【感想・ネタバレ】大奥 18巻のレビュー

あらすじ

ついに王政復古の大号令が…!!事態は将軍・慶喜の思惑とは違う方向に進みはじめ、大奥も安寧ではいられず!?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

宮様の涙にはもらい泣きしてしまう。
黒木が真っ直ぐで、初めは勤めを果たそうとしたのに
反対を唱えるのもその理由も彼らしい。

孝明天皇と家茂の信頼関係、史実でも厚かったのに
家茂公のご病気が本当に辛い。

慶喜の方便なのか事実として描かれているのかわからないが
会津は徳川大事だからこそすんなり命をきくだろうに。
折角徳川や京都や帝のことを描いているのに
会津のことがいまいち描かれないのは少々不満である。
勝海舟の描写も個人的に不満。
そして上様の訃報が黒木との話中に齎されるとは。

せめてもと花などを届ける黒木の心遣いも泣けるし、
それでは到底埋められない親子の気持ちも分かる。
辛い事実だけれど、志摩さんが本当のことを伝えてくれて良かったと思う。

花びら餅、家茂公も本当に一緒に食べられたら良かったのに。
別の籠に移されただけなのかもしれない
という瀧山のモノローグも悲しい。

何を見ても悲しい
どうせ何見ても涙は出るのならせめて綺麗なものを見て泣いておくわ
と泣かれる親子様にまた悲しくなる。

孝明天皇も身罷られ、この辺りから史実ももう
辛いことばかりで息苦しくて仕方無く、
この物語も大筋は史実に沿うであろうから悶々とした気持ちだ。
王政復古の大号令。
700年近く続いてきた武家による政の仕組みそのものが消え失せた。
なんと重いことだろうか。

0
2025年07月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大奥第18巻、家茂が大坂城にて亡くなり、慶喜は大政奉還を決める。

国のことを考え、病気を押して大坂城に行った家茂が、亡くなる直前まで和宮のことを思いながら、二十歳で亡くなるシーン、訃報を聞いた和宮を描いたシーンなど、泣けるところが多すぎ。
慶喜の振る舞いには腹が立つばかりだが、それを見越した滝山や天璋院の対応に人柄が現れている。家茂は夭逝ながら、素敵な人たちに支えられていたのがせめてもの救いだと思う。

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2024年07月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やっと読めた。18、19と連続で読まないと楽しめない気がしてたので。

「私ができることはこの身一つを使う以外にないのやもの」
この人の歩んできた人生を物語る棘を持つ言葉。
黒木の受けごたえも良過ぎる。

家茂の訃報を聞いたとき、家茂の最期の言葉を伝え聞いたとき、家茂の幻影とともに花びら餅を食すとき、、、嘆きと弔いのプロセスを丁寧に丁寧に描きこんでる。たくさん泣いた。

瀧山に漂う不穏な空気。どこがどうとは言えないけれど。こういう空気の描き方が本当にうまい。

0
2022年06月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

涙腺崩壊必至の家茂の死。
前巻から心構えは出来ていたのに、泣かされた~。

徳川幕府の終焉と武家社会の崩壊。
とりかえばや大奥も終わる…。
最終巻は来年の冬か。

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2020年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

周りの国はみんな男が国を仕切ってる、女が政治をしているのは時代遅れ!
実は、男も女もみんな一緒に政に参加するのはむしろ進んでいる……。

このくだり、現代日本へのものすごいブーメランだなあ。

この漫画がスタートした2004年には、metooやフェミニズムがここまでブームになる世界は想像もできなかった。
歴史に残る、伝説的な漫画って、最初は時代を先取りしすぎていて一部のコアな人しかついてこないけど、あとから時代が追いついてくる。
特に漫画は、他のメディアに比べて作品の始まりから完結まで何年もかかるから、往々にしてこういうことが起こるなあ。

そして、本編の後の予告を見て、「あ、そもそも赤面疱瘡からこの話始まったんだっけ」ってなった。
そんなものもうなかったことのように、ここ数巻進んでたな。
最終巻、今から楽しみ!

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2020年06月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大政奉還。鳥羽伏見の戦い。
最後の将軍、徳川慶喜。

ここまで来てしまったんだなぁとしみじみ。
あと一冊。
男女逆転大奥もクライマックスです

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2020年06月27日

ネタバレ 購入済み

薩長連合

薩長連合が成る。日本史の英雄、坂本龍馬も視点を変えると別の見方になるんだよなぁ。
そして、二代続けての将軍の死に方が・・・
サイコパスな将軍家内情が続いた後の、良い人な将軍二人が連続してと言うのはキツい。

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2024年10月03日

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