あらすじ
NASAを離れ、ロシアで"宇宙飛行士(コスモノート)"を目指し試練に挑み続ける弟・日々人は、ついに審判の時を迎えた。一方、月面で"シャロン天文台"の建造ミッションを進める兄・六太にも、太陽嵐の影響でタスクの変更が指示される。地上の夜を照らす光と、月を覆う闇。南波兄弟の運命を、太陽が揺るがしていく!
...続きを読む
あなたの幼いころの将来の夢は何ですか?もし叶わなかったのなら、その夢をあきらめたのはいつですか?「夢を持ちなさい。」、「夢を簡単にあきらめるな」と人は言うが、そう簡単に誰しも夢が叶うわけではない。一度現実を見てしまうと人は、夢を追いかけることを捨て「どうせ無理だ」とブレーキを踏んでしまうものである。
宇宙飛行士の弟・日々人を持つ兄・六太は、幼いころにした「二人で宇宙飛行士になる」という夢を果たせず、また一人先に宇宙飛行士になってしまった弟に対し嫉妬心を抱いている・・・。そんなある日、六太のもとへ新規宇宙飛行士選抜試験の書類審査通過の通知が届く。六太は兄として日々人に引っ張られることを嫌がりながらも、忘れたふりをし続けた「宇宙飛行士になりたい」という思いを抑えられずにいた。
立ちはだかる数々の試験を突破し、六太は無事宇宙飛行士になるという夢を叶えることができるのか!?挫折と苦悩が入り混じる、31歳無職の男の挑戦に目が離せない。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
毎回最高すぎる宇宙兄弟だが、今回は本当の本当に最高だった。
「諦めってある意味では、決意に似てるよな」
「君の過去のことは知っている。
知ってはいるが同時に、知ったことではない」
オレグ・ポルシェマン室長のこのセリフがすごくすごく素敵だった。
日々人が「振られたけれど嫌いになれない恋人」と例えたNASAとの対比。
「我々は孤独だ。だが一人ではない。We are lonely,but not alone.」
「俺、もう、地球人でいいや」
宇宙兄弟は、心にとどめておきたい言葉であふれている。
Posted by ブクログ
日々人が、俺は今もNASAを好きなままだよ
というのが嬉しくもあり切なくもあり。
諦め切れない事の為に諦めることもあるんだよ
というのが印象的な言葉です。
諦めってある意味では決意に似てるというのは
確かにそうかもしれないなと思うのです。
断つことで覚悟を決めなければならないこともある。
バックアップクルーをこの中から選ぶというとき、
「俺の事だ」と、根拠もないし自信もないけど思う
という感覚とてもよくわかります。
ただ絶対を握り締めた、という言い方が良いし、
オリガが日々人の中で結構な支えになっていることも感じます。
訓練の中で1番多く名前を呼ばれた者をカウントしているチェック方法、面白いし
かなり的を射ている気がしました。
室長が日々人に
君の過去の事は知っているが同時に知ったことではない
と言うのが凄くほっとできる言葉だなと思いました。
オリガが手作りのネックレスをくれることも素敵だし
一生懸命調べてくれたんだろうなと思います。
マクシムが洗剤を持ってきてくれるのもなんだか良いです。
日本の習慣を知らないとは言え最初は不気味だと思っていたのに、打ち解けてくれているのだなと感じられます。
基地の停電などの状況は不安ですが、
フィリップが俺もう地球人でいいと思えるのが
とても良いエピソードでした。
Posted by ブクログ
日々人、周りからの信頼をささっと得ているように見えるけど、これも地道なコミュニケーションがあってこそなんだなと感じた。
フィリップがあんなにエディをリスペクトしてるとは…
私もオーロラの中に入ってみたい!
Posted by ブクログ
無事コスモノートになれてよかった。
腕相撲は、オリガ引っかけで見事にやられるヒビトがかわいい。
月面では、CMEがやって来て完全停電。電気がなくなると空気もなくなるからこわいよね、月面。
ヤァマンしか言ってないジャマイカの星フィリップが過去にエディに影響を受けて宇宙飛行士になったのは、面白いね。こういうちゃんと背景を与えてるのが素敵だ
Posted by ブクログ
宇宙兄弟は脇キャラが良い。
ジョーカーズも良いけど、日々人のロシア人の新しい仲間たちもそれぞれキャラが立ってますね。
コスモノートの一員に選ばれた日々人。
太陽嵐の影響で月滞在日程が延長された六太。
今回のミッションで兄弟が月で並び立つ奇跡がもしかするとあるかも?
宇宙が大好きな人達だから宇宙への滞在が長くなってよろこぶかと思いきや、閉鎖空間や進まないタスクなどでストレスになってしまうのでしょうね。悪いニュースが重なった時でも伝える順番に配慮するなどしてキャプコムの苦労も垣間見えました。