感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
火箱さんとがん患者の野球ナイトゲームデート‥切なすぎる‥
患者と向き合うことを知った火箱さんが涙をこらえて必死に思いやって、心境の変化が垣間見られる。そして岸先生が講演でアミノ製薬を告発するような描写。これは急にリアルではない感を受けたけど、ここまで言われてアミノ製薬潰れないのね‥大きな力が働いているのだろうとそこだけリアルさ感じました。
放射線科の高柴先生。岸先生とは違う物腰の柔らかいスタンスで相手のことを懐柔する。あの岸先生が頭を下げて宮崎先生をお願いするほど‥良い先生なんですね。
匿名
火箱さんと竹田さんのデートがなんとも……。
「優勝できなくても負けたくなかったんだよね。わかるなあ」
「……僕もさ、火箱さんのものにしてもらえないかな」
「……お薦めしないんですけどね 私みたいなのは それでもいいって言うんでしたら 退院したらもう一回」
視界がぼやけてしまって仕方がない。
薬
以前米国の製薬会社の闇を暴く的な映画を観た事があったが、
読みながら思い出してた。
人間、想像も付かない程の金が関わるとどこまでも残酷になれるもんだな、と思ってしまった。
告発
一部ご紹介します。
・「副作用の隠蔽、誰だってわかる、やってはならないことだ。
だがしかし、アミノ製薬はリスクを承知で手を染めた。なぜか?罪を犯すリスクに倍するリターンが彼らには見えたからだ。
アミノ製薬だけじゃない。副作用の隠蔽が露見した製薬会社は、5社や10社ではくだらない。
そう、この事例はよくあることなのです。今、この瞬間も世界中の病院で、同じことが進行中だ。
この症例では患者は死亡しました。死後に剖検して、初めて見える壊死組織の冷たい色、苦しみに耐えながら患者が何を願っていたのか、アミノ製薬の連中は想像もできないのでしょう。
グローバル化による開発費の高騰、大手メーカーでさえも、一つの躓きでハゲタカたちに狙われる。
製薬会社はやがて考える。ミスはできない。
その考えが悪を生む。悪性で組織的に広がっていく癌と同じだ。
みなさんがた、臨床医の道具を守るためには、治療が必要です」