あらすじ
初めて出た退学者の衝撃冷めやらぬ中、1年最後の特別試験『選抜種目試験』がついに告知された。内容は総合力が問われるもので各クラスは筆記試験、将棋、トランプ、野球等、勝てると思う種目を10種選抜。本番では1クラスを相手に、ランダムに選択された7種の種目で争うというものだ。また各クラスには1名司令塔が存在し、勝てば特別な報酬が得られるが負ければ退学となるらしい。綾小路は自ら司令塔に立候補。そして坂柳が望んだ通り、AクラスとCクラスとの試験対決が決定する。「だが私は楽しみになったぞ綾小路。これでやっと、おまえの実力を見られるんだからな」綾小路VS坂柳の激戦必至の一騎打ち始まる!
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本作は、学園×頭脳戦×実力主義という異色の組み合わせで、まったく新しい学園ドラマを描き出します。物語の舞台は、希望する進学・就職先にほぼ100%応えるという超エリート校・高度育成高等学校。毎月10万円相当のポイントが支給され、校則も自由——まるで理想郷のように見えますが、その裏には“実力至上主義”のシビアなルールが存在していました。頭脳、運動能力、交渉力、あらゆる能力を駆使しなければ生き残れない環境で、学生たちは時に協力し、時に蹴落とし合いながら生き抜いていきます。
特におすすめしたいのは、知略戦が繰り広げられるスリリングな展開と、伏線の巧みな仕込み。登場人物たちが繰り広げる心理戦や策略は、まるで極限状態のゲームのようで、読者の予想を裏切るどんでん返しの連続。さらに、表には出さない主人公の底知れぬ実力が物語に深みを与え、ただの学園ラノベにとどまらない魅力を生み出しています。
知略系のストーリーが好きな方、緻密に張り巡らされた伏線を回収する爽快感を味わいたい方に、間違いなく刺さる作品です。学園ラノベの新境地を切り開いた本作、ぜひ手に取ってみてください!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
紛れもなくお気に入りの1冊になった。
前回のレビューで綾小路に目つける動機がみんな似てると言ったが撤回する。
冒頭で明きらかになった坂柳の動機には胸が熱くなり込み上げてくるものがあった。試験始まるまでは平田の男の涙の回以外はやや惰性で読んでいたが終盤の試験は駆け引きがあって久々に没入できた。
特にチェスの緊張感が良かった。坂柳有栖が特に好きになった。以下この巻の軽いネタバレになるが、本巻の坂柳のラストシーンは、綾小路の過去を見ているからこその思いやりある言動だったのであり恋愛的意味では無いはず。このシーンで涙出た。
Posted by ブクログ
一年生終了。
特別試験、10種対決。
B対Dの対決は、悪どいやり口だけどさすがの龍園という感じで、これからの活躍がより期待できる感じ。
綾小路坂柳バトルの結末はいい落とし所でした。堀北の成長を見ようとし過ぎた、という結末にするのかと思いきや、、、
思いっきり悪役が登場して、2年生編ではどう戦うのやら。学年全体で戦う展開もあるかな?
試験での出番はさらっと終わってたけど、平田の変貌ぶりと、終盤の綾小路と平田の話はとても良かった。2年でも活躍してくれ平田。
ということで、最後に短編集で2年生。変わらず期待しております。
これからに期待
月魄理事長代行という綾小路を退学させるためだけに登場してきた
人物がいるんですけど名前がカッコいいけどやってることヤバいです
クラスが協力してて1年の成果を出せてる話だと思いました
ついに決着か!?
綾小路と坂柳の対決が繰り広げられた…!と思ったら、邪魔が入りましたね…綾小路の過去のことを知っている坂柳がいい感じで味方になってくれるといいんだけどなあ〜。2人で理事長代理と共闘とか見てみたいと思ってしまった笑
あとはB対Cも、龍園…おま……!となりましたね笑なんだかんだ仲間思いなのか…今後綾小路との絡みもあるといいなぁ…
一年生終わりとか早すぎる!!
坂柳活躍編
Aクラスと戦うくらいになったDクラス
なかなか良い勝負、見ごたえが素晴らしかった
女キャラのデザイン、性格などはこの作者と原画者がほんとに素晴らしいと思う。
ライトノベルにきてくれてほんとに良かったと思う
またゲームも出してほしいですけど
Posted by ブクログ
さすがの綾小路も坂柳には勝てないのかと思ったら、まさかの外部からの妨害とは…。そりゃ勝てんわ。
試験後に部屋から追い出されたのは不正の証拠を隠蔽するためなのか。
面白い!
前巻に引き続き、安定の面白さ。起承転結がしっかりしていて読み易く、毎巻楽しませてもらっています!次巻も購入するつもりです。
面白い
もう単純に面白いという感想しか出てこなくなってしまった。この1年生編をおえ満足し、どんな感想を書けばいいか悩んだ結果面白いという言葉が1番適している。最高の作品に会えて感謝しかない
鳥肌が立った!
綾小路と坂柳との頂上決戦がついに実現して、その中で坂柳の抑えられない気持ちや堀北の叫びなど見ているとてもわくわくして、なおかつ鳥肌が立ってきた。
Posted by ブクログ
1年生最後の戦いが描かれる。ルールは複雑だが、山あり谷ありで楽しく読めた。クラスを超えた関係が芽生えて、かつ、真の敵?の存在が今後どう影響を与えるか、楽しみ。
清隆の本気が少しだけ見えた
一ノ瀬ほんまに可愛い…
個人的には理事長代行を陰ながら協力して二人で倒して欲しいんやけどね、、、
どうストーリーが展開してくか楽しみ
11巻読みました。
学年最後の特別試験。
Aクラス対Cクラスの対決はいい対決になったと思う。坂柳のキャラクター像も少し見方が変わって今後の展開も楽しみになってきた。
Posted by ブクログ
ついに坂柳と綾小路の決戦でした。戦いのあとにほっこりする場面もありました。また、ある人物が邪魔をしてきてしまいこれからどうなるのだろうと期待が高まります。
Posted by ブクログ
2023年8月現在アニメ化せず。2024年から放送予定。
一年生最後の特別試験”選抜種目試験”が行われる。
対戦クラスを決め、自分たちの勝てそうな種目をそれぞれ提示し、対戦する。
細かなルールは学校側の審査を経て合格であれば適応される。
負けたクラスのリーダーは退学となる。
CクラスはAクラスと対戦となる。
対戦準備を進める中Cクラスの中心人物平田はクラス内投票の結果に納得がいかず、関与を拒否してくる。
そんなオチだよね
第三者の介入までは読めなかったけれど、どっちが勝つのかは予想出来るよね。ただ、教育機関としては今回のような試験内容でいいのかなと疑問に感じられた。
Posted by ブクログ
1年生編最後の特別試験が描かれる巻。対決形式であり癖の強い試験であったように思うけれど、綾小路が奇手に打って出るようなことはなく、また対戦相手となった坂柳も真正面からの対決とある意味これまでのエピソードと比べたら、真っ当な内容となっているように感じられる
まあ、そもそも奇手を仕込む隙が小さく、対決の際に選定する競技も生徒たちの得意分野を優先して選ぶ必要があったからある意味当たり前の展開なのだけど
そういった意味では、この巻でクローズアップされるのは最後の特別試験に挑むそれぞれの心の内側。特に前巻で爆発した平田があのような形で落ちぶれ、そして救済されるとは思わなかったな
平田を退学させる道も選択肢に入れていた綾小路が堀北の為に必要な手札と思い、平田に最も必要な悪魔的助言を行った点も驚きだけど、あの高円寺が平田の尻を叩くような発言をするとは思わなんだ
そういえば、投票の際にも平田を刺激するような発言を敢えてしていたし、高円寺にとって平田はなにか注目する所のある人間だったりするんだろうか?まさかクラスの為に行動する気持ちが沸いてきたなんて事はないだろうし
また、この巻で意外な展開を一つ上げるとすればやはり龍園の復活だろうね。退学しなかったのだからいずれ復活する展開は有るだろうと思っていたけど、それがまさかこのタイミングでしかもBクラスを追い落とす為とは予想外だった!
彼がこの試験で行ったことは奇手が仕込みにくいタイプの試験ではかなりアナーキーな行いであると同時に龍園らしさに溢れた遣り方。Bクラスが敗れた瞬間には思わず爽快感を覚えてしまったよ
以前は力と恐怖によってクラスを支配していた龍園。しかし、その凋落によって逆に龍園の必要性がクラスに再認識された。
これからは龍園の支配の仕方も変わってくるだろうし、新生Cクラスがどれだけの追い上げを見せるのか気になってくる部分が有るね
他には、目立たない程度に香水を使い出した一ノ瀬の心の内とかちょっと気になってしまったりする
そしてこの巻でメインとなるのはやはり終盤の綾小路と坂柳のチェス盤上での直接対決か
序盤戦は別人に因るものとはいえ、両者ともに何の遠慮も無しの全力勝負。チェス描写が控えめだったことにより、迫力についてはあまり伝わってこない部分があったものの、二人がこのような形で戦ったのはやはり貴重な意味を持っているのだろうね
ただ、その後の話を見るに坂柳にとっては綾小路を上回ることよりも彼と戦うことそのものが大事だったのかな
持てる実力の全てを出し切り綾小路とぶつかり、そして長年伝えたかった想いを伝えられた坂柳はどこか普通の少女のように見えた
月城の問題は有るにせよ、これからの坂柳と綾小路は普通の友人のように付き合ったりとか有ったりするんだろうか?……それはそれで想像が難しかったりするけど
前回の投票、平田不在を期にクラスの中心的存在としての素質を確かにしていく堀北。堀北兄からも堀北の素質について言及が有ったし、そろそろ綾小路は堀北を真のリーダーとして成長させるために何かしら手を加えてきたりするのかな、と気になる巻だったように思う
微妙でした
普通に平均以上に面白かったと思います。ただ試験そのものも早送り描写だったので尚更かもしれませんが、妙に記憶に残らないと言うか、あっさりと終ってしまったという感想です。後になって11巻てどんな内容だったか思い出せないような。
まあ龍園と平田が復活したので良しとしましょう。