あらすじ
岸京一郎、職業・病理医。直接患者と会うことなく病気の原因を調べ、診断を下す医者。医師らは彼について、こう語る。「強烈な変人だが、極めて優秀だ」と――。患者の命を救うために必要なものは、優秀な医師と、よく効く薬。苦しむ患者や悲しむ遺族をひとりでも多く助けたい――信念に燃える女・火箱直美が動き出す!
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Posted by ブクログ
MRの火箱さん本領発揮の巻‥
こんなに黒い営業するのがMRなんでしょうか‥
結果さえ出ればそこまでに金をかける(下手したら夜のお付き合いもしそうな‥)。
そんな火箱さん、薬で世界の人々を救いたい思いがある?のに治験の結果が改ざんされていたことを知って真っ当な道に戻ろうと‥人間味があって良いです。
答え合わせ
一部ご紹介します。
・「レアケースっていうのは、逆に言えば、”いつか必ず起こる”ということだからね。大事なのは、目の前の無駄に医者が心を折らないこと。
間違いは小さいうちに直せばOK。無駄と思われることを続けるのは大変だけど、やっておいてよかったと思える時が必ず来る。そう思えば、徒労に思える時間も君のためになる」
・「剖検するのは、医者を採点するためだ。答え合わせといってもいい。
診断は正しかったか、見落としはなかったか、治療は正しかったか、診療行為自体が患者の命を縮める結果にならなかったか。
臓器は雄弁だ。検査値やCTなどよりずっとな。だがね、もう何をやろうが、患者自身が生き返るわけじゃない。
じゃあ何のために?見ず知らずの未来の患者が、もう少しだけうまく治療される。
剖検される患者も、同意した家族も医者もそれだけのためだ。”未来の誰かの命のため”にだ。やった剖検には、必ず意味はある」
ちけん
凄く嫌~な気持ちにさせられる回でした。。。
巷に溢れている薬や、病院から出される薬。何かや誰かか実験体となってくれた事で成りてっているものなんだ、と改めて実感させられた。。