あらすじ
川本家に自分勝手な提案をする彼女たちの父親・誠二郎に、一歩も引かずに渡り合った零。あかり、ひなた、美咲、相米二、川本家の皆が彼の存在の大きさを感じていた…。零が自分の幼少期から現在に至るまでを振り返ったスピンオフ「ファイター」も併録。
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これは、様々な人間が「何か」を取り戻していく、優しい物語。そして、戦いの物語。(公式サイトより引用)
主人公の桐山零は、将棋界史上5人目となる中学生でプロ入りした若手棋士。幼くして家族を亡くしてから深い孤独を抱えていた彼が、三月町に住む川本家の三姉妹と出会った。健気であたたかい三姉妹との交流を重ねるうちに、人の優しさを改めて知り、人間的に成長していく、というヒューマンドラマである。
棋士たちが背負う想いがぶつかり合う熱いバトルがメインのお話だが、三姉妹との出会いとほのぼのしたかけ合いが、バランスよく描かれている。将棋漫画でありながら、人と関わる大切さを教えてくれる、儚さと強さを秘めた作品である。
いろいろ疲れていた心にじわじわと染み入る特効薬はいかがですか。
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Posted by ブクログ
おじいちゃんの言うとおり、零くんは大人相手に
一歩も引かずここまで来たわけだから
確かにただの妻子捨男なんて敵ではないかもしれない。
結束してるつもりで出口のないルールに取り込まれ
いつの間にか父親を中心に動かされる怖さ。
だからこそ他人が加わって常識に引き戻されるのも大事だ。
将棋の一戦をこんなに面白く描けるの、笑ってしまう。
単にギャグではなく人間像の奥行きも見えてくる。
そして捨男に対して零くんが将棋に喩えて
「あなたは短期展望しかない」
「詰んでからが長くて汚い」
とはっきり言うところが良いし、
カッコウという地雷を踏まれてキレるのも
感情的にならず詰めていくのも恰好良い。
「これ以上長引くなら前向きに面倒な方へ持っていく」
という宣告も良かった。
そこまで言われても諦めず、折角の日曜日を台無しにしてくる。
しかも、子供を連れて。
人でなしとしか言いようが無いが、頭が悪いからこそ
娘たちの拒絶が本気でショックだったのならまだ良かった。
おじいちゃんが零くんを仲間のように思ってくれていたというのは嬉しくなる。
思い詰める部分をひなが助けられるだろうという考えも好き。
脳のハードディスクがパーテーション分けされてない
という表現が面白い。
全部がぐるんぐるんになって同時にいろんな事を考えてしまう。
散漫になるのではなくて同時進行で、行動もぶっ飛んでくるのが笑えた。
人への愛
家族をあっさり捨てて他の女性に走った下劣で愚劣で卑劣な男。自分の都合だけを考え、捨てた家族も利用しようとする。妻と娘を不幸のどん底に落とされた老父は、その男を殺そうとすら思う。主人公はその男からその家族を守ろうと奔走する・・・とんでもない展開だけど、この話の顛末には作者が人に向ける優しい目が感じられる。
ヤバい人だった。。。
お父さんの思考がヤバいよ。ってかこんな人、本当に世の中にいるの?って疑いたくなるくらいヤバい人でしたね。零ちゃん、よく立ち向かった!!雷堂さんにもよく立ち向かった!!大暴走してましたが。笑
ようやく落ち着ける環境になって良かったです。
このまま平和になってください!!
Posted by ブクログ
2015年9月30日
3月のライオンは私の心の漫画です。
まさかのプロポーズで終わった10巻からの展開。
いやー、本当に、素晴らしいです。
一つ一つのエピソードが、切なく、悲しく、愛おしい。
羽海野チカ先生、神がかってます。
桐山くんの過去が切ない。
自分勝手に振る舞っていたらこんなに苦しくはならなかっただろうに、イイ子でいることが自分も周りも壊してしまったのはあまりにも辛い。
Posted by ブクログ
・105 婚約にも判例では拘束があるとされてます。解消時には、準備に使ったお金の賠償とかね。
・106 VSOP、XO、山崎は12年までだと思っていましたよ。
・107 ライト、カメラ設置なら、ホームセキュリティを契約しろと。
・108 雷堂の語尾に☆やkwskとか若者ことばが並ぶのは、若者大好き?
・110 誠二郎が出てきてから、零もかわりました。
・112 川本三姉妹と雑魚寝。「オレならゴール」?
・113 中洲みたいな陸地の誠二郎と美香子から、流れていく美香子に帯同する4人。恐怖すら感じました。
義理の妹とその病床の母という新たな犠牲者が誕生というのは、今後どうするのでしょうか。にしても、モモと同じ年くらいというのに、誠二郎の節操の無さが出ています。
・114 アニメだと茅野愛衣さんなので感じませんでしたが、あかりが婚期喪失予備軍みたいな扱い。香子に零が人妻(あかり)と付き合ってる?な話もありましたし。
ところで、ひなたの認識無視で、婚約が勝手に進んでいると思うのですけど。
Posted by ブクログ
零ちゃん男前すぎ。
物語の初めの頃に比べると、同一人物とは思えない程の前向きさと行動力。感服しました。
あとはあかりさんの幸せを願うばかりです。
そう言えば、雷鳴の香子さんは今頃どうしてるんだろう。
手巻き寿司おいしそう
毒親の川本父がほんとうにクズすぎて、そこに負けない零君にエールを送りながら読んだ。娘たちに否定された途端に「関係ない人たち」呼ばわりするとか、どうすれば相手が傷つくかを良く知っていてこうして世を渡ってきたのだなと分かる。居酒屋のお会計のとことかも。でも所詮はザコなのだ。零君の活躍と暴走がやっぱ色んな意味で天才だと思った。
Posted by ブクログ
雷堂先生と捨男とのダブルヘッダーはきついわ… 零もあかりもがんばったな。なんか雷堂先生のキャラに救われた気がする。ポジティブ大権現様。手巻き寿司と餃子にしあわせのモフバーガー。そういえば、棋士の先生たちのポスターってこの巻だったな。