あらすじ
新連載を掴み取った最高と秋人だが、実はギリギリでの会議通過だったと聞き、掲載までの期間により最上の作品に近づけようと模索し続ける。そうして出来上がったマンガが遂に掲載され、読者の審判が下る!!
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圧倒的にリアルな漫画家の実情!
『デスノート』の原作:大場つぐみ×作画:小畑健による漫画家を目指す二人組を描いたストーリーです。
作中に出てくる設定は実在するものばかりで、漫画家の実情や小ネタが満載です。また、ジャンプで人気漫画を連載するために努力を重ねる姿を見ていると、こちらまでアツくなります!
主人公のサイコーとシュージンは、ジャンプ漫画の三原則「友情・努力・勝利」に、まったく沿わない漫画を描いていきます。これは、ジャンプらしさがない『デスノート』を描いた大場・小畑コンビによる、『デスノート』の作り方を描いた作品と捉えることもできます。
厳しい漫画家としての道を目指すアツい作品、ぜひともオススメしたいです!
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Posted by ブクログ
表紙で魂抜けたエイジファンは私だけではないはずだ!!(笑)
というわけで、バクマン。11巻今日購入しました。
本誌で読んでいなかった内容が多かったのでかなり期待値大でしたが、
それを跳躍した面白さ!
サイコーたちの連載も順調(厳しい条件付きだけど)で中だるみしやすい時期なはずですが、全くそんなことを感じさせないのは周りのキャラ達の活躍があるからですね。ヒマラヤより高いプライドの岩瀬も憎めないキャラ。本人は自分の感情に素直に生きているだけだと思うのですが、そのプライドの高ささえも活用してマンガにのめりこんでいる(自然とさせられている)ような気もします。最初は嫌味なキャラととらえられてもしょうがなかったのに、今巻で本当に高木のいいライバルになりました。そこまで考えて作者さんは岩瀬というキャラを早期から出していたのかな・・・と思うと感慨ものです。当然ながら全く安心させないストーリー展開は見事だと思います。亜豆との恋愛展開も忘れていませんしね。
そして非常に印象に残ったシーン。
①41Pのサイコーの台詞。これも現実のマンガを取り巻く状況に合わせているのかと勘繰ってしまう(実際にはどうなんですかね?本誌で載った時に例の話題は上がっていたのかな?)
②やはりサイコーがアンケート1位の結果をおじさんの墓に持って行った時。
③エイジが原稿ぶち破ったシーン。破っちまった!!!(笑)
他にもたくさんありますが書ききれません。それくらい密度の濃かった巻でした。
P.S.
・台詞なしの「CROW」、リアルに全P読みたい。
・「にのまえ」てあれか、SP・・・
岩瀬だけデスノ……w
あずきを無理矢理+ナチュラルの声優にしようとした時の岩瀬だけ、世界観が狂ってる表情してて面白いです。岩瀬だけがデスノの登場人物だった笑
Posted by ブクログ
毎回主人公のマンガ家2人、サイコーとシュージンのマンガに対する熱意と愛情には感服しっぱなしである
それでいて、家庭や恋愛においても手を抜かないというのは少し完璧すぎるような気もするが、彼らならあり得るかも、と思ってしまうのは、作品の良さからだろうか
ちなみにネタバレになってしまうが、今回の一位票となったアンケートをサイコーが叔父の墓に見せにいくという画は非常に感動した。彼らの努力が報われた反面、これからもずっと続くであろう作品に対する苦悩に立ち向かうという決意。物語の岐路と言ってもいい巻である
Posted by ブクログ
大場&小畑コンビはネームの形からやっているわけで
文章だけの原作をするふたりを描くことに挑んでいるのが
とても興味深く感じる。
作家、編集、それぞれがみなプロ意識を持ち
真剣に挑んでいることが恰好良い。
特に真城・高木コンビと服部さんの信頼関係は
見ていてとても痺れるものがある。
最高がついてきてほしい、といったとき、相方の高木でさえ
事情を把握していないのに、わからないけれど真城を信じて
あっさり承諾するあたりもとても好きだ。
岩瀬も若干だが救済されている巻。
実際にひとりの作家がふたつも連載を持ち
それが付け焼刃ではないコラボをしていたとしたら
とてもわくわくするだろうと思う。
PCPもとても実際に読んでみたくなる。
相変わらず大場先生の推理ネタは面白い。