あらすじ
高度育成高校での二度目の冬休みがやってきた。軽井沢とクリスマスのプレゼントを買いに行くという約束は、軽井沢のインフルエンザにより崩れ、綾小路はイブからの数日を1人で過ごすことになった。
そんな中『えっと、今日、綾小路くんの昼間の予定ってどうなってるかな』、『それは会ってからのお楽しみにいたしましょう。お部屋にお伺いしても?』『この後ちょっと顔を貸せ。30分後にケヤキモールの北口だ』、各クラスリーダーからの電話が絶えない状況となっていた。
一方「綾小路くんってただ暗めなクラスメイト……じゃないでしょ。隠し事があるっていうか」クラスメイトの間で綾小路に関する議論が行われ始め――!?
本作は、学園×頭脳戦×実力主義という異色の組み合わせで、まったく新しい学園ドラマを描き出します。物語の舞台は、希望する進学・就職先にほぼ100%応えるという超エリート校・高度育成高等学校。毎月10万円相当のポイントが支給され、校則も自由——まるで理想郷のように見えますが、その裏には“実力至上主義”のシビアなルールが存在していました。頭脳、運動能力、交渉力、あらゆる能力を駆使しなければ生き残れない環境で、学生たちは時に協力し、時に蹴落とし合いながら生き抜いていきます。
特におすすめしたいのは、知略戦が繰り広げられるスリリングな展開と、伏線の巧みな仕込み。登場人物たちが繰り広げる心理戦や策略は、まるで極限状態のゲームのようで、読者の予想を裏切るどんでん返しの連続。さらに、表には出さない主人公の底知れぬ実力が物語に深みを与え、ただの学園ラノベにとどまらない魅力を生み出しています。
知略系のストーリーが好きな方、緻密に張り巡らされた伏線を回収する爽快感を味わいたい方に、間違いなく刺さる作品です。学園ラノベの新境地を切り開いた本作、ぜひ手に取ってみてください!
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Posted by ブクログ
冬休み編。
休憩?回で、ネタが多くて面白かった。
いきなりジムの真嶋先生から笑えたし、冷徹綾小路も男友達を遊びに誘うのは大変というのも、ヨーグルトメーカー綾小路もキャラ崩壊してて面白かった。
初めて綾小路がクラスメイト達の話題に上がってたけど、どういう話し合いになるのかも想像つかないし、これから評価がどんどん変わっていきそうですね。そこに他クラスも綾小路を認識し始めてきて、絡んでくるんだからなおさら面白い。
特売だったり売れ残り品探しに行ったり、今回はやけに綾小路に親近感がわきました。
坂柳が拗ねてるのもレアだなーと思ってたら、坂柳と雪道のシーン。ここまで動くとは思ってなくてびっくりした。戦線が乱れすぎてますね。。。
忍者のような山村がやたらと出てきたけど、なかなか重要な手駒のようで。これからもまだ出てきそうな気配を感じます。
久しぶりによく出てきたひよりさんは健気感がすごい。でもさらに恋愛戦線?が混乱してくるようで大変です。
そんな中で、須藤平田は本当に癒し枠で助かります。
どんどん色んなキャラが綾小路に絡みまくってきて、面白くなってきましたね。
次は坂柳龍園が戦うのか?まだ先なのか?は分かりませんが、次も楽しみです。
匿名
白波との序盤の会話もそうですけど、綾小路は一之瀬クラスに対しても教師目線で接してますね。最終的に一番の問題になるのは茶柱との因縁を引きずる星之宮でしょうか?