【感想・ネタバレ】3月のライオン 10巻のレビュー

あらすじ

零と同じ高校に進学し、充実した日々を送るひなた。3年になり、やり直した高校生活を自分なりに振り返る零。2人のもとに思わぬ人物が現れて…。珠玉の第10巻!!

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これは、様々な人間が「何か」を取り戻していく、優しい物語。そして、戦いの物語。(公式サイトより引用)
主人公の桐山零は、将棋界史上5人目となる中学生でプロ入りした若手棋士。幼くして家族を亡くしてから深い孤独を抱えていた彼が、三月町に住む川本家の三姉妹と出会った。健気であたたかい三姉妹との交流を重ねるうちに、人の優しさを改めて知り、人間的に成長していく、というヒューマンドラマである。

棋士たちが背負う想いがぶつかり合う熱いバトルがメインのお話だが、三姉妹との出会いとほのぼのしたかけ合いが、バランスよく描かれている。将棋漫画でありながら、人と関わる大切さを教えてくれる、儚さと強さを秘めた作品である。
いろいろ疲れていた心にじわじわと染み入る特効薬はいかがですか。

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マジか⁉︎

最後の最後に想像の斜め上を行く展開でした。
人生の飛び級って感じですかね。

2
2014年12月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

零くんが幸田家に挨拶に行く話は印象的。
けじめで挨拶に来ただけでもう来るつもりもなく、
タロウと会えるのも最後だと零くんは思っているのだろう。

後ろめたいままではなくて、まぁもういいか
と思えるようになったなら、やり直した甲斐はある。
3分先は光、
いっこいっこやるしかないと人から貰ったものを大事
前を向けるようになったのがとても良い。

脇役の棋士の読み切りはどれも本当に素敵で
短くてもぐっと引き込まれる。
深海で得体の知らない生き物を見る、静かで怖く
深い描き方にぞくっとした。

生ぬるい雨の匂いという表現も好き。

父親を家にあげなければ良いのにと思ってしまうが。
零ちゃんが早めに着いてくれて良かった。
深刻な空気が分からずコーンクリームコロッケを食べながら
コーンクリームの歌を歌っているモモちゃんがリアル。
あかりさんだって長女とは言えまだ歳若く、
事がことだけに冷静でいられる訳もない。
相手がきっちり社会人であることも知らない男に
はっきり事実を突きつける零ちゃんがすごいし、
協力してくれる先生たちも好きだし、
妻子捨男のネーミングがぴったり過ぎる。

「他人の気持ちを考える人間」が
「何も考えてない人間」に勝てる訳が無い。
だから空気が読めない桐山、という先生の言い草は
ちょっと酷いものの、
すきな女の一大事に「空気読んでて何も出来ませんでした」
じゃ男に生まれた意味がない、というのが恰好良い。

0
2025年04月30日

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事実

掲載誌休刊で前作を抱えて掲載先を探し回り、10巻まで辿り着いたこと、大病の手術を前に本作の10巻を世に送り出せたこと、入院を前に手塚治虫文化賞を受賞したこと、「ファイター」のBUMP OF CHICKENは作家デビュー当時から聞いていたこと。あとがきで語られた事実は驚きの連続。

0
2022年12月31日

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毒親登場

一巻からの主人公の孤独に少しづつ答えが出て、ひなちゃんも楽しい学校生活を送っていて…と安心していると、まさかのサイコパスな父親登場。記憶に残るクズさがすごい。こういう人、本当にいるんだよね…。

#切ない #深い

0
2021年10月23日

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桐山、世界一格好良いよ

ひなたちの祖父が倒れた上に、父親が現れ、穏やかな生活を壊します。
桐山は愛しい日常を守るために、川本家の問題に介入し、ひなと結婚宣言をします。
周りに無関心を装い孤独に震えていた少年が、立派になって興奮します。

0
2021年07月03日

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川本家に再び暗雲。
妻子捨男vs桐山。
桐山くん凄い稼ぎだ…。
対決の切り口が斬新すぎて笑いが止まらない。

0
2020年08月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・95 日暮里って、生地屋が多いのでしたっけ?問屋なら馬喰町?
・96 プロとしては将棋で負けるわけにはいかないと。いじめ事案は、ちほとセットで考えてしまうのでした。零はひなたひとりに局所化してますけど。
・97 前にもあったような。現在の零があるのも、苛烈な環境あったゆえ?
・101 入江は幼年期の遠泳という苦行を冷やしあめで確認することでモチベーションを維持。最後に冷やしあめということは、入江は勝った?
・104 ひなたの気持ちを確認せずに、零の婚約宣言は暴挙としか。
閉園する駅ビル屋上の遊園地での傘をさすひなたが表紙ですが、遊園地がひなたと父の思い出の場所が悲しみの象徴の雨とセットなのがなんとも。

0
2018年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

気づけば10巻。

もうすっかりこの世界の虜に…。

ひとつ問題がかたづいて、新たに起こる問題に、
心配で、しかたないのだけれど。
ここまで読んできて、桐山くん、川本家のみんな
そして、彼らをかこむ友情や愛情に
それを乗り越えるための
どんな展開を見せてくれるのか期待もしている。

ますます目が離せない。

0
2015年09月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

3月のライオンというこの作品は本当にすごい。
蜂蜜とクローバーも好きだったが、この作品はそれ以上かもしれない。
特にこの刊では主人公零の精神的な成長が丁寧に描かれている。主人公のみならず、様々なバックグラウンドの人間の生き様をまさに将棋を通して描き出す様は圧巻だと思う。
心に響く作品。

一刻も早く次の刊が読みたい。作者の羽海野 チカさんは苦労してこの作品を作ってらっしゃる天才なのだなと感じた。

0
2015年04月17日

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ネタバレ

将棋と学校生活とプライベート。
一歩一歩、確実に前に進んでいる桐山君(をはじめ、登場人物の一人ひとり)の姿に、どの巻でも心を打たれ、いつも涙を拭くティッシュを抱え込んで読んでます。
まぁ、将棋部新入部員人数の件は・・・アレですが(^^;
桐山君の、川本家を守るための闘いが始まりました。
さすが棋士。
相手がどう出てくるかをじっくり読み、自分の出方を捻出。
「そうきたか…ふむふむ」
と食い入るように見てしまう野次馬の読者(観戦者)になってます。

この漫画のおかげで将棋という世界の奥深さを知ることが出来て感謝です。先崎先生のコラムもありがたい。
将棋を知ると、落語もまた面白味が増すわけで(将棋ネタ多いからね)。

0
2015年02月08日

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強くなったなあ

語られなかった三姉妹のお父さん初登場。典型的なダメなお父さんに対して桐山くんそう出たか!
次巻もたのしみです。

0
2014年12月29日

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ネタバレ

桐山くん、かっこよすぎるわ!胸がキュンキュンでした。桐山くんは最初の頃に比べて強くなったなぁ。この巻は、学校、対局、川本家のエピソードのバランスがいいと感じました。イラっとさせる新キャラの登場に負けるな、桐山くん!

0
2015年04月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

温かいエピソードが続くのかなと思って油断していたら、終盤で川本家最大の修羅場が訪れて。
零ちゃんがとても頼もしかった。

0
2016年04月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

10巻はほんわかしてるなぁとまったり眺めていたらいきなり、波乱になってきてびっくりな展開。桐山くんがしっかりしているおかげで安心して見える一面も。やはり、桐山くんはしっかりした人である。素晴らしい。おじいちゃんの件とかお父さんの件とか、ゴタゴタすぎるからうわぁーとなった。しかし、早く次が読みたい。

0
2015年03月26日

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