだったり8巻以降の展開のベースになりそうな話。
軽井沢、龍園、堀北兄、南雲会長と重要人物と大事な話をしまくる回でした。
いやそんな巻を、7.5とかスルーしそうなナンバリングしないでください、、!
全体的に、軽井沢の話が中心でした。
7巻終わりからの続きだからそりゃそうかもですが。
ラブコメ的な軽井沢モノローグの章はこの作品では珍しい感じで良かった。
唯一、伊吹の章必要?と思ってしまいました。龍園との会話に使う部分がそんなに欲しかったかね、、?
あとは、頑張れ佐倉。綾小路モノローグでフラれてたけど、ぜひ頑張っていただきたいです。
ということで次の3学期開始も期待しております。
恋のキューピット
今回かわいい絵が多かった気がした。
デートとかの話で正直楽しい。
綾小路へと告白があり受けるのか受けないのか
この続きはぜひ本編へ
冬休み突入!
ついに冬休みに突入しましたね。7巻でいろいろあった方たちとの絡みが多かった気がします。伊吹は夏に続いてさすがというか、、、笑笑
頭に雪が積もった綾小路がちょっとツボでした笑
次も楽しみ!
軽井沢が可愛すぎる
ただのモブのギャルだと思っていた自分を殴りたい
まさかこんな魅力的なキャラになるとは…
綾小路、頼むから幸せにしてあげてくれ
Posted by ブクログ
2学期ペーパーシャッフル後Cクラスと綾小路との対決後、冬休みの話。アニメ版はここまで。アニメ化されていないシーンも多々ある。
☆初めての冬
☆恋の矢
軽井沢は佐藤から恋愛の相談を受ける。自身も経験が無いとは言えず、相談に乗ることになる。
☆伊吹澪の災難な一日
綾小路は一人で映画を見に行くと偶然にも隣の席に来たのは伊吹澪だった。屋上での出来事に納得のいかない伊吹は綾小路に絡みだす。
☆それぞれの過ごし方
綾小路は龍園、堀北学と会合を持つ。堀北からは新しい生徒会長・南雲雅を抑えるために手を貸すよう求められる。
☆波乱のWデート
綾小路・佐藤・軽井沢・平田の4人はWデートに向かうことになる。
☆矢の行方
南雲雅を抑えるために堀北学から紹介された人物と会う。
7.5巻読みました。
クリスマス前後の冬休み頭のお話。
軽井沢との関係が深まっていって最後にはWデートの時には見せなかったようなテンポのいい会話もあり勉強や運動とかだけでなく普通のコミュニケーションもできるじゃないかよと突っ込みたくなりました。
続きが気になる
アニメの続きが気になり、現在読み進めています。読みやすく、重要人物の軽井沢がどんどん好きになるので、7.5刊は終始面白く読めました。
Posted by ブクログ
作品の良し悪しは自分で見なければわからない。参考指数にはなるが、レビューの1、2行で判断してはみる意味もなくなる。
こういったフレーズはためになる。
Posted by ブクログ
短編集、というよりもクリスマス直前のあれやこれやのほのぼのや策謀を纏めた長編と長編の間の話
今回の話の肝はやっぱり軽井沢の心情変化。龍園との決着の時点で既にその兆候は見えていたけど、今回の話で本格的に寄生先として綾小路を選んだようで
デートを申し込み、自身への好意が全開な佐藤に対し利用できるか出来ないかの基準でしか見ることが出来ない綾小路。自分は誰も好きになれないのではないかと思う彼と、自分を守ってくれる対象として彼氏を必要としてきた軽井沢。どちらも普通の恋愛が出来ないタイプであり、契約で繋がった二人はある意味最適なパートナーとなっていくのかもしれないと思えた。まあ、軽井沢の方は前回の決着を通して成長できた部分もあり、モノローグで自問しているようにそろそろ本格的に綾小路に恋心以上のものを抱いても可怪しくないような気もするけれど
ラストの綾小路に名前呼びされて慌てる軽井沢は挿絵も相まってかなり破壊力が有りましたね
又、前回決着で敗れたものの退学を思いとどまった龍園。野望を無くした彼がどのように残りの学園生活を過ごすのかと疑問に思っていたが、南雲の話を聞かされたことで一人大人しく過ごす道は無くなりそうな予感。やはり綾小路の本性を知っている人間は貴重だから、今後何らかの形で巻き込まれていくのだろうか?
一方で興味深いのは坂柳の今後の行動や対南雲の構図が改めて表明された点か
次巻以降も陰謀が飛び交う展開になりそうで楽しみだ