【感想・ネタバレ】チンギス紀 八 杳冥のレビュー

あらすじ

モンゴル族の統一をかけた大きな戦いに結着がつくも、敗れた者たちはそれぞれに生き延びる。その中には、命ある限りテムジンの首を狙い続ける者もいた。テムジンはモンゴル族統一後も、遊牧だけではない生活を見据え、積極的に動く。軍の南の拠点となるダイルの城砦を訪れ、さらに大同府へと向かう。大同府には、かつて一時期を過ごした蕭源基の妓楼があった。そこでテムジンは轟交賈の男と出会う。しかし、そのような状況下、草原を生きる者たちに激震をもたらす出来事が、ふたたびテムジンを待ち受けていた。好評第八巻。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

折り返しの巻として、まさに物語の核となる巻だった。当初のうちは、進み具合がゆっくりめだけど、その分じっくりと書かれているので、いつ大きなスケール展開となるか期待していたが、まさにこの巻は充実した内容でとても読んでて感激した。ストーリー展開はなるべくしてそうなる展開ではあるが、物語の起伏に伴う感情の高ぶりがとてもうまい。負けたり老いたりで退場する人も多く、新たな展開に楽しみ(なんとか毎月の文庫刊行に合わせてる)。

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2025年06月20日

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