あらすじ
この国の平安と、愛する人の無事を願う於通(おつう)の内なる戦いは続く!! ――文禄の役を強行した秀吉(ひでよし)。武将たちが肥前・名護屋(ひぜん・なごや)に集結し、女たちが残された大坂城――。淀の方(よどのかた)、再び懐妊の知らせに、城中が沸き立つそのとき、於通の目に、衝撃の光景が映り……!?
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Posted by ブクログ
少女期の斎藤ふく(のちの春日局)が不美人に描かれていて...実際そうだったの??
ふくは幼いとき於通と出会っている。(1巻)
父親の斎藤利三が処刑される場で泣きわめいているところ、於通からお手製の花染めの手巾をもらったのだ。
それからは、ずっと心の慰めの品となり、於通を憧れのお姉さんとして、いつしか再会したいと想うのであった。
於通の源氏物語の講義中に、ふくは水簿らしい身なりで自分も受けさせて欲しいと願い出る。
そんなハングリー精神は立派。
綺麗な身なりの女御さんたちに睨まれようが、そんなこと御構い無し。
武家の男子が学ぶ儒学も習得したいとは、この時代にしては頭の中が男子化しているニュータイプのおなごで勇ましく、こういった人、好きだなぁ。
今後も登場しそうな気がしてならないのだけど、どう於通と絡んでいくのか楽しみだ。
Posted by ブクログ
いったんは別れた信輔と於通の間がまた近くなってきたようで、それはうれしいですけど、信輔は左大臣をやめて名護屋に行って、於通の義兄弟の真田兄弟と会ったりしてって、なんか忙しそうです。
お互いに好きだし、左大臣もやめちゃってるから、さっさと於通と結婚したらいいのにって思うのは、この時代ダメなんでしょうか。
淀君の不貞の疑惑はよく聞きますけど、確かにあれだけ側室がいた秀吉に子がいたのは淀君だけだと、周りも怪しいって思うかもしれないですよね。
波瀾万丈な於通の人生。
これからどう進むのか楽しみにしてます。
なんと
茶々の執念はものすごい。
まあこの時代托卵は今よりもっともっと多かったのだろうなぁ。
そして秀吉が殺戮を犯したから秀吉の子は死んだのだという説に納得させられてしまう。